Slackの権限確認方法完全ガイド|自分・他人の権限とロールの見方を徹底解説

「Slackで自分の権限を確認したい」「他のメンバーの権限はどうなっている?」「管理者は誰なのか知りたい」

Slackを使っていると、自分や他のメンバーの権限を確認したい場面がありますよね。

この記事では、Slackの権限(ロール)の種類から、自分・他人の権限の確認方法、変更方法まで、すべて詳しく解説します。


スポンサーリンク
  1. Slackの権限(メンバー種別)とは
    1. メンバー種別の階層
  2. 各メンバー種別の詳細
    1. 1. プライマリーオーナー
    2. 2. オーナー
    3. 3. 管理者
    4. 4. 通常メンバー
    5. 5. マルチチャンネルゲスト(有料プランのみ)
    6. 6. シングルチャンネルゲスト(有料プランのみ)
  3. 【方法1】自分の権限を確認する
    1. 手順1:プロフィールを開く
    2. 手順2:メンバー種別を確認
    3. 確認のポイント
  4. 【方法2】他のメンバーの権限を確認する
    1. 手順1:メンバーのプロフィールを開く
    2. 手順2:メンバー種別を確認
  5. 【方法3】ワークスペース全体の権限を確認(管理者向け)
    1. オーナー・管理者の確認方法
    2. 全メンバーの権限一覧を確認
  6. プライマリーオーナーの確認方法
    1. 手順:ワークスペース情報から確認
    2. 重要:プライマリーオーナーは1人だけ
  7. チャンネルごとの権限確認
    1. チャンネル管理者の確認
    2. プライベートチャンネルの権限
  8. アプリの権限確認
    1. ワークスペースにインストールされているアプリの確認
    2. 自分がインストールしたアプリの確認
  9. 権限の変更方法(管理者向け)
    1. メンバーをオーナー・管理者に任命
    2. オーナー・管理者を通常メンバーに戻す
    3. プライマリーオーナー権限の譲渡
  10. Enterprise Gridのシステムロール(Enterprise プランのみ)
    1. システムロールとは
    2. システムロールの確認方法
  11. トラブルシューティング
    1. 問題1:「管理者」メニューが表示されない
    2. 問題2:他のメンバーの権限が確認できない
    3. 問題3:権限変更ができない
    4. 問題4:プライマリーオーナーが退職してしまった
  12. よくある質問(FAQ)
  13. まとめ

Slackの権限(メンバー種別)とは

Slackでは、メンバー種別という形で権限が管理されています。

メンバー種別の階層

上位(権限が強い)

  1. プライマリーオーナー
  2. オーナー
  3. 管理者
  4. 通常メンバー
  5. マルチチャンネルゲスト
  6. シングルチャンネルゲスト

下位(権限が弱い)


各メンバー種別の詳細

1. プライマリーオーナー

最も強力な権限を持つメンバー種別です。

特徴:

  • ワークスペースを作成した人が自動的になる
  • 1つのワークスペースに1人だけ
  • すべての管理機能にアクセス可能
  • プライマリーオーナー権限を他のメンバーに譲渡可能

できること:

  • ✅ すべての管理機能
  • ✅ オーナー・管理者の任命と解除
  • ✅ ワークスペースの削除
  • ✅ 請求情報の管理
  • ✅ プライマリーオーナー権限の譲渡

できないこと:

  • ❌ なし(すべて可能)

2. オーナー

プライマリーオーナーに次ぐ権限を持ちます。

特徴:

  • プライマリーオーナーまたは他のオーナーが任命
  • 複数人が可能
  • ほぼすべての管理機能にアクセス可能

できること:

  • ✅ ほぼすべての管理機能
  • ✅ オーナー・管理者の任命
  • ✅ ワークスペースの設定変更
  • ✅ 請求情報の管理
  • ✅ メンバーの招待・削除

できないこと:

  • ❌ オーナー権限の解除(プライマリーオーナーのみ可能)
  • ❌ ワークスペースの削除(プライマリーオーナーのみ可能)

