「会議の時間を忘れてしまった…」「カレンダーを開くのが面倒でつい確認を怠ってしまう…」
スケジュール管理に悩んでいる人、結構多いんじゃないでしょうか?実は、SlackとGoogleカレンダーを連携させるだけで、こうした問題が一気に解決するんです。
Slackを開いているだけで予定の通知が届いたり、会議中は自動的にステータスが「会議中」になったり。わざわざカレンダーアプリを開く手間が省けるので、作業に集中しながらスケジュール管理ができますよ。
この記事では、SlackとGoogleカレンダーの連携方法を初心者でも分かるように丁寧に解説していきます。便利なコマンドや活用テクニックも紹介するので、今日から即実践できる内容ばかりです。
さっそく設定して、スマートなスケジュール管理を始めましょう!
SlackとGoogleカレンダー連携でできること
連携すると、Slackを使いながらGoogleカレンダーの管理がすべて完結します。
アプリを切り替える時間が減るだけでなく、予定の見逃しも防げるようになるんですね。チーム全体の予定も把握しやすくなるため、コミュニケーションもスムーズになります。
Slack内で予定を確認・作成できる
Googleカレンダーを開かなくても、Slack上で今日や明日の予定を一覧表示できます。
新しい予定もSlackから直接作成可能です。チャットでやり取りしている最中に会議の予定が決まったら、その場ですぐカレンダーに登録できるので便利ですよ。
作成した予定は自動的にGoogleカレンダーと同期されるため、スマホやパソコンのどこからでも確認できます。
予定の通知をSlackで受け取れる
会議やイベントの開始時間が近づくと、Slackに通知が届きます。
わざわざカレンダーを確認しなくても、重要な予定を見逃す心配がなくなるんです。通知のタイミングは自由に設定できるので、10分前や30分前など、自分に合った時間を選びましょう。
予定の変更やキャンセルがあった場合も、すぐにSlackで通知されます。
ステータスが自動で更新される
Googleカレンダーに登録した予定に基づいて、Slackのステータスが自動的に変わります。
会議中は「会議中」、集中作業の時間は「取り込み中」といった表示に切り替わるんですね。チームメンバーがあなたの状況を把握しやすくなり、不要な割り込みを減らせます。
手動でステータスを変える手間が省けるのも嬉しいポイントです。
チーム全体の予定を共有できる
共有カレンダーをSlackのチャンネルに連携させることもできます。
チームの誰かが予定を追加すると、自動的にそのチャンネルに通知が投稿されるんです。全員が同じ情報を持てるため、スケジュールの調整がスムーズに進みます。
部署やプロジェクトごとに異なるカレンダーを設定できるのも便利ですよ。
GoogleカレンダーアプリをSlackにインストールする
まずはSlackワークスペースにGoogleカレンダーアプリを追加しましょう。
Slack App Directoryからインストール
公式のアプリディレクトリを使うのが最も簡単な方法です。
インストール手順
- Slack App Directoryにアクセス(https://slack.com/apps)
- 検索欄に「Google Calendar」と入力
- 「Google Calendar」を選択(「Google Calendar for Team Events」と間違えないように)
- 「Slackに追加」をクリック
- ワークスペースを選択
- 「許可する」をクリックしてアクセス権限を付与
- 「Slackを開く」をクリック
これでワークスペースにGoogleカレンダーアプリが追加されました。
Slackアプリ内からインストール
Slackを開いたままでもインストールできます。
デスクトップアプリの場合
- 左サイドバーの「App」の横にある「+」アイコンをクリック
- 「Google Calendar」を検索
- 「追加」をクリック
- ブラウザにリダイレクトされて「Slackに追加」が表示される
- 権限を許可してインストール完了
「App」が表示されていない場合は、「その他」をクリックして「自動化」→「App」と進んでください。
Googleアカウントを接続する
アプリをインストールしたら、次はGoogleアカウントを連携させます。
デスクトップでの接続手順
パソコンからの設定が最も分かりやすいです。
- サイドバーの「ツール」をクリック
- 左上の「App」を選択
- 「Google Calendar」を検索して開く
- ホームタブで「アカウントを連携させる」をクリック
- Googleアカウントにサインイン
- アクセス権限の確認画面で「許可」をクリック
- 「Slackを開く」をクリックしてワークスペースに戻る
接続が完了すると、すぐにカレンダーの予定がSlackに表示されます。
モバイルでの接続手順
スマホアプリからも設定できます。
- ホーム画面上部の「別の会話へ移動」をタップ
- 「Google Calendar」を検索
- Google Calendarをタップしてアプリを開く
- ホームタブで「アカウントを連携させる」をタップ
- 画面の指示に従ってGoogleアカウントにサインイン
- 権限を許可
モバイルでも同じようにカレンダーの情報が表示されるようになりますよ。
複数のカレンダーを追加する
仕事用とプライベート用など、複数のカレンダーを連携できます。
- Google Calendarアプリのホームタブを開く
- 「カレンダーを連携させる」をクリック(すでに設定済みなら「設定」をクリック)
- 「アカウント」のドロップダウンメニューからカレンダーを選択
- さらに追加する場合は、メニューを再度開いて別のカレンダーを選択
