Slackで「返信を読み込んでいます」が消えない！スレッドが開けない時の解決法

Slackでスレッドを開こうとしたら、「返信を読み込んでいます」と表示されたまま、いつまで待ってもスレッドの内容が表示されない。

急ぎの返信を確認したいのに、延々とローディング画面が続くと困りますよね。

この記事では、Slackで「返信を読み込んでいます」が表示され続けてスレッドが開けない問題について、原因から具体的な解決方法まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。

「返信を読み込んでいます」問題とは

まず、この問題について理解しましょう。

症状

よくある表示パターン

• 「返信を読み込んでいます」と表示される
• ローディングアイコン（くるくる回る円）が表示され続ける
• スレッドをクリックしても何も表示されない
• 「スレッドを読み込めませんでした」というエラーメッセージ

英語版の表示

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Something's fishy! Slack can't seem to load your threads.

影響範囲

この問題が発生すると、以下のような影響があります。

できなくなること

• スレッド内の返信を読めない
• スレッドに返信できない
• 過去の議論を確認できない
• 重要な情報にアクセスできない

できること

• 通常のチャンネルメッセージは読める（場合が多い）
• 新しいメッセージを投稿できる
• 他のワークスペースは使える

「返信を読み込んでいます」が出る原因

問題の原因を、発生頻度の高い順に説明します。

原因1：Slack側のサーバー障害

最も多い原因

Slackのサーバー側で問題が発生している。

特徴

• 多数のユーザーに同時に発生
• SNSで同じ症状の報告が増える
• 自分の設定やネットワークには問題がない
• 時間が経つと自然に解決する

過去の事例

2022年2月22日、2025年1月27日など、過去にも同様の障害が複数回発生しています。

原因2：キャッシュの問題

2番目に多い原因

アプリやブラウザのキャッシュが破損している。

特徴

• 特定のスレッドだけ開けない
• 他のデバイスでは正常に開ける
• 再起動しても解決しない

原因3：ネットワーク接続の不安定

通信環境の問題

インターネット接続が遅いか不安定。

特徴

• 他のウェブサイトも遅い
• ビデオ通話が途切れる
• ダウンロードが遅い

原因4：WebSocket接続の問題

技術的な問題

Slackが使うWebSocket接続がブロックされている。

特徴

• 新しいメッセージが自動で表示されない
• 更新ボタンを押さないと新着が見えない
• 企業ネットワークで発生しやすい

原因5：ブラウザ拡張機能の干渉

ブラウザ版使用時

広告ブロッカーやセキュリティ拡張機能が邪魔をしている。

特徴

• ブラウザ版でのみ発生
• デスクトップアプリでは正常
• シークレットモードでは動く

原因6：古いバージョンのアプリ

アップデート不足

Slackアプリが古いバージョンのまま。

特徴

• 長期間アップデートしていない
• 「アップデートが利用可能です」という通知

原因7：同期のズレ

データ同期の失敗

デバイスとサーバー間のデータ同期がずれている。

特徴

• スレッドの件数表示がおかしい
• 既読状態が反映されない
• 一部のメッセージだけ見えない

解決方法：基本編

まずは簡単な方法から試していきましょう。

方法1：Slackのシステム状態を確認（必須）

他のユーザーも同じ問題が起きているか確認します。

手順

1. ブラウザで以下のURLにアクセス

https://slack-status.com/

2. 現在の状態を確認

表示の見方

• 緑（All Systems Operational）：正常稼働中 → 自分の環境に問題あり
• 黄・赤（障害発生中）：Slackに問題あり → 復旧を待つ

障害発生中の場合

自分では何もできません。Slackが復旧するまで待ちましょう。

通常、数時間以内に解決します。

方法2：ページを更新・再読み込み

最も簡単な方法です。

ブラウザ版

Windows/Linux: Ctrl + R
Mac: Command + R

デスクトップアプリ

Windows/Linux: Ctrl + R
Mac: Command + R

モバイルアプリ

1. アプリを完全に終了
2. 再起動

方法3：強制リロード

通常のリロードで解決しない場合。

手順

Windows/Linux: Ctrl + Shift + R