3. 管理者

日常的な管理業務を行える権限です。

特徴:

  • オーナーが任命
  • 複数人が可能
  • 管理機能の大部分にアクセス可能

できること:

  • ✅ メンバーの招待・削除
  • ✅ チャンネルの管理
  • ✅ ワークスペースの設定変更(一部)
  • ✅ アプリの管理
  • ✅ 管理者の任命

できないこと:

  • ❌ 請求情報の閲覧・管理
  • ❌ オーナーの任命
  • ❌ 管理者権限の解除(オーナー以上のみ可能)

4. 通常メンバー

一般的なSlackユーザーです。

特徴:

  • 特別な権限はない
  • Slackの基本機能をすべて利用可能

できること:

  • ✅ メッセージの送受信
  • ✅ チャンネルの作成・参加
  • ✅ ダイレクトメッセージ
  • ✅ ファイルの共有
  • ✅ アプリの利用(設定による)

できないこと:

  • ❌ ワークスペースの管理
  • ❌ メンバーの削除
  • ❌ 管理者権限の付与

5. マルチチャンネルゲスト(有料プランのみ)

外部の協力者などに付与する権限です。

特徴:

  • 2つ以上のチャンネルにアクセス可能
  • ワークスペース全体へのアクセスは制限

できること:

  • ✅ 指定されたチャンネルでのメッセージ送受信
  • ✅ ダイレクトメッセージ(制限あり)
  • ✅ ファイル共有(指定チャンネル内)

できないこと:

  • ❌ チャンネルの作成
  • ❌ アプリのインストール
  • ❌ ワークスペース全体の閲覧

6. シングルチャンネルゲスト(有料プランのみ)

最も制限された権限です。

特徴:

  • 1つのチャンネルのみアクセス可能
  • 最もアクセスが制限されている

できること:

  • ✅ 指定された1つのチャンネルでのメッセージ送受信
  • ✅ そのチャンネル内でのファイル共有

できないこと:

  • ❌ 他のチャンネルの閲覧
  • ❌ ダイレクトメッセージ
  • ❌ チャンネルの作成

【方法1】自分の権限を確認する

手順1:プロフィールを開く

PC版:

  1. Slackを開く
  2. 右上の自分のプロフィール写真をクリック
  3. プロフィール」を選択

スマホ版:

  1. Slackアプリを開く
  2. 画面下の「あなた」タブをタップ
  3. 自分の名前をタップ

手順2:メンバー種別を確認

プロフィール画面で、自分の名前の下にメンバー種別が表示されます。

表示例:

  • 「プライマリーオーナー」
  • 「オーナー」
  • 「管理者」
  • 「メンバー」
  • 「マルチチャンネルゲスト」
  • 「シングルチャンネルゲスト」

確認のポイント

  • メンバー種別が表示されない場合は「通常メンバー」
  • ゲストの場合は明確に「ゲスト」と表示される

【方法2】他のメンバーの権限を確認する

手順1:メンバーのプロフィールを開く

方法A:メッセージから

  1. 確認したいメンバーの名前またはアイコンをクリック
  2. プロフィールが表示される

方法B:メンバーリストから

  1. サイドバーの「メンバー」をクリック
  2. 確認したいメンバーを探す
  3. 名前をクリック

方法C:検索から

  1. 上部の検索バーにメンバー名を入力
  2. 「メンバー」タブを選択
  3. 該当メンバーをクリック

手順2:メンバー種別を確認

プロフィール画面に、メンバー種別が表示されます。

表示位置:

  • 名前の下
  • またはプロフィール情報内

【方法3】ワークスペース全体の権限を確認(管理者向け)

オーナー・管理者の確認方法

手順:

  1. サイドバーの「管理者」をクリック
  • 表示されない場合は、ワークスペース名をクリック→「設定と管理」→「ワークスペースの設定」
  1. メンバー」を選択
  2. 画面上部のフィルターで「オーナーと管理者」を選択

確認できる情報:

  • プライマリーオーナー
  • オーナー
  • 管理者
  • それぞれの人数

全メンバーの権限一覧を確認

手順:

  1. サイドバーの「管理者」をクリック
  2. メンバー」を選択
  3. メンバーリストで各メンバーの種別を確認

表示内容:

  • メンバー名
  • メールアドレス
  • メンバー種別(オーナー、管理者、メンバー、ゲスト)
  • 参加日時

プライマリーオーナーの確認方法

手順:ワークスペース情報から確認

方法:

  1. ワークスペース名をクリック
  2. 設定と管理」にカーソルを合わせる
  3. ワークスペースの設定」を選択
  4. このワークスペースについて」セクションを確認

表示内容:

  • プライマリーオーナー名
  • メールアドレス
  • ワークスペース作成日

重要:プライマリーオーナーは1人だけ

  • プライマリーオーナーが退職する場合は、必ず権限を譲渡する
  • 譲渡せずに退職すると、管理に支障が出る可能性がある

チャンネルごとの権限確認

チャンネル管理者の確認

一部のチャンネルには、チャンネル専用の管理者が設定されている場合があります。

確認方法:

  1. チャンネルを開く
  2. 右上の「i」(情報)アイコンをクリック
  3. メンバー」タブを選択
  4. チャンネル管理者がいる場合、名前の横に表示される

プライベートチャンネルの権限

特徴:

  • 招待されたメンバーのみアクセス可能
  • チャンネル作成者や管理者が権限を管理

確認方法:

  • 自分がメンバーの場合のみ確認可能
  • 管理者でも、メンバーでなければアクセスできない

アプリの権限確認

ワークスペースにインストールされているアプリの確認

手順:

  1. サイドバーの「管理者」をクリック
  2. アプリとワークフロー」を選択
  3. インストール済みアプリの一覧が表示される

確認できる情報:

  • インストール済みアプリ
  • 各アプリの権限スコープ
  • アプリをインストールしたメンバー

自分がインストールしたアプリの確認

手順:

  1. 左下の「アプリ」をクリック
  2. 自分がインストールしたアプリが表示される

権限の変更方法(管理者向け)

メンバーをオーナー・管理者に任命

手順:

  1. サイドバーの「管理者」をクリック
  2. メンバー」を選択
  3. 任命したいメンバーの横の「」(3点アイコン)をクリック
  4. アカウント種別を変更する」を選択
  5. ワークスペースのオーナー」または「ワークスペースの管理者」を選択
  6. 保存」をクリック

オーナー・管理者を通常メンバーに戻す

手順:

  1. サイドバーの「管理者」をクリック
  2. メンバー」を選択
  3. 対象メンバーの横の「」をクリック
  4. アカウント種別を変更する」を選択
  5. 通常メンバー」を選択
  6. 保存」をクリック

注意:

  • オーナー権限の解除はプライマリーオーナーのみが可能
  • 管理者権限の解除はオーナー以上が可能

プライマリーオーナー権限の譲渡

非常に重要な操作です。慎重に行ってください。

手順:

  1. 以下のURLにアクセス:
    https://[ワークスペース名].slack.com/admin/workspace/settings/transfer
  2. 譲渡先のメンバーを選択
  3. 自分のSlackパスワードを入力
  4. ワークスペースのオーナー権限を譲渡する」をクリック

重要な注意点:

  • 一度譲渡すると取り消せない
  • 再度プライマリーオーナーになるには、新しいプライマリーオーナーから譲渡してもらう必要がある
  • 退職前に必ず譲渡すること

Enterprise Gridのシステムロール(Enterprise プランのみ)

システムロールとは

より細かい権限管理が可能な機能です。

主なシステムロール:

  • ワークフロー管理者
  • セキュリティ管理者
  • インテグレーション管理者
  • エクスポート管理者
  • DLP管理者
  • メッセージアクティビティマネージャー
  • 営業管理者
  • など

システムロールの確認方法

手順:

  1. オーガナイゼーション名をクリック
  2. ツールと設定」→「オーガナイゼーションの設定
  3. ロールと権限」→「ロール」を選択
  4. 各システムロールと割り当てられたメンバーを確認

トラブルシューティング

問題1:「管理者」メニューが表示されない

原因:
自分が管理者権限を持っていない

解決法:

  • ワークスペース名をクリック→「設定と管理」からアクセス
  • 一部の機能は管理者のみアクセス可能

問題2:他のメンバーの権限が確認できない

原因:

  • 通常メンバーは一部の情報のみ閲覧可能
  • プライベート情報は管理者のみ確認可能

解決法:

  • 管理者に確認を依頼
  • 自分が管理者の場合は「管理者」メニューから確認

問題3:権限変更ができない

原因:

  • 権限が不足している
  • 変更しようとしている権限が自分より上位

解決法:

  • プライマリーオーナーに依頼
  • 自分の権限を確認

問題4:プライマリーオーナーが退職してしまった

非常に深刻な問題です。

解決法:

  1. Slackサポートに問い合わせ
  • feedback@slack.com
  1. ドメイン所有権の証明が必要
  2. 時間がかかる可能性がある

予防策:

  • 退職前に必ず権限を譲渡
  • 複数のオーナーを設定しておく

よくある質問(FAQ)

Q1:自分が管理者かどうかすぐ確認する方法は?

サイドバーに「管理者」メニューが表示されていれば、オーナーまたは管理者です。

表示されていない場合は通常メンバーです。

Q2:ゲストと通常メンバーの見分け方は?

プロフィールに「ゲスト」と明確に表示されます。

表示がなければ通常メンバーです。

Q3:プライマリーオーナーは変更できますか?

はい、できます。

ただし、現在のプライマリーオーナーのみが権限を譲渡できます。

Q4:複数のオーナーを設定できますか?

はい、できます。

プライマリーオーナーは1人だけですが、オーナーは複数人設定可能です。

Q5:無料プランでもゲストを招待できますか?

いいえ、できません。

ゲスト機能は有料プラン(Pro以上)でのみ利用可能です。

Q6:管理者が請求情報を見ることはできますか?

いいえ、できません。

請求情報の閲覧・管理はオーナー以上の権限が必要です。

Q7:自分の権限を自分で変更できますか?

いいえ、できません。

権限の変更は、より上位の権限を持つメンバーが行う必要があります。

Q8:チャンネルごとに権限を設定できますか?

一部可能です。

プライベートチャンネルでは、チャンネル管理者を設定できます。


まとめ

Slackの権限確認方法について、詳しく解説しました。

この記事のポイント:

メンバー種別の階層

  1. プライマリーオーナー(最強・1人のみ)
  2. オーナー(複数可)
  3. 管理者(複数可)
  4. 通常メンバー
  5. マルチチャンネルゲスト
  6. シングルチャンネルゲスト

自分の権限確認

  • プロフィール画面で確認
  • 「管理者」メニューの有無で判断

他のメンバーの権限確認

  • プロフィールから確認
  • 管理者は「管理者」→「メンバー」で一覧確認

プライマリーオーナーの確認

  • 「このワークスペースについて」で確認
  • 1つのワークスペースに1人だけ

権限の変更

  • 管理者以上が変更可能
  • 自分より上位の権限は付与できない
  • プライマリーオーナー権限の譲渡は慎重に

重要な注意点

  • プライマリーオーナーが退職する際は必ず権限譲渡
  • 複数のオーナーを設定しておく
  • 権限変更は記録を残す

トラブル時の対処

  • 権限不足→上位メンバーに依頼
  • プライマリーオーナー不在→Slackサポートに連絡

Slackの権限管理は、ワークスペースの運営に非常に重要です。

特に重要なポイント:

  • プライマリーオーナーは1人だけ
  • 退職時の権限譲渡を忘れずに
  • 複数のオーナー・管理者を設定して冗長化

適切な権限管理で、スムーズなSlack運用を実現してください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました