「仕事の連絡がLINEで来るけど、プライベートと混ざって困る」「SlackとLINEって何が違うの?」こんな悩みはありませんか?
どちらもメッセージをやり取りするツールですが、実は目的や機能が大きく異なります。使い分けを間違えると、仕事の効率が下がったり、プライベートの時間が侵害されたりすることも。
この記事では、SlackとLINEの違いを分かりやすく解説していきます。どちらを使うべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
- SlackとLINEの基本的な違い
- それぞれのメリット・デメリット
- ビジネス利用での比較ポイント
- 料金プランの違い
- セキュリティ面の違い
- 使い分けの具体的な方法
SlackとLINEの最大の違いは「用途」

最初に結論からお伝えします。SlackとLINEの最大の違いは、想定されている使い方です。
LINEは「個人向け」のコミュニケーションツール
LINEは、友だちや家族との連絡に使うことを前提に作られています。
LINEの主な用途
- 友人とのおしゃべり
- 家族との連絡
- プライベートなグループチャット
- スタンプを使った気軽なやり取り
もちろん仕事で使っている人もいますが、基本的には個人利用を想定したツールなんです。
Slackは「ビジネス向け」のコミュニケーションツール
一方、Slackは最初から企業やチームでの利用を想定して作られています。
Slackの主な用途
- チームでのプロジェクト管理
- 部署間の情報共有
- リモートワークでのコミュニケーション
- 業務ツールとの連携
仕事の効率を上げることを目的に設計されているため、ビジネスに特化した機能が豊富です。
「ビジネスでLINEを使う」という選択肢
実は、ビジネス向けに作られた「LINE WORKS」というサービスもあります。通常のLINEとは別物で、企業での利用に特化しています。
この記事では主にSlackと通常のLINE(個人向け)を比較しますが、必要に応じてLINE WORKSについても触れていきますね。
【比較表】SlackとLINEの違いを一目で確認
まず、主要な違いを表で確認しましょう。
| 項目 | Slack | LINE |
|---|---|---|
| 主な用途 | ビジネス・チーム作業 | 個人間のコミュニケーション |
| 利用デバイス | PC・スマホ・タブレット(複数可) | 1つのスマホに1アカウント |
| アカウント認証 | メールアドレス | 電話番号 |
| チャンネル機能 | あり(プロジェクトごとに整理) | グループチャットのみ |
| スレッド機能 | あり(話題ごとに返信) | なし |
| メッセージ編集 | 可能 | 不可能 |
| メッセージ削除 | 可能 | 送信取消のみ |
| 検索機能 | 強力(過去の全メッセージ) | 限定的 |
| 外部ツール連携 | 2,600以上 | 限定的 |
| 料金 | 無料〜有料プラン | 基本無料 |
| 管理者権限 | 充実(企業管理向け) | 個人レベル |
| ファイル共有 | 充実(一覧表示も可) | 可能だが管理しにくい |
この表を見ると、Slackがいかにビジネス向けに作られているかが分かりますね。
SlackとLINEの機能面での違い
それぞれの機能について、もう少し詳しく見ていきましょう。
利用できるデバイスの違い
LINEの場合
LINEは、基本的に1つの電話番号につき1つのアカウントしか作れません。
- スマホでログインすると、他のデバイスからは自動的にログアウト
- パソコン版もありますが、スマホと同時利用には制限あり
- タブレットだけで使うのは難しい
Slackの場合
Slackは、メールアドレスとパスワードでログインするため、どこからでも同じアカウントを使えます。
- パソコン、スマホ、タブレットで同時利用可能
- 自宅のパソコン、会社のパソコン、両方からアクセスOK
- デバイスが変わっても継続して使える
仕事で使う場合、複数のデバイスから同時にアクセスできるSlackの方が便利ですね。
チャンネルとグループの違い
LINEのグループチャット
LINEでは、複数人でやり取りする場合「グループチャット」を作ります。
- すべてのメッセージが時系列で表示される
- 複数の話題が同時進行すると混乱しやすい
- 新しいメンバーは過去のメッセージを見られない場合も
Slackのチャンネル
Slackでは、プロジェクトや部署ごとに「チャンネル」を作ります。
- 「#営業部」「#開発チーム」「#プロジェクトA」など、目的別に整理
- 新しく参加した人も過去の履歴を確認できる
- 必要なチャンネルだけに参加すればOK
例えば、会社で10個のプロジェクトが動いている場合、Slackなら10個のチャンネルを作って整理できます。LINEでグループを10個作ると、管理が大変になってしまいますね。
スレッド機能の有無
LINEにはスレッド機能がない
LINEでは、すべての発言が1つの流れに表示されます。
山田:今日の会議の議事録です
佐藤:来週の出張の件なんですが
田中:山田さん、議事録ありがとうございます
鈴木:佐藤さん、出張は水曜日でしたっけ?
