「Slackを使い始めたけど、ルームってどう使うの?」「チャンネルが増えすぎて整理できない…」そんな悩みを抱えていませんか?
Slackでは、コミュニケーションを整理するための「部屋」のことをチャンネルと呼びます。この記事では、Slackを使う上で最も重要な機能である「チャンネル」について、基本的な使い方から上級者向けの整理術まで、分かりやすく解説していきます。
Slackチャンネル(ルーム)とは?
チャンネルの基本概念
Slackチャンネルとは、特定のトピックやプロジェクト、チームごとに会話を整理するための専用スペースのことです。いわば「会議室」や「プロジェクトルーム」のようなものですね。
チャンネルを使うメリット:
- 会話が整理される
メールのように長いスレッドを追わなくても、トピックごとに会話が分かれているので情報が見つけやすくなります。 - 透明性が高まる
パブリックチャンネルなら、誰でも過去の会話を検索して確認できます。「あの話、どうなったっけ?」という疑問も、チャンネルを見れば解決します。 - 情報の一元化
プロジェクトに関する会話、ファイル、外部ツールとの連携など、すべてを1つのチャンネルにまとめられます。 - 柔軟なメンバー管理
必要な人だけを招待したり、プロジェクトの進行に合わせてメンバーを追加・削除したりできます。
「ルーム」と「チャンネル」
Slackの公式用語では「チャンネル」ですが、日本では「ルーム」「部屋」と呼ぶ人も多いですね。どちらも同じものを指しているので、この記事では主に「チャンネル」という言葉を使いますが、「ルーム」と読み替えても問題ありません。
チャンネルの種類
Slackには主に3種類のチャンネルがあります。それぞれの特徴を理解して、用途に応じて使い分けましょう。
1. パブリックチャンネル(公開チャンネル)
表示記号:#チャンネル名(シャープ記号がつく)
特徴:
- ワークスペースのメンバーなら誰でも検索・閲覧・参加できる
- 会話の内容は全員が検索可能
- 透明性が高く、情報共有に最適
使用例:
#general:全社的なお知らせ#team-marketing:マーケティングチームの情報共有#project-new-website:新ウェブサイトプロジェクト#random:雑談用チャンネル
メリット:
- 誰でも必要な情報にアクセスできる
- 後から参加したメンバーも過去の経緯を確認できる
- 知識が組織全体に蓄積される
おすすめの使い方:
基本的には、パブリックチャンネルをデフォルトで使用するのがおすすめです。Slackの最大の利点は「透明性」なので、機密情報でない限りパブリックチャンネルで会話しましょう。
2. プライベートチャンネル(非公開チャンネル)
表示記号:🔒チャンネル名(鍵マークがつく)
特徴:
- 招待されたメンバーのみが閲覧・参加できる
- 会話内容は招待されたメンバーのみ検索可能
- 機密性の高い情報のやり取りに使用
使用例:
- 🔒人事評価
- 🔒経営会議
- 🔒顧客機密プロジェクト
- 🔒採用候補者検討
メリット:
- 機密情報を安全に共有できる
- 限定されたメンバー間での議論が可能
注意点:
- 一度プライベートに変更すると、パブリックには戻せません
- プライベートチャンネルの乱用は、情報のサイロ化を招きます
- 本当に必要な場合のみ使用しましょう
3. 共有チャンネル(Slack Connect)
特徴:
- 異なるワークスペース間でチャンネルを共有できる
- 取引先、パートナー企業、フリーランサーなどとの連携に使用
- メッセージボックスの上に「別のワークスペースのメンバーが参加しています」という表示が出る
使用例:
- クライアントとのプロジェクト管理
- 協力会社との共同作業
- 外部デザイナーやエンジニアとのコラボレーション
メリット:
- メールのやり取りが不要になる
- ファイル共有やコミュニケーションが一元化される
- リアルタイムでの協働が可能
チャンネルの作成方法
それでは、実際にチャンネルを作成する手順を見ていきましょう。
デスクトップアプリでの作成手順
ステップ1:新規作成ボタンをクリック
