「Slackでピン留めしたメッセージ、どこで見るんだっけ?」
そんな経験、ありませんか?便利なピン留め機能も、表示方法が分からなければ宝の持ち腐れです。
この記事では、Slackのピン留め表示方法から、見つからない時の対処法まで、初心者にも分かりやすく解説します。パソコン版もスマホ版も両方カバーしているので、どのデバイスでも安心です。
Slackのピン留めって何?

ピン留めとは、大切なメッセージを後から簡単に見つけられるように固定しておく機能のことです。
Slackでは毎日たくさんのメッセージが流れていきます。重要な連絡や資料があっても、どんどん新しいメッセージに埋もれてしまうんですよね。
そんな時にピン留めを使えば、必要な情報をいつでもすぐに見つけられるようになります。まるで付箋を貼るように、重要なメッセージに目印をつけるイメージです。
ピン留めの特徴:
- メッセージが薄いピンク色で表示される
- チャンネル上部に「ピン留めアイテム」として表示
- チャンネルメンバー全員で共有される
- 1つのチャンネルに最大100個まで設定可能
【パソコン版】ピン留めを表示する方法
パソコンでSlackを使っている方向けに、ピン留めの表示方法を説明します。
基本の表示方法
ピン留めされたメッセージを見る方法は、とても簡単です。
手順:
- チャンネルまたはDM画面の上部を見る
- 「○ピン留めアイテム」という表示を探す(○には数字が入ります)
- この表示をクリックする
これだけで、ピン留めされたメッセージの一覧が表示されます。
画面の見方:
クリックすると、右側に詳細パネルが開きます。そこにピン留めされたメッセージがすべて表示されるので、上から順番に確認できます。
複数のメッセージがピン留めされている場合は、一覧としてまとめて表示されるため、比較しながら見ることも可能です。
もう一つの表示方法:詳細アイコンから
別の方法として、詳細アイコンからアクセスする方法もあります。
手順:
- チャンネル画面の右上にある「i」マーク(詳細アイコン)をクリック
- 開いたパネルで「ピン留め」タブを選択
- ピン留めされたメッセージ一覧が表示される
この方法は、チャンネルの詳細情報を見るついでにピン留めも確認したい時に便利です。
ピン留めされたメッセージへジャンプする
ピン留め一覧からメッセージをクリックすると、元のメッセージがあった場所まで自動的にジャンプします。
会話の流れを確認したい時や、そのメッセージの前後関係を知りたい時に役立ちます。
【スマホ版】ピン留めを表示する方法
スマホアプリでSlackを使っている場合も、ピン留めの確認は簡単です。
iPhoneの場合
手順:
- チャンネルまたはDMを開く
- 画面右上の「詳細」をタップ
- 「ピン留めアイテム」セクションまでスクロール
- ピン留めされたメッセージが一覧表示される
または、「ピン留め」というタブが表示されている場合は、それをタップすればOKです。
Androidの場合
Androidでも基本的に同じです。
手順:
- チャンネルまたはDMを開く
- 画面右上の「詳細」(または三点リーダー)をタップ
- 「ピン留めアイテム」を選択
- ピン留めされたメッセージ一覧が表示される
スマホ版は画面が小さい分、ピン留めアイテムの表示が若干分かりにくいかもしれません。でも、一度場所を覚えてしまえば、いつでも簡単にアクセスできます。
ピン留めの設定方法(おさらい)
表示方法が分かったところで、念のためピン留めの設定方法もおさらいしておきましょう。
パソコンでピン留めする
手順:
- ピン留めしたいメッセージにマウスカーソルを合わせる
- 右側に表示される「…」(その他)アイコンをクリック
- 「チャンネルへピン留めする」を選択(DMの場合は「この会話にピン留めする」)
