「あれ?Microsoft Edgeが急につながらなくなった…」
そんな経験、ありませんか?昨日まで普通に使えていたのに、突然インターネットに接続できなくなって困ってしまいますよね。
実は、Microsoft Edgeがつながらない問題は意外とよくあるトラブルなんです。でも安心してください。ほとんどの場合、簡単な対処法で解決できます。
この記事では、Edgeが接続できない原因と、誰でもできる解決策を順番にご紹介していきます。難しい専門知識は必要ありません。画面の指示に従って進めるだけで大丈夫ですよ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
Microsoft Edgeがつながらない主な原因

まず、なぜEdgeが突然つながらなくなるのか、主な原因を知っておくと解決がスムーズになります。
Edgeアプリ自体の不具合
アプリに一時的なエラーが発生していることがあります。プログラムが正常に動作しなくなったり、設定が壊れてしまったりするケースですね。
ブラウザのキャッシュの蓄積
キャッシュ(一時ファイル)というのは、ウェブページを素早く表示するために保存されるデータのことです。これが溜まりすぎると、逆に動作が不安定になります。
拡張機能の干渉
広告ブロッカーなど、便利な拡張機能を追加していませんか?実は、これらが原因でEdgeが正常に動かなくなることがあるんです。
セキュリティソフトやファイアウォールのブロック
ウイルス対策ソフトやWindowsのファイアウォールが、Edgeの通信を誤ってブロックしている可能性があります。
ネットワーク設定の問題
DNS設定(インターネット上の住所を変換する仕組み)やプロキシ設定(通信の中継設定)に問題があると、Edgeだけがつながらなくなることもあります。
【解決策1】パソコンを再起動する
「そんな簡単なこと?」と思うかもしれませんが、実は再起動は最も効果的な方法の一つなんです。
パソコンやEdgeが一時的に不安定になっているだけなら、再起動することで問題が解消されることが多いです。
手順:
- スタートボタンをクリック
- 電源マークを選択
- 「再起動」をクリック
再起動後、もう一度Edgeを開いてみてください。これだけで解決することも珍しくありません。
【解決策2】Edgeの修復機能を使う
再起動でダメなら、次はEdgeの「修復機能」を試しましょう。修復機能を使うと、お気に入りやパスワードは残したまま、アプリの不具合だけを直してくれます。
Windows 11の場合:
- スタートボタンを右クリック
- 「インストールされているアプリ」を選択
- 検索窓に「Microsoft Edge」と入力
- Edgeの右側にある「…」(3つの点)をクリック
- 「変更」を選択
- 「はい」をクリック
- 「修復」ボタンを押す
Windows 10の場合:
- スタートボタンをクリック
- 「設定」(歯車マーク)を選択
- 「アプリ」をクリック
- 「アプリと機能」を選択
- 「Microsoft Edge」を探してクリック
- 「変更」ボタンをクリック
- 「修復」を選択
修復には数分かかります。インターネット接続が必要なので、他のブラウザ(ChromeやFirefoxなど)が使える状態で行ってくださいね。
【解決策3】閲覧データ(キャッシュ)を削除する
ブラウザに溜まったデータが原因の場合、これを削除すると改善することがあります。
Edgeが起動できる場合:
- Edgeを開く
- キーボードで「Ctrl + Shift + Delete」を同時に押す
- 「時間の範囲」で「すべての期間」を選択
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「Cookieとその他のサイトデータ」にチェック
- 「今すぐクリア」をクリック
Edgeが起動できない場合:
- エクスプローラーを開く
- アドレスバーに以下を入力してEnterキー:
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\Default\Cache\Cache_Data - フォルダ内のファイルをすべて削除
※「AppData」は隠しフォルダなので、見えない場合は「表示」→「隠しファイル」にチェックを入れてください。
【解決策4】拡張機能を無効化する
拡張機能が原因の可能性もあります。InPrivate(プライベート)モードで起動してみましょう。
InPrivateモードで試す:
- Edgeを開く
- 右上の「…」(3つの点)をクリック
- 「新しいInPrivateウィンドウ」を選択
InPrivateモードで正常に接続できたら、拡張機能が原因です。
拡張機能の無効化:
- Edgeを開く
