Slackで全員にメンション完全ガイド!@channel、@here、@everyoneの違いと使い分け

プログラミング・IT

「チーム全員に緊急連絡したいけど、どうすればいい?」
「@channelと@hereって、何が違うの?」
「全員メンションを使ったら、怒られた…」

Slackでチームメンバー全員に通知を送りたい時、どのメンションを使えばいいか迷いますよね。間違った使い方をすると、不要な通知で迷惑をかけてしまうことも。

この記事では、Slackの全員メンション機能(@channel、@here、@everyone)の違い、正しい使い方、使い分けのコツまで、詳しく解説します。

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  1. Slackのメンション機能とは?
    1. メンションの役割
    2. 個人へのメンション
    3. グループへのメンション
  2. @here:オンラインのメンバーのみに通知
    1. @hereの特徴
    2. @hereを使うべき場面
    3. @hereのメリット
  3. @channel:チャンネル全員に通知
    1. @channelの特徴
    2. @channelを使うべき場面
    3. @channelの注意点
  4. @everyone:ワークスペース全員に通知
    1. @everyoneの特徴
    2. @everyoneを使うべき場面
    3. @everyoneの注意点
  5. 3つのメンションの比較表
  6. メンションの使い方:実践編
    1. 方法1:@マークから入力
    2. 方法2:直接入力
    3. 確認ダイアログが表示される
  7. ユーザーグループ機能(有料プラン限定)
    1. ユーザーグループとは?
    2. ユーザーグループの作成方法
    3. ユーザーグループの使い方
    4. ユーザーグループのメリット
    5. ユーザーグループの注意点
  8. メンションが使えない時の対処法
    1. 原因1:管理者が制限している
    2. 原因2:@everyoneを#general以外で使おうとしている
    3. 原因3:スレッド内で使っている
    4. 原因4:通知設定がオフになっている
  9. 全員メンション使用時のマナー
    1. マナー1:本当に全員必要か考える
    2. マナー2:時間帯を考慮する
    3. マナー3:内容を明確にする
    4. マナー4:頻度を抑える
    5. マナー5:代替手段を検討する
  10. 管理者向け:全員メンション機能の制限方法
    1. 制限できる内容
    2. 設定方法(ワークスペース単位)
    3. チャンネル単位での制限
  11. よくある質問
    1. Q1. @channelと@hereで迷ったら、どっちを使うべき?
    2. Q2. スレッド内で@channelを使っても通知が届かないのはなぜ?
    3. Q3. プライベートチャンネルで@everyoneは使える?
    4. Q4. ユーザーグループは無料プランでも作れる?
    5. Q5. @channelを使ったら、何人に通知が行くか事前に分かる?
    6. Q6. 自分だけ@channelの通知を受け取りたくない時は?
    7. Q7. 間違って@channelで送信してしまった!取り消せる?
  12. まとめ:適切な全員メンションでチームワークを円滑に

Slackのメンション機能とは?

まず、メンションの基本を理解しましょう。

メンションの役割

メンションは、特定の人やグループに「このメッセージを見てください」と通知を送る機能です。

通常のメッセージとの違い:

  • 通常のメッセージ:チャンネルに投稿されるだけ
  • メンション付きメッセージ:相手に通知が届く

メンションをつけると、相手のSlackに通知が表示され、メッセージに気づいてもらいやすくなります。

個人へのメンション

特定の1人にメンションする場合は、「@名前」を使います。

例:

@田中さん 明日の会議資料、確認お願いします。

これは基本中の基本ですね。

グループへのメンション

複数人に一度にメンションする方法が、今回のテーマです。

3つの全員メンション:

  • @here
  • @channel
  • @everyone

それぞれ、通知が届く範囲が違います。これを理解することが重要です。

@here:オンラインのメンバーのみに通知

最も気軽に使える全員メンションです。

@hereの特徴

通知が届く人:

  • そのチャンネルのメンバー
  • かつ、現在オンライン(アクティブ)状態の人のみ

通知が届かない人:

  • オフライン状態の人
  • 離席中の人
  • 退勤後の人

使い方:

@here 今日のランチ、何食べる?