- Slackアプリを開く
- 左サイドバーの「チャンネル」セクションにある「+」(プラス記号)をクリック
- または、左上の「ワークスペース名」→「チャンネルを作成する」を選択
ステップ2:チャンネル名を入力
チャンネル名を入力します。いくつかのルールがあります:
- 小文字の英数字と記号(ハイフン
-、アンダースコア_)のみ使用可能 - スペースは使えません(代わりにハイフンやアンダースコアを使用)
- 80文字以内
- 「slack」「channel」「group」などの予約語は使用不可
良い例:
team-designproject-website-renewalnyc-office
悪い例:
Team Design(スペースが入っている)プロジェクト(日本語は使えない)slack-tips(”slack”は予約語)
ステップ3:チャンネルの説明を追加(任意)
チャンネルの目的や使い方を簡潔に説明します。この説明は後から変更できるので、とりあえず簡単なものでOKです。
例:
- 「デザインチームの情報共有とディスカッション用」
- 「新ウェブサイトプロジェクトに関する全ての会話はこちら」
- 「東京オフィスのメンバー向け連絡事項」
ステップ4:パブリック/プライベートを選択
デフォルトではパブリックチャンネルとして作成されます。プライベートチャンネルにしたい場合は、「プライベートチャンネルにする」のトグルをオンにします。
ステップ5:「作成」をクリック
これでチャンネルの作成は完了です!
モバイルアプリでの作成手順
ステップ1:ホームタブを開く
画面下部の「ホーム」タブをタップします。
ステップ2:プラス記号をタップ
画面右上の「+」(プラス記号)をタップします。
ステップ3:チャンネル名と設定を入力
- チャンネル名を入力
- 「次へ」をタップ
- パブリックまたはプライベートを選択
- 「作成」をタップ
ステップ4:メンバーを招待(任意)
作成後、すぐにメンバーを招待できます。スキップして後から招待することも可能です。
作成権限について
デフォルト設定:
- 一般メンバー:パブリックチャンネルとプライベートチャンネルを作成可能
- マルチチャンネルゲスト:プライベートチャンネルのみ作成可能
ただし、ワークスペースのオーナーや管理者は、この権限を変更できます。チャンネルを作成できない場合は、オーナーや管理者に相談してください。
チャンネル名の付け方(命名規則のベストプラクティス)
チャンネルが増えてくると、適切な命名規則がないと混乱してしまいます。最初から統一されたルールを決めておくことが重要です。
プレフィックス(接頭辞)を使う
チャンネル名の最初に一貫したプレフィックスをつけると、関連するチャンネルがサイドバーでまとまって表示され、検索もしやすくなります。
一般的なプレフィックス例:
チーム別:
#team-marketing(マーケティングチーム)#team-sales(営業チーム)#team-engineering(エンジニアリングチーム)#team-design(デザインチーム)
プロジェクト別:
#proj-website-renewal(ウェブサイト刷新プロジェクト)#proj-2024-conference(2024年カンファレンス)#proj-product-launch(新製品ローンチ)
場所別:
#office-tokyo(東京オフィス)#office-osaka(大阪オフィス)#office-nyc(ニューヨークオフィス)
部門別:
#dept-hr(人事部)#dept-finance(経理部)#dept-legal(法務部)
用途別:
#announce-company(全社お知らせ)#feedback-product(プロダクトフィードバック)#help-it(IT サポート)
趣味・交流用:
#fun-foodie(グルメ好き集まれ)#fun-sports(スポーツ)#fun-pets(ペット自慢)
命名規則のガイドラインを作成する
ワークスペース全体で統一された命名規則を使うために、ガイドラインを作成しましょう。
ガイドラインに含めるべき内容:
- 使用するプレフィックスのリスト
どんなプレフィックスがあり、どんな場合に使うか - 命名の具体例
良い例と悪い例を示す - チャンネル説明の書き方
目的や投稿ルールを明記する方法 - チャンネル作成のルール
いつ新しいチャンネルを作るべきか、誰に相談するか
ガイドラインの共有方法:
#generalや#announcementsチャンネルに投稿してピン留め- 新入社員のオンボーディング資料に含める
- ワークスペース設定でチャンネルプレフィックスガイドラインを設定
分かりやすく簡潔に
チャンネル名は短く、誰が見ても内容が分かるようにしましょう。
良い例:
#team-marketing:マーケティングチーム用と一目で分かる#proj-mobile-app:モバイルアプリプロジェクト用
悪い例:
#important-stuff:何について話すのか不明#project-for-the-new-mobile-application-development-2024:長すぎる
日付を含める場合
イベントやキャンペーンなど、期間限定のチャンネルには日付を含めると便利です。
例:
#event-2024-summer-festival#campaign-2024-q1-promo#proj-2024-annual-report
チャンネルの整理術
チャンネルが増えてきたら、以下の方法で整理しましょう。
1. サイドバーセクションを活用する
有料プランでは、サイドバーにセクション(カテゴリー)を作成して、チャンネルをグループ分けできます。
セクションの作成方法:
- サイドバーの「チャンネル」または「ダイレクトメッセージ」のヘッダーを右クリック
- 「新しいセクションを作成」を選択
- セクション名を入力(例:「最優先」「プロジェクト」「チーム」「雑談」)
おすすめのセクション分け:
- 最優先:毎日チェックする重要なチャンネル
- プロジェクト:現在進行中のプロジェクト
- チーム:所属チームのチャンネル
- その他:たまに確認するチャンネル
- アーカイブ検討:ほとんど使っていないチャンネル
2. スター機能を使う
重要なチャンネルには「スター」をつけると、サイドバーの上部に表示されます。
スターの付け方:
- チャンネル名を右クリック
- 「スターを付ける」を選択
3. 通知設定をカスタマイズ
すべてのチャンネルで常に通知を受けていると、重要な情報を見逃してしまいます。チャンネルごとに通知設定を調整しましょう。
通知の種類:
すべてのメッセージで通知:
重要度の高いチャンネルに設定。新しいメッセージが投稿されるたびに通知されます。
@メンションのみ通知:
標準設定。自分が@メンションされた時だけ通知されます。
ミュート:
たまにしか確認しないチャンネルに設定。通知は届かず、サイドバーでグレー表示になります。
設定方法:
- チャンネル名を右クリック
- 「通知設定を変更」を選択
- 希望する設定を選択
4. 定期的にチャンネルを見直す
チャンネルは増え続ける傾向があるので、定期的に見直しましょう。
月に1回のチェックリスト:
- [ ] 3ヶ月以上投稿がないチャンネルはアーカイブする
- [ ] 似たようなチャンネルは統合できないか検討する
- [ ] チャンネル説明が古くなっていないか確認する
- [ ] 不要なプライベートチャンネルがないか見直す
5. プロジェクトの段階に応じてチャンネルを分ける
大きなプロジェクトでは、複数のチャンネルを作成して役割分担すると効果的です。
例:新製品開発プロジェクトの場合
#proj-product-dev:開発チーム用の技術的な議論#proj-product-feedback:テスターやユーザーからのフィードバック#proj-product-gtm:マーケティング・PR チームの市場投入計画
6. 情報を探しやすくする工夫
ピン留め機能を活用:
重要な情報(議事録、決定事項、リソースへのリンクなど)はチャンネル内でピン留めしましょう。
ピン留め方法:
- ピン留めしたいメッセージにカーソルを合わせる
- 「…」(3つのドット)をクリック
