「Microsoft Edge Installerって何?」「どうやってダウンロードするの?」
こんな疑問を持っていませんか?
Microsoft Edge Installer(マイクロソフト エッジ インストーラー)は、Windowsパソコンで使える高速ブラウザ「Microsoft Edge」をインストールするための専用プログラムです。
この記事では、Microsoft Edge Installerの基本から、ダウンロード・インストール方法、トラブル対処法まで、わかりやすく解説していきます。
Microsoft Edge Installerとは?
Microsoft Edge Installerとは、マイクロソフト社が提供するウェブブラウザ「Microsoft Edge」をパソコンにインストールするための専用プログラムのことです。
簡単に言えば、Edgeブラウザを使えるようにするための”セットアップツール”だと考えてください。
なぜインストーラーが必要なの?
パソコンに新しいソフトウェアを追加するには、専用のインストールプログラムが必要です。
インストーラーは以下の作業を自動的に行ってくれます:
- 必要なファイルをパソコンにコピー
- システムの設定を調整
- ショートカットアイコンの作成
- アプリケーションの初期設定
これらの複雑な作業を、ワンクリックで実行してくれる便利なツールなんです。
Microsoft Edgeってどんなブラウザ?
Microsoft Edgeは、2015年にリリースされたマイクロソフト社の公式ウェブブラウザです。
2020年からはChromium(クロミウム)という技術をベースに作り直されました。Chromiumとは、Google Chromeと同じ基盤技術のこと。つまり、ChromeとEdgeは”兄弟”のような関係なんですね。
主な特徴:
- 高速で軽快な動作
- セキュリティ機能が充実
- AI機能Copilotを標準搭載
- Chrome拡張機能が使える
- Windows 10/11で特に最適化されている
Microsoft Edge Installerの種類
Microsoft Edge Installerには、大きく分けて2つのタイプがあります。
1. オンライン インストーラー(標準版)
特徴:
- ファイルサイズが小さい(約2~3MB)
- インストール時にインターネット接続が必須
- 常に最新版がダウンロードされる
メリット:
ダウンロードが素早く完了し、自動的に最新版をインストールできます。
デメリット:
インストール中はインターネット接続が必要です。
2. オフライン インストーラー
特徴:
- ファイルサイズが大きい(約100MB前後)
- インターネット接続なしでインストール可能
- ダウンロード時点のバージョンが保存される
メリット:
- ネット環境がない場所でもインストールできる
- 複数台のパソコンに同じバージョンを一括導入できる
- USBメモリで持ち運びが可能
デメリット:
ファイルサイズが大きく、ダウンロードに時間がかかります。
オフライン版が便利な場面:
- 会社や学校で複数のパソコンにインストールする
- インターネット環境が不安定な場所
- 特定バージョンを保管しておきたい
Microsoft Edge Installerのダウンロード方法
それでは、実際にインストーラーをダウンロードしてみましょう。
公式サイトからのダウンロード手順
手順1:公式ページにアクセス
マイクロソフトの公式ダウンロードページにアクセスします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/edge
手順2:ダウンロードボタンをクリック
ページ上部に表示される「EDGEをダウンロード」または「ダウンロード」ボタンをクリックしてください。
お使いのOSに合わせたボタンが表示されます:
- Windows向け
- macOS向け
- Linux向け
- iOS/Android向け
手順3:ライセンス条項に同意
「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」の内容を確認します。
内容に同意できる場合は、「同意してダウンロード」をクリックしましょう。
手順4:ダウンロード完了
自動的にダウンロードが始まります。完了すると、以下のようなファイル名で保存されます:
MicrosoftEdgeSetup.exe(オンライン版)MicrosoftEdgeEnterpriseX64.msi(オフライン版)
オフライン インストーラーのダウンロード方法
オフライン版が必要な場合は、別のページからダウンロードします。
手順1:ビジネス向けページにアクセス
https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/business/download
手順2:バージョンとプラットフォームを選択
- チャンネル:Stable(安定版)を選択
- バージョン:最新バージョンを選択
- プラットフォーム:Windows 10/11の場合は「Windows 64-bit」を選択
手順3:ダウンロード開始
「ダウンロード」ボタンをクリックすると、オフライン インストーラー(約100MB)のダウンロードが始まります。
Microsoft Edge Installerの使い方
ダウンロードが完了したら、いよいよインストール作業です。
インストール手順(Windows版)
ステップ1:インストーラーを実行
ダウンロードしたMicrosoftEdgeSetup.exeファイルをダブルクリックします。
または、ブラウザのダウンロード通知から「実行」をクリックしてもOKです。
ステップ2:ユーザーアカウント制御の確認
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というメッセージが表示されます。
「はい」をクリックして続行してください。
ステップ3:自動インストールの開始
「Microsoft Edgeをインストールしています」という画面が表示されます。
この作業は自動的に進むので、何もせず待つだけでOKです。通常1~3分程度で完了します。
ステップ4:初回起動と設定
インストールが完了すると、自動的にMicrosoft Edgeが起動します。
「Microsoft Edgeへようこそ」という画面が表示されるので、以下の初期設定を行いましょう:
- 「始める」をクリック
- データのインポート設定
- Internet ExplorerやChromeからデータを移行したい→「インポート」を選択
- 新規で使いたい→「インポートしないで続行」を選択
- 新しいタブのレイアウト選択
- インスピレーション(画像とニュース)
- 情報(ニュースのみ)
- シンプル(背景のみ)
- Microsoftアカウントでのサインイン
- サインインすると複数デバイスで設定を同期できます
- 必要なければ「サインインしないで続行」も選択可能
ステップ5:設定完了
以上で、Microsoft Edgeのインストールは完了です!
オフライン インストーラーの使い方
オフライン版(.msiファイル)の場合も、基本的な流れは同じです。
.msiファイルをダブルクリック- インストールウィザードに従って進める
- 「インストール」をクリック
- 完了を待つ
ネットワークに接続されていない環境でも、問題なくインストールできます。
Microsoft Edgeを最新版に更新する方法
Microsoft Edgeは自動更新機能を搭載しています。
通常は何もしなくても、バックグラウンドで自動的に最新版にアップデートされます。
手動で更新を確認する方法
すぐに最新版にしたい場合は、手動でチェックできます。
手順:
- Microsoft Edgeを起動
- 右上の「…」(設定とその他)をクリック
- 「設定」を選択
- 左側メニューの「Microsoft Edgeについて」をクリック
自動的に更新チェックが始まります。最新版がある場合は、その場でダウンロード・インストールされます。
更新状況の確認方法
アドレスバーに以下を入力してEnterキーを押すと、バージョン情報画面に直接アクセスできます:
edge://settings/help
「Microsoft Edgeは最新です」と表示されていればOKです。
よくあるトラブルと対処法
Microsoft Edge Installerを使う際に起こりやすい問題と、その解決方法をご紹介します。
1. ダウンロードが失敗する
症状:
インストーラーのダウンロードが途中で止まる、またはエラーが表示される。
原因と対処法:
- インターネット接続を確認
- Wi-Fiやケーブルの接続状態をチェック
- ルーターの再起動を試す
- 別のブラウザで試す
- ChromeやFirefoxなど、別のブラウザからダウンロードしてみる
- ウイルス対策ソフトを一時的に無効化
- セキュリティソフトがダウンロードをブロックしている可能性があります
- 一時的に無効にしてから再度試してみましょう
2. インストールが進まない
症状:
インストール画面のまま動かない、または「インストールに失敗しました」と表示される。
対処法:
- 管理者権限で実行
- インストーラーを右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- ディスク容量を確認
- Cドライブに1GB以上の空き容量があるか確認
- 不要なファイルを削除して空き容量を確保
- Windowsを最新版に更新
- Windows Updateで最新の更新プログラムを適用
- 再起動してから再度インストール
3. 古いバージョンが残っている
症状:
新しくインストールしたのに、古いバージョンのEdgeが起動する。
対処法:
- 完全にアンインストール
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 「Microsoft Edge」を探す
- 「…」→「アンインストール」
- 「閲覧データもクリアしますか?」にチェック
- アンインストール実行
- 再インストール
- パソコンを再起動
- 最新のインストーラーをダウンロードして実行
4. インストール後に起動しない
症状:
インストールは成功したが、Microsoft Edgeが起動しない。
対処法:
- 互換性トラブルシューティングを実行
- スタートメニューで「Microsoft Edge」を検索
- 右クリック→「プログラム互換性のトラブルシューティング ツール」
- ウィザードに従って設定を調整
- システムファイルの修復
- コマンドプロンプトを管理者として実行
sfc /scannowと入力してEnter- スキャンと修復が完了するまで待機
5. 「SmartScreenを使用できません」エラー
症状:
オフライン インストール時に「現在、SmartScreenを使用できません インターネット接続を確認してください」と表示される。
対処法:
このメッセージが表示されても、オフライン インストールは問題なく続行できます。
「実行」ボタンをクリックして、そのまま進めてください。
これはセキュリティ確認機能がオフライン環境で動作しないためのメッセージで、インストール自体には影響ありません。
Microsoft Edge for Businessとは?
通常版とは別に、Microsoft Edge for Businessという企業向けバージョンも提供されています。
通常版との違い
Edge for Businessの特徴:
- 仕事用と個人用のプロファイル分離機能
- より高度なセキュリティ設定
- 企業向け管理ツールとの連携
- Microsoft Entra IDとの統合
個人で使う場合でも、仕事とプライベートを完全に分けたい人には便利な選択肢です。
Edge for Businessのインストール方法
ダウンロードは通常版と同じページから行えます:
https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/business/download
インストール手順も通常版とほぼ同じですが、初回起動時に「仕事用プロファイル」と「個人用プロファイル」を選択できるようになります。
システム要件
Microsoft Edge Installerを使う前に、お使いのパソコンが以下の要件を満たしているか確認しましょう。
Windows版の必要スペック
- OS:Windows 10以降、またはWindows Server
- メモリ(RAM):最低2GB(推奨4GB以上)
- ストレージ:1GB以上の空き容量
- プロセッサ:1GHz以上
- 画面解像度:800×600以上
macOS版の必要スペック
- OS:macOS 10.12(Sierra)以降
- メモリ:最低2GB
- ストレージ:1GB以上の空き容量
その他のプラットフォーム
- Linux:最新のディストリビューション(Ubuntu、Debian、Fedoraなど)
- iOS:iOS 14.0以降
- Android:Android 7.0以降
まとめ
Microsoft Edge Installerは、高速で安全なウェブブラウザ「Microsoft Edge」をパソコンに簡単にインストールできる便利なツールです。
この記事のポイントをおさらいしましょう:
- インストーラーには2種類:オンライン版とオフライン版
- ダウンロードは公式サイトから:安全性を確保するため必ず公式サイトを利用
- インストールは数分で完了:ほぼ自動で進むので初心者でも安心
- 自動更新機能で常に最新版を維持
- トラブルは基本的な対処法で解決できることが多い
Microsoft Edgeは、Windows環境で特に優れたパフォーマンスを発揮します。
AI機能Copilotを活用すれば、検索や文章作成がより効率的になります。垂直タブやコレクション機能など、生産性を高める便利な機能も満載です。
まだ試したことがない方は、ぜひこの機会にインストールしてみてください!

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