Slackとカレンダー連携の完全ガイド!Googleカレンダー・Outlookと繋いで業務効率アップ

プログラミング・IT

仕事中、SlackとGoogleカレンダー(またはOutlookカレンダー)のタブを何度も行き来していませんか?

「次の会議は何時だっけ?」とカレンダーを確認して、Slackに戻って返信して、また予定を確認して…。この小さな手間が1日に何度も繰り返されると、結構な時間のロスになってしまいますよね。

実は、Slackとカレンダーアプリをしっかり連携させれば、この往復をなくせます。予定の確認も作成も、すべてSlackから操作できるようになるんです。

この記事では、SlackとGoogleカレンダー・Outlookカレンダーを連携する方法や、便利な使い方を分かりやすく解説していきます。

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  1. Slackとカレンダーを連携するとできること
    1. 1. Slackで予定の通知を受け取れる
    2. 2. Slack上で予定を作成・確認できる
    3. 3. ステータスが自動で更新される
    4. 4. スラッシュコマンドで予定を素早く確認
    5. 5. チャンネル全体に予定を共有できる
    6. 6. 予定の変更やキャンセルも通知される
  2. Slackと連携できるカレンダーアプリ
    1. Googleカレンダー
    2. Outlookカレンダー(Microsoft 365)
  3. Googleカレンダーとの連携方法
    1. ステップ1:Googleカレンダーアプリをインストール
    2. ステップ2:アカウントを連携させる
    3. ステップ3:連携するカレンダーを選択
  4. Outlookカレンダーとの連携方法
    1. ステップ1:Outlookカレンダーアプリをインストール
    2. ステップ2:アカウントを連携させる
    3. ステップ3:カレンダーを選択
  5. 便利な使い方1:通知設定をカスタマイズする
    1. Googleカレンダーの通知設定
    2. Outlookカレンダーの通知設定
  6. 便利な使い方2:スラッシュコマンドで予定を確認
    1. Googleカレンダーのコマンド
    2. Outlookカレンダーのコマンド
  7. 便利な使い方3:Slack上で予定を作成する
    1. Googleカレンダーで予定を作成
    2. Outlookカレンダーで予定を作成
  8. 便利な使い方4:ステータスを自動更新する
    1. Googleカレンダーでステータス同期を有効化
    2. Outlookカレンダーでステータス同期を有効化
  9. 便利な使い方5:チャンネルに予定を共有する
    1. Googleカレンダーをチャンネルに追加
    2. Outlookカレンダーをチャンネルに追加
  10. よくある質問
  11. まとめ:カレンダー連携で仕事をもっとスムーズに

