Slackでメッセージを送る時、「この部分に下線を引きたいな」と思ったことはありませんか?
実は、Slackの下線機能には知っておくべき重要なポイントがあるんです。
この記事では、Slackで下線を使う方法と、その制限、さらには代替手段まで分かりやすく解説していきます。
Slackに下線機能はあるの?最新情報をチェック
まず結論から言うと、Slackには下線機能が追加されました。
ただし、使える範囲には制限があるので注意が必要です。
下線機能の現状
Slackの書式設定ツールバーには、以下の機能が用意されています:
- 太字
- 斜体
- 下線(新機能)
- 取り消し線
- コード
- 引用
- リスト
この中で「下線」は比較的新しく追加された機能です。
2022年頃までは下線機能が存在せず、多くのユーザーが「Slackに下線はない」と認識していました。しかし、現在はツールバーから下線を使えるようになっています。
重要な注意点
ここが大事なポイントです!
Slackの下線機能には、以下の制限があります:
ツールバーからのみ使用可能
- マークダウン記号(アスタリスクやアンダースコアなど)では下線を引けない
- ショートカットキーも現時点では確認されていない
- 手動でツールバーから選択する必要がある
つまり、太字を*テキスト*のように記号で囲んで作れるのとは違い、下線はツールバーからの操作が必要なんです。
Slackのツールバーで下線を使う方法
それでは、実際の使い方を見ていきましょう。
基本的な下線の引き方
Slackで下線を引く手順はとてもシンプルです。
デスクトップ版での操作
- メッセージ入力欄にテキストを入力する
- 下線を引きたい部分をマウスでドラッグして選択する
- メッセージ入力欄の下に表示されるツールバーの「U」アイコン(下線)をクリック
- 選択した部分に下線が引かれる
「Aa」ボタンをクリックすると、書式設定ツールバーが展開されます。ここから下線を含む各種書式設定にアクセスできますよ。
モバイルアプリでの操作
モバイル版でも基本的な流れは同じです:
- テキストを入力する
- 下線を引きたい部分を選択する
- 表示される書式設定メニューから下線を選ぶ
モバイルでは画面が小さいため、若干操作が異なる場合がありますが、基本的な機能は同じです。
複数の書式を組み合わせる
Slackでは、下線と他の書式を同時に適用することもできます。
例えば:
- 太字 + 下線
- 斜体 + 下線
- 太字 + 斜体 + 下線
複数の書式を適用するには、テキストを選択した状態で、必要な書式ボタンを順番にクリックしていくだけです。
重要な情報を強調したい時には、複数の書式を組み合わせると効果的ですね。
なぜマークダウン記号で下線が使えないの?
ここで疑問に思う方もいるかもしれません。
「太字は*、斜体は_で書けるのに、なぜ下線だけ記号がないの?」
Slackの設計思想
実は、これにはSlackの設計上の理由があります。
下線とハイパーリンクの混同を避けるため
デジタルコミュニケーションでは、下線はハイパーリンクを示すことが一般的です。
例えば、Webページでは下線のついたテキストをクリックすると、別のページに移動しますよね。
Slackでも同様に、URLは自動的に下線付きのリンクとして表示されます。
もし下線を自由に使えるようにすると、以下のような問題が起こる可能性があります:
- リンクなのに下線がない部分
- リンクではないのに下線がある部分
- ユーザーが混乱して誤クリックする
このため、Slackは下線の使用を意図的に制限している可能性が高いんです。
他の書式との違い
比較してみると、違いがよく分かります:
| 書式 | 記号 | ショートカット(Windows) | ショートカット(Mac) |
|---|---|---|---|
| 太字 | *テキスト* | Ctrl + B | Cmd + B |
| 斜体 | _テキスト_ | Ctrl + I | Cmd + I |
| 取り消し線 | ~テキスト~ | Ctrl + Shift + X | Cmd + Shift + X |
| 下線 | なし | なし | なし |
下線だけが記号もショートカットもない状態になっているのが分かりますね。
下線の代わりに使える書式設定テクニック
下線が使いづらい場合、他の方法でテキストを強調できます。
太字で代用する
最もシンプルで効果的な方法は、太字を使うことです。
太字なら記号でもショートカットでも簡単に使えます:
- 記号:
*重要なポイント* - Windows:Ctrl + B
- Mac:Cmd + B
視覚的にもはっきりと目立つので、下線の代わりとして十分機能しますよ。
斜体との組み合わせ
少し控えめに強調したい場合は、斜体 を使う方法もあります。
- 記号:
_強調したい部分_ - Windows:Ctrl + I
- Mac:Cmd + I
さらに、太字と斜体を組み合わせると、より強い印象を与えられます:
*_最重要事項_*
コード書式を活用する
技術的な内容や、特定の単語を目立たせたい時には、コード書式が便利です。
コード書式を使うと、テキストが赤い背景で表示されます:
- 記号:
`重要`(バッククォートで囲む)
これは下線とは違う見た目ですが、テキストを際立たせる効果は十分にあります。
引用機能で視覚的に区別する
長めの重要な文章を目立たせたい場合は、引用機能が効果的です。
引用を使うと、テキストの左側に縦線が表示されて、視覚的に区別できます:
> この文章は引用形式で表示されます
> 重要なお知らせなどに適しています
引用形式は、メッセージ全体の中で特定の部分を強調したい時に便利ですね。
絵文字で注目を集める
もっとカジュアルに注目を集めたい場合は、絵文字を活用する方法もあります。
⚠️ 重要:明日の会議は10時からです
📌 忘れずに資料を準備してください
✅ タスク完了しました
絵文字を使うと、パッと見て内容が分かりやすくなります。
Slack Canvasでの書式設定オプション
通常のメッセージとは別に、Slack Canvasでも書式設定ができます。
Canvasとは?
