Slackで時間指定投稿する方法|予約送信の設定から編集・取り消しまで

「夜中に思いついたけど、今送ったら迷惑かな…」
「海外のチームに連絡したいけど、時差があって難しい…」

そんな悩みを解決してくれるのが、Slackの 時間指定投稿(予約送信) 機能です。

この記事では、PC・スマホ両方での設定方法から、予約した投稿の編集・キャンセル方法、さらには毎日決まった時間に自動投稿する方法まで、詳しく解説していきます。

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時間指定投稿とは?

Slackの時間指定投稿は、メッセージの送信日時を自分で指定できる機能です。

通常のメッセージは送信ボタンを押した瞬間に届きますが、予約送信を使えば「明日の朝9時に届ける」といった設定が可能になります。

この機能のメリットは大きく3つあります。

相手の就業時間に合わせて送信できる
深夜や早朝に作業していても、相手が見やすい時間帯に届けられます。夜中にスマホが鳴って起こしてしまう、なんて心配もありません。

時差のあるチームとやり取りしやすい
海外拠点のメンバーや、フレックス勤務の同僚にも、相手の勤務開始時間に合わせてメッセージを届けられます。

リマインダーとして活用できる
会議の直前や締め切り前に、自分宛て・チーム宛てにリマインドを送る使い方もできます。

PC版(デスクトップ・ブラウザ)での予約投稿

まずはPCからの操作方法を見ていきましょう。デスクトップアプリでもブラウザ版でも、手順は同じです。

基本的な設定手順

1. メッセージを入力する

送信したいチャンネルまたはダイレクトメッセージを開き、通常どおりメッセージを入力します。

2. 送信ボタン横の矢印をクリック

紙飛行機アイコン(送信ボタン)のすぐ右にある 「∨」(下矢印) をクリックします。

3. 送信日時を選択

メニューが開き、いくつかの候補時間が表示されます。

  • 今日の午後(例:13:00)
  • 明日の朝(例:9:00)
  • 来週の月曜日(例:月曜 9:00)

これらの候補から選ぶか、「カスタム時間」 をクリックして任意の日時を指定します。

4. 予約完了

日時を選択すると、メッセージが予約されます。指定した時間になると、自動的にメッセージが送信されます。

カスタム時間で細かく設定する

「カスタム時間」を選ぶと、カレンダーと時刻選択の画面が表示されます。

日付はカレンダーから選び、時刻は候補から選択するか、直接入力することも可能です。

「9:03」のような半端な時間を設定したい場合は、時刻の部分を直接編集すればOK。30分刻みの候補だけでなく、自由に時間を指定できます。

スマホアプリでの予約投稿

iPhoneやAndroidのSlackアプリでも、予約送信は使えます。操作がPC版と少し違うので注意が必要です。

スマホでの設定手順

1. メッセージを入力する

チャンネルやDMを開いて、送りたいメッセージを入力します。

2. 送信ボタンを「長押し」する

ここがポイント。紙飛行機アイコンを タップではなく長押し してください。

普通にタップするとそのまま送信されてしまうので、気をつけましょう。

3. 送信日時を選択

長押しすると、PC版と同じように日時の候補が表示されます。「カスタム時間」を選べば、任意の日時も設定可能です。

4. 「送信を予約」をタップ

日時を選んで「送信を予約」をタップすれば完了です。

予約した投稿を確認・編集・取り消す方法

予約したメッセージは、送信前ならいつでも内容を変更したり、キャンセルしたりできます。

予約済みメッセージの確認方法

PC版の場合

  1. 左サイドバーの 「下書き&送信済み」 をクリック
  2. 「スケジュール済み」 タブを選択
  3. 予約中のメッセージ一覧が表示される

スマホアプリの場合

  1. 「ホーム」タブを開く
  2. 上部の 「下書き&送信済み」 をタップ
  3. 「スケジュール済み」 を選択

または、予約投稿した直後に表示される「スケジュール済みのメッセージすべてを表示する」リンクからもアクセスできます。

編集・日時変更・キャンセルの方法

予約済みメッセージの一覧から、各メッセージにカーソルを合わせる(スマホは長押し)と、以下の操作ができます。

操作説明
編集メッセージの内容を書き換える
日時変更送信予定時刻を変更する
今すぐ送信予約をやめて即座に送信する
下書きに保存予約を解除して下書きとして残す
削除予約を取り消してメッセージ自体を消す

スマホの場合は、メッセージをスワイプして削除することもできます。

予約投稿は相手にバレる?

