Microsoft Edgeが閉じられない!原因と今すぐできる8つの解決方法

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「あれ?Edgeが閉じない…」

右上の×ボタンを押しても何も反応しない。タスクバーのアイコンを右クリックして「ウィンドウを閉じる」を選んでも消えてくれない。そんな経験はありませんか?

Microsoft Edgeが閉じられない問題は、実は多くのユーザーが遭遇しているトラブルです。特にアップデート後や、長時間使用した後に発生しやすい傾向があります。

原因は様々ですが、実はほとんどの場合、簡単な設定変更や操作で解決できるんです。ブラウザがフリーズしたように見えても、慌てる必要はありません。

この記事では、Edgeが閉じられない原因と、今すぐ試せる8つの解決方法を詳しく解説します。パソコン初心者の方でも安心して実践できる内容になっていますよ。

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なぜEdgeが閉じられないのか?主な原因

バックグラウンドで動き続ける設定になっている

Microsoft Edgeには、閉じた後もバックグラウンドで動作を続ける機能があります。

これは「次回起動を速くするため」という目的で、初期設定でオンになっているんです。一見便利そうに聞こえますが、これが「閉じたつもりなのに実際は閉じていない」という状況を生み出す原因になっています。

具体的には、「スタートアップブースト」と「バックグラウンドでの拡張機能とアプリの実行」という2つの機能が関係しています。

これらがオンになっていると、×ボタンを押してウィンドウが消えても、タスクマネージャーを見るとEdgeのプロセスが7つほど動き続けているケースがあります。

Copilot機能との競合

最近のアップデートで追加されたCopilot(AI機能)が、バックグラウンド動作の原因になっているという報告もあります。

Copilotを有効にしていると、Edgeを閉じてもサイドバー機能が裏で動作を継続し、完全に終了しないことがあるんです。

拡張機能やアドオンの影響

広告ブロッカーや翻訳ツールなど、便利な拡張機能を入れている方は多いと思います。

しかし、これらの拡張機能が原因で、Edgeの終了処理が正常に行えなくなることがあります。特に複数の拡張機能を同時に使っている場合、相互の干渉によって問題が発生しやすくなります。

メモリ不足や動作の重さ

たくさんのタブを開いていたり、長時間使い続けていると、メモリ不足に陥ることがあります。

メモリが逼迫すると、ブラウザの応答が遅くなり、閉じる操作自体が処理できなくなってしまうんです。パソコンのスペックによっては、10個、20個とタブを開いているだけで影響が出る場合もあります。

応答しないポップアップウィンドウ

悪質な広告や、不要なポップアップウィンドウが表示されたまま固まってしまうと、ブラウザ全体が応答しなくなることがあります。

ポップアップが閉じられず、結果的にEdge本体も閉じられなくなるというケースです。

今すぐ試せる解決方法

【最優先】タスクマネージャーから強制終了

Edgeが全く反応しない場合、タスクマネージャーから強制終了するのが最も確実な方法です。

操作手順は次の通りです。

  1. Ctrl + Shift + Esc キーを同時に押す
  2. タスクマネージャーが開く
  3. 「プロセス」タブを選択
  4. 「Microsoft Edge」を探して右クリック
  5. 「タスクの終了」をクリック

これでEdgeのプロセスが強制的に終了されます。

もしCtrl + Shift + Escが効かない場合は、Ctrl + Alt + Deleteを押してから「タスクマネージャー」を選択する方法もあります。

タスクマネージャーには、複数の「Microsoft Edge」プロセスが表示される場合があります。これは通常の動作なので、一番上にある親プロセスを終了すれば、関連するプロセスもまとめて終了します。

メニューから「Microsoft Edgeを閉じる」を選択

×ボタンが効かない場合でも、メニューからの終了コマンドは機能することがあります。

  1. 画面右上の「…」(3つの点)をクリック
  2. メニューを一番下までスクロール
  3. 最下部にある「Microsoft Edgeを閉じる」をクリック

この方法は、意外と見落とされがちですが、シンプルで効果的です。

×ボタンとは異なる処理系統を使っているため、ボタンが反応しない状況でも閉じられる可能性があります。実際、多くのユーザーがこの方法で解決できたと報告しています。

スタートアップブーストをオフにする

根本的な解決のためには、バックグラウンド動作の設定を変更しましょう。

まず「スタートアップブースト」をオフにします。

  1. Edgeを開く
  2. 右上の「…」から「設定」を選択
  3. 左側メニューの「システムとパフォーマンス」をクリック
  4. 一番上にある「スタートアップブースト」をオフにする

スタートアップブーストをオフにすると、次回からEdgeを閉じたときに完全に終了するようになります。

起動が若干遅くなる可能性はありますが、最近のパソコンならほとんど気にならないレベルです。完全に閉じられることの方が重要ですよね。

バックグラウンドアプリの実行を停止

スタートアップブーストと併せて、もう一つの設定も変更しておきましょう。

同じ「システムとパフォーマンス」の画面で、下にスクロールすると見つかります。

「Microsoft Edgeが終了してもバックグラウンドの拡張機能およびアプリの実行を続行する」という長い名前の項目をオフにしてください。

この設定をオフにすることで、拡張機能もEdge本体と一緒に完全に終了するようになります。

拡張機能を無効にする

拡張機能が原因の可能性がある場合は、一時的にすべての拡張機能を無効にしてみましょう。

  1. アドレスバーに edge://extensions/ と入力してEnter
  2. 拡張機能の一覧が表示される
  3. 各拡張機能のスイッチをオフにする