@hereを使うべき場面

適切な場面:

場面1:急ぎだが緊急ではない連絡
今すぐ対応してほしいけど、休んでいる人を起こすほどではない時。

場面2:業務時間内の軽い確認
「誰か○○知ってる?」みたいな、今すぐ答えられる人がいればOKな質問。

場面3:ランチや休憩の誘い
今オンラインの人だけに声をかけたい時。

場面4:ちょっとした情報共有
重要度は低いが、知っておいてもらいたいニュース。

@hereのメリット

メリット1:休んでいる人の邪魔をしない
有給中や病欠中の人に通知が行かないので、安心して使えます。

メリット2:深夜・早朝でも使える
オフラインの人には届かないので、時間を気にせず投稿できます。

メリット3:気軽に使える
@channelより軽い印象なので、些細なことでも使いやすいです。

@channel:チャンネル全員に通知

チャンネルメンバー全員に通知が届く、強力なメンションです。

@channelの特徴

通知が届く人:

  • そのチャンネルのメンバー全員
  • オンライン・オフライン関係なく、全員に届く

つまり:

  • 休暇中の人にも届く
  • 退勤後の人にも届く
  • スマホに通知が行く

使い方:

@channel 【緊急】サーバーダウンが発生しています。対応をお願いします。

@channelを使うべき場面

適切な場面:

場面1:緊急のトラブル対応
サーバーダウン、システム障害など、今すぐ全員に知らせる必要がある時。

場面2:重要な期限の通知
「本日17時締切!」など、全員が見逃してはいけない情報。

場面3:全員参加必須のイベント
全体会議、避難訓練など、欠席不可のイベントの告知。

場面4:方針変更の周知
業務フローの変更、新ルールの導入など、全員が知るべき変更。

@channelの注意点

注意1:多用すると嫌われる
休日や深夜に@channelで通知が来ると、迷惑に感じる人もいます。

注意2:「本当に全員必要?」を考える
オンラインの人だけで十分なら、@hereで済ませましょう。

注意3:緊急度が低いなら避ける
「来週の予定です」程度なら、@channelは使わない方が無難。

@everyone:ワークスペース全員に通知

最も範囲が広く、最も強力なメンションです。

@everyoneの特徴

通知が届く人:

  • ワークスペース全体(つまり会社全体)の全メンバー
  • ゲストを除く、全員

制限:

  • #generalチャンネルでのみ使用可能
  • 他のチャンネルでは使えない

使い方:

@everyone 【重要】全社員向け:明日は台風のため臨時休業となります。

@everyoneを使うべき場面

適切な場面:

場面1:全社的な緊急事態
災害、事故、重大なシステム障害など。

場面2:会社全体への重要な告知
経営方針の変更、組織改編、全社員対象の重要イベント。

場面3:安全に関わる情報
避難指示、健康に関する緊急連絡など。

@everyoneの注意点

注意1:基本的に使わない
ほとんどの場合、@everyoneは必要ありません。部署やチーム単位で済むなら、そちらを使いましょう。

注意2:管理者の承認を得る
会社によっては、@everyoneの使用を管理者のみに制限しています。

注意3:誤用は大問題
全社員に不要な通知を送ると、大きな迷惑になります。

3つのメンションの比較表

どれを使うか迷った時の参考にしてください。

メンション通知範囲使用可能場所緊急度使用頻度
@hereチャンネルのオンラインメンバー全チャンネル低〜中
@channelチャンネルの全メンバー全チャンネル中〜高
@everyoneワークスペース全体#generalのみ最高極めて低

メンションの使い方:実践編

実際にメンションを入力する方法です。

方法1:@マークから入力

手順:

  1. メッセージ入力欄に「@」を入力
  2. 候補リストが表示される
  3. 「here」「channel」「everyone」のいずれかを選択
  4. メッセージを続けて入力
  5. 送信

表示される候補:

  • @here – このチャンネルのアクティブなメンバーに通知します
  • @channel – このチャンネルのメンバー全員に通知します
  • @everyone – #general のメンバー全員に通知します

方法2:直接入力

慣れている人は、直接タイプします。

例:

@here 誰かこの資料見てくれる?

スペースを空けずに続けて入力すると、自動的にメンションとして認識されます。

確認ダイアログが表示される

6人以上のチャンネルで全員メンションを使うと、確認ダイアログが表示されます。

表示内容:
「○○人に通知されます。本当に送信しますか?」

選択肢:

  • はい、送信します
  • キャンセル

これは、誤って大人数に通知を送るのを防ぐための機能です。

ユーザーグループ機能(有料プラン限定)

特定のグループだけにメンションできる便利な機能です。

ユーザーグループとは?

