【完全版】星座になった英雄一覧|ギリシャ神話の勇者たちが輝く夜空の物語

神話・歴史・伝承

夜空を見上げたとき、オリオン座やふたご座といった星座の名前を聞いたことはありませんか?

実はこれらの星座、古代ギリシャの英雄たちの姿が天に上げられたものなんです。

「でも、どんな英雄がいるの?」「なぜ星座になったの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

ギリシャ神話では、勇敢な行いをした英雄や悲劇的な最期を遂げた者が、神々によって天に上げられ星座になりました。
全天88星座のうち、約半数がギリシャ神話に由来しています。

この記事では、星座になったギリシャ神話の英雄たちを、その物語とともに詳しくご紹介します。


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星座になった英雄とは?

古代ギリシャ人の星座観

古代ギリシャの人々は、夜空の星々に神々や英雄の姿を見出していました。

星座になることは、当時の人々にとって最高の栄誉でした。
神々が認めた勇者だけが、永遠に夜空で輝き続けることを許されたのです。

英雄が星座になる主なパターンは、以下の通りです。

  • 功績を称えられて:偉大な冒険や戦いの後、神々が栄誉として天に上げる
  • 悲劇的な死を悼んで:愛する者を失った神が、その姿を永遠に残すため天に上げる
  • 教訓として:傲慢さや過ちへの罰として、戒めとして天に配置される

英雄とは何か

ギリシャ神話における英雄(ヒーロー)は、神と人間の間に生まれた半神であることがほとんどです。

代表的な例を挙げましょう。

英雄名神の親人間の親
ヘラクレスゼウスアルクメネ
ペルセウスゼウスダナエ
カストル・ポルックスゼウスレダ

彼らは神の血を引くがゆえに超人的な力を持ち、数々の偉業を成し遂げました。
その活躍が認められ、死後に星座として天に上げられたのです。


最も有名な英雄の星座

ヘルクレス座(ヘラクレス座)──ギリシャ神話最大の英雄

基本情報

項目内容
星座名ヘルクレス座(Hercules)
見える季節
主な星ラスアルゲティ(3等星)
位置北半球、こと座のベガの近く

どんな英雄?

ヘラクレスはギリシャ神話における最強の英雄です。
ゼウスと人間の女性アルクメネの間に生まれた半神で、神々をも凌ぐ怪力の持ち主でした。

赤ん坊のときに蛇を素手で絞め殺したという逸話が残っているほどです。

12の難行と星座

ヘラクレスは、正妻ヘラの策略により狂気に陥り、わが子を殺してしまいます。
その罪を償うため、ミュケナイ王エウリュステウスに命じられた「12の難行」に挑むことになりました。

この12の難行は、実は複数の星座の由来にもなっています。

  1. ネメアの獅子退治 → しし座
  2. レルネーのヒュドラ退治 → うみへび座、かに座
  3. ケリュネイアの鹿の生け捕り
  4. エリュマントスの猪の生け捕り → いて座に関連
  5. アウゲイアスの家畜小屋の掃除
  6. ステュムパリデスの鳥退治
  7. クレタ島の牡牛の生け捕り
  8. ディオメーデースの人食い馬の生け捕り
  9. アマゾーンの女王の腰帯
  10. ゲーリュオーンの牛の生け捕り
  11. ヘスペリデスの黄金の林檎の採取 → りゅう座
  12. 地獄の番犬ケルベロスの生け捕り

なぜ星座になったの?

12の難行を達成したヘラクレスは、ヘラの許しを得て天界に昇りました。
彼は神の一員となり、ヘラの娘ヘベを妻としています。

大神ゼウスは息子の偉業を称え、その姿をヘルクレス座として天に飾ったのです。

ちなみに、「ヘラクレス」はギリシャ語読み、「ヘルクレス」はラテン語読みで、星座名はラテン語表記が使われています。


ペルセウス座──メドゥーサを倒した勇者

基本情報

項目内容
星座名ペルセウス座(Perseus)
見える季節秋〜冬
主な星アルゴル(悪魔の星)
位置北半球、カシオペア座の近く

どんな英雄?