ピン留めが完了すると、メッセージが薄いピンク色で表示されます。また、「〇〇がピン留めしました」という通知がチャンネルに流れます。
スマホでピン留めする
手順:
- ピン留めしたいメッセージを長押し
- メニューから「メッセージをピン留め」または「会話にピン留めする」を選択
スマホの場合は、長押しがポイントです。
ピン留めを解除する方法
ピン留めが不要になった時は、簡単に解除できます。
パソコンで解除する方法
方法1:メッセージから直接解除
- ピン留めされたメッセージにカーソルを合わせる
- 「…」(その他)アイコンをクリック
- 「チャンネルからピンを外す」を選択
方法2:ピン留め一覧から解除
- 「○ピン留めアイテム」をクリック
- 外したいメッセージの右上にある「×」ボタンをクリック
- 「ピン留めしたアイテムを外す」を選択
スマホで解除する方法
手順:
- ピン留め一覧を開く
- 外したいメッセージを長押し
- 「会話からピンを外す」または「削除」を選択
他のメンバーがピン留めしたメッセージを外すと、そのメンバーにSlackbotから通知が届くので注意しましょう。
ピン留めが表示されない!原因と対処法
「ピン留めしたはずなのに表示されない」というトラブルは、意外とよくあります。
原因1:フリープランの90日制限
Slackのフリープランでは、メッセージの保存期間が90日です。
90日を過ぎると、ピン留めしたメッセージも自動的に削除されてしまいます。これは仕様なので、フリープランを使っている場合は注意が必要です。
対処法:
- 有料プランにアップグレードする(メッセージが無期限で保存される)
- 重要な情報は別の場所にもバックアップしておく
原因2:メッセージ自体が削除された
誰かがピン留めされたメッセージ自体を削除した可能性があります。
メッセージが削除されると、ピン留めも一緒に消えてしまいます。
対処法:
- チャンネルのメンバーに確認する
- メッセージ削除の権限設定を見直す
原因3:表示する場所を間違えている
ピン留めは、チャンネルごと・DMごとに設定されます。
例えば、「#プロジェクトA」チャンネルでピン留めしたメッセージは、「#プロジェクトB」チャンネルには表示されません。
対処法:
- ピン留めした場所(チャンネルやDM)を確認する
- 複数のチャンネルを確認してみる
原因4:アプリの不具合
Slackアプリに一時的な不具合が発生している可能性もあります。
対処法:
- アプリを再起動する
- ブラウザ版を試してみる(アプリ版で問題がある場合)
- アプリを最新版にアップデートする
- キャッシュをクリアする
それでも解決しない場合は、Twitterなどで「Slack 不具合」と検索して、同じ問題が大規模に発生していないか確認しましょう。
原因5:権限の問題
一部のワークスペースでは、管理者がピン留めの権限を制限している場合があります。
対処法:
- ワークスペースの管理者に確認する
- 自分のアカウント権限を確認する
ピン留めとブックマークの違い

Slackには、ピン留めに似た「ブックマーク」という機能もあります。混同しやすいので、違いを理解しておきましょう。
ピン留めの特徴
- 共有範囲: チャンネルまたはDMのメンバー全員
- 用途: チーム全体で共有したい重要情報
- 通知: ピン留めすると他のメンバーに通知が届く
- 表示: メッセージがピンク色になり、上部に表示
使用例:
- プロジェクトの目標や方針
- 重要な連絡事項
- よく使う資料へのリンク
- 緊急時の対応フロー
ブックマーク(保存)の特徴
- 共有範囲: 自分だけ
- 用途: 個人的に後で確認したいメッセージ
- 通知: 他のメンバーには通知されない
- 表示: サイドバーの「保存済みアイテム」に表示
使用例:
- 自分のタスクリスト
- 後で返信したいメッセージ
- 個人的にメモしておきたい情報
どちらを使うべき?
ピン留めを使う場面:
- チーム全員が知るべき情報
- 新メンバーも確認すべき内容
- 何度も参照する可能性がある資料
ブックマークを使う場面:
- 自分だけのTo-Doリスト
- 個人的な備忘録
- 他人に知られたくない情報
ピン留めを効果的に使うコツ
ピン留めは便利ですが、使いすぎると逆に分かりにくくなります。
コツ1:本当に重要なものだけ
ピン留めは、チーム全員が確認すべき本当に重要な情報に限定しましょう。
何でもかんでもピン留めすると、結局どれが重要か分からなくなってしまいます。目安として、1つのチャンネルで5〜10個程度に抑えるのがおすすめです。
コツ2:定期的に整理する
古くなった情報は、定期的にピン留めを外しましょう。
例えば月に1回、ピン留めアイテムを見直して、不要なものを削除する習慣をつけると良いでしょう。最新の情報だけが残るため、メンバーも混乱しません。
コツ3:ピン留めする際にコメントを追加
ピン留めする時に、なぜピン留めするのか一言コメントを添えると親切です。
例:「プロジェクトの最終目標です。迷った時はここを確認してください」
新しいメンバーが参加した時にも、理由が分かりやすくなります。
コツ4:チャンネルの説明にピン留めを案内
チャンネルの説明欄に「重要情報はピン留めアイテムを確認」と書いておくと、メンバーが情報を探しやすくなります。
コツ5:検索と組み合わせる
ピン留めされたメッセージの中でさらに検索したい時は、以下の検索式が使えます。
has:pin キーワード
例えば「has:pin 予算」と検索すれば、ピン留めされたメッセージの中から「予算」という言葉を含むものだけが表示されます。
Slackのピン留めに関するよくある質問
Q1. ピン留めできる数に制限はある?
A. はい、1つのチャンネルまたはDMにつき、最大100個までピン留めできます。
100個を超えると新しくピン留めできなくなるので、不要なものは削除しましょう。とはいえ、実際には100個も使うことは少ないはずです。
Q2. 自分がピン留めしたものだけ表示できる?
A. 残念ながら、自分がピン留めしたものだけをフィルターする機能はありません。
ピン留め一覧には、誰がピン留めしたかに関わらず、すべてのピン留めアイテムが表示されます。自分専用で保存したい場合は、ブックマーク機能を使いましょう。
Q3. ファイルもピン留めできる?
A. はい、できます。
ファイルが共有されたメッセージをピン留めすれば、そのファイルもピン留めアイテムに表示されます。重要な資料や頻繁に使うドキュメントをピン留めしておくと便利です。
Q4. 誰でもピン留めできる?
A. 基本的には、チャンネルのメンバーなら誰でもピン留めできます。
ただし、ワークスペースの設定によっては、管理者や特定の権限を持つユーザーしかピン留めできない場合もあります。自分がピン留めできるかどうかは、実際に試すか管理者に確認しましょう。
Q5. 他の人がピン留めを外したことは分かる?
A. はい、自分がピン留めしたメッセージを他の人が外すと、Slackbotから通知が届きます。
誤って外されてしまった場合は、再度ピン留めすることができます。
Q6. スレッド内のメッセージもピン留めできる?
A. はい、スレッド内のメッセージもピン留め可能です。
スレッド内で重要な結論や決定事項があった場合、それをピン留めすることで、他のメンバーも簡単に確認できます。
まとめ:ピン留めを活用してSlackをもっと便利に
Slackのピン留め機能は、使い方さえ分かれば、チームの情報共有を格段に効率化できます。
この記事のポイント:
- ピン留めは画面上部の「ピン留めアイテム」から表示できる
- スマホでは「詳細」メニューからアクセス
- フリープランでは90日で自動削除されるので注意
- ブックマークは個人用、ピン留めはチーム共有用
- 本当に重要な情報だけをピン留めし、定期的に整理する
ピン留め機能をうまく活用すれば、「あのメッセージ、どこだっけ?」と探し回る時間が減ります。
チーム全員が同じ情報にアクセスしやすくなり、プロジェクトもスムーズに進むはずです。
まずは試しに、今進行中のプロジェクトで重要なメッセージを1つピン留めしてみませんか?

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