Slackを使っていて、「ワークスペースのURLってどこで確認するの?」と困ったことはありませんか?新しいメンバーを招待したいときや、外部ツールと連携したいときに、このURLが必要になります。
この記事では、Slackの各種URLを確認する方法を、画像を見なくても分かるように丁寧に解説していきます。デスクトップ、スマホ、どちらからでも簡単に確認できますよ。
この記事で分かること
- ワークスペースURLの確認方法(3つの方法)
- チャンネルURLの取得方法
- Webhook URLの設定方法
- ワークスペースIDとは何か
SlackのURLとは?知っておきたい基礎知識

Slackには、いくつかの種類の「URL」が存在します。まずは、それぞれの違いを理解しておきましょう。
ワークスペースURLって何?
ワークスペースURLは、あなたのチームが使っているSlackの「住所」のようなものです。
形式の例
会社名.slack.com
例えば、会社名が「yamada」なら、yamada.slack.com というURLになります。このURLを使って、チームメンバーはSlackにアクセスできるんです。
その他のURL
Slackには、他にも重要なURLがあります。
チャンネルURL
特定のチャンネルに直接アクセスするためのリンクです。チャンネルを共有したいときに便利ですね。
Webhook URL
外部のアプリやサービスからSlackに通知を送るための特別なURLです。自動化ツールを使うときに活用します。
ワークスペースID
「T」から始まる文字列で、ワークスペースを識別するための番号です。APIを使った連携などで必要になることがあります。
【方法1】デスクトップアプリでワークスペースURLを確認する
最も簡単な方法は、デスクトップアプリから確認する方法です。たった2ステップで完了しますよ。
サイドバーから確認する手順
ステップ1:ワークスペース名をクリック
Slackアプリの左上にある、ワークスペース名(チーム名)をクリックしてください。
ステップ2:URLを確認
ワークスペース名の下に、URLが表示されます。
例:yamada.slack.com
もしURLが途中で切れている場合は、次の「設定ページから確認する」方法を使いましょう。
設定ページから確認する手順
より詳細な情報を見たい場合は、設定ページから確認できます。
ステップ1:プロフィールアイコンをクリック
右上にある自分のプロフィール写真をクリックします。
ステップ2:メニューを開く
「設定とアドミニストレーション」を選択しましょう。
ステップ3:ワークスペース設定へ
「ワークスペースの設定」をクリックします。
ステップ4:URLを確認
「基本情報」タブの中に、ワークスペースURLが表示されています。ここでは、URLが全て表示されるので便利です。
【方法2】WebブラウザでワークスペースURLを確認する
パソコンのブラウザからSlackを使っている方は、この方法が便利ですね。
アドレスバーから確認する方法
ステップ1:Slackにログイン
ブラウザで slack.com にアクセスし、ログインしてください。
ステップ2:ワークスペースを開く
自分のワークスペース(例:yamada.slack.com)を使ってSlackを開きます。
ステップ3:URLの形式を確認
ページが読み込まれると、ブラウザのアドレスバーに以下のような形式でURLが表示されます。
https://app.slack.com/client/TXXXXXXX/CXXXXXXX
この「T」から始まる文字列が、ワークスペースIDです。通常のワークスペースURLとは異なりますが、これも重要な識別情報になります。
サイドバーから確認する方法
ブラウザ版でも、デスクトップアプリと同じようにサイドバーから確認できます。
ステップ1:ワークスペース名をクリック
左上のワークスペース名をクリックしましょう。
ステップ2:URLを確認
ワークスペース名の下にURLが表示されます。
【方法3】スマホアプリでワークスペースURLを確認する
外出先でもURLを確認したいときは、スマホアプリから簡単にチェックできます。
iPhoneとAndroidの確認手順
ステップ1:Slackアプリを開く
スマートフォンでSlackアプリを起動してください。
ステップ2:メインメニューを表示
ホーム画面から右にスワイプします。メインメニューが開きますね。
ステップ3:URLを確認
ワークスペース名の下に、URLが表示されています。
もっと詳しい情報を見たい場合は、次の手順を試してみましょう。
設定から詳細を確認する方法
ステップ1:プロフィール画像をタップ
画面上部にある自分のプロフィール写真をタップします。
ステップ2:設定を開く
「設定」または「ワークスペース設定」を選択しましょう。
ステップ3:詳細情報を確認
「ワークスペースの詳細を表示」をタップすると、URLが表示されます。
チャンネルのURLを取得する方法
特定のチャンネルに直接アクセスできるURLも取得できます。チャンネルを社外の人と共有したいときなどに便利です。
デスクトップでの取得方法
ステップ1:チャンネル名を右クリック
サイドバーにあるチャンネル名の上で右クリックします。
ステップ2:リンクをコピー
