Slackでメッセージを入力中、改行しようとEnterキーを押したら、途中のメッセージがそのまま送信されてしまった経験はありませんか?
「あれ?まだ書いてる途中なのに…」と焦って、慌てて続きを送る羽目になったこと、きっとありますよね。
実は、Slackでは初期設定でEnterキーが「送信」に割り当てられているため、改行のつもりで押すと誤送信してしまうんです。
でも安心してください。Slackには改行する方法がちゃんとあります。
この記事では、Slackで改行する方法から、Enterキーの設定変更、デバイス別の操作方法まで、誤送信を防ぐテクニックを分かりやすく解説していきます。
Slackで改行する基本的な方法

Shift + Enterで改行できる
一番簡単な改行方法は、Shift + Enter キーを同時に押すことです。
この方法なら、設定を変更しなくてもすぐに改行できます。
操作手順:
- メッセージを入力する
- 改行したい位置で「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを押す
- 改行されて次の行に移動する
- そのまま入力を続ける
Shiftキーを押しながらEnterキーを押すことで、メッセージを送信せずに改行だけができるんです。
この方法は、Windows、Mac、Linuxのどのパソコンでも共通して使えます。
なぜEnterキーだけで改行できないのか
多くの人がWordやメモ帳などの文書作成ソフトに慣れているため、「Enter = 改行」という感覚が染み付いています。
しかし、Slackのようなチャットツールは、メールや文書作成とは違う性質を持っています。
チャットツールの特徴:
- 短いメッセージを素早くやり取りする
- リアルタイムでのコミュニケーションを重視する
- 一度に送る文章量が比較的少ない
そのため、Slackではデフォルトで「Enter = 送信」に設定されているんです。
これは、特に英語圏のユーザーにとって便利な設定なのですが、日本語入力では変換確定にEnterキーを使うため、誤送信しやすくなってしまうという問題があります。
Enterキーの設定を変更する方法
PC(デスクトップアプリ・ブラウザ版)での設定変更
毎回Shift + Enterを押すのが面倒な場合は、Enterキーの動作を「改行」に変更できます。
設定変更の手順:
手順1:環境設定を開く
画面左上のワークスペース名をクリックし、メニューから「環境設定」を選択します。
手順2:詳細設定を選択
左側のメニューから「詳細設定」をクリックします。
手順3:Enterキーの動作を変更
「メッセージ作成画面でEnterを押した時:」という項目を探します。
ここで以下の2つから選べます:
- 「メッセージを送信する」 → Enterで送信、Shift+Enterで改行
- 「改行する(送信する時はCtrl・Enterを押す)」 → Enterで改行、Ctrl+Enter(またはCmd+Enter)で送信
「改行する」の方を選択すれば、Enterキーを押しても改行だけされて送信されなくなります。
手順4:設定を確認
設定を変更したら、実際にメッセージ入力欄で試してみましょう。Enterキーを押して改行されれば、設定成功です。
設定変更後の送信方法
Enterキーを「改行」に設定した場合、メッセージの送信方法が変わります。
送信する方法:
Windows・Linux:
Ctrl + Enter キーを同時に押す
Mac:
Command(⌘)+ Enter キーを同時に押す
または、マウスで画面右下の「送信」ボタンをクリックします。
最初は慣れないかもしれませんが、使っているうちに自然と体が覚えていきますよ。
言語設定で改行できるようになる場合も
日本語設定にすると自動的に改行モードになる
実は、Slackの言語設定を日本語にすると、自動的にEnterキーが改行に変わるという仕組みがあります。
これは、日本語入力では漢字変換にEnterキーを使うため、誤送信を防ぐための配慮なんです。
もし英語設定のままSlackを使っていて、Enterキーで誤送信してしまう場合は、言語設定を確認してみましょう。
言語設定を日本語に変更する方法
手順1:環境設定を開く
画面左上のワークスペース名をクリックし、「環境設定」を選択します。
手順2:言語と地域を選択
左側のメニューから「言語と地域」をクリックします。
手順3:日本語を選択
