Microsoft Edge Cookie削除|一括・個別・自動削除の完全ガイド

「EdgeでWebサイトの表示がおかしい」「ログインできなくなった」「ブラウザの動きが遅い」…そんな経験ありませんか?

その原因、実はCookie(クッキー)やキャッシュが溜まりすぎているからかもしれません。

この記事では、Microsoft EdgeでCookieを削除する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。一括削除から特定サイトのみの削除、さらに自動削除の設定まで、すべてカバーしていますよ。

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  1. Cookieとキャッシュって何?なぜ削除が必要?
    1. Cookieとは
    2. キャッシュとは
    3. なぜ削除する必要があるの?
  2. 【基本】すべてのCookieを一括削除する方法
    1. ショートカットキーで素早く削除(おすすめ)
    2. 設定画面から削除する方法
  3. 【応用】特定のサイトのCookieだけを削除する方法
    1. 特定サイトのCookie削除手順
    2. 個別削除のメリット
  4. 【便利】Edgeを閉じるたびに自動でCookieを削除する設定
    1. 自動削除の設定方法
    2. 自動削除の注意点
  5. Cookieを削除すると何が起こる?影響を理解しよう
    1. 削除による良い影響
    2. 削除による悪い影響(注意点)
    3. どの範囲で削除すべき?
  6. Cookieとキャッシュだけでなくパスワードも消えた?対処法
    1. パスワードが消える原因
    2. 削除前にパスワードをエクスポート(バックアップ)
  7. EdgeでCookieやキャッシュが削除できない場合の対処法
    1. 対処法1:Edgeを完全に閉じてから再度削除
    2. 対処法2:Edgeを最新バージョンに更新
    3. 対処法3:Edgeを修復する
    4. 対処法4:特定サイトのCookieが削除できない場合
  8. サードパーティCookieとは?ブロックすべき?
    1. サードパーティCookieとは
    2. サードパーティCookieをブロックする方法
  9. よくある質問
    1. Q1:Cookieとキャッシュはどのくらいの頻度で削除すべき?
    2. Q2:スマホ版Edgeでも同じ方法で削除できる?
    3. Q3:Cookie削除でログアウトされないサイトはある?
    4. Q4:Cookie削除で消えたデータは復元できる?
    5. Q5:EdgeとChromeでCookieは共有される?
  10. まとめ|定期的なCookie削除で快適なブラウジングを

Cookieとキャッシュって何?なぜ削除が必要?

まず、「Cookie」と「キャッシュ」の違いを簡単に説明しますね。

Cookieとは

Cookieは、Webサイトがあなたのブラウザに保存する小さなデータファイルです。

Cookieが保存する情報:

  • ログイン情報(ユーザー名やパスワード)
  • サイトの設定や好み
  • ショッピングカートの中身
  • あなたの閲覧行動の記録

これらの情報を保存することで、次回訪問したときにスムーズにログインできたり、設定を覚えていてくれたりするんです。

キャッシュとは

キャッシュは、一度表示したWebページの画像やファイルを一時的に保存する機能です。

同じページを再び開くときに、サーバーから全データをダウンロードする必要がなくなるので、ページの表示速度が速くなります。

なぜ削除する必要があるの?

普段は便利なCookieとキャッシュですが、以下のような問題が起こることがあります:

削除が必要な理由:

  • 古いデータが原因でページが正しく表示されない
  • 溜まりすぎてブラウザの動作が遅くなる
  • プライバシー保護のため(閲覧履歴を残したくない)
  • ログイン情報がおかしくなってログインできない
  • ディスク容量を圧迫している

定期的に削除することで、これらの問題を解決できます。

【基本】すべてのCookieを一括削除する方法

まずは、すべてのCookieとキャッシュを一括で削除する基本的な方法を見ていきましょう。

ショートカットキーで素早く削除(おすすめ)

一番簡単な方法は、キーボードのショートカットを使うことです。

手順:

  1. Edgeを開いた状態で「Ctrl + Shift + Delete」キーを同時に押す
  2. 「閲覧データのクリア」画面が自動的に開く

このショートカットを覚えておくと、手順を大幅に省略できて便利ですよ。

設定画面から削除する方法

ショートカットを使わない場合は、以下の手順で進めましょう。

Step1:設定画面を開く

Microsoft Edgeを起動します。

画面右上にある「…」(3つの点)をクリックして、メニューから「設定」を選択してください。

Step2:プライバシー設定に移動

設定画面が開いたら、左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。

項目が表示されていない場合は、設定画面の左上にある「≡」(メニューボタン)をクリックすると表示されます。

Step3:閲覧データのクリアを選択

「プライバシー、検索、サービス」画面を下にスクロールすると、「閲覧データのクリア」という項目があります。

その中にある「クリアするデータの選択」ボタンをクリックしましょう。

Step4:削除する項目を選択

「閲覧データのクリア」画面が表示されます。

重要な選択項目:

まず「時間の範囲」を選択します:

  • 過去 1 時間
  • 過去 24 時間
  • 過去 7 日間
  • 過去 4 週間
  • すべての期間(完全に削除したい場合)

次に、削除したい項目にチェックを入れます:

  • Cookieおよびその他のサイトデータ(Cookie削除)
  • キャッシュされた画像とファイル(キャッシュ削除)
  • 閲覧の履歴
  • ダウンロードの履歴
  • パスワード
  • オートフィル フォーム データ

CookieとキャッシュだけでOKなら、この2つだけにチェックを入れてください。

Step5:削除実行

選択が終わったら、「今すぐクリア」ボタンをクリックします。

削除が完了すると、「すべてクリアされました」と表示されます。これで完了です!

【応用】特定のサイトのCookieだけを削除する方法

「すべてのサイトのログイン情報を消したくない!」という場合は、特定のサイトだけCookieを削除することもできます。

特定サイトのCookie削除手順

Step1:Cookie管理画面を開く

設定画面から「プライバシー、検索、サービス」を開きます。

下にスクロールして「Cookie」の項目を探し、「すべてのCookieとサイトデータを表示する」をクリックしてください。

または、別のルートとして:

  1. 「設定」→「Cookieとサイトのアクセス許可」を開く
  2. 「Cookieとサイトデータの管理と削除」をクリック
  3. 「すべてのCookieとサイトデータを表示する」を選択

Step2:サイトを検索する

「すべてのCookieとサイトデータ」画面が開きます。

画面上部に検索ボックスがあるので、削除したいサイトの名前を入力しましょう。

例えば、「amazon.co.jp」のCookieだけを削除したい場合は、「amazon」と検索します。

Step3:サイトのCookieを削除

検索結果に該当するサイトが表示されます。

削除したいサイトの右側にある「▼」(下向き矢印)をクリックして、「削除」を選択します。

複数のサイトをまとめて削除したい場合は、「表示されているすべての項目を削除」をクリックすることもできます。

個別削除のメリット

特定サイトだけを削除することで、以下のメリットがあります:

  • 他のサイトのログイン状態は維持される
  • よく使うサイトの設定は残る
  • トラブルが起きているサイトだけリセットできる
  • 最小限の影響で問題を解決できる

Webサイトの表示がおかしいときは、まず個別削除を試してみるのがおすすめです。

【便利】Edgeを閉じるたびに自動でCookieを削除する設定

「毎回手動で削除するのは面倒…」という方には、自動削除の設定がおすすめです。

自動削除の設定方法

Step1:閲覧データの自動クリア設定を開く

設定画面から「プライバシー、検索、サービス」を開きます。

「閲覧データのクリア」の中にある「ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する」をクリックしましょう。

Step2:自動削除する項目を選択

削除したい項目のスイッチを「オン」にします。

選択できる項目:

  • 閲覧の履歴
  • ダウンロードの履歴
  • Cookieおよびその他のサイトデータ
  • キャッシュされた画像とファイル
  • パスワード
  • オートフィル フォーム データ
  • サイトのアクセス許可
  • ホストされたアプリのデータ