- 「完了」をクリック
連携したGoogleアカウントから、いくつでもカレンダーを追加できます。
Slackから予定を作成する方法
カレンダーを開かずに、Slack上で直接予定を追加できます。
ホームタブから作成
最も簡単な方法は、アプリのホームタブを使うことです。
- サイドバーの「Google Calendar」をクリック
- ホームタブで「Create Event(イベントを作成する)」をクリック
- 予定の詳細を入力
- タイトル
- 開始日時
- 終了日時
- 場所(オプション)
- 説明(オプション)
- 「作成する」をクリック
入力した予定は即座にGoogleカレンダーに反映されます。
ショートカットから作成
メッセージのやり取り中にも予定を作れます。
- メッセージ入力欄の左にある稲妻アイコン(ショートカット)をクリック
- 「Google Calendar」を選択
- 「Create event」をクリック
- 予定の詳細を入力して作成
チャットの流れを止めずに予定登録できるので、とても便利です。
Slackメッセージのリンクを予定に追加
予定の説明欄にSlackメッセージのリンクを貼り付けることもできます。
メッセージの「…」メニューから「リンクをコピー」を選択して、予定作成時の説明欄にペーストするだけです。後からGoogleカレンダーを見たときに、関連するSlackの会話をすぐに確認できますよ。
スラッシュコマンドで素早く予定確認
特定のコマンドを入力すると、瞬時に予定を表示できます。
今日の予定を確認
任意のチャンネルやDMで次のコマンドを入力します。
/gcal today
今日の予定が一覧表示されます。この一覧は自分にしか見えないので、他のメンバーにメッセージが表示される心配はありません。
明日の予定を確認
明日の予定を見たいときはこちらです。
/gcal tomorrow
翌日のスケジュールをすぐに確認できるため、前日に予定を把握しておきたいときに便利ですね。
その他の便利なコマンド
設定や機能の確認にも使えます。
/gcal
このコマンドだけを入力すると、現在の設定内容や利用可能なコマンドの一覧が表示されます。困ったときはこれを実行してみましょう。
通知設定をカスタマイズする
自分に合った通知タイミングに調整できます。
通知の種類を選択
どのイベントで通知を受け取るか設定できます。
- Google Calendarアプリのホームタブを開く
- 「設定」をクリック
- カレンダーの下にある「通知設定(Notification Preferences)」をクリック
- 以下の項目を設定
- 終日イベント
- 招待
- イベントの更新
- キャンセル
- 「更新(Update)」をクリック
必要な通知だけを受け取れるように調整しましょう。
リマインダーのタイミング設定
イベント開始の何分前に通知を受け取るか選べます。
通知設定画面で、リマインダーのタイミングを5分前、10分前、30分前などから選択できます。自分の準備時間に合わせて設定すると、余裕を持って会議に参加できますよ。
毎朝の予定サマリー
デフォルトでは、毎朝7:30(ローカルタイムゾーン)に今日の予定がDMで届きます。
この配信時間は変更可能です。通知設定画面で「Change Delivery Time(配信時間を変更)」をクリックして、好みの時間を選びましょう。
朝の習慣に合わせて設定すれば、1日のスケジュールを把握してからスムーズに仕事を始められます。
ステータス自動更新の設定
会議中であることを自動で周りに伝えられます。
ステータス同期を有効にする
最初に同期機能をオンにする必要があります。
- Google Calendarアプリのホームタブを開く
- 「設定」をクリック
- 「ステータスの同期をオンにする(Turn on status syncing)」を選択
これで、Googleカレンダーの予定に基づいてSlackのステータスが自動的に変わるようになります。
どのように表示されるか
会議中のステータスは次のような形で表示されます。
🗓️ 会議中(In a meeting)
絵文字とテキストで、あなたが現在会議に参加していることがチームメンバーに伝わります。手動で設定したステータスが上書きされることはないので安心してください。
同期される予定の条件
すべての予定がステータスに反映されるわけではありません。
参加を承諾したイベント、または「予定あり」にマークしたイベントのみが対象です。仮の予定や「参加予定なし」にしたイベントは、ステータスに影響しません。
プライバシーを保ちながら、必要な情報だけをチームに共有できる仕組みになっています。
プライマリカレンダーのみ対象
ステータス同期は、主に使用しているカレンダーでのみ機能します。
複数のカレンダーを連携していても、プライマリに設定されているカレンダーの予定だけがステータスに反映されるんです。仕事用カレンダーをプライマリに設定しておけば、プライベートの予定がステータスに表示される心配はありませんよ。
チャンネルに予定を通知する
個人だけでなく、チーム全体で予定を共有することもできます。
チャンネル通知の設定方法
共有カレンダーをチャンネルに連携させましょう。
- Google Calendarアプリを開く
- アプリのホームページ上部にある「Google Calendar」をクリック
- 「このアプリをチャンネルに追加(Add this app to a channel)」を選択
- ドロップダウンメニューから通知先のチャンネルを選択
- 通知設定を構成
これで、カレンダーに新しいイベントが追加されると、自動的にチャンネルに投稿されます。
どんなときに便利か
チーム全体のスケジュールを把握したいときに最適です。