ペルセウスはゼウスと人間の王女ダナエの間に生まれた英雄です。

「孫に殺される」という神託を恐れた祖父アクリシオス王によって、母とともに海に流されるという過酷な運命を背負いました。
しかし、漂着した島で成長し、やがて数々の冒険を成し遂げることになります。

メドゥーサ退治の冒険

ペルセウスの最も有名な冒険は、ゴルゴンの怪物メドゥーサの退治です。

メドゥーサは見た者を石に変える恐ろしい怪物。
蛇の髪を持ち、その目を見た者は瞬時に石像と化してしまいます。

ペルセウスは神々から授かった道具を使ってこの難題に挑みました。

  • アテナの盾:鏡のように磨かれた盾でメドゥーサの姿を映す
  • ハデスの隠れ兜:姿を消すことができる
  • ヘルメスの翼のあるサンダル:空を飛ぶことができる

鏡代わりの盾を見ながら接近し、見事にメドゥーサの首を切り落としました。

アンドロメダ姫の救出

メドゥーサ退治の帰途、ペルセウスはエチオピアの海岸で岩に鎖でつながれた美しい姫を見つけます。

これが王女アンドロメダでした。
母カシオペアが「娘は海の精霊ネレイスより美しい」と自慢したため、海神ポセイドンの怒りを買い、海の怪物ケトスの生贄にされていたのです。

ペルセウスはメドゥーサの首を使って怪物を石に変え、アンドロメダを救出。
二人は結婚し、幸せに暮らしました。

関連する星座たち

この神話は、夜空に壮大な物語として残されています。

星座名役割
ペルセウス座英雄ペルセウス
アンドロメダ座救われた王女
カシオペア座アンドロメダの母(W字型)
ケフェウス座アンドロメダの父
くじら座(ケトス)海の怪物
ペガスス座メドゥーサの血から生まれた天馬

これらの星座は秋の夜空で近くに配置されており、神話の物語を夜空に再現しているんです。


オリオン座──伝説の狩人

基本情報

項目内容
星座名オリオン座(Orion)
見える季節
主な星ベテルギウス、リゲル、三ツ星
位置天の赤道上、最も有名な星座の一つ

どんな英雄?

オリオンは海神ポセイドンの息子とされる、ギリシャ神話で最も優れた狩人です。

その姿は巨大で美しく、どんな獣も仕留める腕前を持っていました。
「地上のすべての野獣を倒してみせる」と豪語するほどの自信家でもあったのです。

さそり座との因縁

オリオンの傲慢な発言は、大地の女神ガイアの怒りを買いました。
ガイアは巨大なサソリを送り込み、オリオンを殺させたのです。

これがさそり座の由来となっています。

面白いことに、オリオン座とさそり座は決して同時に夜空に現れません
オリオン座が沈むとさそり座が昇り、さそり座が沈むとオリオン座が昇る。
まるで今でもサソリから逃げ続けているかのようです。

別の神話──アルテミスとの悲恋

もう一つの有名な説では、狩猟の女神アルテミスとの悲恋が語られています。

アルテミスはオリオンに好意を抱いていました。
しかし、それを快く思わない兄アポロンは、アルテミスを騙して遠くの海で泳ぐオリオンを射させてしまいます。

自らの手で愛する者を殺してしまったアルテミスは嘆き悲しみ、オリオンを天に上げて星座としました。
彼の傍らには、忠実な猟犬おおいぬ座こいぬ座が寄り添っています。


ふたご座──永遠の絆で結ばれた双子

基本情報

項目内容
星座名ふたご座(Gemini)
見える季節冬〜春
主な星カストル、ポルックス
位置黄道十二星座の一つ、オリオン座の北東

どんな英雄たち?

