Slackを使っていて、こんなときはありませんか?
「今、集中して作業したいのに、メンバーから『なんで返信してくれないの?』って思われたら困る」
「休憩中なのに、オンライン表示だとメッセージが来そう…」
「会議中なのに、Slackの通知が鳴り続ける」
実は、Slackには自分をオフライン(離席中)に見せる方法や、通知を止める便利な機能があるんです。この記事では、Slackでオフラインにする方法から、状況に合わせた使い分けまで、分かりやすく解説していきます。
Slackのオフライン(離席中)表示とは?

緑の点と白い点の違い
Slackを使っていると、自分の名前の横に丸い点がついているのを見たことがあると思います。この点の色には意味があって:
- 緑の点(●):アクティブ(オンライン)= 今Slackを使っている状態
- 白い点(○):離席中(オフライン)= Slackを使っていない状態
- Zマーク(Zzz):おやすみモード = 通知をオフにしている状態
他のメンバーは、この点を見て「今、この人は返信できるかな?」と判断しています。
自動でオフラインになる条件
Slackは、あなたの使用状況に応じて自動的にログイン状態を判断しています。
デスクトップ(PC)の場合:
- Slackで10分間操作がないと自動的に「離席中」になります
- パソコンがスリープモードになったとき
- 画面をロックしたとき
モバイル(スマホ・タブレット)の場合:
- Slackアプリを閉じたとき
- 他のアプリに切り替えたとき
- デバイスをロックしたとき
ブラウザ版の場合:
- ブラウザのタブを閉じたとき
- 別のタブに切り替えて10分間操作がないとき
つまり、何もしなくても、ある程度時間が経てば自動的にオフライン表示になるわけです。でも、「もっと早くオフラインにしたい」「集中したいから今すぐオフラインにしたい」というときは、手動で設定できます。
Slackを手動でオフライン(離席中)にする方法
PC(デスクトップ・ブラウザ)で設定する
ステップ1: Slackを開く
ステップ2: 画面左下(またはサイドバーの上部)にある自分のプロフィール写真をクリック
ステップ3: メニューが表示されるので、「離席中に設定」(または「Set yourself as away」)をクリック
これで、名前の横の緑の点が白い点に変わり、他のメンバーからは「離席中」に見えます。
元に戻す方法:
同じように、プロフィール写真をクリックして「アクティブに設定」を選べば、またオンライン状態に戻ります。
スマホ(モバイルアプリ)で設定する
ステップ1: Slackアプリを開く
ステップ2: 画面下部のタブから「あなた」(You)をタップ
ステップ3: 画面上部に自分のプロフィールが表示されるので、「離席中に設定」(Set yourself away)をタップ
これで離席中になります。
元に戻す方法:
同じ手順で「アクティブに設定」をタップすればOKです。
ステータス機能でもっと詳しく状況を伝える
オフライン表示だけだと、「この人、いつ戻ってくるの?」と思われるかもしれません。そんなときはステータス機能を使って、もっと詳しい状況を伝えましょう。
ステータスとは?
ステータスは、「会議中」「ランチ休憩」「休暇中」など、自分が今何をしているかをメンバーに伝える機能です。名前の横に絵文字とメッセージが表示されます。
ステータスの設定方法
PC(デスクトップ・ブラウザ)の場合:
- 画面左下の自分のプロフィール写真をクリック
- 「ステータスを設定」をクリック
- 次のどちらかを選ぶ:
- 既成のステータスから選ぶ:「会議中」「通勤途中」「病欠」「休暇中」「リモートで作業中」など
- 自分でステータスを作る:テキスト欄に好きなメッセージを入力(最大100文字)して、絵文字を選ぶ
- 「次の時間の経過後にステータスを削除…」で、ステータスを自動で消す時間を設定(30分、1時間、今日中、カスタムなど)
- 必要に応じて、「通知を一時停止する」にチェックを入れる
- 「保存」をクリック
スマホ(モバイルアプリ)の場合:
- 画面下部の「あなた」タブをタップ
- プロフィール画面が開くので、名前の下にあるステータス欄をタップ
- 既成のステータスから選ぶか、自分でメッセージと絵文字を入力
- 「次の時間の経過後に削除」で自動削除の時間を設定
- 「保存」をタップ
ステータスの活用例
ランチ休憩中:
- 絵文字:☕ または 🍴
- メッセージ:「ランチ休憩中、13:00に戻ります」
- 削除タイミング:1時間後
会議中:
- 絵文字:🗓
- メッセージ:「会議中(15:00まで)」
- 削除タイミング:カスタムで15:00
集中作業中:
- 絵文字:🎧
- メッセージ:「集中タイム、緊急時のみ連絡ください」
- 削除タイミング:2時間後
- 「通知を一時停止する」にチェックを入れると完璧!