このように、複数の話題が混ざってしまいます。
Slackにはスレッド機能がある
Slackでは、特定のメッセージに対して「スレッド」で返信できます。
山田:今日の会議の議事録です
└ 田中:ありがとうございます(スレッド内)
└ 伊藤:確認しました(スレッド内)
佐藤:来週の出張の件なんですが
└ 鈴木:水曜日ですね(スレッド内)
話題ごとに会話をまとめられるので、情報が整理しやすくなります。
メッセージの編集と削除
LINEの場合
一度送信したメッセージは、基本的に編集できません。
- 送信取消はできるが、「メッセージの送信を取り消しました」と表示される
- 誤字を修正したい場合、送り直す必要がある
- 間違った情報を送ってしまうと訂正が面倒
Slackの場合
送信後もメッセージを自由に編集・削除できます。
- 編集すると「(編集済み)」というマークが付く
- 誤字脱字をすぐに修正可能
- 相手にも編集中であることが表示される
ビジネスでは、正確な情報のやり取りが重要です。後から修正できるSlackの方が安心ですね。
検索機能の違い
仕事で使う場合、過去のやり取りを探す場面は多いです。検索機能の違いは、意外と大きな差になります。
LINEの検索機能
LINEにも検索機能はありますが、かなり限定的です。
できること
- トーク内でのキーワード検索
- 特定の人とのトーク履歴を見る
できないこと・不便なこと
- すべてのグループを横断した検索は難しい
- ファイル名での検索が弱い
- 日付指定での検索がやりにくい
「先月、誰かが送ってくれた資料、どこだっけ?」という時、探すのが大変です。
Slackの検索機能
Slackの検索機能は、非常に強力です。
できること
- すべてのチャンネルを横断して検索
- 特定の人が書いたメッセージだけを検索
- 日付範囲を指定して検索
- ファイル名やファイル内容での検索
- 特定のチャンネル内だけの検索
検索例
- 「田中さんが先月送った予算に関するメッセージ」
- 「#営業部チャンネルの2週間前のPDF資料」
- 「プロジェクトAについて誰かが言及したすべてのメッセージ」
過去の情報を探す時間が大幅に減ります。
外部ツールとの連携
現代の仕事では、様々なツールを組み合わせて使うのが一般的です。
LINEの連携機能
LINEは基本的に単独で使うツールです。
連携できるもの
- LINE Pay
- LINE NEWS
- その他LINE系サービス
連携できないもの
- Googleカレンダー
- Googleドライブ
- Zoom
- その他ビジネスツール全般
仕事で使う他のツールとの連携は、ほとんどできません。
Slackの連携機能
Slackは、2,600以上の外部サービスと連携できます。
主な連携可能ツール
- Googleドライブ
- Googleカレンダー
- Zoom
- Dropbox
- Trello(プロジェクト管理)
- GitHub(開発者向け)
- Salesforce(営業管理)
- Notion(ドキュメント管理)
連携のメリット
例:Googleカレンダーと連携すると...
→ Slack上で会議の通知が来る
→ 会議の予定をSlackから直接作成できる
例:Googleドライブと連携すると...
