「Slackのチャンネルやワークスペースから抜けたいけど、スマホでどうやるの?」と困っていませんか?
実は、Slackには「サインアウト」「チャンネルから退出」「アカウント解除」という3つの異なる抜け方があります。この記事では、スマホでSlackから抜ける様々な方法を、iPhone・Android別に詳しく解説します。
Slackの「抜け方」には3種類ある

まず、Slackから「抜ける」という操作には、目的に応じて3つの方法があることを理解しましょう。
サインアウト(ログアウト)
一時的にSlackからログアウトする操作です。いつでも再ログインできます。共有デバイスを使った後や、別のアカウントに切り替えたいときに使います。
チャンネルから退出
特定のチャンネル(グループ)だけから抜ける操作です。ワークスペース自体には残ったままになります。
アカウント解除(完全退会)
ワークスペースから完全に退会する操作です。再度参加するには管理者からの招待が必要になります。
この記事では、これら3つの方法すべてをスマホでの操作手順と共に説明します。
スマホでチャンネルから退出する方法
まずは、特定のチャンネルだけから抜ける方法です。iPhone・Android共通の手順です。
基本的な退出手順
- Slackアプリを開く
- 退出したいチャンネルをタップして開く
- 画面上部のチャンネル名をタップ
- 下にスクロールして「チャンネルから退出」を選択
- 確認画面で「退出」をタップ
これで、そのチャンネルからは抜けられます。ただし、ワークスペース自体には残っています。
プライベートチャンネルの注意点
プライベートチャンネル(鍵マークのついたチャンネル)から退出すると、そのチャンネルのメッセージやファイルは検索結果に表示されなくなります。
再度参加するには、チャンネルメンバーから招待してもらう必要があります。退出前に必要な情報を保存しておきましょう。
複数の不要なチャンネルをまとめて退出
あまり使っていないチャンネルが複数ある場合は、まとめて退出できます。
- ホームタブを開く
- 「サイドバーを管理」メニューを開く
- 「非アクティブなチャンネルから退出」をタップ
この機能を使えば、長期間使っていないチャンネルを一括で整理できます。
スマホでワークスペースからサインアウトする方法
一時的にSlackからログアウトしたい場合の手順です。
iPhone(iOS)での手順
- Slackアプリを開く
- 画面左上のワークスペース名をタップ
- 表示されたメニューで右側の「︙」(三点リーダー)をタップ
- 「サインアウトする」を選択
- 確認画面で「サインアウト」をタップして完了
Android での手順
- Slackアプリを開く
- 画面左上の三本線メニュー(ハンバーガーメニュー)をタップ
- 上部のワークスペース名の横にある「︙」をタップ
- 「サインアウトする」を選択
- 確認画面で「サインアウト」をタップ
サインアウトしても、次回ログインすればすぐに元の状態に戻れます。
スマホでワークスペースから完全に退会する方法
ワークスペースから完全に抜けたい(アカウントを解除したい)場合の手順です。
重要な注意点
スマホアプリからは直接アカウント解除できません。ワークスペースから完全に退会するには、ブラウザを使う必要があります。
スマホのブラウザでアカウント解除する手順
ステップ1:ブラウザでSlackにアクセス
- スマホのブラウザ(Safari、Chromeなど)を開く
- Slackワークスペースにログイン
- 画面右上のプロフィール写真をタップ
- 「プロフィール」を選択
ステップ2:アカウント設定を開く
- プロフィール画面で「︙」(三点リーダー)をタップ
- 「アカウント設定」を選択
- ブラウザで設定ページが開きます
ステップ3:アカウントを解除
- 下にスクロールして「アカウントを解除する」を探す
- 「アカウントを解除する」をタップ
- 警告文を読んで内容を確認
- パスワードを入力(マジックリンクで登録した人は先にパスワード設定が必要)
- 「はい、アカウントを解除します」をタップして完了
直接URLにアクセスする方法
より簡単にアクセスするには、以下のURL形式を使います。
[ワークスペース名].slack.com/account/settings
「[ワークスペース名]」の部分を実際のワークスペース名に変えてアクセスすれば、設定ページに直接飛べます。
抜けられない場合の対処法
「退出ボタンが見つからない」「アカウント解除できない」というトラブルの解決方法です。
デフォルトワークスペースから抜けられない
会社や組織のデフォルトワークスペース(標準で割り当てられているワークスペース)は、自分で退出できません。
対処法
ワークスペースのオーナーまたは管理者に連絡して、退出させてもらう必要があります。
ゲストアカウントの場合
ゲストとして招待されている場合、アカウント解除のオプションが表示されないことがあります。
対処法
ワークスペースのオーナーか管理者に「退出したい」と連絡しましょう。管理者側であなたのアカウントを無効化してもらえます。
複数チャンネルに招待されているゲスト
複数のチャンネルに招待されているゲストは、プライベートチャンネルからは退出できますが、パブリックチャンネルからは管理者に削除してもらう必要があります。
エンタープライズ組織のワークスペース
Slack Enterprise Gridの組織に属している場合、個別のワークスペースからサインアウトすることはできません。ただし、不要なワークスペースから「退出」することは可能です。
サインアウト・退出・アカウント解除の違い
混同しやすい3つの操作の違いを明確にしましょう。
サインアウト(ログアウト)
- 一時的にログアウトするだけ
- いつでも再ログイン可能
- 送信したメッセージやファイルはそのまま残る
- 通知が来なくなる
- プロフィールは表示され続ける
チャンネルから退出
- 特定のチャンネルだけから抜ける
- ワークスペースには残る
- 退出したチャンネルのメッセージは見られなくなる
- いつでも再参加できる(プライベートチャンネルは招待が必要)
アカウント解除(完全退会)
- ワークスペースから完全に退会
- すべてのチャンネルやDMにアクセスできなくなる
- 送信したメッセージやファイルは残るが、編集・削除はできない
- プロフィールはグレーアウト表示される
- 再参加には管理者からの招待が必要
退出前に確認すべきこと

ワークスペースから完全に退出する前に、必ず確認しておきたいポイントです。
重要な情報のバックアップ
保存すべきもの
- 重要なメッセージのスクリーンショット
- 必要なファイルのダウンロード
- プロジェクトの資料や連絡先
- 参考になった情報のメモ
退出後はアクセスできなくなるので、必要な情報は事前に保存しましょう。
管理者やメンバーへの連絡
プロジェクトの担当者だったり、チームの一員だった場合は、事前に退出する旨を伝えておくとスマートです。
複数デバイスでの同期確認
PC、スマホ、タブレットなど複数のデバイスでSlackを使っている場合、それぞれでサインアウトやアカウント解除が必要です。
1台だけで操作しても、他のデバイスでは残ったままになることがあるので注意しましょう。
退出後に起こること
ワークスペースから退出すると、以下のことが起こります。
できなくなること
- チャンネルやDMの閲覧
- メッセージの送信
- ファイルへのアクセス
- メンション通知の受信
- ワークスペース内の検索
残り続けるもの
- 過去に送信したメッセージ(他のメンバーは見られる)
- アップロードしたファイル
- プロフィール情報(グレーアウト表示)
退出しても、あなたが投稿した内容は削除されません。メッセージの削除は管理者に依頼する必要があります。
退出したワークスペースに再参加する方法
一度退出したけど、やっぱり戻りたくなった場合はどうすればいいでしょうか。
再参加の手順
- ワークスペースの管理者またはオーナーに連絡
- 再招待してもらう
- 招待メールのリンクをクリック
- ワークスペースに再参加完了
自動再参加できる場合
ワークスペースの設定によっては、オープンワークスペース(誰でも参加可能な設定)の場合、管理者の承認なしで再参加できることもあります。
よくある質問
Q: スマホアプリからワークスペースを退会できますか?
A: いいえ、できません。ワークスペースからの完全な退会(アカウント解除)は、スマホのブラウザまたはパソコンから行う必要があります。
Q: チャンネルから退出したら通知されますか?
A: いいえ、チャンネルメンバーに通知は行きません。静かに退出できます。
Q: 退職後もSlackワークスペースに残っているのですが…
A: 会社を辞めた後は、自分でアカウント解除するか、元の会社の管理者に連絡して削除してもらいましょう。放置すると社内の情報が見え続けてしまいます。
Q: アプリをアンインストールすれば退会できますか?
A: いいえ、できません。アプリを削除してもアカウントは残ります。きちんとアカウント解除の手続きをしましょう。
Q: 複数のワークスペースに参加していますが、一括で退出できますか?
A: いいえ、各ワークスペースから個別に退出する必要があります。
Q: サインアウトとアカウント解除の違いは?
A: サインアウトは一時的なログアウトで、いつでも再ログイン可能です。アカウント解除は完全退会で、再参加には招待が必要になります。
退出する際のマナー
スムーズに退出するためのマナーとポイントです。
事前連絡する
- プロジェクトの担当者がいる場合
- チームの一員として活動していた場合
- 重要な役割を担っていた場合
これらのケースでは、退出前に一言伝えておくのが丁寧です。
引き継ぎを済ませる
自分が管理していたチャンネルや、担当していた業務がある場合は、きちんと引き継ぎを済ませてから退出しましょう。
通知設定をオフにする
完全に退出できない場合でも、通知をすべてオフにすれば煩わしさは減らせます。
- ワークスペースの設定を開く
- 「通知」を選択
- すべての通知をオフに設定
まとめ
スマホでSlackから抜ける方法は、目的に応じて3種類あります。
チャンネルから退出
- 特定のチャンネルだけから抜ける
- スマホアプリから直接操作可能
- いつでも再参加できる
サインアウト(ログアウト)
- 一時的にログアウト
- スマホアプリから簡単に操作可能
- いつでも再ログイン可能
アカウント解除(完全退会)
- ワークスペースから完全に退会
- スマホのブラウザから操作が必要
- 再参加には招待が必要
どの方法を選ぶにしても、重要な情報のバックアップと、必要に応じた事前連絡を忘れずに行いましょう。
不要なワークスペースやチャンネルを整理して、快適なSlackライフを送ってくださいね!

コメント