Slackを使っているけど、今自分がどのプランなのか分からない…という経験はありませんか?
無料プランで使っているつもりが有料プランになっていたり、逆に有料プランの機能が使えなくて困ったりすることもあるでしょう。特に会社で使っている場合、自分の契約状況を把握しておくことは大切ですね。
この記事では、Slackのプラン確認方法を画像付きで分かりやすく解説します。パソコンでもスマホでも簡単にチェックできるので、ぜひ試してみてください。
Slackのプラン確認が必要な理由

プラン確認は面倒に感じるかもしれませんが、実はとても重要な作業です。
現在のプランを把握していないと、使える機能の範囲が分からず、せっかくの便利な機能を見逃してしまうことがあります。また、無料プランと有料プランでは保存期間やメッセージ履歴に大きな違いがあるため、重要なデータが消えてしまう前に対策を立てられるんです。
料金面でも、自分のワークスペースが月払いなのか年払いなのか、何人分の料金を支払っているのかを確認することで、無駄なコストを削減できます。
確認が特に重要なタイミング
無料トライアルを使い始めた時は要注意です。トライアル期間が終わると自動的に有料プランに切り替わる場合があるため、期限をチェックしておきましょう。
新しいメンバーがワークスペースに参加した時も確認のチャンスです。Slackは「フェアビリング」という仕組みで、メンバーが増えるとその分だけ料金が日割り計算されて追加されます。
また、チームの人数が増えたり減ったりした時も、プランの見直しが必要になることがあります。
パソコンでSlackプランを確認する方法
パソコンからSlackのプランを確認する手順は、デスクトップアプリでもウェブブラウザでも同じです。
管理者権限がある場合の確認手順
まず、画面左側のサイドバーにある「管理者」をクリックしてください。もし「管理者」が見当たらない場合は、ワークスペース名をクリックして設定メニューを開きましょう。
次に、メニューから「請求を管理する」を選択します。すると、プラン情報が表示される画面に移動するはずです。
「概要」タブを開くと、現在のプランの種類(フリー、プロ、ビジネスプラスなど)、契約中のメンバー数、次回の更新日、月払いか年払いかといった詳細情報がすべて確認できます。
管理者権限がない場合の確認方法
管理者でない場合でも、基本的なプラン情報は確認可能です。
画面左上のワークスペース名をクリックしてメニューを開いてください。メニュー内のワークスペース名の下に、現在のプラン名が表示されています。
例えば「フリープラン」や「プロプラン」といった文字が見えるはずです。これで自分のワークスペースがどのプランを使っているか分かります。
ただし、詳細な請求情報や契約内容は管理者のみが閲覧できるため、詳しく知りたい場合はワークスペースの管理者に問い合わせましょう。
スマホアプリでSlackプランを確認する方法
外出先でもプラン確認は簡単にできます。
スマホアプリを開いたら、右上のメニューアイコン(3本線や自分のアイコン)をタップしてください。
メニューから「設定」を選び、その中にある「プラン確認・変更」という項目を探します。
ここをタップすると、現在の料金プランの詳細画面が表示されます。パソコン版とほぼ同じ情報が確認できるので、直感的に操作できるでしょう。
無料トライアルの有無、有料プランの人数枠、次回更新日なども、この画面から一目で分かります。
Slackの主要プランと特徴
Slackには4つの主要プランがあり、それぞれ使える機能が大きく異なります。
フリープラン(無料)
個人や小規模なチームに最適なプランです。
基本的なメッセージ送受信やファイル共有は問題なく使えますが、いくつか重要な制限があります。メッセージとファイルの保存期間は過去90日間に限定され、1年以上前のコンテンツは自動的に削除されてしまいます。
音声通話やビデオ通話は1対1のみで、グループでの通話はできません。連携できるアプリも10個までという制限があります。
チームで本格的に使い始める前のお試し用として考えるのが良いでしょう。
プロプラン(有料)
小規模から中規模のチーム向けのプランです。
最大の特徴は、メッセージとファイルの履歴が無制限になること。過去のやり取りを遡って検索できるのは、仕事で使う上で非常に便利です。
グループでの音声・ビデオ通話も可能になり、最大50人まで参加できます。連携アプリの制限もなくなり、必要なツールを自由に追加できるようになります。
ワークフロービルダーという機能を使えば、定型作業を自動化することも可能です。
ビジネスプラス(有料)
より高度なセキュリティと管理機能が必要な企業向けのプランです。
プロプランの全機能に加えて、AI機能(会話の要約やスレッドノートなど)が標準で使えるようになります。SAML認証による安全なログインや、データのエクスポート機能なども利用可能です。
サポート体制も充実しており、優先的なカスタマーサポートが受けられます。
Enterprise+(エンタープライズ)