休暇中:
- 絵文字:🏝
- メッセージ:「休暇中(12/20まで)緊急時は@田中さんまで」
- 削除タイミング:12/20の朝9:00
通知も止めたい!おやすみモードの使い方
「離席中」に設定しただけでは、実は通知は止まりません。メッセージが来ると、普通に通知音が鳴ってしまいます。
「通知自体を止めたい!」というときは、おやすみモード(Do Not Disturb)を使いましょう。
おやすみモードとは?
おやすみモードをオンにすると:
- Slackからのすべての通知が止まる
- 名前の横にZマーク(Zzz)が表示される
- メッセージは受信するけど、通知は来ない
おやすみモードの設定方法
PC(デスクトップ・ブラウザ)の場合:
- 画面左下の自分のプロフィール写真をクリック
- 「通知を一時停止する」を選択
- 時間を選ぶ:
- 20分間
- 1時間
- 2時間
- 今日中
- カスタム(自分で時間を設定)
- 選択すると、おやすみモードがオンになります
スマホ(モバイルアプリ)の場合:
- 画面下部の「あなた」タブをタップ
- 「通知」のセクションで、「通知を一時停止する」をタップ
- 時間を選んで設定
おやすみモードを手動で解除する:
同じ手順で「通知を再開する」を選べば、すぐに解除できます。
スケジュールでおやすみモードを自動化
毎日決まった時間に通知を止めたい場合(例:夜10時〜朝8時)は、スケジュール設定が便利です。
PC(デスクトップ・ブラウザ)の場合:
- 画面左下の自分のプロフィール写真をクリック
- 「設定」→「通知」を選択
- 「おやすみモードのスケジュール」セクションで、「おやすみモード時間を設定する」にチェック
- 開始時間と終了時間を設定
- 曜日も選択可能(平日だけ、週末だけなど)
これで、設定した時間になると自動的におやすみモードになります。
離席中とおやすみモードの違い、どう使い分ける?

混乱しやすい「離席中」と「おやすみモード」の違いを整理しましょう。
離席中(オフライン表示)
- 目的: 「今、Slackを見ていません」と伝える
- 通知: 通知は来る(音が鳴る)
- 表示: 名前の横が白い点(○)になる
- 適した場面:
- ちょっと席を外すとき
- 他の作業をしていて、すぐには返信できないとき
- でも通知は確認したいとき
おやすみモード
- 目的: 「通知を受け取りたくない」
- 通知: 通知が来ない(音も鳴らない)
- 表示: 名前の横にZマーク(Zzz)が表示される
- 適した場面:
- 会議中
- 集中作業中
- 就寝時
- 通知に邪魔されたくないとき
両方を組み合わせる
もちろん、離席中とおやすみモードを同時に設定することもできます。
例えば:
- 自分を「離席中」に設定
- おやすみモードをオンにする
- ステータスを「集中作業中、17:00まで」に設定
こうすれば、「今オフラインで、通知も止めていて、17:00まで集中している」ということが一目でわかります。
よくある質問
Q1. オフラインにすると、メッセージは受信できなくなる?
A. いいえ、メッセージは普通に受信します。ただ、他のメンバーからは「この人は今Slackを見ていない」と分かるだけです。後でオンラインに戻ったときに、ちゃんとメッセージを見ることができます。
Q2. おやすみモードにすると、メンバーに通知される?
A. おやすみモード自体は通知されません。でも、あなたの名前の横にZマークが表示されるので、「この人は今通知をオフにしている」ということは分かります。
Q3. オフラインのまま、Slackを見ることはできる?
A. はい、できます。離席中に設定していても、普通にチャンネルを見たり、メッセージを読んだりできます。「見ているけど、すぐには返信できない」という状況で便利です。
Q4. 常にオンライン表示にしておく方法はある?
A. 公式には、「常にオンライン」を保つ機能はありません。10分間操作しないと自動的に離席中になります。
もし常にオンライン表示を保ちたい場合は:
- 定期的にSlackを操作する
- パソコンのスリープ設定を調整する
- 複数のデバイスでSlackを開いておく
といった工夫が必要です。ただし、本来は無理にオンライン表示を保つ必要はありません。離席中になっても、メンバーは「後で返信が来るだろう」と理解してくれるはずです。
Q5. ステータスを設定すると、離席中にもなる?
A. いいえ、ステータス設定とログイン状態(アクティブ/離席中)は別々です。
- ステータス「会議中」を設定しても、Slackを操作していればアクティブ(緑の点)のまま
- 逆に、離席中でもステータスは設定できる
ただし、ステータス設定時に「通知を一時停止する」にチェックを入れると、おやすみモードもオンになります。
状況別のおすすめ設定
実際にどう使い分ければいいか、シーン別に見ていきましょう。
シーン1:ランチ休憩(30分〜1時間)
おすすめ設定:
- ステータス:「☕ランチ休憩中、13:00に戻ります」
- 削除タイミング:1時間後
- 離席中に設定:する
- おやすみモード:必要に応じて
→ 通知は確認したいなら、おやすみモードはオフのまま
シーン2:会議中(1〜2時間)
おすすめ設定:
- ステータス:「🗓会議中(15:00まで)」
- 削除タイミング:カスタムで15:00
- 離席中に設定:する
- おやすみモード:オンにする
- 「通知を一時停止する」にチェック
→ 会議に集中できます
シーン3:集中作業(2〜4時間)
おすすめ設定:
- ステータス:「🎧集中タイム、緊急時のみ連絡ください」
- 削除タイミング:3時間後
- 離席中に設定:する
- おやすみモード:オンにする
→ 邪魔されずに作業できます
シーン4:休暇(数日〜1週間)
おすすめ設定:
- ステータス:「🏝休暇中(12/20まで)緊急時は@田中さんまで」
- 削除タイミング:カスタムで12/20の朝9:00
- 離席中に設定:する
- おやすみモード:スケジュールで終日オン
→ 安心して休めます
シーン5:就寝時(毎日夜〜朝)
おすすめ設定:
- ステータス:設定しなくてもOK
- おやすみモード:スケジュールで毎日22:00〜8:00に設定
→ 夜中の通知で起こされることがありません
まとめ:状況に合わせてSlackを賢く使おう
Slackでオフライン(離席中)にする方法や、通知を管理する方法を理解すれば、もっと快適に仕事ができるようになります。
この記事のポイントをおさらい:
- 緑の点(●)= オンライン、白い点(○)= オフライン、Zマーク = おやすみモード
- 10分間操作しないと自動的に離席中になる
- 手動で「離席中に設定」もできる
- ステータス機能で詳しい状況を伝えられる
- 離席中でも通知は来る(音が鳴る)
- おやすみモードで通知を完全に止められる
- おやすみモードはスケジュール設定も可能
- 状況に応じて、離席中・ステータス・おやすみモードを組み合わせる
一番大切なこと:
「常にオンラインでいなきゃ」と無理する必要はありません。適切にオフライン設定やステータスを使うことで、メンバーとの信頼関係も保ちながら、自分の集中時間やプライベートも大切にできます。
まずは、次の会議や集中作業のときに、ステータスとおやすみモードを試してみてください。きっと「これ、便利!」と実感できるはずですよ!

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