ふたご座のモデルは、カストルポルックス(ポリュデウケス)という双子の兄弟です。

スパルタの王妃レダがゼウスと交わり、同じ夜に夫とも交わったため、二人は異なる父を持つ双子として生まれました。

名前父親特徴
カストル人間の王テュンダレオス馬術の達人、死すべき運命
ポルックスゼウス拳闘の達人、不死

二人は見た目がそっくりで、ディオスクーロイ(ゼウスの息子たち)と呼ばれ、常に行動を共にしました。

アルゴ船の冒険

カストルとポルックスは、英雄イアソンが率いるアルゴ船の乗組員として活躍しました。

黄金の羊毛皮を求めてコルキスへ向かう大冒険で、二人の武勇は大いに発揮されます。
特にポルックスは、ベブリュクス王との拳闘試合で勝利を収め、一行を危機から救いました。

船乗りたちの守護者としても信仰され、嵐の夜に二つの星が並んで見えると、航海の無事が約束されると言い伝えられています。

永遠の絆

あるとき、従兄弟たちとの争いでカストルが命を落としてしまいます。

不死であるポルックスは、弟を失った悲しみに耐えられず、父ゼウスに「自分の不死をカストルと分かち合いたい」と願い出ました。

ゼウスはこの願いを聞き入れ、二人が交互に天界と冥界で過ごすことを許しました。
別の説では、その兄弟愛を称え、ふたご座として二人を天に上げたとも言われています。

星座の二つの明るい星「カストル」と「ポルックス」は、今も仲良く並んで輝いています。


賢者と師匠の星座

いて座(射手座)──英雄たちの師ケイローン

基本情報

項目内容
星座名いて座(Sagittarius)
見える季節
主な星カウス・アウストラリス
位置黄道十二星座、天の川銀河の中心方向

どんな存在?

いて座のモデルは、ケンタウロス族の賢者ケイローンです。

ケンタウロスは上半身が人間、下半身が馬という姿の種族。
その多くは野蛮で乱暴でしたが、ケイローンだけは違いました。

彼は音楽、医術、狩猟、武術、予言などあらゆる技術に精通した賢者で、多くの英雄たちの師匠を務めたのです。

ケイローンの弟子たち

ケイローンに教えを受けた英雄は数知れません。

  • ヘラクレス ── 最強の英雄
  • アキレウス ── トロイア戦争の勇将
  • イアソン ── アルゴ船の船長
  • アスクレピオス ── 医術の神(へびつかい座)
  • ペルセウス ── メドゥーサを倒した勇者

まさにギリシャ神話の英雄養成学校のような存在だったのです。

悲劇的な最期

ケイローンは不死の存在でした。
しかし、ある日ヘラクレスが誤って放った毒矢がケイローンの膝に刺さってしまいます。

ヒュドラの毒は強力で、不死のケイローンでさえ激しい苦痛に苛まれました。
癒えることのない痛みに耐えかねたケイローンは、自らの不死をプロメテウスに譲り渡し、死を選んだのです。

大神ゼウスはケイローンの死を悼み、弓を引く姿でいて座として天に上げました。


ケンタウルス座──もう一人の賢者

いて座とは別に、ケンタウルス座という星座も存在します。

こちらもケイローンを表すという説がありますが、別のケンタウロスフォロスだという説もあります。
フォロスはヘラクレスをもてなした際、ケンタウロス族全体に伝わる神酒の封印を解いてしまい、仲間たちの怒りを買って悲劇的な死を遂げました。

ケンタウルス座は南天の大きな星座で、有名なケンタウルス座アルファ星は太陽系に最も近い恒星系として知られています。


英雄の冒険に関連する星座

アルゴ座──50人の英雄を乗せた伝説の船

基本情報

かつて存在したアルゴ座は、あまりに巨大だったため、18世紀に4つの星座に分割されました。

現在の星座意味船のどの部分
りゅうこつ座竜骨船底の背骨
ほ座船の帆
とも座艫(とも)船尾
らしんばん座羅針盤方位磁針

アルゴ船の冒険とは

アルゴ船は、英雄イアソンがコルキスの黄金の羊毛皮を求めて航海した巨船です。

イアソンは叔父ペリアスに王位を奪われ、その返還の条件として黒海の果てコルキスにある「黄金の羊毛皮」を持ち帰るよう命じられました。
これは事実上の死刑宣告でしたが、イアソンは諦めませんでした。