Mac: Command + Shift + R

これで、キャッシュを無視して強制的に再読み込みします。

方法4：アプリ・ブラウザを再起動

完全に終了してから再起動します。

デスクトップアプリ（Windows）

1. 画面左上の三本線アイコンをクリック
2. 「ファイル」→「Slackを終了」
3. タスクマネージャーで完全終了を確認
4. Slackを再起動

デスクトップアプリ（Mac）

1. 画面上部のメニューバーから「Slack」をクリック
2. 「Slackを終了」
3. Slackを再起動

モバイルアプリ

1. アプリ一覧からSlackをスワイプして終了
2. 数秒待つ
3. 再起動

方法5：別のデバイスで確認

問題の切り分けをします。

確認手順

1. スマホからPCへ（またはその逆）
2. 別のデバイスでスレッドを開く

結果の見方

• 別デバイスで開ける → 元のデバイスに問題あり
• 別デバイスでも開けない → Slack側の問題

解決方法：中級編

基本編で解決しない場合の対処法です。

方法6：キャッシュをクリア

最も効果的な方法の一つです。

デスクトップアプリ（Windows）

1. 左上の三本線アイコンをクリック
2. 「ヘルプ」→「トラブルシューティング」
3. 「キャッシュをクリアして再起動」をクリック
4. 自動的に再起動される

デスクトップアプリ（Mac）

1. メニューバーから「ヘルプ」をクリック
2. 「トラブルシューティング」を選択
3. 「キャッシュをクリアして再起動」をクリック

ブラウザ版（Chrome）

1. Chromeの設定を開く
2. 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
3. 「閲覧履歴データの削除」をクリック
4. 期間：「全期間」を選択
5. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
6. 「データを削除」をクリック

モバイルアプリ（iOS）

1. 画面下部の「自分」タブをタップ
2. 「環境設定」をタップ
3. 「詳細設定」をタップ
4. 「キャッシュをリセット」をタップ
5. 確認画面で「リセット」をタップ

モバイルアプリ（Android）

方法1：アプリ内から

1. 左上の三本線メニューをタップ
2. 「ヘルプ」をタップ
3. 「トラブルシューティング」をタップ
4. 「キャッシュをクリアして再起動」をタップ

方法2：OS設定から

1. スマホの「設定」アプリを開く
2. 「アプリ」→「Slack」
3. 「ストレージ」→「キャッシュを削除」

方法7：シークレットモード・プライベートブラウザで確認

ブラウザ版使用時に有効です。

Chrome

Windows/Linux: Ctrl + Shift + N
Mac: Command + Shift + N

Firefox

Windows/Linux: Ctrl + Shift + P
Mac: Command + Shift + P

シークレットモードで開ける場合

ブラウザの拡張機能が原因です。

対処法

1. 通常モードに戻る
2. 拡張機能をすべて無効化
3. Slackが開けるか確認
4. 拡張機能を一つずつ有効化して原因を特定

よくある原因の拡張機能

• 広告ブロッカー（AdBlock、uBlock Originなど）
• セキュリティソフトの拡張機能
• プライバシー保護ツール

方法8：インターネット接続を確認

通信環境をテストします。

Slack接続テスト

1. ブラウザで以下にアクセス

https://slack.com/help/test

2. 接続テストが自動実行される
3. エラーが表示されたら、ネットワーク管理者に連絡

速度テスト

1. Fast.comにアクセス
2. ダウンロード速度を確認
3. 10Mbps以下なら接続が遅い

対処法

• ルーターを再起動
• Wi-Fiからモバイルデータに切り替え（またはその逆）
• VPNを使用している場合は無効化

方法9：別のチャンネルから開く

スレッドへのアクセス方法を変える。

手順

1. サイドバーの「スレッド」をクリック
2. スレッド一覧から該当のスレッドを探す
3. 開いてみる

この方法で開ける場合、元のチャンネルの表示に問題があります。

解決方法：上級編

それでも解決しない場合の最終手段です。

方法10：Slackアプリを再インストール

完全にクリーンな状態にします。

Windows

1. スタートメニューから「設定」を開く
2. 「アプリ」→「アプリと機能」
3. Slackを探して「アンインストール」
4. PCを再起動
5. 公式サイトから最新版をダウンロード
6. インストール