「リンクアドレスをコピー」を選択してください。
これで、チャンネルへの直接リンクがクリップボードにコピーされます。
チャンネルURLの形式
取得したURLは、以下のような形式になっています。
https://ワークスペース名.slack.com/archives/チャンネルID
または
https://app.slack.com/client/TXXXXXXX/CXXXXXXX
この「C」から始まる文字列が、チャンネルIDです。
チャンネルIDを確認する方法
チャンネルIDだけを知りたい場合は、次の方法があります。
ステップ1:チャンネルを開く
対象のチャンネルをクリックして開きます。
ステップ2:チャンネル名をクリック
画面上部のチャンネル名をクリックしましょう。
ステップ3:IDを確認
チャンネル情報が表示されます。下の方にスクロールすると、チャンネルIDが記載されています。
Webhook URLを設定・確認する方法

外部サービスからSlackに通知を送りたいときは、Webhook URLが必要です。Google Apps Scriptなどのツールと連携する際によく使います。
Incoming Webhookを追加する手順
ステップ1:アプリを検索
左サイドバーの「その他」アイコンをクリックします。
ステップ2:Webhookアプリを探す
検索ボックスに「Incoming Webhooks」と入力して検索しましょう。
ステップ3:アプリを追加
「Incoming Webhooks」が見つかったら、「追加」ボタンをクリックします。
ステップ4:チャンネルを選択
メッセージを投稿したいチャンネルを選んでください。
ステップ5:インテグレーションを追加
「Incoming Webhook インテグレーションの追加」をクリックします。
ステップ6:URLをコピー
設定画面に表示される「Webhook URL」をコピーしましょう。
Webhook URLの形式
取得したWebhook URLは、以下のような形式です。
https://hooks.slack.com/services/TXXXXXXXX/BXXXXXXXX/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
このURLは、外部のスクリプトやアプリケーションから使用できます。
重要な注意点
セキュリティに注意
Webhook URLは、パスワードのように大切な情報です。他の人に知られないように管理してください。このURLを知っている人は、あなたのSlackにメッセージを送信できてしまいます。
チャンネルは後から変更できない
Webhook設定時に選んだチャンネルは、後から変更できません。別のチャンネルに送りたい場合は、新しくWebhookを作成する必要があります。
ワークスペースIDとオーガナイゼーションIDの違い
少し専門的な話になりますが、SlackにはワークスペースIDとオーガナイゼーションIDの2種類があります。
ワークスペースID(フリー・プロ・ビジネスプラス)
通常のプランを使っている場合、ワークスペースIDは「T」から始まります。
確認方法
- Webブラウザでワークスペースにアクセス
- URLを確認:
https://app.slack.com/client/TXXXXXXX/CXXXXXXX - 「T」から始まる文字列がワークスペースID
オーガナイゼーションID(Enterprise Grid)
大企業向けのEnterprise Gridプランを使っている場合は、「E」から始まるIDになります。
確認方法
- Webブラウザでオーガナイゼーションにアクセス
- URLを確認:
https://app.slack.com/client/EXXXXXXX/CXXXXXXX - 「E」から始まる文字列がオーガナイゼーションID
IDの用途
これらのIDは、以下のような場面で使用します。
- APIを使った自動化
- ワークスペースの承認設定
- デスクトップアプリの設定管理
- 外部ツールとの連携設定
普段の使用では、あまり意識する必要はありません。
URLを確認できないときの対処法
「URLが見つからない」「表示されない」というトラブルもあるかもしれません。そんなときは、以下の方法を試してみてください。
URLが途中で切れている場合
サイドバーに表示されるURLが長すぎて、途中で切れていることがあります。
対処法
設定ページから確認しましょう。「ワークスペースの設定」→「基本情報」タブで、完全なURLを見られます。
権限がない場合
ワークスペースの設定を見る権限がない場合、一部の情報にアクセスできないことがあります。
対処法
ワークスペースの管理者に確認を依頼しましょう。管理者であれば、すべての設定を確認できます。
ログインできない場合
そもそもSlackにログインできないと、URLの確認もできませんね。
対処法
- 正しいメールアドレスとパスワードを使っているか確認
- パスワードを忘れた場合は、「パスワードを忘れた方」からリセット
- それでも解決しない場合は、管理者に連絡
アプリが古い場合
Slackアプリのバージョンが古いと、表示が正しくないことがあります。
対処法