Slackとカレンダーを連携するとできること

まず、連携することで何ができるようになるのか見ていきましょう。

1. Slackで予定の通知を受け取れる

カレンダーに登録した予定が近づくと、Slack上で通知が届きます。

例えば、会議の10分前や1時間前など、好きなタイミングで通知を設定できます。カレンダーアプリを開かなくても、Slackを見ているだけで予定を把握できるんですね。

2. Slack上で予定を作成・確認できる

わざわざカレンダーアプリに切り替えなくても、Slackから直接予定を作成できます。

チャットで「来週の火曜日14時にミーティングしましょう」と決まったら、その場ですぐに予定を入れられるので便利です。

3. ステータスが自動で更新される

カレンダーに予定が入っていると、Slackのステータスが自動的に「会議中」や「不在」に変わります

同僚があなたのステータスを見て、「今は返信が遅いかも」と分かるので、無駄な催促を減らせますね。

4. スラッシュコマンドで予定を素早く確認

特定のコマンドを入力するだけで、今日や明日の予定を一覧で確認できます。

例えば、/gcal todayと入力すれば今日の予定が、/gcal tomorrowで明日の予定が表示されます(Googleカレンダーの場合)。

5. チャンネル全体に予定を共有できる

チーム全体で共有したい予定(定例会議や社内イベントなど)を、特定のチャンネルに自動投稿できます。

全員が同じ情報を見られるので、「会議の時間を忘れていた!」という事態を防げます。

6. 予定の変更やキャンセルも通知される

誰かが予定の時間を変更したり、キャンセルしたりすると、その通知もSlackに届きます

リアルタイムで情報が共有されるので、チーム全体が常に最新の状態を把握できます。

Slackと連携できるカレンダーアプリ

Slackは主に以下の2つのカレンダーアプリと連携できます。

Googleカレンダー

多くの企業や個人が使っているカレンダーアプリです。Googleアカウントがあれば誰でも無料で使えます。

対応機能:

  • 予定の通知
  • 予定の作成・編集
  • ステータスの自動更新
  • スラッシュコマンド
  • チャンネルへの予定共有

Outlookカレンダー(Microsoft 365)

Microsoft 365(旧Office 365)を使っている企業向けのカレンダーです。

対応機能:

  • 予定の通知
  • 招待への返信
  • ステータスの自動更新
  • スラッシュコマンド
  • チャンネルへの予定共有

注意: オンプレミス版のExchangeやSharePointには対応していません。クラウド版のMicrosoft 365が必要です。

Googleカレンダーとの連携方法

ここからは、実際にGoogleカレンダーとSlackを連携する手順を解説します。

ステップ1:Googleカレンダーアプリをインストール

  1. SlackのAppディレクトリにアクセス
  2. 検索バーで「Google Calendar」を検索
  3. 「Slackに追加」をクリック
  4. 「許可する」をクリックして、GoogleカレンダーによるSlackへのアクセスを許可
  5. 画面の指示に従って「Slackを開く」をクリック

これでアプリのインストールは完了です。

ステップ2:アカウントを連携させる

PC版の手順:

  1. Slackのサイドバーから「App」をクリック(または「ツール」→「App」)
  2. 「Google Calendar」を選択
  3. 「ホーム」タブで「アカウントを連携させる」をクリック
  4. Googleアカウントでログイン
  5. アクセス権限を確認して「許可」をクリック

スマホ版の手順:

  1. ホーム画面上部の検索から「Google Calendar」を検索
  2. Google Calendarアプリを開く
  3. 「ホーム」タブで「アカウントを連携させる」をタップ
  4. 表示される手順に従う

ステップ3:連携するカレンダーを選択

複数のGoogleカレンダーを使っている場合、どれをSlackと連携するか選べます。

  1. Google Calendarアプリの「ホーム」タブで「設定」をクリック
  2. 「アカウント」のドロップダウンメニューからカレンダーを選択
  3. 複数のカレンダーを追加したい場合は、メニューを再度開いて選択
  4. 「完了」をクリック

Outlookカレンダーとの連携方法

Microsoft 365を使っている場合は、Outlookカレンダーとの連携がおすすめです。

ステップ1:Outlookカレンダーアプリをインストール

  1. SlackのAppディレクトリにアクセス
  2. 「Outlook Calendar」を検索
  3. 「Slackに追加」をクリック
  4. 「許可」をクリックして、Outlookカレンダーのアクセスを許可
  5. 「Slackを開く」をクリック

ステップ2:アカウントを連携させる

PC版の手順:

  1. サイドバーの「ツール」→「App」をクリック
  2. 「Outlook Calendar」を検索して選択
  3. 「ホーム」タブで「アカウントを連携する」をクリック
  4. Microsoft 365アカウントでログイン
  5. アクセス権限を許可

スマホ版の手順:

  1. 画面上部の検索から「Outlook Calendar」を検索
  2. アプリを開く
  3. 「アカウントを連携する」をタップ
  4. 手順に従ってログイン