- 「チャンネルにピン留めする」を選択
キャンバス機能を使う:
長期的に参照する情報(プロジェクトの概要、ルール、リンク集など)は、チャンネルのキャンバスにまとめておくと便利です。
チャンネルへのメンバー追加・管理
メンバーの追加方法
方法1:チャンネル内から追加
- チャンネルを開く
- 右上のメンバー数をクリック
- 「メンバーを追加」をクリック
- 追加したい人の名前またはメールアドレスを入力
- 「追加」をクリック
方法2:@メンションで招待
チャンネル内で「@ユーザー名」とメンションすると、そのユーザーをチャンネルに招待できます。
複数人を一度に追加
複数のメンバーを同時に追加したい場合:
- メンバー追加画面で、名前を入力してEnterキー
- 次の名前を入力してEnterキー
- 必要な人数分繰り返す
- 「追加」をクリック
メンバーの削除
自分が退出する場合:
- チャンネル名を右クリック
- 「チャンネルから退出」を選択
他のメンバーを削除する場合(管理者権限が必要):
- チャンネルを開く
- 右上のメンバー数をクリック
- 削除したいメンバーの横の「…」をクリック
- 「このチャンネルから削除」を選択
注意点:#generalチャンネルからは退出できません。
デフォルトチャンネルの設定
新しいメンバーが参加した時に、自動的に追加されるチャンネルを設定できます。
設定方法(オーナー/管理者のみ):
- 左上のワークスペース名をクリック
- 「設定と管理」→「ワークスペースの設定」
- 「デフォルトのチャンネル」→「開く」
- 追加したいチャンネルを選択
- 「保存」をクリック
おすすめのデフォルトチャンネル:
#general(自動で含まれる)#announcements(全社お知らせ)#random(雑談)#help(質問・サポート)
チャンネルの設定変更
チャンネル作成後も、さまざまな設定を変更できます。
チャンネル名の変更
- チャンネル名をクリック
- 「設定」タブを選択
- 「チャンネル名を編集」をクリック
- 新しい名前を入力
- 「保存」をクリック
注意点:チャンネル名を変更すると、チャンネル内に「チャンネル名が変更されました」というメッセージが自動投稿されます。
チャンネルの説明を変更
- チャンネル名をクリック
- 「説明」の横にある「編集」をクリック
- 新しい説明を入力
- 「保存」をクリック
トピックの設定
チャンネルのトピック(短い説明)を設定できます。
- チャンネルの上部に表示される「トピックを追加」をクリック
- トピックを入力(最大250文字)
- Enterキーで保存
トピックは、チャンネルリストに表示されるので、チャンネルの現在の状況を簡潔に伝えるのに便利です。
例:
- 「来週の製品ローンチに向けて最終調整中」
- 「Q4の目標:売上20%増」
- 「今月のテーマ:顧客満足度向上」
パブリック/プライベートの変更
プライベートからパブリックへ(オーナー/管理者のみ):
- チャンネル名をクリック
- 「設定」タブを選択
- 下にスクロールして「パブリックチャンネルに変更する」をクリック
- 確認画面で「パブリックに変更する」をクリック
重要な注意点:
- パブリックに変更すると、過去のメッセージやファイルも全員に公開されます
- 一度パブリックにしたチャンネルは、二度とプライベートには戻せません
パブリックからプライベートへ:
デフォルトでは、オーナー、管理者、チャンネルマネージャーが変更できます。
- チャンネル名をクリック
- 「設定」タブを選択
- 「プライベートチャンネルに変更する」をクリック
- 確認画面で「プライベートに変更する」をクリック
投稿権限の設定
特定のチャンネルで、誰が投稿できるかを制限できます(有料プランのみ)。
例:お知らせチャンネルでは管理者のみが投稿でき、他のメンバーはスレッドで返信のみ可能にする、など。
- チャンネル名をクリック
- 「設定」タブを選択
- 「投稿権限」で設定を変更
チャンネルのアーカイブと削除
使わなくなったチャンネルは、アーカイブするか削除しましょう。
アーカイブとは?