大企業や複数の拠点を持つ組織向けの最上位プランです。
ビジネスプラスの全機能に加え、組織全体で統一された管理が可能になります。複数のワークスペースを一元管理できる「Enterprise Grid」という仕組みが使えるため、大規模な組織でも効率的に運用できます。
料金は個別見積もりとなり、企業の規模やニーズに合わせて提案されます。
プラン確認時にチェックすべきポイント
プラン画面を開いたら、いくつか重要な情報を必ず確認しておきましょう。
契約人数と実際の利用者数
「アクティブメンバー数」という項目を見てください。これが実際にSlackを使っている人の数です。
契約人数よりもアクティブメンバーが少ない場合、無駄な料金を支払っている可能性があります。逆に、メンバーが増えると自動的に料金が追加されるため、予算管理には注意が必要です。
Slackの「フェアビリング」という仕組みでは、メンバーの追加や削除が日割り計算されます。例えば、月の途中で新しいメンバーを追加した場合、その月の残り日数分だけ料金が請求されるんです。
次回更新日と支払いサイクル
「次回更新日」を確認すると、いつ次の請求が発生するか分かります。
月払いと年払いでは、年払いの方が割引率が高く設定されています。長期的に使う予定なら、年払いに切り替えることで年間のコストを削減できるでしょう。
更新日の前日までにプラン変更やキャンセルを行えば、追加料金が発生しません。
無料トライアルの残り期間
無料トライアル中の場合、残り日数が表示されます。
トライアル期間が終わると自動的に有料プランに切り替わり、登録したクレジットカードに請求が発生します。継続する予定がない場合は、期限前にダウングレードの手続きを忘れずに行いましょう。
トライアル中にアップグレードを決めた場合でも、トライアル期間が終了するまで請求は発生しないので安心してください。
プラン変更が必要な場合の手順
現在のプランが自分のニーズに合っていない場合、プラン変更を検討しましょう。
アップグレード(より上位のプランに変更)する場合は、「管理者」メニューから「請求を管理する」を開き、「プランの詳細を変更する」を選択します。
希望するプランを選び、請求サイクル(月払いまたは年払い)を決めてください。プラン変更をすぐに反映させるか、次回の更新日に反映させるか選べます。
支払い方法を確認し、「購入」ボタンをクリックすれば変更完了です。
ダウングレード(より下位のプランに変更)する場合も同様の手順ですが、いくつか注意点があります。
有料プランからフリープランに戻すと、過去90日以前のメッセージやファイルにアクセスできなくなります。重要なデータは事前にエクスポートしておくことをおすすめします。
また、有料プラン限定の機能(グループビデオ通話、ワークフロービルダーなど)が使えなくなる点も考慮してください。
よくある質問と回答
複数のワークスペースがある場合の確認方法は?
Slackでは、ワークスペースごとに別々のプランを契約します。
そのため、参加している各ワークスペースで個別に確認作業が必要です。左上のワークスペース名をクリックすると、参加中の全ワークスペースが表示されるので、それぞれ切り替えながらプラン情報をチェックしましょう。
プラン変更後、いつから新しい機能が使えますか?
「すぐに変更を反映」を選んだ場合、通常は数分以内に新しいプランの機能が利用可能になります。
「次回更新日に反映」を選んだ場合は、現在の契約期間が終了するまで待つ必要があります。どちらを選ぶかは、緊急性とコストのバランスで判断してください。
プラン確認に管理者権限は必須ですか?
基本的なプラン名や種類は一般メンバーでも確認できます。
ただし、詳細な請求情報、契約人数、支払い方法などは管理者(Owner)権限が必要です。自分に権限がない場合は、ワークスペースの管理者に問い合わせましょう。
無料トライアル終了後に自動的に課金されますか?
はい、無料トライアル期間が終了すると、自動的に有料プランに切り替わります。
登録したクレジットカードに料金が請求されるため、継続する予定がない場合は必ず期限前にダウングレードの手続きを行ってください。
まとめ:定期的なプラン確認でSlackを賢く使おう
Slackのプラン確認は、パソコンでもスマホでも簡単にできます。
管理者権限があれば、「管理者」メニューから「請求を管理する」を選ぶだけで詳細情報が確認可能です。一般メンバーでも、ワークスペース名の横に表示されるプラン情報で基本的な内容は把握できます。
定期的にプラン状況をチェックすることで、無駄なコストを削減したり、必要な機能を見逃さずに活用したりできるでしょう。特に無料トライアル中の方や、チームの人数が変動しやすい環境で使っている方は、月に一度の確認をおすすめします。
自分のワークスペースが今どのプランなのか、この記事を参考に今すぐチェックしてみてください!

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