結論から言うと、予約投稿したことは相手にわかりません。

送信されたメッセージには「予約投稿」などの表示は一切出ません。受け取る側からすると、リアルタイムで送られたメッセージとまったく同じ見た目になります。

送信時刻も、実際に送信された時刻(予約した時刻)が表示されるだけ。「この人、朝7時に送ってきてる…予約かな?」と思われる可能性はゼロではありませんが、それを確認する方法はありません。

スレッドへの返信は予約できない

ひとつ注意点があります。スレッド内の返信には、予約投稿機能が使えません。

チャンネルへの投稿やダイレクトメッセージには予約送信できますが、既存のスレッドに対する返信を予約することは、現時点ではサポートされていません。

スレッドでやり取りしている内容を後で返信したい場合は、以下の方法で対応できます。

  • 下書きとして保存しておき、タイミングを見て手動で送信する
  • リマインダー機能を使って、自分にリマインドを設定しておく

毎日・毎週の定期投稿をしたい場合

「毎朝9時にチームに挨拶を送りたい」「毎週月曜に進捗確認のメッセージを投稿したい」

そんな繰り返しの投稿には、予約送信機能だけでは対応できません。予約送信は1回限りの送信だからです。

定期的な投稿には、以下の2つの方法があります。

方法1:リマインダー機能を使う

Slackには、コマンドで設定できるリマインダー機能があります。

メッセージ入力欄に以下のように入力すると、指定した日時にSlackbotからリマインドが届きます。

/remind #general "週次ミーティングは14時からです" at 9:00am every Monday

この例では、毎週月曜の朝9時に #general チャンネルへリマインダーが送信されます。

自分宛てのリマインダーなら、こう書きます。

/remind me "日報を書く" at 5:00pm every day

方法2:ワークフロービルダーを使う

有料プランを利用している場合は、ワークフロービルダー を使った定期投稿がおすすめです。

  1. 左サイドバーの「その他」(…)をクリック
  2. 「自動化」→「ワークフロービルダー」を選択
  3. テンプレートから「定期的なメッセージを送信」を選ぶ
  4. 送信先チャンネル、メッセージ内容、頻度を設定
  5. 「公開する」をクリックして完了

ワークフロービルダーなら、毎日・毎週・毎月といった繰り返しに加え、メッセージのフォーマットも細かくカスタマイズできます。

予約投稿ができないときの対処法

「予約送信のメニューが出てこない」「うまく設定できない」という場合は、以下を確認してみてください。

アプリやブラウザが古い

予約送信機能は比較的新しい機能です。アプリやブラウザが古いバージョンだと、機能が使えない場合があります。最新バージョンにアップデートしましょう。

過去の日時を指定している

予約できるのは「現在時刻より未来」のみ。過去の日付や、すでに過ぎた時刻は設定できません。

スレッドへの返信を予約しようとしている

前述のとおり、スレッド内の返信は予約投稿に対応していません。通常のチャンネル投稿やDMで試してみてください。

ワークスペースの設定で制限されている

管理者の設定によっては、一部の機能が制限されている可能性もあります。それでも解決しない場合は、ワークスペースの管理者に確認してみましょう。

まとめ

Slackの時間指定投稿(予約送信)を使えば、相手の都合に合わせたタイミングでメッセージを届けられます。

基本の使い方

  • PC:送信ボタン横の「∨」から日時を選択
  • スマホ:送信ボタンを長押しして日時を選択

予約後の操作

  • 「下書き&送信済み」→「スケジュール済み」から確認・編集・キャンセル可能

定期投稿したい場合

  • /remind コマンドまたはワークフロービルダーを活用

深夜の作業中に思いついたアイデアも、翌朝の始業時間に届けられる。時差のあるメンバーにも、相手の朝に合わせて連絡できる。

ちょっとした気配りが、チームのコミュニケーションをスムーズにしてくれます。ぜひ活用してみてください。

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