ステップ3:カレンダーを選択

  1. 「ホーム」タブで「設定」をクリック
  2. 「アカウント」から連携したいカレンダーを選択
  3. 複数のカレンダーを追加できる

便利な使い方1:通知設定をカスタマイズする

予定の通知タイミングは、自分の好みに合わせて調整できます。

Googleカレンダーの通知設定

  1. Google Calendarアプリの「ホーム」タブで「設定」をクリック
  2. カレンダーの下にある「Notification Preferences」をクリック
  3. 通知を受け取りたいタイミングを選択:
  • 0分前(開始時刻ちょうど)
  • 5分前
  • 10分前
  • 15分前
  • 30分前
  • 1時間前
  1. 「更新」をクリック

Outlookカレンダーの通知設定

  1. Outlook Calendarアプリの「ホーム」タブで「設定」をクリック
  2. 「Notification Preferences」をクリック
  3. 好きなタイミングを選択
  4. 「更新」をクリック

便利な使い方2:スラッシュコマンドで予定を確認

キーボードからコマンドを入力するだけで、すぐに予定を確認できます。

Googleカレンダーのコマンド

  • /gcal today:今日の予定を表示
  • /gcal tomorrow:明日の予定を表示
  • /gcal settings:設定画面を開く

これらのコマンドを入力すると、自分だけに見える形で予定が表示されます。チャンネルの他のメンバーには見えないので安心です。

Outlookカレンダーのコマンド

  • /ocal list:今後の予定を表示
  • /ocal create meeting:新しい予定を作成
  • /ocal settings:設定画面を開く

便利な使い方3:Slack上で予定を作成する

カレンダーアプリを開かずに、Slackから直接予定を入れられます。

Googleカレンダーで予定を作成

方法1:ホームタブから

  1. サイドバーの「Google Calendar」をクリック
  2. 「ホーム」タブで「Create event」をクリック
  3. 予定の詳細を入力:
  • タイトル
  • 日時
  • 場所(オプション)
  • 説明(オプション)
  1. 「作成する」をクリック

方法2:ショートカットボタンから

  1. メッセージ入力欄の⚡(稲妻)アイコンをクリック
  2. 「Google Calendar」→「Create event」を選択
  3. 予定の詳細を入力
  4. 作成完了

チャットで予定が決まったら、その場ですぐに登録できるので便利ですね。

Outlookカレンダーで予定を作成

  1. /ocal create meetingと入力
  2. 予定の詳細を入力
  3. 作成完了

便利な使い方4:ステータスを自動更新する

カレンダーの予定に合わせて、Slackのステータスを自動的に変更できます。

Googleカレンダーでステータス同期を有効化

  1. Google Calendarアプリの「ホーム」タブで「設定」をクリック
  2. 「カレンダーとステータスを同期する」をオンにする

これで、予定が入っている時間帯は自動的に「会議中」などのステータスに変わります。

Outlookカレンダーでステータス同期を有効化

  1. アカウント連携後、「ステータス同期をオンにする」ボタンをクリック

ステータス表示の例:

  • 会議の予定がある:「会議中」+終了時刻
  • 不在の予定:「不在」+終了時刻
  • 移動中:「移動中」+終了時刻

注意点:

  • 自分で設定したステータスは上書きされません
  • 承諾した予定のみがステータスに反映されます
  • メインのカレンダーのみ同期できます
  • 重複する予定がある場合は、長い方または早く始まる方が優先されます

便利な使い方5:チャンネルに予定を共有する

チーム全体で共有したい予定を、特定のチャンネルに自動投稿できます。

Googleカレンダーをチャンネルに追加

個人用カレンダーアプリの場合:

  1. Google Calendarアプリの上部にある「Google Calendar」をクリック
  2. 「このアプリをチャンネルに追加する」を選択
  3. 通知したいチャンネルを選択
  4. 通知する予定の種類を選ぶ:
  • すべてのイベント
  • 招待されたイベントのみ
  • 自分が作成したイベントのみ
  1. 設定を保存

チーム用カレンダーアプリ(Google Calendar for Team Events)の場合:

  1. Google Calendar for Team Eventsをインストール
  2. 通知したいカレンダーを選択
  3. 通知先のチャンネルを選択
  4. 通知タイミングを設定:
  • 今日の予定
  • 今週の予定
  • 1時間前のリマインド
  • など
  1. 設定完了

Outlookカレンダーをチャンネルに追加

  1. Outlook Calendarアプリの設定を開く
  2. 「このアプリをチャンネルに追加する」を選択
  3. チャンネルを選択
  4. 通知設定を調整
  5. 完了

よくある質問

Q1:無料版Slackでもカレンダー連携できますか?

はい、無料プランでもGoogleカレンダー・Outlookカレンダーと連携できます。ただし、Slackの無料プランには別の制限(メッセージ履歴の保存期間など)があります。

Q2:複数のカレンダーを同時に連携できますか?

はい、複数のカレンダーを連携できます。仕事用とプライベート用など、必要に応じて追加してください。

Q3:カレンダーアプリを開かずに、Slackだけで予定管理できますか?

基本的な予定の確認や作成はSlackでできますが、細かい設定や長期的なスケジュール管理は、カレンダーアプリの方が便利な場合もあります。両方を使い分けるのがおすすめです。

Q4:他の人に自分の予定が見られてしまいますか?

スラッシュコマンド(/gcal todayなど)で表示される予定は、自分だけに見えます。チャンネルに共有する設定をしない限り、他の人には見えません。

Q5:オンプレミス版のExchangeやOutlookでも使えますか?

いいえ、Outlookカレンダー連携はMicrosoft 365(クラウド版)のみ対応しています。オンプレミス版は非対応です。

Q6:スマホでもカレンダー連携を使えますか?

はい、SlackのモバイルアプリでもGoogleカレンダー・Outlookカレンダーと連携できます。PCと同じように通知や予定確認ができます。

Q7:連携を解除したい場合はどうすればいいですか?

Googleカレンダー:

  1. Google Calendarアプリの「設定」を開く
  2. 「Your Authorization」の横にある「Revoke」をクリック

Outlookカレンダー:

  1. Outlook Calendarアプリの「設定」を開く
  2. 「構成」から「Revoke」をクリック

Q8:カレンダーの予定を変更したら、Slackにも反映されますか?

はい、カレンダーアプリで予定を変更・キャンセルすると、その通知がSlackにも届きます。常に最新の情報が共有されます。

Q9:終日イベントもSlackに通知されますか?

はい、終日イベント(祝日や記念日など)も通知されます。通知設定で終日イベントの通知をオフにすることもできます。

Q10:ZapierやIFTTTを使ったカレンダー連携もできますか?

はい、より高度な連携が必要な場合は、ZapierやIFTTTといった自動化ツールを使う方法もあります。例えば、「カレンダーの予定の3日前にSlackで議事録を作成する」といった複雑な自動化が可能です。

まとめ:カレンダー連携で仕事をもっとスムーズに

SlackとGoogleカレンダー・Outlookカレンダーを連携すれば、アプリを切り替える手間がなくなり、業務効率が大幅にアップします。

連携のメリット:

  • Slackで予定の通知を受け取れる
  • Slack上で予定を作成・確認できる
  • ステータスが自動更新される
  • スラッシュコマンドで素早く予定確認
  • チーム全体に予定を共有できる
  • 予定の変更もリアルタイムで通知

おすすめの使い方:

  1. まずは基本的な連携を設定する
  2. 通知タイミングを自分の好みに調整する
  3. ステータス自動更新をオンにする
  4. スラッシュコマンドを覚えて活用する
  5. チーム共有が必要な予定はチャンネルに投稿

設定は最初の5〜10分で完了します。一度設定すれば、あとは自動で動いてくれるので、ぜひ試してみてください。

カレンダー連携を活用して、もっと快適なSlackライフを送りましょう!

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