→ ファイルをSlackから直接検索できる
→ ファイルをSlack上でプレビューできる
いちいちアプリを切り替える必要がなく、Slackを中心に仕事を進められます。
セキュリティと管理機能の違い
ビジネスで使う場合、セキュリティは非常に重要です。
LINEのセキュリティ
LINEは個人向けサービスなので、企業での管理機能は限定的です。
問題点
- 社員が退職してもアカウントを削除できない(個人のアカウントのため)
- 会社の情報が個人のスマホに残り続ける
- 管理者が社内のやり取りをコントロールできない
- 情報漏洩のリスクが高い
良い点
- Letter Sealing機能で暗号化可能
- 二段階認証あり
個人で使う分には問題ありませんが、会社の機密情報を扱うには不安が残ります。
Slackのセキュリティ
Slackは企業利用を想定しているため、管理機能が充実しています。
管理者ができること
- メンバーの追加・削除を一元管理
- 退職者のアクセス権を即座に削除
- チャンネルの閲覧権限を細かく設定
- 必要に応じてメッセージログをエクスポート
- シングルサインオン(SSO)の設定
セキュリティ機能
- エンタープライズグレードの暗号化
- 二段階認証(2FA)
- データの保管場所を選択可能
- コンプライアンス対応(GDPR、SOC2など)
会社としてセキュリティをコントロールできるので、安心して使えます。
料金プランの違い
LINEの料金
基本:完全無料
- 個人間のメッセージ:無料
- 音声通話・ビデオ通話:無料
- グループチャット:無料
- スタンプ:一部有料
LINEは基本的にすべて無料で使えます。ビジネス向けの「LINE公式アカウント」は別途料金がかかりますが、通常の利用なら費用はかかりません。
Slackの料金
Slackには、無料プランと有料プランがあります。
無料プラン(Freeプラン)
- 料金:0円
- メッセージ履歴:直近90日間のみ
- ファイルストレージ:5GB
- 1対1の音声・ビデオ通話のみ
- アプリ連携:10個まで
有料プラン(Proプラン)
- 料金:1人あたり月925円〜
- メッセージ履歴:無制限
- ファイルストレージ:1人あたり10GB
- 音声・ビデオ通話:最大50人
- アプリ連携:無制限
- ゲストアカウント機能
- 24時間365日サポート
有料プラン(Business+プラン)
- 料金:1人あたり月1,600円〜
- Proプランの全機能
- SAML認証
- データのエクスポート機能
- コンプライアンス機能強化
有料プラン(Enterprise Grid)
- 料金:要相談(大企業向け)
- 無制限のワークスペース
- 高度なセキュリティ
- 専任サポート
小規模なチームなら無料プランでも十分使えます。本格的にビジネスで使う場合は、有料プランが必要になるでしょう。
SlackとLINEのメリット・デメリット

それぞれの良い点と悪い点をまとめました。
LINEのメリット
1. 圧倒的な普及率
日本では9,000万人以上が使っています。相手がLINEを持っている可能性が非常に高いです。
2. 操作が簡単
誰でも直感的に使えるシンプルな設計です。
3. スタンプが豊富
気軽なコミュニケーションに最適です。
4. 完全無料
どれだけ使っても料金がかかりません。
5. 音声・ビデオ通話が手軽
ワンタップで通話を始められます。
LINEのデメリット
1. ビジネス管理機能が不足
企業として情報を管理できません。
2. プライベートと混ざる
仕事とプライベートの境界が曖昧になります。
3. 複数デバイスでの同時利用が制限される
スマホとパソコンを同時に使いにくいです。
4. 検索機能が弱い
過去の情報を探すのが大変です。
5. ビジネスツールとの連携がない
他の業務ツールと組み合わせて使えません。
Slackのメリット
1. チームワークに最適化
プロジェクト管理やチーム作業がしやすい設計です。
2. 強力な検索機能
過去の情報をすぐに見つけられます。
3. 豊富な連携機能
様々な業務ツールと連携できます。
4. 情報の整理がしやすい
チャンネルやスレッドで整然と管理できます。
5. 企業向け管理機能
セキュリティやアクセス権限をしっかり管理できます。
6. 複数デバイス対応
どこからでも同じアカウントでアクセスできます。
Slackのデメリット
1. 学習コストがある
LINEに比べると、使い方を覚えるのに時間がかかります。
2. 日本での普及率が低い
LINEほど一般的ではありません。
3. 本格利用には料金がかかる
無料プランには制限があります。
4. 通知が多くなりがち
複数のチャンネルに参加すると、通知が増えます。
5. カジュアルさに欠ける
スタンプなどの遊び要素は少ないです。
こんな人はSlackがおすすめ
以下のような状況なら、Slackの導入を検討しましょう。
Slackが適している場合
1. リモートワークを導入している企業
- 在宅勤務のメンバーが多い
- 拠点が複数ある
- フレックスタイム制を採用
2. プロジェクトが複数進行している
- 同時に複数の案件を抱えている
- 部署をまたいだ協力が必要
- タスク管理を効率化したい
3. IT・エンジニア系の企業
- 開発ツールと連携したい
- GitHub、Gitlabなどを使っている
- 技術的なディスカッションが多い
4. セキュリティを重視する企業
- 機密情報を扱う
- コンプライアンスが厳しい
- 情報漏洩のリスクを最小限にしたい
5. ツールの一元化を目指している
- 複数のツールを使い分けている
- 情報が散らばって困っている
- 業務効率を上げたい
こんな人はLINEがおすすめ
一方、以下のような場合はLINEでも十分かもしれません。
LINEが適している場合
1. 小規模なチームや個人事業主
- メンバーが5人以下
- プロジェクトが1〜2個程度
- 複雑な管理は不要
2. 顧客とのコミュニケーション
- お客様の多くがLINEを使っている
- 気軽に連絡を取りたい
- カジュアルなやり取りが中心
3. 現場作業が多い業種
- オフィスワークが少ない
- スマホメインで連絡を取る
- シンプルな連絡手段で十分
4. すでにLINEで運用している
- 全員がLINEに慣れている
- 新しいツールを導入するコストが大きい
- 今のところ大きな問題がない
5. 予算が限られている
- ツールにコストをかけられない
- 無料で使い続けたい
ただし、これらの場合でも、ビジネス用には「LINE WORKS」を検討する価値があります。
LINE WORKSという選択肢
「LINEの使いやすさ」と「ビジネス機能」を両立させたのが「LINE WORKS」です。
LINE WORKSとは?
LINE WORKSは、通常のLINEとは別のビジネス向けサービスです。
通常のLINEとの違い
- 会社が一元管理できる
- セキュリティが強化されている
- ビジネス機能が追加されている
- 通常のLINEユーザーとも連絡できる(これが最大の特徴!)
LINE WORKSの特徴
1. LINEユーザーとつながれる
LINE WORKSの最大の特徴は、通常のLINEを使っている人とも連絡が取れることです。
- お客様とのやり取りがスムーズ
- 社内はLINE WORKS、お客様は通常のLINE
- 新たにアプリをインストールしてもらう必要なし
2. 使い慣れたLINEのUI
見た目や操作方法がLINEとほぼ同じなので、学習コストがほとんどありません。
3. ビジネス機能が充実
- カレンダー機能
- アンケート機能
- ファイル管理
- 既読確認
- 管理者による一元管理
SlackとLINE WORKSの比較
| 項目 | Slack | LINE WORKS |
|---|---|---|
| 外部ツール連携 | 2,600以上 | 限定的 |
| LINEユーザーとの連携 | 不可 | 可能 |
| 使いやすさ | 学習が必要 | 直感的 |
| 検索機能 | 非常に強力 | 標準的 |
| カスタマイズ性 | 高い | 限定的 |
| 日本での普及率 | 中程度 | 高い |
Slackが向いている企業
- IT・エンジニア系
- 多数のツールを連携させたい
- 高度なカスタマイズが必要
LINE WORKSが向いている企業
- 顧客の多くがLINEを使用
- 外回りや店舗での業務が多い
- シンプルで使いやすいツールが必要
【実例】どう使い分ける?
実際の使い分け例をいくつか紹介します。
パターン1:完全に分ける
LINEの使い方
- 家族との連絡
- 友人とのおしゃべり
- プライベートな予定の調整
Slackの使い方
- 仕事のすべてのやり取り
- プロジェクト管理
- ファイル共有
メリット
- 仕事とプライベートが完全に分離
- 休日に仕事の通知が来ない
- 集中しやすい
パターン2:用途で使い分ける
LINE
- 緊急の連絡(電話代わり)
- 簡単な確認事項
- スケジュール調整
Slack
- プロジェクトの議論
- ファイル共有
- 情報の蓄積が必要なやり取り
パターン3:相手で使い分ける
LINE(またはLINE WORKS)
- お客様とのやり取り
- 外部パートナーとの連絡
- ITに不慣れな人との連絡
Slack
- 社内メンバーとのやり取り
- エンジニアチームでの開発
- プロジェクトチームでの作業
よくある質問(FAQ)
Q1:仕事でLINEを使うのは問題ありますか?
A:小規模なら問題ないですが、リスクがあります。
以下のリスクを理解した上で使いましょう。
リスク
- 社員の退職後も会社の情報が残る
- プライベートとの境界が曖昧になる
- 情報漏洩のリスクが高い
- 会社として管理できない
本格的にビジネスで使うなら、SlackかLINE WORKSの導入を検討してください。
Q2:Slackは難しくないですか?
A:最初は慣れが必要ですが、すぐに使えるようになります。
確かにLINEよりは複雑ですが、以下のポイントを押さえれば大丈夫です。
基本だけ覚えればOK
- メッセージの送り方
- チャンネルの参加方法
- ダイレクトメッセージの使い方
- ファイルの共有方法
高度な機能は、必要になってから覚えればいいんです。
Q3:SlackとLINE、両方使う必要はありますか?
A:用途を分ければ、両方使うのが理想的です。
推奨される使い分け
- プライベート → LINE
- 仕事 → Slack(またはLINE WORKS)
1つのツールで全部やろうとすると、どうしても不便が出てきます。
Q4:無料プランでSlackは十分使えますか?
A:小規模チームなら十分です。
無料プランで問題ないケース
- メンバーが10人以下
- メッセージ履歴は直近90日分で十分
- 基本的な機能だけ使う
有料プランが必要なケース
- メンバーが多い
- 過去のメッセージをずっと保存したい
- 多数のアプリと連携したい
- セキュリティ機能が必要
まずは無料で試してみて、必要になったら有料プランに切り替えましょう。
Q5:SlackからLINEに、LINEからSlackに移行できますか?
A:可能ですが、データの引き継ぎは限定的です。
移行時の注意点
- 過去のメッセージはそのまま移行できない
- ファイルは手動で移す必要がある
- メンバーに新しいアカウントを作ってもらう必要がある
移行は可能ですが、計画的に進めることが大切です。
Q6:LINEでもスレッド機能は使えますか?
A:残念ながら、通常のLINEにはスレッド機能がありません。
スレッド機能が必要な場合は、以下を検討してください。
- Slack
- LINE WORKS(一部機能あり)
- Microsoft Teams
Q7:どちらがセキュリティが高いですか?
A:ビジネス利用ならSlackの方が安全です。
理由
- 企業による一元管理が可能
- アクセス権限を細かく設定できる
- 退職者のアクセスをすぐに削除できる
- コンプライアンス対応が充実
ただし、どちらも基本的な暗号化には対応しています。
Q8:Slackは日本語に対応していますか?
A:はい、完全に日本語対応しています。
- インターフェースがすべて日本語
- 日本語でのサポートあり
- 日本語の資料やヘルプも充実
日本でも問題なく使えます。
Q9:お客様との連絡にはどちらを使うべきですか?
A:お客様の状況に合わせましょう。
LINEまたはLINE WORKSがおすすめの場合
- お客様がLINEを普段から使っている
- ITに不慣れなお客様が多い
- カジュアルな業界
Slackがおすすめの場合
- ITリテラシーの高いお客様
- 複雑なプロジェクトを一緒に進める
- ファイル共有や情報管理が重要
Q10:社員全員にSlackを使わせるのは大変ですか?
A:導入計画をしっかり立てれば大丈夫です。
成功のポイント
- まずは小さなチームで試す
- 使い方のマニュアルを作る
- 社内で「Slack推進担当」を決める
- 分からないことを気軽に聞ける環境を作る
- 無理に全機能を使わせない
段階的に導入すれば、スムーズに移行できます。
まとめ:SlackとLINEを正しく使い分けよう
この記事では、SlackとLINEの違いについて詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
3つの重要ポイント
1. 用途が根本的に違う
- LINE:個人間のコミュニケーション
- Slack:ビジネス・チーム作業
2. 機能面で大きな差がある
- Slack:チャンネル、スレッド、検索、連携が充実
- LINE:シンプルで使いやすいが、ビジネス機能は限定的
3. セキュリティと管理機能が異なる
- Slack:企業向けの管理機能が充実
- LINE:個人レベルの管理のみ
どちらを選ぶべきか
Slackを選ぶべき人
- チームで仕事をする
- プロジェクト管理が必要
- 情報を整理して保存したい
- 他のツールと連携したい
- セキュリティを重視する
LINEを選ぶべき人
- 個人での利用がメイン
- シンプルな連絡手段で十分
- 顧客の多くがLINEを使っている
- 予算をかけたくない
LINE WORKSを選ぶべき人
- LINEユーザーとやり取りしたい
- 使いやすさを重視する
- 外回りや店舗での業務が多い
- 基本的なビジネス機能があればOK
理想的な使い分け
多くの場合、プライベートとビジネスを分けるのが理想的です。
プライベート:LINE
├─ 家族との連絡
├─ 友人とのおしゃべり
└─ 個人的な用事
ビジネス:Slack / LINE WORKS
├─ 社内コミュニケーション
├─ プロジェクト管理
├─ ファイル共有
└─ 顧客対応(LINE WORKS)
最初の一歩
もし今、仕事でLINEを使っていて困っているなら、まずはSlackの無料プランを試してみましょう。
おすすめの導入ステップ
- 小さなプロジェクトチームで試す(3〜5人)
- 2週間使ってみる
- メンバーの感想を聞く
- 良ければ徐々に範囲を広げる
無料で始められるので、リスクはありません。
どちらを選ぶにしても、「仕事用」と「プライベート用」を分けることが、快適なコミュニケーションの第一歩です。
あなたの働き方に合った最適なツールを見つけて、効率的で心地よいコミュニケーション環境を作っていきましょう!


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