アーカイブすると:
- チャンネルは非アクティブになり、新しい投稿はできなくなります
- 過去のメッセージは検索可能なまま保存されます
- サイドバーには表示されなくなります
- 後から復元することもできます
アーカイブすべきチャンネル:
- 完了したプロジェクトのチャンネル
- 3ヶ月以上投稿がないチャンネル
- イベントやキャンペーンの終了後
アーカイブの方法
- チャンネル名をクリック
- 「設定」タブを選択
- 下にスクロールして「このチャンネルをアーカイブする」をクリック
- 確認画面で理由を入力(任意)
- 「チャンネルをアーカイブ」をクリック
アーカイブの解除(復元)
- サイドバーの「チャンネル」セクションで「+」をクリック
- 「チャンネルを参照」を選択
- 「アーカイブ済み」タブをクリック
- 復元したいチャンネルを見つける
- 「アーカイブを解除」をクリック
チャンネルの削除
削除すると:
- チャンネルと過去のメッセージがすべて完全に削除されます
- 削除は取り消せません
- 通常はアーカイブを使用し、削除は避けるべきです
削除方法(オーナー/管理者のみ):
削除は、チャンネル管理ツールまたはSlackサポートへの依頼が必要です。誤って削除しないよう、慎重に行ってください。
デフォルトチャンネルについて
すべてのワークスペースには、最初から2つのチャンネルが自動作成されます。
#general チャンネル
特徴:
- すべてのメンバー(ゲストを除く)が自動的に追加される
- 退出できない唯一のチャンネル
- アーカイブや削除もできない
- プライベートチャンネルに変更できない
使い方:
- 全社的な重要なお知らせ
- 会社全体に関わる情報共有
- 緊急時の連絡
注意点:
全員が見るチャンネルなので、投稿内容には注意しましょう。雑談や部署ごとの連絡は別のチャンネルで行うのがベターです。
#random チャンネル
特徴:
- 業務外の雑談用チャンネル
- 自由に参加・退出できる
使い方:
- 趣味の話題
- 週末の出来事
- おすすめの映画やレストラン
- ペットの写真
- 面白いニュース
チームの親睦を深めるために、積極的に活用しましょう!
よくある質問とトラブルシューティング
Q1:チャンネルが多すぎて整理できません
A:以下の手順で整理しましょう:
- 優先順位をつける
- 毎日確認:通知オンまたはスター
- 週に数回:デフォルト設定
- たまに確認:ミュート
- セクション分け
有料プランなら、サイドバーセクションでカテゴリー分け - 不要なチャンネルから退出
関係ないチャンネルは思い切って退出しましょう - アーカイブ
3ヶ月以上投稿がないチャンネルはアーカイブ
Q2:似たようなチャンネルがたくさんあります
A:チャンネルの統合を検討しましょう:
- 類似チャンネルをリストアップ
- それぞれの目的を確認
- 統合できるものは、メインチャンネルで告知してから他をアーカイブ
- 今後は命名規則を徹底
統合の例:
#marketing、#marketing-team、#mktg→#team-marketingに統合#project-a、#projecta、#proj-a→#proj-aに統一
Q3:チャンネルを作成できません
A:原因は主に2つです:
原因1:権限がない
ワークスペースの設定で、チャンネル作成が制限されている可能性があります。オーナーや管理者に確認してください。
原因2:チャンネル名が使用できない
- すでに同じ名前のチャンネルが存在する
- 予約語(slack、channel、groupなど)を使っている
- スペースや大文字が含まれている
Q4:プライベートチャンネルをパブリックに戻せません
A:残念ながら、仕様上、一度プライベートにしたチャンネルはパブリックには戻せません。
対処方法:
- 新しいパブリックチャンネルを作成
- 重要なメッセージやファイルを新しいチャンネルに移動
- 古いプライベートチャンネルは説明文で新チャンネルを案内してからアーカイブ
Q5:誰かをチャンネルから削除したいのですが
A:チャンネルマネージャー、管理者、オーナーのみができます。
削除手順:
- チャンネルを開く
- 右上のメンバー数をクリック
- 削除したい人を探す
- その人の横の「…」をクリック
- 「このチャンネルから削除」を選択
注意:削除すると、その人はチャンネルの過去のメッセージも見られなくなります(パブリックチャンネルの場合、検索では見つけられます)。
Q6:チャンネル名を日本語にできますか?