アプリを最新バージョンにアップデートしてください。App StoreやGoogle Play、公式サイトから更新できます。
URLを変更する方法(管理者向け)
ワークスペースのURLは、必要に応じて変更することもできます。ただし、管理者権限が必要です。
変更する前の確認事項
重要な注意点
- すべてのメンバーに事前通知が必要
- 外部サービスとの連携URLも更新が必要
- 古いURLは他のグループが使える可能性がある
URLを変更すると、チーム全体に影響が出ます。慎重に進めましょう。
変更の手順
ステップ1:設定を開く
ワークスペース名をクリックし、「ツールと設定」→「ワークスペースの設定」を選択します。
ステップ2:名前とURLを選択
「ワークスペース名およびURL」の項目を見つけましょう。
ステップ3:URLを変更
「URL」の横にある「変更」ボタンをクリックします。
ステップ4:新しいURLを入力
希望するURLを入力してください。使用可能かどうか、自動的にチェックされます。
ステップ5:保存
「変更を保存する」をクリックして完了です。
変更後の対応
URL変更後は、以下の確認を忘れずに行いましょう。
チームへの通知
すべてのメンバーに、新しいURLを共有してください。
外部サービスの更新
- シングルサインオン(SSO)の設定
- API連携の設定
- Webhook URLの再設定
- その他の外部ツールの設定
これらを忘れると、サービスが正しく動かなくなる可能性があります。
リダイレクトの確認
古いURLから新しいURLへ、自動的に転送されるか確認しましょう。ただし、別のグループが古いURLを取得した場合、転送は停止します。
よくある質問(FAQ)
Q1:URLを忘れてしまいました。どうすればいいですか?
A: メールの招待状を確認してください。
Slackに最初に招待されたときのメールには、ワークスペースURLが記載されています。メールボックスで「Slack」「招待」などのキーワードで検索してみましょう。
それでも見つからない場合は、チームの管理者に連絡してください。
Q2:複数のワークスペースがある場合、どうやって見分けますか?
A: それぞれ異なるURLを持っています。
各ワークスペースには、固有のURLが割り当てられています。
チームA: team-a.slack.com
チームB: team-b.slack.com
アプリの左サイドバーで、現在どのワークスペースにいるか確認できます。
Q3:URLを共有しても安全ですか?
A: ワークスペースURLの共有は問題ありません。
ワークスペースURLを知っていても、招待されていない人はアクセスできません。ただし、Webhook URLは絶対に他人に教えないでください。
Q4:スマホでもパソコンと同じURLですか?
A: はい、デバイスに関係なく同じです。
ワークスペースURLは、使用するデバイスに関係なく共通です。パソコン、スマホ、タブレット、どれからアクセスしても同じURLを使います。
Q5:URLを短くすることはできますか?
A: ワークスペース名を変更すれば、短くできます。
ただし、管理者権限が必要です。また、URLを変更すると全メンバーに影響が出るため、慎重に検討してください。
Q6:Enterprise Gridプランの場合、URLはどうなりますか?
A: オーガナイゼーションURLが別に存在します。
通常のワークスペースURLに加えて、会社名.enterprise.slack.com という形式のURLがあります。また、IDも「E」から始まるものになります。
Q7:無料プランでもURLの確認方法は同じですか?
A: はい、プランに関係なく同じ方法です。
フリープラン、プロプラン、ビジネスプランのどれでも、URLの確認方法は変わりません。
まとめ:SlackのURL確認は簡単!
この記事では、Slackの各種URLを確認する方法を詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
覚えておきたい3つのポイント
- ワークスペースURLは左上から確認
デスクトップでもスマホでも、ワークスペース名をクリック(タップ)すれば、すぐに確認できます。 - チャンネルURLは右クリックで取得
チャンネル名を右クリックして「リンクをコピー」を選ぶだけです。 - Webhook URLはセキュリティに注意
外部連携に便利ですが、他人に教えないように管理しましょう。
URLの種類と用途
- ワークスペースURL:メンバーの招待、基本的なアクセスに使用
- チャンネルURL:特定のチャンネルを共有するときに便利
- Webhook URL:自動通知など外部連携に必要
- ワークスペースID:API連携などの高度な設定で使用
SlackのURLを正しく理解して活用することで、チームのコミュニケーションがよりスムーズになります。新しいメンバーの招待も、外部ツールとの連携も、これで安心ですね。
分からないことがあれば、この記事を見返してください。また、Slackの公式ヘルプページでも、最新の情報を確認できます。
それでは、快適なSlackライフをお楽しみください!

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