Mac

1. アプリケーションフォルダを開く
2. Slackアイコンをゴミ箱にドラッグ
3. Macを再起動
4. 公式サイトから最新版をダウンロード
5. インストール

モバイル

1. Slackアプリを長押し
2. 「アプリを削除」または「アンインストール」
3. デバイスを再起動
4. App Store/Google Play Storeから再インストール

注意点

• ログイン情報を控えておく
• メッセージは消えません（サーバーに保存されています）
• ローカルの下書きは消えます

方法11：WebSocket接続を確認

企業ネットワークで問題が起こる場合。

症状

• 会社のネットワークでのみ発生
• 家のWi-Fiでは正常
• 新しいメッセージが自動表示されない

原因

企業のファイアウォールがWebSocketをブロックしている。

対処法

ネットワーク管理者に以下を依頼してください。

許可が必要なドメイン

*.slack.com
wss://ms*.slack.com/

これらへのWebSocket接続を許可してもらう必要があります。

方法12：デバイスを再起動

すべてのプロセスをリセットします。

Windows

1. スタートメニュー→「電源」→「再起動」

Mac

1. Appleロゴ→「再起動」

スマホ

1. 電源ボタン長押し
2. 「再起動」を選択

再起動後、Slackを開いてスレッドを確認してください。

方法13：別のワークスペースで確認

問題の範囲を特定します。

手順

1. 別のワークスペースに切り替え
2. そちらでスレッドが開けるか確認

結果の見方

• 他のワークスペースは正常 → 特定のワークスペースに問題
• すべてのワークスペースで同じ → アプリまたはネットワークに問題

スレッドが表示されない時の応急処置

スレッドを開けない間の対応方法です。

応急処置1：チャンネルで確認を依頼

スレッド作成者に、メインチャンネルに投稿してもらう。

例文

@username さん
すみません、スレッドが開けないので、
重要な内容をチャンネルに投稿していただけますか？

応急処置2：別のメンバーに確認してもらう

同僚にスレッドの内容をコピーしてもらう。

依頼例

スレッドが開けないので、
○○のスレッドの内容を教えていただけますか？

応急処置3：スクリーンショットを送ってもらう

視覚的に確認します。

依頼例

スレッドのスクリーンショットを
DMで送っていただけませんか？

応急処置4：別のツールで一時的にやり取り

緊急の場合は他の手段を使う。

代替手段

• メール
• Teams
• Google Chat
• Zoom
• 電話

予防策：問題を起こさないためのコツ

今後同じ問題を避けるための対策です。

予防策1：定期的にキャッシュをクリア

月に1回程度、予防的にクリアしましょう。

特に以下のような症状がある場合：

• 動作が重い
• 読み込みが遅い
• 表示がおかしい

予防策2：アプリを最新に保つ

自動更新を有効にしておきましょう。

Windows/Mac

Slackアプリは通常、自動でアップデートされます。

手動確認方法：

1. 「ヘルプ」→「アップデートを確認」

モバイル

OSの設定で自動更新を有効化。

iOS

1. 設定→App Store
2. 「Appのアップデート」をオン

Android

1. Play Store→設定
2. 「アプリの自動更新」を有効化

予防策3：安定したネットワークを使う

Wi-Fiの状態を定期的に確認。

チェック項目

• ルーターの位置（遠すぎないか）
• 同時接続デバイス数（多すぎないか）
• モデムの状態（古すぎないか）

予防策4：ブラウザ拡張機能を最小限に

必要なものだけインストール。

特に以下は慎重に：

• 広告ブロッカー
• セキュリティツール
• プライバシー保護ツール

予防策5：デバイスの再起動を習慣化

週に1回程度、PCやスマホを再起動しましょう。

これで、一時的な不具合が解消されます。

予防策6：複数デバイスで利用

1つのデバイスで問題が起きても、別のデバイスでアクセスできます。

推奨構成

• PC（メイン）
• スマホ（サブ）
• ブラウザ版（緊急用）

よくある質問（FAQ）

「返信を読み込んでいます」はいつまで待てばいいですか？

通常、5秒以内に表示されます。

10秒以上続く場合は、問題が発生しています。

ページを更新するか、この記事の解決方法を試してください。

特定のスレッドだけ開けません。