「言語」のプルダウンメニューから「日本語」を選びます。
すると、すぐに画面が日本語表示に切り替わり、同時にEnterキーの動作も改行に変更されます。
言語設定を変えるだけで自動的に改行モードになるので、とても簡単ですね。
スマホアプリでの改行方法
スマホでは最初から改行できる
実は、スマホアプリ版のSlackでは、最初からEnterキーが改行に設定されています。
PCとは違い、スマホでは誤送信の心配が少ないんです。
スマホでの改行手順
iPhone・iPad(iOS)の場合:
- メッセージ入力欄をタップする
- キーボードの「改行」ボタン(または「return」ボタン)をタップする
- 改行されて次の行に移動する
Android端末の場合:
- メッセージ入力欄をタップする
- キーボードの「改行」アイコン(矢印マーク)をタップする
- 改行されて次の行に移動する
スマホでは、送信するときは画面右下の「送信」ボタンをタップします。
改行ボタンと送信ボタンが別々になっているので、PCよりも誤送信しにくい設計になっているんですね。
改行を使ったメッセージの書き方のコツ
読みやすいメッセージは改行が命
改行を適切に使うと、メッセージが格段に読みやすくなります。
悪い例(改行なし):
会議の件ですが、明日の14時から会議室Aで開催します。参加者は田中さん、佐藤さん、鈴木さんです。議題は新プロジェクトの進捗確認と来月のスケジュール調整です。資料は事前に共有しますので確認お願いします。
良い例(改行あり):
会議の件ですが、以下の通り開催します。
日時:明日14時〜
場所:会議室A
参加者:田中さん、佐藤さん、鈴木さん
議題:
・新プロジェクトの進捗確認
・来月のスケジュール調整
資料は事前に共有しますので、確認をお願いします。
改行を使うだけで、同じ内容でもずっと読みやすくなりますね。
箇条書きで情報を整理する
Slackには、箇条書き(リスト機能)も用意されています。
箇条書きの作り方:
- 書式設定ツールバーの「・」アイコンをクリック
- または、手動で「* 」(アスタリスク+スペース)を入力
番号付きリストの作り方:
- 書式設定ツールバーの「1.」アイコンをクリック
- または、手動で「1. 」(数字+ピリオド+スペース)を入力
箇条書きを使うことで、情報がさらに整理されて見やすくなります。
段落を分けて読みやすくする
長文を送るときは、適度に段落を分けましょう。
段落分けのコツ:
- 話題が変わるタイミングで改行を入れる
- 3〜4行ごとに空行を入れる
- 重要なポイントの前後には空行を入れる
空行を入れるには、改行を2回連続で行います。
Shift + Enter(またはEnter)を2回押せば、1行空けて次の段落を始められます。
誤送信してしまったときの対処法

メッセージは削除・編集できる
もし改行のつもりで誤送信してしまっても、慌てる必要はありません。
Slackでは送信後のメッセージを削除・編集できます。
メッセージを編集する方法
手順1:メッセージにカーソルを合わせる
編集したいメッセージにマウスカーソルを合わせます。
手順2:「その他」メニューを開く
メッセージの右側に表示される「…」(3点リーダー)アイコンをクリックします。
手順3:「メッセージを編集」を選択
メニューから「メッセージを編集」を選びます。
手順4:編集して保存
テキストを編集し、続きを書き加えたり、改行を入れたりします。編集が終わったら「変更を保存」をクリックします。
編集したメッセージには「(編集済み)」という表示が追加されます。
メッセージを削除する方法
どうしても削除したい場合は、同じく「その他」メニューから「メッセージを削除」を選択できます。
ただし、削除したメッセージは復元できないので注意してください。
また、ワークスペースの設定によっては、メンバーがメッセージを削除できないようになっている場合もあります。
よくある改行トラブルと解決方法
Enterキーで改行できない
原因:設定が「メッセージを送信する」になっている
環境設定の「詳細設定」で、Enterキーの動作が「メッセージを送信する」になっていると、Enterキーで改行できません。
解決方法:
設定を「改行する」に変更するか、Shift + Enterを使いましょう。
言語を日本語にしても改行できない
原因:Enterキーの詳細設定が優先されている
言語設定を日本語にしても、詳細設定で「メッセージを送信する」が選ばれていると、そちらが優先されます。
