Slackを使っていると、「あれ、自分が前に送ったメッセージどこだっけ?」と探すことがありますよね。
チャンネルが増えてメッセージ量が膨大になると、スクロールして探すのは正直キツい。そんなときに使えるのが 「from:me」 という検索コマンドです。
この記事では、Slackで自分の発言だけをピンポイントで検索する方法を、基本から応用まで解説していきます。
「from:me」で自分の発言を一発検索

Slackには 「検索モディファイア」 と呼ばれる特別なコマンドがあります。検索モディファイアとは、検索結果を絞り込むためのフィルタのこと。
自分の発言を検索するなら、検索窓に以下を入力するだけでOKです。
from:me
これだけで、あなたが投稿したすべてのメッセージが表示されます。ダイレクトメッセージ(DM)で送った内容も含まれるので、「誰かに何を送ったっけ?」というときにも便利です。
ちなみに、自分のSlack IDを使って「from:@自分のID」と入力しても同じ結果になりますが、「me」を使ったほうが圧倒的に楽ですね。
キーワードと組み合わせて絞り込む
「from:me」だけだと、自分の全発言が出てきてしまいます。特定の内容を探しているなら、キーワードを追加しましょう。
from:me 議事録
from:me プロジェクトA
このように 半角スペース を入れてからキーワードを追加すると、自分の発言の中からそのワードを含むものだけに絞り込めます。
複数のキーワードを入れることも可能です。
from:me 見積もり 提出
チャンネルを指定して検索する
「あのチャンネルで自分が何を言ったか確認したい」という場合は、「in:」 を組み合わせます。
from:me in:#general
from:me in:#営業チーム
チャンネル名の前には #(ハッシュタグ) を付けてください。
キーワードも一緒に使えば、さらにピンポイントで探せます。
from:me in:#開発 バグ修正
日付を指定して検索する
「昨日送ったあのメッセージ、どこだっけ?」というときは、日付指定が役立ちます。
特定の日の発言を探す
from:me on:today
from:me on:yesterday
from:me on:2025-01-15
on: の後に日付を入れると、その日に投稿したメッセージだけが表示されます。日付の形式は「YYYY-MM-DD」か「MM/DD/YYYY」で指定できます。
期間を指定する
「先週のどこかで送った」という曖昧な記憶でも大丈夫。期間指定のコマンドがあります。
from:me after:2025-01-01
from:me before:2025-01-10
from:me after:2025-01-01 before:2025-01-10
after: は「その日以降」、before: は「その日より前」を意味します。両方を組み合わせれば、期間を絞った検索ができますね。
さらに、こんな書き方もできます。
from:me during:week
from:me during:month
「week」で今週、「month」で今月の発言に絞り込めます。
完全一致で検索する
Slackの検索は通常、曖昧検索になっています。「見つかった」で検索すると「見つかり」「見つかる」なども引っかかることがあります。
正確にそのフレーズだけを探したい場合は、ダブルクォーテーション(””) で囲みましょう。
from:me "プロジェクト完了報告"
これで、完全に一致するメッセージだけが表示されます。
知っておくと便利な検索モディファイア一覧
自分の発言検索と組み合わせて使える、便利なモディファイアをまとめました。
| モディファイア | 機能 | 使用例 |
|---|---|---|
| from:me | 自分の発言を検索 | from:me |
| in:#チャンネル名 | 特定チャンネル内を検索 | from:me in:#general |
| on:日付 | 特定の日を検索 | from:me on:today |
| after:日付 | 指定日以降を検索 | from:me after:2025-01-01 |
| before:日付 | 指定日より前を検索 | from:me before:2025-01-10 |
| has:link | リンクを含む発言を検索 | from:me has:link |
| has:star | スターを付けた発言を検索 | from:me has:star |
| has::絵文字コード: | 特定の絵文字リアクションがある発言 | from:me has::thumbsup: |
| is:thread | スレッド内の発言を検索 | from:me is:thread |
キーボードショートカットで素早く検索
毎回検索窓をクリックするのが面倒なら、ショートカットを覚えておくと時短になります。
ワークスペース全体を検索
- Mac: ⌘ + G
- Windows / Linux: Ctrl + G
今いるチャンネル内を検索
- Mac: ⌘ + F
- Windows / Linux: Ctrl + F
チャンネル内検索は、自動的に「in:#現在のチャンネル」が入った状態で検索が始まります。ここに「from:me」を追加すれば、そのチャンネル内での自分の発言をすぐに探せますよ。
フィルター機能も活用しよう
コマンドを覚えるのが面倒なら、検索後に表示される フィルター機能 を使う方法もあります。
検索を実行すると、画面上部に「フィルター」ボタンが表示されます。ここをクリックすると、以下の条件で絞り込めます。
- From(送信者): 自分の名前を選択
- Date(日付): 期間を指定
- In(場所): チャンネルやDMを選択
コマンドを打たなくても、マウス操作だけで同じ結果を得られるので、Slack初心者にはこちらのほうが取っつきやすいかもしれません。
検索がうまくいかないときの対処法

「検索しても出てこない」というときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
スペルミスを確認する
Slackの検索は入力した単語がすべて含まれるメッセージを探します。一文字でも違うと結果が出ないことがあります。
検索語を減らしてみる
あまり多くのキーワードを入れると、該当するメッセージがなくなることも。まずはシンプルに「from:me」だけで検索して、そこから絞り込むのがコツです。
ワイルドカードを使う
部分一致で検索したい場合は、アスタリスク(*) を使います。
from:me rep*
「rep」で始まる単語(report、replyなど)を含むメッセージがヒットします。ただし、最低3文字は必要です。
無料プランの制限に注意
Slackの無料プランでは、検索できるメッセージ数に制限があります。古いメッセージが検索に出てこない場合は、プランの上限に達している可能性があります。
まとめ
Slackで自分の発言を検索するなら、「from:me」 を覚えておけば大丈夫です。
キーワード、チャンネル指定、日付指定と組み合わせることで、膨大なメッセージの中から目的の発言をすぐに見つけられます。
日報を書くときに「今日の自分の発言を振り返りたい」という場面でも、「from:me on:today」を使えば一瞬で確認可能。
Slackの検索機能を使いこなして、チームコミュニケーションをもっと効率化していきましょう。


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