例えば、プロジェクトチームのチャンネルに共有カレンダーを連携させれば、メンバー全員が重要なマイルストーンやミーティングを見逃しません。
部門ごとの会議スケジュールを共有するのにも使えます。
連携がうまくいかない時の対処法
設定したのに機能しない場合は、以下を確認してみましょう。
予定がSlackに表示されない
Googleカレンダーアプリを再インストールしてみます。
- Slack MarketplaceのGoogle Calendarページにアクセス
- 「Slackから削除(Remove from Slack)」をクリック
- ページが再読み込みされたら「Slackに追加」をクリック
- カレンダーを再度接続
これで過去の予定も含めて同期される場合があります。
通知が届かない
通知設定がオンになっているか確認しましょう。
Google Calendarアプリの通知設定で、イベント通知が有効になっているかチェックしてください。オフになっていたら、必要な通知項目をオンに切り替えて「更新」をクリックします。
Slack自体の通知設定も確認が必要です。スマホやパソコンの設定で、Slackからの通知がブロックされていないか見てみましょう。
ステータスが自動更新されない
同期機能が有効になっているか再確認します。
Google Calendarアプリの設定を開いて、ステータス同期がオンになっているか確認してください。オフになっていたら、もう一度オンに切り替えましょう。
また、カレンダーの予定に「参加」または「予定あり」のマークが付いているかも確認が必要です。
複数アカウントで混乱する場合
正しいGoogleアカウントが連携されているか確認しましょう。
Google Calendarアプリの設定画面で、連携中のアカウントを確認できます。間違ったアカウントが連携されていたら、一度連携を解除して正しいアカウントで再接続してください。
連携を解除する方法
必要がなくなった場合は、簡単に解除できます。
カレンダーの連携を解除
個別のカレンダーだけを外すこともできます。
- Google Calendarアプリを開く
- ホームタブで「設定」をクリック
- 連携を解除したいカレンダーの下にある「カレンダーの連携を解除する」をクリック
- 「はい」をクリックして確定
これで選択したカレンダーの連携だけが解除されます。
アプリ全体をアンインストール
Googleカレンダー機能を完全に削除したい場合です。
- Slack App Directoryにアクセス
- Google Calendarページを開く
- 「Slackから削除」をクリック
- 確認画面で削除を実行
ワークスペースから完全にアプリが削除されます。再度使いたくなったら、また簡単にインストールできますよ。
よくある質問(FAQ)
Q1: 「Google Calendar for Team Events」との違いは?
「Google Calendar for Team Events」は、Googleワークスペースのチーム共有カレンダーに特化したアプリです。ただし、このアプリは廃止予定となっているため、通常の「Google Calendar」アプリを使うことを推奨します。個人・チーム問わず、「Google Calendar」アプリで十分な機能が使えますよ。
Q2: 無料プランでも使える?
はい、Slackの無料プランでもGoogleカレンダー連携は利用できます。基本的な機能はすべて無料で使えるので、個人でもチームでも気軽に導入できます。追加費用は一切かかりません。
Q3: 何人でも同じワークスペースで使える?
使えます。ワークスペースに一度アプリがインストールされれば、メンバー全員が各自のGoogleアカウントを接続して利用できます。それぞれのカレンダーが個別に管理されるため、他のメンバーの予定が勝手に見られることはありませんよ。
Q4: Googleカレンダー以外のカレンダーアプリは使える?
Slackは他のカレンダーアプリにも対応しています。Microsoft Outlookカレンダーも公式にサポートされていますし、Apple Calendarやその他のカレンダーも、外部ツールを使えば連携可能です。ただし、最も統合が充実しているのはGoogleカレンダーとOutlookカレンダーです。
Q5: プライベートの予定もチームに見られる?
いいえ、見られません。ステータス同期を有効にしても、予定のタイトルや詳細は表示されず、「会議中」というステータスだけが表示されます。プライバシーは保護されるので安心してください。どうしても気になる場合は、プライベート用の別カレンダーを作成して、そちらはSlackに連携しない設定にできます。
まとめ:連携で予定管理を劇的に効率化しよう
SlackとGoogleカレンダーを連携すると、アプリを切り替える手間が大幅に減ります。
予定の確認、作成、通知の受け取りがすべてSlack内で完結するため、作業の流れを止めずにスケジュール管理ができるんです。ステータスの自動更新により、チームメンバーとのコミュニケーションもスムーズになります。
設定は最初の数分で完了しますが、その後の時間節約効果は計り知れません。
スラッシュコマンドを使えば、いつでも瞬時に予定を確認できますし、チャンネル通知機能でチーム全体の予定共有も簡単です。通知設定を自分好みにカスタマイズすれば、さらに使い勝手が向上しますよ。
まずは基本的な連携から始めて、徐々に便利な機能を試していくのがおすすめです。Slackを毎日使っているなら、Googleカレンダー連携は必須の設定と言えるでしょう。
今すぐ設定して、効率的なスケジュール管理を実現しましょう!


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