プライバシーを重視するなら、Cookieとキャッシュをオンにしておくとよいでしょう。

自動削除の注意点

便利な機能ですが、以下の点に注意してください:

デメリット:

  • Edgeを閉じるたびに、すべてのサイトからログアウトされる
  • 毎回ユーザー名とパスワードを入力する必要がある
  • サイトの設定やカスタマイズが保存されない
  • ページの読み込みが若干遅くなる(キャッシュがないため)

「常にログアウト状態にしたい」という方や、共有パソコンを使っている方には便利な設定です。

Cookieを削除すると何が起こる?影響を理解しよう

Cookie削除には良い面も悪い面もあります。実行する前に影響を理解しておきましょう。

削除による良い影響

メリット:

  • ページ表示の不具合が直る可能性がある
  • ブラウザの動作が軽くなる
  • プライバシーが保護される(追跡データの削除)
  • ディスク容量が空く
  • ログイン問題が解決することがある

特に、「サイトの表示がおかしい」「エラーが出る」といった問題は、Cookie削除で解決することが多いです。

削除による悪い影響(注意点)

デメリット:

  • すべてのサイトからログアウトされる
  • ユーザー名やパスワードを再入力する必要がある
  • サイトの設定(言語、テーマなど)が初期化される
  • ショッピングカートの中身が消える
  • 保存していた個人設定が消える

特に注意したいのが、ログイン情報です。

銀行や証券会社、会員制サイトなどのユーザーIDやパスワードは、事前に確認しておきましょう。忘れていると、ログインできなくなってしまいます。

どの範囲で削除すべき?

状況に応じて、削除の範囲を使い分けましょう:

特定サイトで問題が起きている場合:
→ そのサイトのCookieだけを個別削除

複数のサイトで問題がある場合:
→ 「過去7日間」など、期間を限定して削除

ブラウザ全体が重い・遅い場合:
→ 「すべての期間」で一括削除

プライバシー保護のため:
→ 自動削除の設定を有効化

Cookieとキャッシュだけでなくパスワードも消えた?対処法

「Cookieを削除したら、保存していたパスワードまで消えちゃった!」という声をよく聞きます。

パスワードが消える原因

実は、Cookie削除の画面で「パスワード」にもチェックを入れてしまうと、保存済みのパスワードも一緒に削除されてしまいます。

Cookie削除時には、「Cookieおよびその他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」だけにチェックを入れるようにしましょう。

削除前にパスワードをエクスポート(バックアップ)

万が一に備えて、パスワードをエクスポートしておくと安心です。

パスワードのエクスポート手順:

  1. 設定画面を開く
  2. 「プロファイル」→「パスワード」を選択
  3. 「保存されたパスワード」の横にある「…」をクリック
  4. 「パスワードのエクスポート」を選択
  5. CSVファイルとして保存

このファイルは重要な情報なので、安全な場所に保管してくださいね。

EdgeでCookieやキャッシュが削除できない場合の対処法

「削除ボタンを押しても消えない」「すぐに元に戻る」という場合の対処法を紹介します。

対処法1:Edgeを完全に閉じてから再度削除

バックグラウンドでEdgeが動いていると、削除できないことがあります。

完全終了の方法:

  1. Edgeのすべてのウィンドウを閉じる
  2. タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
  3. 「Microsoft Edge」のプロセスを探す
  4. 残っているプロセスがあれば「タスクの終了」をクリック
  5. 再度Edgeを起動して削除を試す

対処法2:Edgeを最新バージョンに更新

古いバージョンのEdgeでは、削除機能に不具合があることがあります。

アドレスバーに「edge://settings/help」と入力して Enter を押すと、自動的に更新が始まります。

更新後、パソコンを再起動してから削除を試してみてください。

対処法3:Edgeを修復する

それでも解決しない場合は、Edgeの修復を試しましょう。

Windows 11での修復方法:

  1. 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
  2. Microsoft Edgeを探す
  3. 「…」→「変更」をクリック
  4. 「修復」を選択して実行

修復してもブックマークやパスワードは消えないので、安心してください。

対処法4:特定サイトのCookieが削除できない場合

「すべて削除」ボタンが灰色で押せない場合、Edgeがそのサイトのデータを使用中の可能性があります。

解決方法:

  • そのサイトを開いているタブをすべて閉じる
  • 数秒待ってから再度試す
  • Edgeを再起動する

サードパーティCookieとは?ブロックすべき?