解決方法:
環境設定の「詳細設定」で、Enterキーの動作を確認してください。
改行が反映されない
原因:アプリの不具合またはキャッシュの問題
まれに、Slackアプリの一時的な不具合で改行が反映されないことがあります。
解決方法:
- Slackアプリを再起動する
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- アプリを最新版にアップデートする
それでも解決しない場合は、一度ログアウトして再度ログインしてみましょう。
他の人が送ったメッセージに改行が見えない
原因:表示の問題またはコピペの影響
他の人が送ったメッセージに改行が表示されない場合、表示の問題か、外部からコピペしたテキストの影響が考えられます。
解決方法:
- 画面を更新してみる
- デスクトップアプリとブラウザ版の両方で確認する
- メッセージの送信者に確認する
改行を使いこなして快適なSlackライフを
設定は一度変えれば終わり
Enterキーの設定は、一度変更すればその後ずっと有効です。
最初に自分の好みに合わせて設定しておけば、あとは快適にSlackを使えます。
おすすめの設定:
- 日本語で長文を書くことが多い → Enterキーを「改行」に設定
- 短いメッセージを素早く送ることが多い → Enterキーを「送信」に設定(初期設定のまま)
自分の使い方に合わせて選びましょう。
チーム全体で統一するのも一案
チームで使う場合、全員で同じ設定にしておくと、操作ミスが減ります。
特に新しくSlackを導入する場合は、最初に「Enterキーは改行に設定しましょう」とルールを決めておくと良いでしょう。
改行を意識して読みやすいメッセージを
改行は単なる見た目の問題ではありません。
適切に改行されたメッセージは:
- 読む時間が短縮される
- 内容が正確に伝わる
- 相手への配慮が伝わる
ビジネスコミュニケーションでは、相手の時間を尊重することも大切です。
読みやすいメッセージを心がけることで、チーム全体の生産性が向上します。
まとめ:Slackの改行は簡単にマスターできる
Slackで改行する方法は、主に2つあります。
方法1:Shift + Enter を使う
設定を変えなくても、すぐに改行できる方法です。
方法2:Enterキーの設定を変更する
環境設定から「改行する」を選べば、Enterキーだけで改行できます。
日本語設定にすると自動的に改行モードになるという仕組みもあるので、まずは言語設定を確認してみましょう。
スマホアプリでは最初から改行ボタンが用意されているので、誤送信の心配はほとんどありません。
誤送信してしまっても、メッセージの編集や削除ができるので、焦らず対処できます。
改行を上手に使って、読みやすく伝わりやすいメッセージを送りましょう。
Slackでのコミュニケーションがもっと快適になりますよ!
よくある質問(FAQ)
Q1. Shift + Enterとは、どのキーですか?
「Shift」キーは、キーボードの左右にある上向き矢印のキーです。「Enter」キーと同時に押すことで、改行できます。左右どちらのShiftキーを使っても同じです。
Q2. 設定を変えても元に戻ってしまいます
ブラウザのキャッシュが原因の可能性があります。一度ログアウトしてから再度ログインし、設定を変更してみてください。また、複数のデバイスでSlackを使っている場合、それぞれのデバイスで個別に設定が必要です。
Q3. スマホとPCで設定は連動しますか?
いいえ、Enterキーの設定はデバイスごとに独立しています。PCで「改行」に設定しても、スマホ版には影響しません。ただし、スマホ版は元々改行ボタンが別になっているので、設定する必要はありません。
Q4. コードブロックを使うとEnterキーの動作が変わりますか?
はい、コードブロック(“`で囲まれた部分)内では、Enterキーの動作が通常と逆になります。つまり、普段「送信」に設定していても、コードブロック内ではEnterキーで改行できます。
Q5. 改行と空行の違いは何ですか?
改行は次の行に移ることで、空行は改行を2回行って1行空けることです。段落を分けたいときは空行を入れると読みやすくなります。Shift + Enter(またはEnter)を2回押せば空行が入ります。

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