ブラウザで作業中、うっかりタブやウィンドウを閉じてしまったことはありませんか？
大事な調べ物をしていたのに間違って×ボタンを押してしまったり、複数のタブを開いていたウィンドウごと消してしまったり…そんな「やってしまった！」という瞬間、誰もが経験しているはずです。
でも安心してください。Microsoft Edgeには、閉じてしまったタブやウィンドウを簡単に復元する機能がしっかり用意されています。
この記事では、閉じたタブやウィンドウを元に戻す方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
最速！キーボードショートカットで復元
一番手軽で覚えておきたいのが、キーボードショートカットを使った方法です。
Ctrl + Shift + T を同時に押すだけで、直前に閉じたタブが復元されます。
使い方のポイント
この操作を繰り返すと、閉じた順番にタブがどんどん復元されていきます。
例えば、3つのタブを閉じてしまった場合、Ctrl + Shift + Tを3回押せば全部戻ってくるんです。さらに、タブだけでなくウィンドウごと閉じてしまった場合も、このショートカットで復元できます。
覚えやすく、一瞬で操作できるので、このショートカットだけは絶対に覚えておきましょう。
右クリックメニューから復元
マウス操作が好きな方は、右クリックメニューを使う方法もあります。
手順
1. タブバーの余白を右クリック
画面上部、タブが並んでいる場所の何もないところを右クリックします。
2. 「閉じたタブを再度開く」を選択
メニューが表示されるので、「閉じたタブを再度開く」をクリックしましょう。
これで、直前に閉じたタブが復元されます。同じ操作を繰り返せば、その前に閉じたタブも順番に戻せます。
ウィンドウ全体を復元
ウィンドウごと閉じてしまった場合は、メニューに「ウィンドウを復元」という項目が表示されることがあります。
これを選べば、複数のタブを含むウィンドウ全体が一度に復元されるので便利です。
履歴から選んで復元
少し前に閉じたタブや、特定のページだけを復元したい場合は、履歴機能を使いましょう。
履歴を開く方法
方法1：メニューから
画面右上の「・・・」(設定など)をクリックして、「履歴」を選択します。
方法2：キーボードショートカット
Ctrl + H を押すと、履歴が直接開きます。
最近閉じた項目から復元
履歴を開くと、「最近閉じた項目」というセクションがあります。
ここには、最近閉じたタブやウィンドウがリストアップされています。復元したいページをクリックすれば、そのタブが開きます。
ウィンドウごと閉じていた場合は、そのウィンドウに含まれていた全タブがまとめて表示されることもあります。
すべての履歴から探す
もっと前に閉じたページを探したい場合は、履歴の「すべて」タブを開きましょう。
訪問した日付順に履歴が表示されるので、探しているページを見つけたらクリックして開けます。
検索ボックスもあるので、キーワードで探すこともできますよ。
起動時に前回のタブを自動復元
毎回手動で復元するのが面倒なら、設定を変更して自動復元させることができます。
設定手順
1. 設定を開く
画面右上の「・・・」をクリックして、「設定」を選択します。
2. 起動時の設定を変更
左側のメニューから「スタート、ホーム、新しいタブ」を選びます。
3. 「前のセッションからタブを開く」を選択
「Microsoft Edge の起動時」という項目で、「前のセッションからタブを開く」を選択しましょう。
これで、次回からEdgeを起動すると、前回閉じたときに開いていたタブがすべて自動的に復元されるようになります。
この設定のメリット
パソコンを再起動したり、Edgeを終了したりしても、作業していた状態がそのまま保存されます。
毎朝パソコンを起動したとき、昨日開いていたページがすぐに使える状態になっているので、作業の再開がスムーズです。
複数タブを閉じる前に確認する設定
そもそも間違って閉じないようにするための予防策もあります。
確認ダイアログの設定
Edgeでは、複数のタブを開いているときにウィンドウを閉じようとすると、確認メッセージを表示させることができます。
設定方法
- 設定画面を開く
- 「外観」を選択
- 「複数のタブを閉じる際に確認メッセージを表示する」をオンにする
この設定をオンにしておけば、「すべてのタブを閉じますか？」という確認が出るようになります。
うっかり閉じることを防げるので、タブをたくさん開く習慣がある方にはおすすめです。
復元できない場合の注意点
便利な復元機能ですが、いくつか制限があります。
InPrivateモードのタブは復元不可
プライバシー保護のため、InPrivate（シークレット）モードで開いたタブやウィンドウは復元できません。
これはセキュリティ上の仕様なので、重要なページをInPrivateモードで見る際は注意が必要です。
閲覧履歴を削除した場合
履歴を手動で削除してしまうと、その履歴に含まれるタブは復元できなくなります。
定期的に履歴を消す習慣がある方は、大事なタブはブックマークやコレクションに保存しておくことをおすすめします。
時間が経過したセッション
あまりにも古いセッションは、復元できない場合があります。
Edgeは最近のセッションを優先的に保存しているため、何日も前のタブは履歴から探す必要があります。
コレクション機能を活用した保存
復元機能とは別に、重要なタブはコレクションに保存しておくのも賢い方法です。
コレクションとは
コレクションは、ウェブページやメモをスクラップブック的に保存できる機能です。
復元機能が「一時的なセーフティネット」だとすれば、コレクションは「長期的な保管場所」と考えるといいでしょう。
コレクションの使い方
1. コレクションアイコンをクリック
画面右上のコレクションアイコン（フォルダのようなマーク）をクリックします。
2. 新しいコレクションを作成
「+ 新しいコレクション」をクリックして、名前を付けます。
3. ページを追加
「現在のページを追加」をクリックするか、タブを直接コレクションにドラッグ＆ドロップします。
保存したコレクションは、ブラウザを閉じても消えません。いつでも好きなときに開けるので、よく使うページや後で読みたいページの保存に便利です。
デバイス間でのタブ同期
Microsoft アカウントでログインしていれば、複数のデバイス間でタブを共有できます。
同期の設定
設定画面から「プロファイル」→「同期」で、タブの同期を有効にできます。
これを設定しておけば、パソコンで開いていたタブをスマートフォンで確認したり、その逆も可能になります。
出先で急にパソコンのタブを確認したいときなど、非常に便利な機能です。
まとめ
Microsoft Edgeで閉じたウィンドウやタブを復元する方法は、こんなにたくさんあります。
すぐ使える復元方法:
- Ctrl + Shift + T（最速・おすすめ）
- タブバー右クリック→「閉じたタブを再度開く」
- 履歴(Ctrl + H)→「最近閉じた項目」
予防策:
- 起動時に前回のセッションを自動復元する設定
- 複数タブを閉じる際の確認メッセージ
- コレクション機能で重要なページを保存
特にCtrl + Shift + Tのショートカットは、覚えておくだけで作業効率が格段に上がります。
間違って閉じてしまっても、慌てずにこの記事の方法を試してみてください。きっとあなたのタブが無事に戻ってくるはずです！
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