パソコンを起動するたびにSlackが勝手に立ち上がって困っていませんか?
逆に、毎回手動で開くのが面倒だから自動起動させたいという方もいるでしょう。
この記事では、Slackの自動起動をオン・オフする方法を、Windows・Macそれぞれ解説します。
さらに「起動はするけどウィンドウは非表示にしたい」という設定方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Slackの自動起動とは?

Slackをインストールすると、初期設定ではパソコン起動時に自動的にアプリが立ち上がるようになっています。
これは、業務連絡をすぐに確認できるようにするための便利な機能です。
ただし、以下のような場合は自動起動を停止したほうが快適になります。
- Slackを毎日使わない
- パソコンの起動速度を上げたい
- 家族でパソコンを共有している
- 他の作業に集中したい
逆に、Slackを常に開いておきたい方は自動起動を有効にしておくと便利でしょう。
【共通】Slackアプリ内の設定から変更する方法
Windows・Mac・Linux共通で使える方法です。
Slackの設定画面から直接変更できるため、最もシンプルなやり方といえます。
操作手順
1. Slackデスクトップアプリを起動する
2. 画面左上のプロフィールアイコン(またはハンバーガーメニュー)をクリック
3. 「環境設定」を選択
4. 左側メニューから「詳細設定」をクリック
5. 画面を下にスクロールして「その他のオプション」を見つける
6. 「ログイン時にアプリを起動する」のチェックを切り替える
設定の意味
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| ログイン時にアプリを起動する | チェックを入れると自動起動が有効、外すと無効 |
| ログイン時の起動後にウィンドウを非表示にする | 起動はするが画面には表示しない(バックグラウンド動作) |
「起動はさせたいけど、いきなり画面に出てくるのは邪魔」という方は、2番目のオプションを有効にしましょう。
通知エリア(システムトレイ)にSlackが待機している状態になります。
【Windows】タスクマネージャーから自動起動を無効化する方法
Slackアプリを開かずに設定を変更したい場合は、Windowsの機能を使います。
タスクマネージャーから操作する方法が手軽です。
操作手順
1. キーボードで Ctrl + Shift + Esc を同時に押す
(タスクマネージャーが起動する)
2. 「スタートアップ」タブをクリック
3. アプリ一覧から「Slack」を探す
4. Slackを選択した状態で、画面右下の「無効にする」をクリック
補足
この操作で、状態が「有効」から「無効」に変わります。
再び自動起動させたい場合は、同じ手順で「有効にする」をクリックすれば元に戻せます。
なお、タスクマネージャーは、タスクバーの何もない場所を右クリック→「タスクマネージャー」でも開けます。
【Windows】設定アプリから自動起動を変更する方法
Windows 10/11では、設定アプリからスタートアップを管理することもできます。
Windows 11の場合
1. 「スタート」メニューを開く
2. 「設定」をクリック
3. 左側メニューから「アプリ」を選択
4. 「スタートアップ」をクリック
5. アプリ一覧から「Slack」を見つける
6. トグルスイッチをオフにする
Windows 10の場合
1. 「スタート」→「設定」→「アプリ」の順に開く
2. 左メニューから「スタートアップ」を選択
3. Slackのスイッチをオフにする
どちらの方法でも同じ結果になるため、使いやすいほうを選んでください。
【Mac】Slackアプリ内の設定から変更する方法

Macでも、Slackアプリ内から設定を変更できます。
操作手順
1. Slackを起動する
2. 画面上部のメニューバーで「Slack」をクリック
3. 「設定」または「Preferences」を選択
4. 「詳細設定(Advanced)」をクリック
5. 「ログイン時にアプリを起動する」のチェックを切り替える
Windows版と同様に、「ログイン時の起動後にウィンドウを非表示にする」オプションも用意されています。
【Mac】システム設定から自動起動を変更する方法
Macのシステム設定からログイン項目を管理する方法もあります。
macOSのバージョンによって手順が少し異なります。
macOS Ventura(13)以降の場合
1. Appleメニュー(りんごマーク)→「システム設定」を開く
2. サイドバーで「一般」をクリック
3. 「ログイン項目と機能拡張」をクリック
4. ログイン時に開くアプリの一覧が表示される
5. Slackを選択し、「−」ボタンで削除(自動起動を無効化)
6. 追加したい場合は「+」ボタンでSlackを選択
macOS Monterey(12)以前の場合
1. Appleメニュー→「システム環境設定」を開く
2. 「ユーザとグループ」をクリック
3. 左側で自分のユーザー名を選択
4. 「ログイン項目」タブをクリック
5. Slackを選択し、「−」ボタンで削除
Slackを追加したい場合は「+」ボタンをクリックし、アプリケーションフォルダからSlackを選んで追加します。
Slackが自動起動しない場合のトラブルシューティング
設定したのにSlackが自動起動しない場合は、以下を確認してみてください。
よくある原因と対処法
スタートアップが無効になっている
タスクマネージャー(Windows)またはシステム設定(Mac)で、Slackが「無効」になっていないか確認しましょう。
Slackアプリ内の設定が外れている
Slackの「環境設定」→「詳細設定」で、「ログイン時にアプリを起動する」にチェックが入っているか確認します。
アプリのバージョンが古い
古いバージョンでは正常に動作しないことがあります。
Slackを最新版にアップデートしてみてください。
Windowsでショートカットを作り直す(上級者向け)
Windowsでどうしても自動起動しない場合、スタートメニューからSlackをデスクトップにドラッグしてショートカットを作成します。
そのショートカットを「shell:startup」フォルダに移動すると、強制的に自動起動させることができます。
自動起動を「非表示モード」で使うメリット
Slackの自動起動と「ウィンドウを非表示にする」オプションを組み合わせると、次のような使い方ができます。
- パソコン起動後すぐにメッセージを受信できる状態になる
- 画面には表示されないので、作業の邪魔にならない
- 通知が来たときだけ確認すればOK
「常に起動しておきたいけど、画面を占領されたくない」という方におすすめの設定です。
まとめ
Slackの自動起動は、アプリ内の設定またはOSの機能から簡単に変更できます。
| OS | 推奨の方法 |
|---|---|
| Windows | Slackの「環境設定」→「詳細設定」から変更 |
| Windows | タスクマネージャーの「スタートアップ」で無効化 |
| Mac | Slackの「設定」→「詳細設定」から変更 |
| Mac | システム設定の「ログイン項目」で追加・削除 |
毎日Slackを使う方は自動起動を有効に、そうでない方は無効にしておくと快適です。
自分の作業スタイルに合わせて、最適な設定を見つけてください。

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