Slack Canvasは、より詳細な文書を作成するための機能です。
プロジェクト計画、議事録、チームの情報共有など、まとまった内容を整理して書きたい時に使います。
Canvasでの書式設定
Canvasでも、基本的な書式設定ツールバーを使えます。
ただし、通常のメッセージと同じく、下線についてはツールバーから選択する形になります。
Canvasでは、以下のような追加機能も使えます:
- 見出し(H1、H2、H3)
- チェックリスト
- 表(テーブル)
- 画像の挿入
- ファイルの埋め込み
より本格的な文書を作りたい場合は、Canvasの利用を検討してみてください。
マークダウンを使いたい場合の設定方法
Slackには、マークダウン形式での入力を好む人向けの設定もあります。
マークダウンモードの有効化
デスクトップ版のSlackで、マークダウン形式を使えるようにする方法:
- 画面左上のワークスペース名をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「詳細設定」を開く
- 「入力オプション」セクションで「マークアップを使用してメッセージを書式設定」にチェックを入れる
この設定を有効にすると、書式設定ツールバーが非表示になり、記号を使った書式設定がメインになります。
マークダウンモードでの注意点
マークダウンモードを有効にしても、下線については変わりません。
- 太字:
*テキスト* - 斜体:
_テキスト_ - 取り消し線:
~テキスト~ - 下線:使用不可
下線を使いたい場合は、一時的にツールバーを表示させて使用する必要があります。
Slackの書式設定:よくある質問
ここで、Slackの下線や書式設定に関する、よくある質問に答えていきます。
Q1:下線のショートカットキーはありますか?
A:現時点では、下線専用のショートカットキーは確認されていません。
太字(Ctrl/Cmd + B)や斜体(Ctrl/Cmd + I)にはショートカットがありますが、下線については
ツールバーから選択する方法しかないようです。
今後のアップデートで追加される可能性はありますが、現状ではツールバーを使う必要があります。
Q2:モバイルアプリでも下線は使えますか?
A:はい、モバイル版のSlackアプリでも下線機能は使えます。
デスクトップ版と同じように、テキストを選択して書式設定メニューから下線を選べばOKです。
ただし、モバイルでは画面が小さいため、細かい編集作業はデスクトップ版の方がやりやすいでしょう。
Q3:既存のメッセージに後から下線を追加できますか?
A:送信したメッセージは編集できますが、書式の追加には制限があります。
メッセージを編集する手順:
- 自分が送ったメッセージにカーソルを合わせる
- 「…」(その他のアクション)をクリック
- 「メッセージを編集」を選択
- テキストを選択して書式を適用
- 変更を保存
ただし、編集可能なのは自分が送信したメッセージのみです。
Q4:下線と太字を同時に使うと見づらくなりませんか?
A:使い方次第です。適度に使えば問題ありませんが、多用すると逆効果になります。
良い例:
**重要なお知らせ**(太字のみ)
明日の会議は中止になりました。
避けたい例:
**重要なお知らせ**(太字+下線+斜体)
**明日**の**会議**は**中止**になりました。(太字の多用)
書式設定は、本当に強調したい部分にだけ使うのがコツです。
Q5:他のユーザーも下線を見ることができますか?
A:はい、下線を含む書式設定は、すべてのユーザーに同じように表示されます。
ただし、以下の点には注意が必要です:
- 古いバージョンのSlackを使っているユーザーには表示されない可能性がある
- テキストのみの通知では、書式は反映されない
- メール転送された内容では、書式が失われることがある
チーム全体で最新版のSlackを使用していれば、問題なく下線が表示されます。
Q6:HTMLやCSSのように、もっと自由に書式設定できませんか?
A:残念ながら、Slackでは限られた書式設定しか使えません。
Slackはコミュニケーションツールとして、シンプルさと使いやすさを重視しています。
もっと複雑なデザインや書式設定が必要な場合は:
- Slack Canvasを使用する
- 外部の文書作成ツール(Google Docs、Notionなど)で作成してリンクを共有する
- PDFや画像として書式を整えたものを添付する
これらの方法なら、より自由な表現が可能です。
まとめ:Slackの下線機能を理解して効果的に使おう
Slackの下線機能について、重要なポイントをまとめます。
下線機能の現状
- Slackには下線機能が追加されている
- ツールバーからのみ使用可能
- マークダウン記号やショートカットキーは存在しない
- ハイパーリンクとの混同を避けるため、意図的に制限されている
下線を使う方法
- テキストを選択する
- 書式設定ツールバーの「U」アイコンをクリック
- 他の書式と組み合わせることも可能
代替手段
下線が使いづらい場合は、以下の方法がおすすめです:
- 太字で強調する(最もシンプル)
- 斜体や太字と斜体の組み合わせ
- コード書式で際立たせる
- 引用機能で視覚的に区別する
- 絵文字で注目を集める
Slackでのコミュニケーションは、適切な書式設定を使うことで、より分かりやすく効果的になります。
下線機能の制限を理解した上で、状況に応じて最適な書式を選んで使ってみてくださいね。
チーム全体で見やすいメッセージを心がければ、コミュニケーションがもっとスムーズになりますよ!

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