「HTMLファイルをダブルクリックしたら、Microsoft Edgeが起動したけど真っ白なページが表示されるだけ」「以前は開けていたのに、急に開けなくなった」こんな経験はありませんか?
HTMLファイルは、Webページの表示に使われる基本的なファイル形式です。Web開発をしている方はもちろん、学校の課題で作成したHTMLファイルや、仕事で受け取ったドキュメントなど、さまざまな場面でHTMLファイルを開く機会があります。
この記事では、Microsoft EdgeでHTMLファイルが開けない問題について、考えられる原因から具体的な解決方法まで、初心者の方にも分かりやすく詳しく解説していきます。
HTMLファイルとは?基礎知識

まず、HTMLファイルについて簡単に理解しておきましょう。
HTMLの役割
HTML(HyperText Markup Language)は、Webページを作成するためのマークアップ言語です。
インターネット上のほぼすべてのWebサイトは、HTMLで構成されています。HTMLファイルには、文章、画像、リンク、レイアウトなどの情報が記述されており、ブラウザがこれを読み込んで視覚的なWebページとして表示します。
HTMLファイルの特徴
- 拡張子は「.html」または「.htm」
- テキストエディタで開くと、タグと呼ばれる記号で囲まれたコードが表示される
- ブラウザで開くと、整形されたWebページとして表示される
- ローカル(自分のパソコン内)に保存されたHTMLファイルも、ブラウザで閲覧できる
よくある症状と問題パターン
Microsoft EdgeでHTMLファイルが開けない場合、いくつかの典型的な症状があります。
パターン1:空白のタブが表示される
HTMLファイルをダブルクリックすると、Edgeは起動するものの、真っ白な空白ページが表示されるだけで、何も内容が表示されない状態です。
アドレスバーには正しいファイルパスが表示されているのに、ページの内容が読み込まれません。
パターン2:新しいタブが開くだけ
ファイルをクリックするとEdgeが起動し、新しいタブが開きますが、ホームページやスタートページが表示されるだけで、指定したHTMLファイルの内容が表示されません。
パターン3:エラーメッセージが表示される
「このページを表示できません」「ファイルが見つかりません」などのエラーメッセージが表示されるケースです。
パターン4:Edgeが起動しない
HTMLファイルをダブルクリックしても、Edgeが全く起動しない、または一瞬起動してすぐ閉じてしまう状態です。
パターン5:デスクトップに移動すると開ける
不思議なことに、同じHTMLファイルをデスクトップにコピーまたは移動すると正常に開けるというケースもあります。
これはファイルの保存場所やアクセス権限に関連した問題の可能性があります。
HTMLファイルが開けない主な原因
なぜHTMLファイルが開けなくなるのか、主な原因を見ていきましょう。
1. ファイルの関連付けの問題
Windowsでは、ファイルの拡張子ごとに「このファイルはこのアプリで開く」という関連付けが設定されています。
HTMLファイルの関連付けがEdge以外のアプリに設定されていたり、関連付け自体が壊れていたりすると、正しく開けなくなります。
2. Edgeのアップデートによる不具合
Microsoft Edgeは定期的にアップデートされますが、特定のバージョンで既知のバグが発生することがあります。
「昨日まで開けていたのに、今日になって急に開けなくなった」という場合は、夜間に自動アップデートが行われた可能性があります。
3. ブラウザのキャッシュやデータの破損
Edgeの閲覧データ、キャッシュ、Cookie などが破損していると、HTMLファイルの読み込みに失敗することがあります。
4. ユーザープロファイルの破損
Edgeのユーザープロファイル(設定やブックマークなどを保存している領域)が破損すると、様々な不具合が発生します。
5. セキュリティ設定やゾーン識別子
WindowsやEdgeのセキュリティ機能により、特定の場所からダウンロードしたファイルに「ゾーン識別子」という情報が付加されます。
この情報により、ローカルファイルへのアクセスが制限されることがあります。
6. file://プロトコルの制限
Chromiumベース(ChromeやEdgeの基盤となっている技術)のブラウザでは、セキュリティ上の理由から「file://」プロトコル(ローカルファイルを開くためのURL形式)に制限がかかっています。
HTMLファイル内にローカルファイルへのリンクがある場合、これが原因で正しく動作しないことがあります。
7. グループポリシーや企業の制限
会社や学校のパソコンの場合、IT管理者がグループポリシーでローカルファイルの実行を制限していることがあります。
8. アクセス権限の問題
ファイルが保存されているフォルダや、ファイル自体にアクセス権限が正しく設定されていないと、開けないことがあります。
特にネットワークドライブや共有フォルダ内のファイルで発生しやすい問題です。
基本的な解決方法(まず試したいこと)
まずは、簡単にできる基本的な対処法から試してみましょう。
方法1:Edgeとパソコンを再起動する
最もシンプルですが、意外と効果的な方法です。
手順
- すべてのEdgeウィンドウを閉じる
- パソコンを再起動する
- 再起動後、もう一度HTMLファイルを開いてみる
一時的な不具合やメモリの問題が原因の場合、これだけで解決することがあります。
方法2:Edgeを最新バージョンに更新する
古いバージョンのEdgeを使っていると、既知のバグに遭遇することがあります。
手順
- Edgeを起動する
- 右上の「…」(三点リーダー)をクリック
- 「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」を選択
- 自動的に最新バージョンの確認が始まり、更新があればダウンロードされる
- 「再起動」ボタンが表示されたらクリック
更新後、HTMLファイルが開けるか再度確認してください。
方法3:別の方法でファイルを開く
ダブルクリック以外の方法で開いてみましょう。
方法A:ドラッグ&ドロップ
- Edgeを起動する
- HTMLファイルをEdgeのウィンドウにドラッグ&ドロップする
方法B:「プログラムから開く」
- HTMLファイルを右クリック
- 「プログラムから開く」→「Microsoft Edge」を選択
方法C:Edge内から開く
- Edgeを起動する
- アドレスバーに以下のように入力(実際のファイルパスに置き換える)
file:///C:/Users/ユーザー名/Documents/ファイル名.html
例:file:///C:/Users/taro/Documents/test.html
方法4:別の場所にコピーして開く
手順
- 開けないHTMLファイルを、デスクトップにコピーする
- デスクトップ上のファイルをダブルクリックして開く
デスクトップ上では開ける場合、元の保存場所のアクセス権限に問題がある可能性があります。
ファイルの関連付けを修正する

HTMLファイルが別のアプリに関連付けられている、または関連付けが壊れている場合の対処法です。
Windows 11での設定方法
手順1:設定を開く
「スタート」ボタン→「設定」(歯車アイコン)をクリックします。
手順2:既定のアプリへ移動
左側のメニューから「アプリ」→「既定のアプリ」を選択します。
手順3:ファイルの種類で設定
下にスクロールして「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」をクリックします。
手順4:HTML形式を検索
検索ボックスに「.html」と入力します。
手順5:Edgeに設定
「.html」の項目が表示されたら、右側に表示されている現在のアプリ名をクリックし、「Microsoft Edge」を選択します。
同様に「.htm」の拡張子についても確認し、必要に応じてEdgeに設定してください。
Windows 10での設定方法
手順1:設定を開く
「スタート」ボタン→「設定」をクリックします。
手順2:アプリを選択
「アプリ」→「既定のアプリ」を選択します。
手順3:ファイルの種類で既定のアプリを選ぶ
下にスクロールして「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」をクリックします。
手順4:HTMLを検索
「.html」を探し、クリックします。
手順5:Edgeを選択
アプリの一覧から「Microsoft Edge」を選択します。
右クリックメニューから設定する方法
手順
- HTMLファイルを右クリック
- 「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」をクリック
- 「Microsoft Edge」を選択
- 「常にこのアプリを使って .html ファイルを開く」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
Edgeの閲覧データをクリアする
ブラウザのキャッシュやデータが原因の場合の対処法です。
閲覧データ削除の手順
手順1:設定を開く
Edgeを起動し、右上の「…」→「設定」をクリックします。
手順2:プライバシー設定へ
左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選択します。
手順3:閲覧データをクリア
「閲覧データをクリア」セクションまでスクロールし、「クリアするデータの選択」をクリックします。
手順4:削除項目を選択
「時間の範囲」で「すべての期間」を選択します。
以下の項目にチェックを入れます。
- 閲覧の履歴
- ダウンロードの履歴
- Cookieおよびその他のサイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
注意:パスワードやオートフィルデータは残しておきたい場合、これらのチェックは外してください。
手順5:削除実行
「今すぐクリア」をクリックします。
手順6:Edgeを再起動
データの削除後、Edgeを完全に閉じてから再起動し、HTMLファイルが開けるか確認してください。
Edgeをリセット・修復する
上記の方法で解決しない場合、Edgeの設定をリセットまたは修復します。
方法1:Edgeの設定をリセット
手順1:設定画面を開く
Edgeの「…」→「設定」をクリックします。
手順2:設定のリセットへ移動
左側のメニューから「設定のリセット」を選択します。
手順3:既定値に戻す
「設定を既定値に戻す」をクリックします。
手順4:リセット実行
確認画面が表示されるので、内容を確認して「リセット」をクリックします。
リセットすると、拡張機能が無効になり、起動ページやホームページが初期値に戻ります。ブックマークやパスワードは削除されません。
方法2:Edgeの修復(アプリと機能から)
設定画面が開けない場合は、Windowsの設定から修復します。
手順1:Windowsの設定を開く
「スタート」ボタン→「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」(Windows 11)または「アプリと機能」(Windows 10)を選択します。
手順2:Edgeを探す
アプリの一覧から「Microsoft Edge」を探します。
手順3:修復を実行
Windows 11の場合:「Microsoft Edge」の右側にある「…」→「変更」をクリック
Windows 10の場合:「Microsoft Edge」を選択し、「変更」ボタンをクリック
確認画面で「はい」をクリックします。
手順4:修復オプションを選択
「Microsoft Edgeの修復」画面が表示されるので、「修復」ボタンをクリックします。
修復が完了したら、HTMLファイルが開けるか確認してください。
Edge Betaをインストールする(効果的な解決策)
正式版のEdgeで開けない場合でも、Beta版では正常に動作することが報告されています。
Edge Betaとは
Microsoft Edge Betaは、正式版がリリースされる前の試験版です。
新機能が先行して実装されていたり、正式版で発生しているバグが先に修正されていることがあります。
Edge Betaのインストール方法
手順1:公式サイトにアクセス
ブラウザで以下のURLにアクセスします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/download/insider
手順2:Beta版をダウンロード
「Beta」チャンネルの「ダウンロード」ボタンをクリックします。
手順3:インストール
ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールします。
手順4:動作確認
インストール後、HTMLファイルを右クリック→「プログラムから開く」→「Microsoft Edge Beta」で開いてみてください。
正常に開ける場合は、正式版のバグが原因だった可能性が高いです。
ゾーン識別子を削除する
ダウンロードしたHTMLファイルに付加されているセキュリティ情報を削除します。
ゾーン識別子とは
インターネットからダウンロードしたファイルには、「どこからダウンロードしたか」という情報(ゾーン識別子)が付加されます。
これにより、Windowsがファイルを「信頼できない」と判断し、実行を制限することがあります。
削除方法
手順1:ファイルのプロパティを開く
HTMLファイルを右クリック→「プロパティ」を選択します。
手順2:ブロック解除
「全般」タブの下部に「セキュリティ」という項目があり、「このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。」というメッセージが表示されている場合、その下の「許可する」にチェックを入れます。
手順3:適用
「適用」→「OK」をクリックします。
その後、HTMLファイルをもう一度開いてみてください。
file://プロトコルの制限に対処する

Edgeでは、セキュリティ上の理由からfile://プロトコルに制限があります。
問題の詳細
HTMLファイル内に、ローカルファイルへのリンク(例:<a href="file:///C:/folder/file.html">リンク</a>)がある場合、Chromiumベースのブラウザではこのリンクが動作しません。
解決策1:拡張機能を使う
「ローカルファイルリンクの有効化」という拡張機能をインストールします。
手順
- Edgeでchromeウェブストアにアクセス
https://chrome.google.com/webstore/
- 検索ボックスで「Enable Local File Links」または「ローカルファイルリンク」を検索
- 「ローカルファイルリンクの有効化」をクリック
- 「Edgeに追加」をクリック
- 確認画面で「拡張機能の追加」をクリック
この拡張機能により、file://リンクがEdgeでも動作するようになります。
解決策2:IEモードを使う
企業環境で、どうしてもローカルファイルリンクが必要な場合は、EdgeのIEモード機能を利用します。
手順
- Edgeの「…」→「設定」をクリック
- 「既定のブラウザー」を選択
- 「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可」を「許可」に設定
- Edgeを再起動
HTMLファイルを開いた後、アドレスバー右側の「…」→「Internet Explorerモードで再読み込み」を選択すると、IEモードで開きます。
解決策3:Webサーバーを使う
開発環境であれば、ローカルWebサーバーを立ててHTMLファイルを表示する方法もあります。
簡易的には、Visual Studio CodeのLive Server拡張機能などが便利です。
新しいユーザープロファイルを作成する
Edgeのユーザープロファイルが破損している場合の対処法です。
新規プロファイル作成の手順
手順1:プロファイル管理を開く
Edgeを起動し、右上のプロファイルアイコン(人型のアイコン)をクリックします。
手順2:プロファイルを追加
「プロファイルの追加」または「他のプロファイル」→「プロファイルの追加」をクリックします。
手順3:プロファイルを作成
「追加」をクリックして、新しいプロファイルを作成します。
Microsoftアカウントでのサインインは、後で行うことも、スキップすることもできます。
手順4:動作確認
新しいプロファイルでEdgeを使い、HTMLファイルが開けるか確認してください。
新しいプロファイルで正常に開ける場合、元のプロファイルが破損していたことが確認できます。
グループポリシーの確認(企業・学校のパソコン)
会社や学校のパソコンで、管理者によってローカルファイルの実行が制限されている場合があります。
グループポリシーの確認方法
注意:この操作は管理者権限が必要です。会社や学校のパソコンでは、個人で変更できない場合があります。
手順1:グループポリシーエディターを開く
「Windows」キー + 「R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。
手順2:Edge関連のポリシーを確認
左側のツリーで以下を展開します。
コンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Microsoft Edge
手順3:スクリプトの実行ポリシーを確認
「スクリプト(JavaScriptなど)の実行を許可する」という項目を探し、ダブルクリックします。
「未構成」または「有効」になっているか確認してください。
「無効」になっている場合、IT管理者がスクリプトの実行を禁止しています。
企業環境での対応
グループポリシーで制限されている場合、個人では設定を変更できません。
IT部門やシステム管理者に連絡し、業務上HTMLファイルを開く必要があることを説明してください。
その他の対処法
上記で解決しない場合に試せる方法です。
セキュリティソフトを一時的に無効にする
セキュリティソフトがEdgeの動作を妨げている可能性があります。
手順
- セキュリティソフトを一時的に無効にする(方法はソフトによって異なります)
- HTMLファイルを開いてみる
- 開けた場合は、セキュリティソフトの設定でEdgeを除外リストに追加
- セキュリティソフトを再度有効にする
注意:セキュリティソフトを無効にしている間は、インターネット接続を控えてください。
Windowsを最新状態に更新する
Windows自体の不具合が原因の場合もあります。
手順
- 「スタート」→「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新があればインストール
- パソコンを再起動
ウイルス・マルウェアのスキャン
ウイルスやマルウェアがブラウザの動作を妨げている可能性もあります。
Windows Defenderまたはセキュリティソフトでフルスキャンを実行してください。
HTMLファイルが破損している場合
ファイル自体が破損していないか確認しましょう。
テキストエディタで開いて確認
手順
- HTMLファイルを右クリック
- 「プログラムから開く」→「メモ帳」を選択
- HTMLコードが正しく表示されるか確認
簡単なHTMLファイルで動作テストする
手順1:テスト用HTMLファイルを作成
メモ帳を開き、以下の内容を入力します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>テストページ</title>
</head>
<body>
<h1>これはテストページです</h1>
<p>このページが表示されれば、Edgeは正常に動作しています。</p>
</body>
</html>
手順2:保存
「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、「ファイル名」に「test.html」と入力します。
「ファイルの種類」を「すべてのファイル」に変更してから保存してください。
手順3:開いてみる
保存したtest.htmlファイルをダブルクリックして開きます。
正しく表示されれば、Edgeは正常です。元のHTMLファイルが破損している可能性が高いです。
よくある質問(FAQ)
Q1:HTMLファイルが開けないのは、Edgeだけの問題ですか?
いいえ、他のブラウザでも開けない場合は、ファイル自体の破損やWindowsの設定に問題がある可能性があります。Chrome、Firefoxなど別のブラウザでも試してみてください。
Q2:デスクトップにコピーすると開けるのはなぜですか?
ファイルの保存場所(ネットワークドライブ、OneDrive、特定のフォルダなど)のアクセス権限やセキュリティ設定が原因の可能性があります。デスクトップはアクセス制限が少ないため、開けることがあります。
Q3:昨日まで開けていたのに、急に開けなくなりました。
Edgeの自動アップデートが原因の可能性があります。最新版で不具合が発生している場合は、Edge Betaをインストールするか、修正版がリリースされるまで待つことになります。
Q4:会社のパソコンでHTMLファイルが開けません。
グループポリシーによる制限の可能性があります。IT部門に相談してください。個人で設定を変更することはできません。
Q5:EdgeでHTMLファイルを開くと、必ずEdgeで開くようになりますか?
はい、ファイルの関連付けを変更すると、次回からもEdgeで開くようになります。別のブラウザで開きたい場合は、右クリック→「プログラムから開く」で選択できます。
Q6:Edge Betaと正式版は両方インストールできますか?
はい、両方同時にインストールして使用できます。それぞれ独立したアプリとして動作します。
Q7:リセットや修復をすると、ブックマークは消えますか?
Edgeの設定リセットではブックマークは消えません。ただし、念のため事前にブックマークをエクスポートしてバックアップすることをおすすめします。
Q8:file://プロトコルの制限は、セキュリティ上必要なものですか?
はい、悪意のあるWebサイトがユーザーのローカルファイルにアクセスするのを防ぐための重要なセキュリティ機能です。解除する場合は、リスクを理解した上で行ってください。
まとめ
Microsoft EdgeでHTMLファイルが開けない問題について、詳しく解説してきました。
主な原因
- ファイルの関連付けの問題
- Edgeのアップデートによる不具合
- ブラウザキャッシュやデータの破損
- ユーザープロファイルの破損
- セキュリティ設定(ゾーン識別子)
- file://プロトコルの制限
- グループポリシーによる制限
まず試すべき対処法
- Edgeとパソコンを再起動
- Edgeを最新バージョンに更新
- ドラッグ&ドロップや右クリックメニューから開く
- 閲覧データをクリア
- ファイルの関連付けを確認・修正
それでも解決しない場合
- Edge Betaをインストールして試す
- Edgeの設定をリセットまたは修復
- 新しいユーザープロファイルを作成
- ゾーン識別子を削除
- file://プロトコルの制限に対処(拡張機能など)
企業・学校のパソコンの場合
- グループポリシーの制限がないか確認
- IT部門に相談
HTMLファイルが開けない原因は多岐にわたりますが、ほとんどの場合は上記の方法で解決できます。一つずつ試していけば、必ず解決策が見つかるはずです。
どうしても解決しない場合は、別のブラウザ(Chrome、Firefoxなど)を使うという選択肢もあります。ただし、Edgeを使い続けたい場合は、Microsoft公式サポートに問い合わせることも検討してください。
この記事が、HTMLファイルが開けない問題の解決にお役に立てば幸いです!

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