すべてオフにした状態で、Edgeが正常に閉じられるか確認してください。

もし正常に閉じられるようになったら、拡張機能が原因だったということです。一つずつオンに戻していって、どれが問題を引き起こしているか特定できます。

問題のある拡張機能が見つかったら、アンインストールするか、代替の拡張機能を探しましょう。

閲覧データを削除する

キャッシュや履歴などの閲覧データが蓄積すると、動作が重くなって閉じられなくなることがあります。

定期的にクリアすることをおすすめします。

  1. Ctrl + Shift + Delete キーを同時に押す
  2. 「閲覧データのクリア」画面が開く
  3. 期間を「すべて」に設定
  4. 「閲覧の履歴」「Cookie」「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  5. 「今すぐクリア」をクリック

データが削除されるまで少し時間がかかる場合があります。完了したら、Edgeを再起動して動作を確認してください。

ただし、閲覧データを削除すると、自動ログインしていたサイトから一度ログアウトされる場合があるので注意してください。

Edgeを修復する

設定を変えても解決しない場合は、Edgeそのものを修復する必要があるかもしれません。

Windowsには、アプリの修復機能が備わっています。

  1. スタートボタンをクリック
  2. 「設定」を選択
  3. 「アプリ」「インストールされているアプリ」をクリック
  4. 一覧から「Microsoft Edge」を探す
  5. 右側の「…」をクリック→「変更」を選択
  6. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」
  7. 「修復」を選択

修復プロセスが実行されます。完了したら、Edgeを起動して正常に動作するか確認しましょう。

お気に入りや設定、保存されたパスワードなどは消えないので安心してください。

パソコンを再起動する

シンプルですが、意外と効果的なのがパソコンの再起動です。

一時的な不具合やメモリの問題は、再起動することで解決することが多いんです。再起動すると、動作中のすべてのプロセスがリセットされ、メモリも解放されます。

Edgeが閉じられない状態でも、パソコン自体の再起動は通常通り行えます。スタートメニューから「再起動」を選べばOKです。

予防策と日常的なメンテナンス

定期的にタブを整理する

タブを開きすぎないように注意しましょう。

10〜20個程度に抑えておくのが理想的です。どうしても多くのタブが必要な場合は、前回の記事で紹介した「タブ保存機能」を活用して、テーマごとに保存しておくと便利ですよ。

使わない拡張機能は削除する

便利そうだと思ってインストールしても、実際にはほとんど使っていない拡張機能はありませんか?

使っていない拡張機能はアンインストールしてしまいましょう。拡張機能が少ないほど、動作は軽快になり、トラブルも起きにくくなります。

定期的にEdgeをアップデートする

Microsoftは、バグ修正や性能改善のため、定期的にEdgeのアップデートを提供しています。

常に最新版を使うようにしましょう。

アップデートの確認方法は次の通りです。

  1. 「…」「設定」
  2. 左側メニューの「Microsoft Edgeについて」をクリック
  3. 自動的に更新の確認が開始される
  4. 利用可能なアップデートがあれば、自動でインストールされる

アップデート後は、Edgeの再起動が必要になる場合があります。

Windowsも最新の状態に保つ

Edge単体だけでなく、Windows全体のアップデートも忘れずに行いましょう。

Edgeの動作はWindowsと密接に関連しているため、Windowsの不具合がEdgeに影響することもあります。

Windows Updateは、「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から確認できます。

よくある質問と回答

タスクマネージャーで終了してもすぐ復活する場合は?

何度タスクマネージャーから終了しても、すぐにEdgeのプロセスが復活する場合は、自動起動の設定が有効になっている可能性があります。

「システムとパフォーマンス」の設定で、「スタートアップブースト」と「バックグラウンドアプリの実行」の両方がオフになっているか、もう一度確認してください。

また、スタートアップに登録されている可能性もあります。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブから、Edgeが無効になっているか確認しましょう。

設定を変えても改善しない場合は?

上記の方法をすべて試しても改善しない場合は、Edgeの完全なリセットを検討しましょう。

設定をリセットすると、すべての設定が初期状態に戻ります。

  1. 「設定」→「設定のリセット」
  2. 「設定を復元して既定値に戻します」をクリック
  3. 確認画面で「リセット」をクリック

お気に入りや履歴、保存されたパスワードは消えませんが、念のため事前にバックアップを取っておくことをおすすめします。

他のブラウザでも同じ問題が起きる?

Edgeだけでなく、Chrome(クローム)やFirefox(ファイアフォックス)などの他のブラウザでも同様の問題が起きる場合は、パソコン本体に問題がある可能性が高いです。

メモリ不足、ウイルス感染、システムファイルの破損などが考えられます。ウイルススキャンを実行したり、不要なプログラムをアンインストールしたりして、パソコン全体のメンテナンスを行いましょう。

まとめ

Microsoft Edgeが閉じられない問題は、多くの場合、バックグラウンド動作の設定や拡張機能、一時的な不具合が原因です。

最も手軽な解決方法は、タスクマネージャーからの強制終了です。Ctrl + Shift + Escを押してタスクマネージャーを開き、「タスクの終了」を実行すれば、すぐに閉じられます。

根本的な解決には、設定変更が効果的です。「スタートアップブースト」と「バックグラウンドアプリの実行」をオフにすることで、今後同じ問題が起きにくくなります。

それでも改善しない場合は、拡張機能の無効化、閲覧データの削除、Edgeの修復、パソコンの再起動を順番に試してみてください。

日常的な予防策として、タブの数を抑える、使わない拡張機能を削除する、定期的にアップデートを行うことを心がけましょう。これらの習慣が、快適なブラウジング環境を保つ秘訣です。

どうしても解決しない場合は、Edgeのフィードバック機能(Alt + Shift + I)を使って、Microsoftに直接問題を報告することもできます。多くのユーザーが報告すれば、次回のアップデートで修正される可能性が高まりますよ。

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