船大工アルゴスに巨大な船を建造させ、ギリシャ中から英雄を募集。
なんと50人もの勇者が集まったのです。

アルゴナウタイ(アルゴ船の乗組員)の主なメンバー

  • ヘラクレス ── 最強の英雄
  • カストルとポルックス ── 双子の英雄
  • オルフェウス ── 竪琴の名手(こと座)
  • アスクレピオス ── 名医
  • ペーレウス ── アキレウスの父
  • テセウス ── ミノタウロスを倒した英雄

彼らは数々の冒険を経てコルキスに到着し、王女メディアの助けを借りて黄金の羊毛皮を手に入れました。

女神アテナはこの偉業を称え、アルゴ船を天に上げて星座としたのです。

ちなみに、彼らが求めた黄金の羊毛皮は、おひつじ座の由来にもなっています。


こと座──オルフェウスの竪琴

基本情報

項目内容
星座名こと座(Lyra)
見える季節
主な星ベガ(織姫星)
位置北半球、夏の大三角の一角

どんな英雄?

オルフェウスはギリシャ神話で最も優れた音楽家です。
アポロンから竪琴を授かり、その演奏は野獣を鎮め、木々を動かし、岩をも泣かせたと言われています。

冥界への旅

オルフェウスは妻エウリュディケを蛇に噛まれて失い、彼女を取り戻すために冥界へ降りていきました。

彼の竪琴の音色は冥界の王ハデスの心を動かし、ハデスは「振り返らずに地上まで歩けば、妻を返す」と約束します。

しかし、オルフェウスは地上に着く直前、不安に駆られて振り返ってしまいました。
エウリュディケはそのまま冥界に引き戻され、二度と会えなくなってしまったのです。

竪琴の星座

オルフェウスの死後、彼の竪琴は天に上げられこと座となりました。
その主星ベガは、日本では「織姫星」として七夕の物語でもおなじみですね。


ヘラクレスの難行から生まれた星座たち

ヘラクレスの12の難行は、複数の星座の由来となっています。
それぞれの星座の神話を見ていきましょう。

しし座──ネメアの不死身の獅子

第一の難行から生まれた星座です。

ネメアの谷に住む巨大な獅子は、その毛皮があらゆる武器を弾くため、誰も倒すことができませんでした。

ヘラクレスは弓矢も棍棒も効かないことを知ると、獅子の首を素手で絞め上げて窒息させました。
そしてその毛皮を剥いで、自らの鎧として身につけたのです。

この獅子こそが、春の夜空に輝くしし座です。


うみへび座・かに座──ヒュドラとカルキノス

第二の難行から生まれた星座です。

レルネーの沼に住むヒュドラは、9つの首を持つ大蛇の怪物でした。
首を切り落としても、切り口から2本の新しい首が生えてくるという恐ろしい再生能力を持っていました。

ヘラクレスは甥イオラオスの助けを借り、首を切った瞬間に切り口を松明で焼くことで再生を防ぎ、見事にヒュドラを退治しました。

このとき、ヒュドラを助けようとした巨大な蟹カルキノスがヘラクレスの足を挟みましたが、踏み潰されてしまいます。

女神ヘラは、ヘラクレスに敵対した勇敢さを称えてカルキノスをかに座に、ヒュドラをうみへび座にしたと言われています。


りゅう座──黄金の林檎を守る龍

第十一の難行から生まれた星座です。

世界の西の果てにあるヘスペリデスの園には、黄金の林檎がなる木がありました。
この林檎は女神ヘラの宝であり、百の頭を持つ不眠の龍ラドンが番人として見張っていました。

ヘラクレスはアトラスの助けを借り、あるいは自ら龍を倒してこの林檎を手に入れたと伝えられています。

龍ラドンはりゅう座として天に上げられ、今も夜空で林檎を守り続けているかのようです。


星座になった英雄・関連人物 完全一覧

ギリシャ神話の英雄や関連人物で星座になったものを、一覧にまとめました。

英雄が直接星座になったもの

星座名英雄・人物主な功績
ヘルクレス座ヘラクレス12の難行、最強の英雄
ペルセウス座ペルセウスメドゥーサ退治、アンドロメダ救出
オリオン座オリオン伝説的な狩人
ふたご座カストル・ポルックス双子の英雄、アルゴ船の乗組員
いて座ケイローン賢者、英雄たちの師匠
ケンタウルス座ケイローン/フォロス賢いケンタウロス
へびつかい座アスクレピオス医術の神、ケイローンの弟子
うしかい座アルカスゼウスとカリストの息子

英雄の冒険・道具に由来する星座

星座名由来関連する英雄・神話
りゅうこつ座アルゴ船の竜骨イアソンと50人の英雄
ほ座アルゴ船の帆イアソンと50人の英雄
とも座アルゴ船の船尾イアソンと50人の英雄
らしんばん座アルゴ船の羅針盤イアソンと50人の英雄
こと座オルフェウスの竪琴オルフェウス
かんむり座アリアドネの冠テセウスとアリアドネ

英雄が退治した怪物・獣

星座名怪物・獣退治した英雄
しし座ネメアの獅子ヘラクレス
うみへび座レルネーのヒュドラヘラクレス
かに座カルキノスヘラクレス
りゅう座ラドンヘラクレス
くじら座ケトス(海の怪物)ペルセウス
さそり座大サソリオリオンを殺した

英雄に関連する人物

星座名人物関係
アンドロメダ座アンドロメダ姫ペルセウスに救われた
カシオペア座カシオペア王妃アンドロメダの母
ケフェウス座ケフェウス王アンドロメダの父
ペガスス座ペガサスメドゥーサの血から誕生
おおぐま座カリストゼウスの愛人、熊に変身
こぐま座アルカスカリストの息子
おおいぬ座ライラプス/シリウスオリオンの猟犬
こいぬ座マイラオリオンの猟犬

夜空で英雄を探してみよう

季節別・見やすい英雄の星座

春(3〜5月)

  • しし座 ── ヘラクレスが退治したネメアの獅子
  • うしかい座 ── アルカス
  • かんむり座 ── アリアドネの冠

夏(6〜8月)

  • ヘルクレス座 ── 最強の英雄
  • いて座 ── 賢者ケイローン
  • こと座 ── オルフェウスの竪琴
  • さそり座 ── オリオンを殺した大サソリ

秋(9〜11月)

  • ペルセウス座 ── メドゥーサを倒した勇者
  • アンドロメダ座 ── 救われた王女
  • カシオペア座 ── W字型の女王
  • ペガスス座 ── 天馬

冬(12〜2月)

  • オリオン座 ── 伝説の狩人
  • ふたご座 ── 双子の英雄
  • おおいぬ座・こいぬ座 ── オリオンの猟犬

星座を見つけるコツ

  1. まず明るい星を探す
  • 冬ならオリオン座の三ツ星、ベテルギウス
  • 夏なら夏の大三角(ベガ、デネブ、アルタイル)
  1. そこから目印を辿る
  • オリオン座からふたご座へは北東方向
  • 夏の大三角のベガ(こと座)の近くにヘルクレス座
  1. 星座早見盤やアプリを活用
  • スマートフォンの星座アプリで簡単に見つけられる

まとめ

ギリシャ神話の英雄たちは、その偉業を称えられ、あるいは悲劇を悼まれて、星座として夜空に輝いています。

星座になった主な英雄たち

  • ヘラクレス ── 12の難行を達成した最強の英雄
  • ペルセウス ── メドゥーサを倒しアンドロメダを救った勇者
  • オリオン ── 伝説的な狩人
  • カストルとポルックス ── 永遠の絆で結ばれた双子
  • ケイローン ── 英雄たちを育てた賢者

これらの星座は、単なる星の集まりではありません。
古代ギリシャの人々が夜空に見出した、勇気、友情、愛、そして悲劇の物語なのです。

次に夜空を見上げるとき、ぜひ英雄たちの姿を探してみてください。
何千年もの時を超えて、彼らの物語が今も輝き続けていることを感じられるはずです。

神話を知って星座を見ると、夜空がまるで壮大な物語の舞台のように見えてきますよ。

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