そのスレッドのデータが破損している可能性があります。

対処法

1. キャッシュをクリア
2. アプリを再起動
3. 別のデバイスから確認

それでも開けない場合は、Slackサポートに問い合わせてください。

モバイルでは開けるのにPCでは開けません。

PC側のキャッシュまたはブラウザ拡張機能が原因です。

対処法

1. PCでキャッシュをクリア
2. ブラウザ拡張機能を無効化
3. デスクトップアプリを再インストール

会社のネットワークでだけ問題が起きます。

企業のファイアウォールがWebSocketをブロックしている可能性があります。

ネットワーク管理者に連絡して、Slackへの接続を許可してもらってください。

「スレッドを読み込めませんでした」と表示されます。

「返信を読み込んでいます」の後に出るエラーです。

主な原因

• Slackのサーバー障害
• ネットワーク接続の問題
• キャッシュの破損

この記事の解決方法を順番に試してください。

キャッシュをクリアするとデータは消えますか？

いいえ、メッセージは消えません。

消えるもの

• 一時ファイル
• ローカルキャッシュ
• 未送信の下書き（場合によって）

消えないもの

• すべてのメッセージ
• ファイル
• 設定
• ログイン情報

障害はどれくらいで復旧しますか？

過去の事例では、数時間以内に復旧しています。

目安

• 小規模障害：30分〜2時間
• 大規模障害：2〜6時間

Slack Status（https://slack-status.com/）で最新情報を確認できます。

古いスレッドも読み込めません。

新旧問わずすべてのスレッドが開けない場合、以下が原因です。

主な原因

• アプリ全体の問題
• ネットワーク接続の問題
• Slackサーバーの障害

この記事の「方法6：キャッシュをクリア」から試してください。

エラーメッセージが英語で表示されます。

Slackの言語設定が英語になっているか、エラーメッセージは英語のみの場合があります。

主なエラーメッセージ：

Something's fishy! Slack can't seem to load your threads.

意味：「スレッドを読み込めませんでした」

すべて試しても解決しません。

Slackサポートに問い合わせましょう。

問い合わせ方法

1. Slackアプリのメニューから「ヘルプ」→「Slackに問い合わせ」
2. または、feedback@slack.comにメール

記載すべき情報

• ワークスペースのURL
• 登録メールアドレス
• 問題の詳細
• 試した解決方法
• エラーメッセージのスクリーンショット

まとめ

Slackで「返信を読み込んでいます」が消えない問題について、詳しく解説してきました。

重要なポイント

• まずSlack Statusで障害情報を確認
• 最も効果的な解決法はキャッシュクリア
• 原因はサーバー障害、キャッシュ、ネットワークが多い
• 複数の方法を組み合わせて試す
• 定期的なメンテナンスで予防できる

解決の優先順位

1. Slack Status確認（https://slack-status.com/）
2. ページを更新・強制リロード
3. アプリを再起動
4. キャッシュをクリア
5. インターネット接続を確認
6. シークレットモードで確認
7. アプリを再インストール

覚えておきたいショートカット

操作	Windows/Linux	Mac
ページ更新	Ctrl + R	Command + R
強制リロード	Ctrl + Shift + R	Command + Shift + R
シークレットモード（Chrome）	Ctrl + Shift + N	Command + Shift + N

トラブル時のフロー

1. Slack Status確認
   ↓ 障害なし
2. 更新・再起動
   ↓ 解決せず
3. キャッシュクリア
   ↓ 解決せず
4. 別デバイスで確認
   ↓ 問題特定
5. 該当の対処法を実行
   ↓ 解決せず
6. サポートに問い合わせ

ほとんどの場合、キャッシュクリアとアプリの再起動で解決できるはずです。

それでも解決しない場合は、Slackのシステム障害の可能性が高いので、復旧を待ちましょう。

緊急の場合は、別のメンバーに内容を確認してもらうか、一時的に他のツールを使ってやり取りすることをお勧めします。

スレッド機能は便利ですが、問題が起きることもあります。この記事の方法を試して、快適にSlackを使いこなしてくださいね！