Slack定型文の登録方法を完全解説!効率が10倍になる3つの方法

プログラミング・IT

Slackでビジネスメッセージをやり取りしていると、「お疲れ様です」「ご確認お願いします」「承知しました」といった挨拶や定型文を何度も入力することになりますよね。

毎回同じ文章を打つのって、正直めちゃくちゃ面倒です。

実は、Slackには定型文を効率的に使う方法がいくつもあります。この記事では、初心者から上級者まで使える定型文登録の方法を3つ紹介しますね。

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方法1:Slackのワークフロービルダーを使う【有料プラン限定】

まず紹介するのは、Slack公式の「ワークフロービルダー」という機能です。

ワークフロービルダーとは?

特定の条件で自動的にメッセージを送信したり、フォームを表示したりできる自動化ツールのこと。簡単に言えば、「こうなったら、こうする」というルールを設定できる機能です。

使い方の手順

  1. デスクトップ版Slackの左サイドバーから「ツール」をクリック
  2. 「ワークフロー」を選択
  3. 「テンプレート」から使いたいものを選ぶか、「新規作成」をクリック
  4. トリガー(実行条件)を設定する
  • 新メンバーがチャンネルに参加したとき
  • 特定の絵文字でリアクションしたとき
  • スケジュール(毎日決まった時刻)など
  1. 送信するメッセージ内容を入力
  2. 「公開する」をクリックして完成

ワークフロービルダーのメリット

  • チームメンバー全員が使える定型文を作れる
  • 複雑な自動化も可能
  • フォーム入力と組み合わせられる

デメリット

  • 有料プランでないと使えません
  • 設定が少し複雑で慣れが必要

ビジネス用途で本格的にSlackを使っているチームには、この方法がおすすめです。

方法2:PC・スマホのIME辞書に登録する【一番おすすめ!】

実は、一番手軽で効率的なのがこの方法。

IME辞書とは?

スマホやパソコンで文字を入力する際に使う「変換機能」のこと。例えば「おつ」と打って「お疲れ様です」が出てくるようにできます。

Windowsでの登録方法

  1. タスクバーの「あ」または「A」アイコンを右クリック
  2. 「単語の登録」を選択
  3. 「単語」欄に定型文を入力(例:「お疲れ様です。〇〇についてご確認お願いいたします。」)
  4. 「よみ」欄に短縮形を入力(例:「おつかく」)
  5. 「登録」をクリック

Macでの登録方法

  1. 「システム環境設定」→「キーボード」を開く
  2. 「ユーザ辞書」タブを選択
  3. 左下の「+」ボタンをクリック
  4. 「入力」欄に短縮形、「変換」欄に定型文を入力
  5. 自動的に保存される

この方法のメリット

  • Slackだけでなく、メールやチャットツール全般で使える
  • 無料でできる
  • 設定が超簡単
  • 呼び出しが一瞬でできる

おすすめの登録例

  • 「おつ」→「お疲れ様です」
  • 「かく」→「ご確認お願いいたします」
  • 「しょう」→「承知しました」
  • 「あいさつ」→「お世話になっております。〇〇です。」

ちなみに、GoogleドキュメントやNotionのリンクも一緒に登録しておくと、マニュアルの共有がめちゃくちゃ楽になりますよ。

方法3:専用アプリを使う【Windows・Mac】

パソコン作業が多い人向けに、定型文管理に特化したアプリもあります。

Windows:Clibor(クリボー)

クリップボードの履歴管理と定型文管理ができる無料ツールです。

使い方

  1. Vector(ベクター)というサイトから「Clibor」をダウンロード
  2. ZIPファイルを解凍して「Clibor.exe」を起動
  3. タスクトレイのアイコンを右クリック→「定型文の編集」
  4. 定型文を入力して保存
  5. 使うときはタスクトレイアイコンをクリック→「定型文」から選択
  6. Ctrl+Vで貼り付け

Mac:Clipy(クリッピー)

Macユーザーには「Clipy」がおすすめ。使い方はCliborとほぼ同じです。

専用アプリのメリット

  • 大量の定型文をカテゴリ分けして管理できる
  • コピー履歴も同時に管理できる
  • ショートカットキーでサッと呼び出せる

デメリット

  • アプリのインストールが必要
  • IME辞書登録より手間が1つ増える(コピー→貼り付け)

文章をたくさん扱う仕事の人には、専用アプリの方が便利かもしれません。

番外編:Slackの「+」ボタンから使えるテンプレート機能

Slackには、メッセージ入力ボックスの左側に「+」ボタンがありますよね。

ここから「テンプレート」を選ぶと、簡易的な定型文機能が使えます。

使い方

  1. メッセージ入力欄の左側「+」をクリック
  2. 「テンプレート」を選択
  3. 「新規作成」をクリック
  4. テンプレート名とメッセージ内容を入力
  5. 「保存」をクリック

次回からは同じ手順で保存したテンプレートを選ぶだけです。

この機能の注意点

  • 個人用テンプレートなので、チーム全体では共有できない
  • 毎回「+」ボタンから選ぶ必要があって少し面倒
  • IME辞書登録の方が結局早い

便利ではありますが、正直IME辞書登録のほうが効率的です。

どの方法を選べばいいの?使い分けのポイント

個人で使うなら → IME辞書登録

一番手軽で、Slack以外でも使えるので圧倒的におすすめ。

チーム全体で共有するなら → ワークフロービルダー

有料プランを使っていて、チームメンバー全員に同じ定型文を使ってほしい場合はこちら。

大量の定型文を管理したいなら → 専用アプリ

カテゴリ分けが必要なほど定型文が多い人は、CliborやClipyを使いましょう。

まとめ:定型文で作業時間を大幅カット!

Slackの定型文登録は、3つの主な方法があります。

  1. ワークフロービルダー:有料プラン限定だが、チーム全体で使える高機能ツール
  2. IME辞書登録:無料で簡単、どんなアプリでも使える最強の方法
  3. 専用アプリ(Clibor/Clipy):大量の定型文を管理したい人向け

個人的には、まずIME辞書登録から始めるのが一番おすすめです。設定に1分もかかりませんし、効果は抜群ですよ。

「おつ」と打つだけで「お疲れ様です。いつもありがとうございます。」が出てくる快適さ、ぜひ体験してみてください。

毎日何十回も打っている定型文を登録すれば、1日あたり10分、1ヶ月で5時間も節約できる計算になります。浮いた時間で本当に重要な仕事に集中できますね。

今日からさっそく定型文登録を始めて、Slackをもっと快適に使いこなしましょう!

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