複数のメンバーをグループ化して、グループ名でメンションできる機能です。

例:

  • @デザインチーム
  • @営業部
  • @プロジェクトA

利用可能プラン:

  • Proプラン
  • Business+プラン
  • Enterprise Gridプラン

フリープランでは使えません。

ユーザーグループの作成方法

手順:

  1. ホームの「ディレクトリ」をクリック
  2. 「ユーザーグループ」タブを選択
  3. 「ユーザーグループを作成」をクリック
  4. グループ名とハンドル(@で使う名前)を入力
  5. メンバーを追加
  6. デフォルトチャンネル(任意)を設定
  7. 「作成」をクリック

ユーザーグループの使い方

作成したグループは、普通のメンションと同じように使えます。

例:

@デザインチーム 新しいロゴのフィードバックお願いします!

グループのメンバー全員に通知が届きます。

ユーザーグループのメリット

メリット1:必要な人だけに通知
@channelだと無関係な人にも届いてしまうが、ユーザーグループなら適切な人だけに送れます。

メリット2:メンバー変更が簡単
グループのメンバーが変わっても、メンションの仕方は変わりません。

メリット3:複数チャンネルで使える
1つのグループを、複数のチャンネルで使い回せます。

ユーザーグループの注意点

注意1:チャンネルに参加していない人には届かない
ユーザーグループをメンションしても、そのチャンネルのメンバーでない人には通知が届きません。

ただし、パブリックチャンネルの場合は、通知ではなく「メンションされました」という案内が届き、チャンネルを見ることができます。

注意2:権限が必要
デフォルトでは、管理者とオーナーのみがユーザーグループを作成できます。

メンションが使えない時の対処法

「全員メンションが使えない!」という時の原因と解決方法です。

原因1:管理者が制限している

多くのワークスペースでは、@channelや@everyoneの使用を制限しています。

確認方法:
メッセージ入力時に「@」を入力しても、候補に@channelや@everyoneが表示されない。

対処法:
ワークスペースの管理者に、使用許可を申請してください。正当な理由があれば、許可してもらえるはずです。

原因2:@everyoneを#general以外で使おうとしている

@everyoneは、#generalチャンネル専用です。

対処法:

  • #generalチャンネルに移動して使う
  • または、@channelを使う

原因3:スレッド内で使っている

スレッド内で全員メンションを使っても、スレッドに参加していない人には通知が届きません。

対処法:
スレッドではなく、メインチャンネルに投稿してください。

原因4:通知設定がオフになっている

受け取る側の設定で、通知がオフになっている可能性があります。

確認方法:
自分の通知設定を確認してください。

対処法:
環境設定→通知から、適切な設定に変更しましょう。

全員メンション使用時のマナー

迷惑をかけずに、効果的に全員メンションを使うためのルールです。

マナー1:本当に全員必要か考える

チェックポイント:

  • オンラインの人だけで十分ではないか?
  • 特定のグループだけで済まないか?
  • 個別にメンションする方が適切ではないか?

「とりあえず@channel」は避けましょう。

マナー2:時間帯を考慮する

避けるべき時間帯:

  • 深夜・早朝(22時〜8時)
  • 休日
  • ランチタイム(急ぎでなければ)

どうしても必要なら、「深夜に失礼します」など一言添えると良いでしょう。

マナー3:内容を明確にする

全員メンションを使う時は、一目で重要性が分かるように書きましょう。

良い例:

@channel 【緊急】本日17時までに全員、安全確認フォームへの入力をお願いします。

悪い例:

@channel ちょっといいですか?

何についてのメンションか、すぐに分かるようにしてください。

マナー4:頻度を抑える

目安:

  • @here:1日数回まで
  • @channel:週に数回まで
  • @everyone:月に1回あるかないか

頻繁に使いすぎると、「オオカミ少年」効果で、本当に重要な時にも無視されてしまいます。

マナー5:代替手段を検討する

全員メンション以外の方法:

方法1:ピン留め
期限が先の情報は、メンションせずにピン留めしておく。

方法2:リマインダー
後日確認してほしいなら、リマインダー機能を使う。

方法3:チャンネルのトピック設定
常に見てほしい情報は、チャンネルの説明欄に書く。

方法4:定期投稿
毎週同じ時間に投稿するなら、ワークフローやBot機能を活用。

管理者向け:全員メンション機能の制限方法

ワークスペースのオーナーや管理者は、全員メンションの使用を制限できます。

制限できる内容

制限1:誰が使えるか

  • 全メンバー
  • ゲスト以外の全メンバー
  • オーナーと管理者のみ
  • 管理者のみ

制限2:警告表示
6人以上のチャンネルで使用する際の確認ダイアログのオン・オフ。

設定方法(ワークスペース単位)

手順:

  1. デスクトップでサイドバーの「管理」をクリック
  2. 「ワークスペースの設定」を選択
  3. 「権限」タブをクリック
  4. 「アカウント種別」ページへ
  5. 「チャンネルで@channelと@hereを使用する」の横の「…」をクリック
  6. 「権限を編集する」を選択
  7. 使用を許可するメンバーを選択
  8. 「保存」をクリック

チャンネル単位での制限

特定のチャンネルだけで制限することもできます。

手順:

  1. チャンネルを開く
  2. チャンネル名をクリック
  3. 「設定」タブを選択
  4. 「投稿権限」の「編集」をクリック
  5. 「@hereおよび@channelメンションを許可する」のチェックを外す
  6. 「変更を保存する」をクリック

よくある質問

Q1. @channelと@hereで迷ったら、どっちを使うべき?

A. 基本的に@hereを使いましょう。

休んでいる人にまで通知を送る必要が本当にあるのか、一度立ち止まって考えてください。緊急性が高い場合のみ、@channelを使うべきです。

Q2. スレッド内で@channelを使っても通知が届かないのはなぜ?

A. スレッド内のメンションは、スレッドに参加している人にしか届きません。

チャンネル全体に通知したい場合は、スレッドではなく、メインチャンネルに投稿してください。

Q3. プライベートチャンネルで@everyoneは使える?

A. いいえ、@everyoneは#generalチャンネル専用です。

プライベートチャンネルでは、@channelか@hereを使ってください。

Q4. ユーザーグループは無料プランでも作れる?

A. いいえ、有料プラン(Pro以上)限定の機能です。

無料プランでは、@here、@channel、@everyoneのみ使用できます。

Q5. @channelを使ったら、何人に通知が行くか事前に分かる?

A. はい、送信前の確認ダイアログに表示されます。

「○○人に通知されます」と表示されるので、確認してから送信できます。

Q6. 自分だけ@channelの通知を受け取りたくない時は?

A. チャンネルをミュートするか、通知設定を変更してください。

方法1:チャンネルをミュート
そのチャンネルからの全ての通知がオフになります。

方法2:通知設定をカスタマイズ
環境設定→通知から、@channelの通知だけをオフにすることもできます。

Q7. 間違って@channelで送信してしまった!取り消せる?

A. メッセージは削除できますが、既に送られた通知は取り消せません。

誤送信に気づいたら、すぐにメッセージを削除して、お詫びのメッセージを送りましょう。

まとめ:適切な全員メンションでチームワークを円滑に

Slackの全員メンション機能は、使い方次第で便利にも迷惑にもなります。

この記事のポイント:

  • @hereは現在オンラインの人のみに通知(気軽に使える)
  • @channelはチャンネル全員に通知(緊急時に使う)
  • @everyoneはワークスペース全員に通知(#generalのみ、滅多に使わない)
  • 有料プランならユーザーグループで特定グループにメンション可能
  • 6人以上のチャンネルでは確認ダイアログが表示される
  • 迷ったら@hereを使う、休んでいる人の邪魔をしない
  • 時間帯、頻度、内容に注意してマナー良く使う
  • 管理者は使用権限を制限できる
  • スレッド内では全員メンションが効かない

使い分けの基本ルール:

  1. 軽い確認・情報共有 → @here
  2. チーム全員に今すぐ伝えたい → @channel
  3. 会社全体の緊急事態 → @everyone(#generalで)
  4. 特定グループのみ → ユーザーグループ(有料プラン)

全員メンションは強力な機能ですが、多用すると「通知疲れ」を引き起こします。

「本当に全員に通知する必要があるのか?」
「@hereで十分ではないか?」
「個別メンションやピン留めで代用できないか?」

常にこう自問してから使いましょう。

適切に使えば、チーム全体の情報共有がスムーズになり、重要なメッセージを確実に届けられます。賢く全員メンションを活用して、より良いチームコミュニケーションを実現してください!

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