最近よく聞く「サードパーティCookie」についても簡単に説明しますね。

サードパーティCookieとは

ファーストパーティCookie:
訪問したサイト自身が発行するCookie(例:Amazonで買い物したときにAmazonが保存するCookie)

サードパーティCookie:
訪問したサイト以外の第三者が発行するCookie(例:Amazonを見たときに、広告会社が保存するCookie)

サードパーティCookieは主に、異なるサイトをまたいであなたの行動を追跡するために使われます。

サードパーティCookieをブロックする方法

プライバシーを重視するなら、ブロックするのがおすすめです。

ブロック設定の手順:

  1. 設定画面から「プライバシー、検索、サービス」を開く
  2. 「Cookie」の項目を探す
  3. サードパーティのCookieをブロックする」をオンにする

ただし、この設定をすると一部のWebサイトが正常に表示されなくなることがあります。その場合は、特定サイトだけCookieを許可する設定も可能です。

よくある質問

Q1:Cookieとキャッシュはどのくらいの頻度で削除すべき?

個人の使い方によりますが、目安は以下の通りです。

推奨頻度:

  • 一般的な使用:月1回程度
  • プライバシー重視:週1回、または自動削除を設定
  • 問題が起きたとき:すぐに削除を試す

ブラウザが重くなってきたら、削除のタイミングと考えましょう。

Q2:スマホ版Edgeでも同じ方法で削除できる?

基本的には同じですが、操作方法が少し異なります。

スマホ版の手順:

  1. Edgeアプリを開く
  2. 画面下部の「…」をタップ
  3. 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を選択
  4. 「閲覧データのクリア」をタップ
  5. 削除したい項目を選択して「クリア」

Q3:Cookie削除でログアウトされないサイトはある?

基本的にはすべてのサイトからログアウトされますが、以下の場合は例外があります:

  • Windows Hello(生体認証)でログインしているサイト
  • Microsoftアカウントと連携しているサービス
  • デバイス自体に保存されている認証情報を使っているサイト

ただし、ほとんどのサイトではログアウトされると考えておいた方が安全です。

Q4:Cookie削除で消えたデータは復元できる?

残念ながら、削除したCookieやキャッシュは復元できません

削除は慎重に行い、重要なログイン情報は別途メモしておくことをおすすめします。

特に銀行や証券会社など、ログイン情報を忘れると大変なサイトは要注意です。

Q5:EdgeとChromeでCookieは共有される?

いいえ、共有されません。

EdgeとChromeは別々のブラウザなので、Cookieも独立して管理されています。Edgeで削除しても、ChromeのCookieには影響しません。

同じMicrosoftアカウントでサインインしていても、Cookie自体は同期されないので安心してください。

まとめ|定期的なCookie削除で快適なブラウジングを

Microsoft EdgeでのCookie削除方法について解説してきました。

この記事のポイントをおさらい:

基本の削除方法:

  1. Ctrl + Shift + Delete でショートカット起動
  2. 「Cookieおよびその他のサイトデータ」を選択
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」も選択
  4. 「今すぐクリア」をクリック

特定サイトのみ削除:

  1. 「すべてのCookieとサイトデータを表示する」を開く
  2. サイト名で検索
  3. 該当サイトの右側から「削除」を選択

自動削除の設定:

  1. 「ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する」を開く
  2. 削除したい項目をオンにする

Cookie削除は、ブラウザのトラブル解決やプライバシー保護に効果的です。ただし、ログイン情報が消えることは忘れずに。

月に1回程度の定期的な削除で、Edgeを快適に使い続けましょう!

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