Slackの非通知モード（おやすみモード）を完全解除！設定から自動化まで徹底ガイド

「Slackの通知が来ない…」
「おやすみモードを解除したはずなのに、また勝手にオンになってる！」
「通知スケジュールってどこで設定するの？」

こんな悩みを抱えていませんか？

Slackのおやすみモード（DND: Do Not Disturb）は便利な機能ですが、解除方法が分からなかったり、勝手にオンになったりして困ることもありますよね。

この記事では、Slackの非通知モードを完全に解除する方法を、デバイス別・状況別に詳しく解説します。通知が来ない原因の見つけ方から、自動設定の見直し方まで、すべてカバーしていきます。

おやすみモード（DND）って何？

まず、基本から確認しておきましょう。

おやすみモードとは、Slackからの通知を一時的に停止する機能のこと。集中したい時間や休憩中、勤務時間外などに、通知に邪魔されずに済むように設計されています。

おやすみモードが有効になっているとどうなる？

以下のような状態になります：

• すべての通知が停止：メッセージ、メンション、ダイレクトメッセージなど、あらゆる通知が届きません
• 名前の横に月のアイコン（🌙）が表示：他のメンバーから見ると、あなたがおやすみモード中だとわかります
• メッセージ自体は受信している：通知が来ないだけで、メッセージは普通に届いています
• 解除後にまとめて確認できる：おやすみモードを解除すると、その間に届いたメッセージを確認できます

緊急時の対応は？

大事なポイント：緊急の連絡は届けられます。

他のメンバーがダイレクトメッセージを送る際、「今すぐ通知する」を選べば、おやすみモードを上書きして通知を送れるんです。ただし、この機能は1日に1回しか使えません。

つまり、本当に重要な連絡は見逃さない仕組みになっているわけです。

デスクトップでおやすみモードを解除する方法

パソコンでSlackを使っている場合の解除方法を見ていきましょう。

基本的な解除方法

これが一番簡単で、すぐに使える方法です。

手順1：プロフィール写真をクリック

画面右上にある自分のプロフィール写真をクリックします。するとメニューが開きます。

手順2：通知の一時停止にカーソルを合わせる

メニューの中から「通知を一時停止する」（または「Pause notifications」）にカーソルを合わせてください。右側に新しいメニューが表示されます。

手順3：通知を再開するを選択

表示されたメニューの中から「通知を再開する」（または「Resume notifications」）をクリック。これだけで解除完了です。

名前の横にあった月のアイコン🌙が消えて、通常の緑色のアクティブマークに戻れば成功です。

スラッシュコマンドで素早く解除

キーボード操作が好きな方には、スラッシュコマンドがおすすめです。

メッセージ入力欄に以下を入力するだけ：

/dnd off

Enterキーを押せば、即座におやすみモードが解除されます。

ちなみに、おやすみモードをオンにしたい場合は：

/dnd 30分

このように時間を指定して入力すればOKです。「1時間」「2時間」など、自由に設定できます。

スマホでおやすみモードを解除する方法

外出先でスマホアプリを使っている時の解除方法です。

iPhoneの場合

手順1：プロフィール写真をタップ

画面上部（または右上）にある自分のプロフィール写真をタップします。

手順2：通知を一時停止をタップ

メニューが開いたら、「通知を一時停止」（または「Pause notifications」）をタップ。

手順3：解除を選択

「通知を再開する」（または「Turn off」）をタップすれば解除完了です。

Androidの場合

基本的な流れはiPhoneと同じです。

手順1：画面下の「あなた」タブをタップ

アプリ画面の一番下にある「あなた」（または「You」）タブをタップします。

手順2：通知を一時停止をタップ

設定メニューが開くので、「通知を一時停止」を探してタップ。

手順3：オフにする

「オフにする」または「Turn off」をタップして解除します。

通知スケジュール機能を理解しよう

「解除したはずなのに、また勝手におやすみモードになっている！」

こんな経験がある方は、通知スケジュールが設定されている可能性が高いです。

通知スケジュールとは？

指定した時間帯に自動的におやすみモードをオン・オフする機能です。

例えば：

• 「平日の22:00～翌朝8:00は通知を停止」
• 「毎日18:00～9:00は通知なし」

このように設定すると、その時間になると自動的におやすみモードが有効になります。

つまり、手動で解除しても、設定した時間になると再びおやすみモードになってしまうんです。

通知スケジュールの確認方法（デスクトップ）

手順1：環境設定を開く

プロフィール写真をクリックして、メニューから「環境設定」（または「Preferences」）を選びます。

手順2：通知タブを確認

左側のメニューから「通知」を選択します。

手順3：通知スケジュールを見る

画面をスクロールすると「通知スケジュール」（または「Notification schedule」）という項目があります。ここで現在の設定を確認できます。

通知スケジュールの確認方法（スマホ）

手順1：通知設定を開く

「あなた」タブ → 「通知」の順にタップします。

手順2：通知スケジュールをタップ

「通知スケジュール」という項目をタップすると、現在の設定が表示されます。

通知スケジュールを完全に無効化する方法

24時間いつでも通知を受け取りたい場合は、通知スケジュールを無効化しましょう。

デスクトップでの設定

手順1：環境設定を開く

プロフィール写真 → 「環境設定」→「通知」の順に進みます。

手順2：通知を許可する時間を設定

「通知を許可」のドロップダウンメニューから「毎日」を選択します。

手順3：時間を24時間に設定

• 開始時間：00:00（真夜中）
• 終了時間：真夜中（または23:59）

この設定で、24時間ずっと通知が有効になります。

重要な注意点：iPhoneアプリでは「真夜中」という選択肢がない場合があります。その場合は「23:59」を選んでください。わずか1分間だけ通知がオフになりますが、実用上はほぼ問題ありません。

モバイルでの設定

手順1：通知設定を開く

「あなた」タブ → 「通知」→「通知スケジュール」の順にタップ。

手順2：毎日を選択

「通知を許可」で「毎日」を選びます。

手順3：時間を設定

開始時間と終了時間を設定して、24時間通知を受け取れるようにします。

勝手におやすみモードになる原因と対処法

「解除したのに、また勝手にオンになる！」という問題、実はいくつか原因があります。

原因1：通知スケジュールが設定されている

これが最も多い原因です。

対処法：上で説明した方法で、通知スケジュールを24時間に設定するか、完全に無効化しましょう。

原因2：ワークスペースのデフォルト設定

会社やチームのワークスペースによっては、管理者がデフォルトのおやすみモード時間を設定している場合があります。

例えば：

• 「夜22時～朝8時は全員おやすみモード」
• 「休日は自動的に通知オフ」

対処法：個人の設定で上書きできます。上で説明した通知スケジュールの設定を行えば、個人設定が優先されます。

ただし、会社のポリシーで決まっている場合は、上司や管理者に相談してみましょう。

原因3：別のデバイスでの設定

デスクトップアプリとモバイルアプリで、別々のおやすみモード設定がされている場合があります。

対処法：すべてのデバイスで設定を確認してください。スマホだけ解除して、パソコンは解除し忘れている、というケースは意外と多いんです。

原因4：ワークスペースごとの設定

複数のワークスペースに参加している場合、おやすみモード設定はワークスペースごとに管理されています。

対処法：通知が来ないワークスペースに切り替えて、そのワークスペースでおやすみモードを確認・解除してください。

通知が来ない時の完全チェックリスト

おやすみモードを解除したのに、まだ通知が来ない？そんな時は、以下を順番にチェックしていきましょう。

チェック1：Slackアプリ内の確認

名前の横に月のアイコン🌙がないか確認

これが表示されていたら、まだおやすみモード中です。もう一度解除手順を試してください。

通知設定が適切か確認

環境設定 → 通知で、以下を確認：

• 「通知を送信するタイミング」が「すべての新しいメッセージ」または「ダイレクトメッセージとメンション」になっているか
• 「通知をミュート」がオンになっていないか

チェック2：デバイス本体の設定（Mac）

システム環境設定を開く

「システム環境設定」→「通知」（またはMacOS 13以降は「システム設定」→「通知」）を開きます。

Slackの通知設定を確認

リストからSlackを探して、以下をチェック：

• 「Slackからの通知を許可する」がオンになっているか
• 通知スタイルが「バナー」または「通知パネル」になっているか
• 「通知音を鳴らす」がオンになっているか（音が必要な場合）

MacOSのおやすみモードを確認

画面右上のコントロールセンターから、MacOS本体のおやすみモードがオフになっているか確認してください。

これがオンになっていると、Slackだけでなくすべてのアプリの通知が止まります。

チェック3：デバイス本体の設定（Windows）

設定アプリを開く

「スタート」→「設定」→「システム」→「通知とアクション」の順に進みます。

通知設定を確認

以下をチェック：

• 「アプリやその他の送信者からの通知を取得する」がオンになっているか
• リストの中のSlackで、通知がオンになっているか

集中モード（フォーカスアシスト）を確認

「設定」→「システム」→「集中モード」（またはWindows 10では「フォーカスアシスト」）を開いて、「オフ」になっているか確認します。

これがオンになっていると、重要な通知だけしか表示されません。

チェック4：スマホの設定（iPhone）

設定アプリを開く

「設定」→「通知」→「Slack」の順にタップ。

通知設定を確認

以下をチェック：

• 「通知を許可」がオンになっているか
• 通知スタイルで「バナー」または「ロック画面」が選択されているか
• 「サウンド」がオンになっているか（必要な場合）

iPhoneのおやすみモードを確認

コントロールセンターを開いて、月のアイコンがオフになっているか確認してください。

iOS 15以降の集中モード機能がオンになっている場合も、通知が制限されることがあります。

チェック5：スマホの設定（Android）

設定アプリを開く

「設定」→「アプリと通知」→「Slack」の順にタップ。

通知設定を確認

「通知」をタップして、以下をチェック：

• 通知がオンになっているか
• すべての通知カテゴリがオンになっているか

おやすみモードを確認

クイック設定パネルを開いて、おやすみモードがオフになっているか確認します。

バッテリー最適化の確認

「設定」→「電池」→「バッテリー最適化」でSlackを探し、最適化の対象外にするとより確実です。

これにより、バックグラウンドでもSlackが正常に動作します。

チェック6：Slackアプリの再起動

それでも解決しない場合は、アプリを完全に再起動してみましょう。

デスクトップ：アプリを終了して、もう一度起動します。

スマホ：アプリを完全に終了（バックグラウンドからも削除）して、再度開きます。

チェック7：アップデートの確認

古いバージョンのSlackを使っていると、通知がうまく動作しないことがあります。

アプリストアまたはSlackアプリ内で、最新版にアップデートされているか確認してください。

特定のチャンネルだけミュートする方法

おやすみモード以外にも、特定のチャンネルの通知だけを止める方法があります。

チャンネルミュートの設定

全体の通知は受け取りつつ、あまり重要でないチャンネルだけ通知をオフにしたい場合に便利です。

手順1：チャンネル名を右クリック

ミュートしたいチャンネルを、サイドバーで右クリック（Macは control + クリック）します。

手順2：チャンネルをミュートを選択

表示されたメニューから「チャンネルをミュート」を選びます。

手順3：確認

ミュートされたチャンネルは、チャンネルリストの下の方にグレーで表示されます。

重要なポイント：

• ミュートしても、自分がメンションされると通知が届きます
• 未読メッセージがあっても、チャンネル名が太字になりません
• いつでもミュートを解除できます

スマホでチャンネルをミュート

チャンネル名を長押しして、「ミュート」を選択すればOKです。

VIPリストを使いこなす

「おやすみモード中でも、特定の人からの連絡だけは受け取りたい」

そんな時は、VIPリスト機能が便利です。

VIPリストとは？

おやすみモード中でも、VIPリストに登録した人からのダイレクトメッセージだけは通知を受け取れる機能です。

例えば：

• 上司
• 同じプロジェクトのメンバー
• 家族

などを登録しておくと安心ですね。

VIPリストの設定方法

手順1：環境設定を開く

プロフィール写真 → 「環境設定」→「通知」に進みます。

手順2：VIPリストを設定

「おやすみモード中に通知を許可するメンバー」という項目を探します。

手順3：メンバーを追加

「メンバーを追加」をクリックして、VIPリストに追加したい人を選びます。

これで、おやすみモード中でもVIPからの連絡は見逃しません。

スラッシュコマンド集

キーボード派の方のために、便利なスラッシュコマンドをまとめておきます。

おやすみモード関連

/dnd

現在のおやすみモード状態を確認

/dnd 30分

30分間おやすみモードをオン

/dnd 2時間

2時間おやすみモードをオン

/dnd 明日まで

明日の朝までおやすみモードをオン

/dnd off

おやすみモードを解除

メッセージ入力欄に入力してEnterキーを押すだけなので、とても便利です。

よくある質問

最後に、よくある疑問にお答えします。

Q1：おやすみモード中に受信したメッセージはどうなる？

A：メッセージは普通に受信されています。通知が来ないだけです。

おやすみモードを解除すれば、その間に届いたメッセージをすべて確認できます。ただし、遡って通知が鳴ることはないので、未読メッセージは自分でチェックする必要があります。

Q2：おやすみモード中でもメッセージは送れる？

A：はい、送れます。

おやすみモードは自分への通知を止めるだけで、メッセージの送信には影響しません。普通にメッセージを送ったり、返信したりできます。

Q3：おやすみモードを解除しても通知が来ない

A：複数の原因が考えられます。

この記事の「通知が来ない時の完全チェックリスト」を順番に確認してください。多くの場合、デバイス本体の設定が原因です。

特に：

• MacOSやiOSのおやすみモード
• Windowsの集中モード
• スマホのバッテリー最適化

これらが原因になっていることが多いです。

Q4：通知スケジュールを完全に削除できる？

A：完全削除の機能はありませんが、実質無効化できます。

通知を許可する時間を「毎日 00:00～真夜中」に設定すれば、24時間通知が有効になるので、実質的に通知スケジュール機能を無効化できます。

Q5：複数のワークスペースで別々の設定ができる？

A：はい、できます。

おやすみモードと通知スケジュールは、ワークスペースごとに独立して管理されています。

例えば：

• メインの仕事用ワークスペース：平日9時～18時のみ通知
• 副業用ワークスペース：週末のみ通知
• コミュニティワークスペース：常にミュート

このような使い分けが可能です。

Q6：管理者が設定したデフォルト時間を変更できる？

A：はい、個人設定で上書きできます。

ワークスペースの管理者がデフォルトのおやすみモード時間を設定していても、個人の通知スケジュール設定で自由に変更できます。

ただし、会社のポリシーとして決められている場合は、変更前に上司や管理者に確認しましょう。

Q7：ブラウザ版でも同じ設定ができる？

A：はい、できます。

デスクトップアプリとブラウザ版で、操作方法はほぼ同じです。ただし、ブラウザ版では通知許可の設定を別途確認する必要がある場合があります。

まとめ

Slackの非通知モード（おやすみモード）の解除方法、いかがでしたか？

最後にポイントをおさらいしておきましょう：

基本的な解除方法

• デスクトップ：プロフィール写真 → 通知を一時停止 → 通知を再開する
• スマホ：プロフィール写真 → 通知を一時停止 → オフにする
• スラッシュコマンド：/dnd off

勝手にオンになる場合

• 通知スケジュールを確認
• 24時間通知を有効にする設定に変更
• ワークスペースごとに設定を確認

通知が来ない場合

• Slackアプリ内の設定を確認
• デバイス本体のおやすみモード・集中モードを確認
• Slackアプリの通知許可を確認
• アプリを再起動・アップデート

便利な機能

• 特定チャンネルだけミュート
• VIPリストで重要な人からの通知は受け取る
• スラッシュコマンドで素早く操作

おやすみモードは、使いこなせば仕事とプライベートのバランスを保つのにとても便利な機能です。この記事の方法を参考に、自分に合った通知設定を見つけてくださいね。

もし設定を変更しても問題が解決しない場合は、Slackのサポートチーム（feedback@slack.com）に問い合わせてみるのも手です。詳しい状況を説明すれば、的確なアドバイスをもらえますよ。

快適なSlackライフを送りましょう！