A:いいえ、チャンネル名には日本語を使用できません。
ただし、チャンネルの説明やトピックには日本語が使えるので、そちらで日本語の説明を追加しましょう。
例:
- チャンネル名:
#team-design - 説明:「デザインチームの情報共有とディスカッション用チャンネル」
Q7:チャンネルが見つかりません
A:いくつかの可能性があります:
可能性1:アーカイブされている
「チャンネルを参照」→「アーカイブ済み」タブで確認
可能性2:プライベートチャンネルで招待されていない
チャンネルのメンバーに招待してもらう必要があります
可能性3:別のワークスペースにある
複数のワークスペースを使っている場合、別のワークスペースにあるかも
可能性4:名前を間違えている
検索機能を使って、似た名前のチャンネルを探してみましょう
Q8:チャンネルを一括で作成・管理する方法はありますか?
A:大規模な組織では、以下の方法があります:
方法1:チャンネル管理ツール(ビジネスプラス以上)
ワークスペースのオーナーと管理者は、チャンネル管理ツールで複数のチャンネルを一括管理できます。
方法2:Slack API
技術的な知識があれば、APIを使って自動化できます。
方法3:CSVインポート
一部の操作は、CSVファイルを使って一括処理できます。
詳しくは、Slackのサポートドキュメントを参照するか、ワークスペースのオーナーに相談してください。
チャンネル運用のベストプラクティス
最後に、チャンネルを効果的に運用するためのコツをまとめます。
1. 「パブリック・デフォルト」の原則
特別な理由がない限り、パブリックチャンネルを使いましょう。透明性を保つことで、情報のサイロ化を防ぎ、誰でも必要な情報にアクセスできるようになります。
2. スレッド機能を活用
チャンネル内の会話が複雑になったら、スレッドを使って整理しましょう。元のメッセージに返信する形でスレッドを開始すると、会話が追いやすくなります。
3. 必要最小限のチャンネルを維持
チャンネルは必要に応じて作りますが、増やしすぎにも注意。似た目的のチャンネルは統合し、シンプルに保ちましょう。
目安:従業員数の2〜3倍程度のチャンネル数が一般的です。
4. 定期的なメンテナンス
月に1回、以下を実施:
- 非アクティブなチャンネルのアーカイブ
- チャンネル説明の更新
- 命名規則の遵守確認
- 新メンバー向けガイドの更新
5. オンボーディング資料を充実させる
新しいメンバーがすぐに使いこなせるよう、以下を準備:
- 主要チャンネルのリストと説明
- チャンネル命名規則のガイド
- よくある質問とその回答
- Slackエチケット(@channel の使い方など)
6. フィードバックを集める
チーム全体で「もっとこうしたい」という意見を定期的に集めましょう。#feedback-slackのようなチャンネルを作るのもおすすめです。
まとめ
Slackチャンネル(ルーム)は、チームのコミュニケーションを整理し、生産性を高めるための強力なツールです。
重要なポイントのおさらい:
- チャンネルの種類を理解する
- パブリック:透明性を重視、デフォルトで使用
- プライベート:機密情報用、最小限に
- 共有:外部パートナーとの連携
- 命名規則を統一する
- プレフィックスを活用
- 分かりやすく簡潔に
- ガイドラインを作成・共有
- 適切に整理する
- セクション分け
- 通知設定のカスタマイズ
- 定期的な見直しとアーカイブ
- チーム全体で運用ルールを決める
- パブリック・デフォルトの原則
- スレッド機能の活用
- オンボーディング資料の整備
チャンネルを上手に使いこなすことで、情報の透明性が高まり、チーム全体の生産性が向上します。最初は完璧を目指さず、少しずつ改善していきましょう!

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