- 右上の「…」をクリック
- 「拡張機能」を選択
- 「拡張機能の管理」をクリック
- すべての拡張機能をオフにする
- 一つずつオンに戻して、どれが原因か特定する
【解決策5】Edgeを最新版に更新する
古いバージョンを使っていると、バグが原因で接続できないことがあります。
更新手順:
- Edgeを開く(開ける場合)
- 右上の「…」をクリック
- 「設定」を選択
- 左側のメニューから「Microsoft Edgeについて」をクリック
- 自動的に更新プログラムがチェックされます
- 更新があれば「再起動」ボタンをクリック
【解決策6】DNS設定を変更する
インターネットの住所変換システム(DNS)に問題がある場合、Google提供の公開DNSに切り替えると解決することがあります。
手順:
- キーボードで「Windows + R」を同時に押す
- 「ncpa.cpl」と入力してEnterキー
- 使用中のネットワークを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」をダブルクリック
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択
- 優先DNSサーバーに「8.8.8.8」と入力
- 代替DNSサーバーに「8.8.4.4」と入力
- 「OK」をクリック
【解決策7】プロキシ設定を確認する

プロキシ設定(通信の中継設定)が有効になっていると、接続できないことがあります。
手順:
- Edgeのアドレスバーに「edge://settings/system」と入力してEnterキー
- 「コンピューターのプロキシ設定を開く」をクリック
- 「設定を自動的に検出する」をオンにする
- プロキシサーバーの項目がオンになっている場合はオフにする
【解決策8】ファイアウォールの設定を確認する
Windowsのファイアウォールやセキュリティソフトが、Edgeの通信をブロックしている可能性があります。
Windows Defender ファイアウォールの確認:
- スタートメニューで「Windows Defender ファイアウォール」を検索
- 「アプリがファイアウォール経由で通信することを許可する」をクリック
- 「Microsoft Edge」を探す
- 「プライベート」と「パブリック」の両方にチェックが入っているか確認
- チェックが入っていない場合は「設定の変更」をクリックしてチェックを入れる
【解決策9】ネットワーク設定をリセットする
ネットワークの設定自体に問題がある場合、リセットすると改善することがあります。
手順:
- キーボードで「Windows + X」を押す
- 「Windows PowerShell (管理者)」または「コマンド プロンプト (管理者)」を選択
- 以下のコマンドを一つずつ入力してEnterキーを押す:
netsh winsock reset
netsh int ip reset
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
- パソコンを再起動
【解決策10】Edgeの設定をリセットする
他の方法で解決しない場合、Edgeの設定を初期状態に戻してみましょう。お気に入りや履歴、パスワードは保持されます。
手順:
- Edgeを開く
- 右上の「…」をクリック
- 「設定」を選択
- 左側のメニューから「設定のリセット」を選択
- 「設定を復元して規定値に戻します」をクリック
- 「リセット」ボタンをクリック
他のブラウザは使える?状況を確認しよう
Edgeだけがつながらないのか、他のブラウザも同じ状況なのかを確認することも重要です。
ChromeやFirefoxは使える場合
→ Edge固有の問題なので、上記の解決策を順番に試してみてください。
すべてのブラウザがつながらない場合
→ インターネット接続自体に問題がある可能性があります。Wi-Fiルーターを再起動したり、ネットワーク設定を確認したりしてみましょう。
よくある質問
Q. 修復すると、お気に入りやパスワードは消えますか?
A. いいえ、消えません。修復機能は、お気に入りやパスワード、履歴などのデータを保持したまま、アプリの不具合だけを直してくれます。安心して実行してください。
Q. どの解決策から試すべきですか?
A. まずは簡単な「再起動」から始めて、次に「修復機能」を試すのがおすすめです。それでもダメなら、順番に他の方法を試してみてください。
Q. すべて試してもダメな場合はどうすれば?
A. Edgeを一度アンインストールして、公式サイトから最新版を再インストールしてみましょう。それでも解決しない場合は、Windowsのシステム自体に問題がある可能性があります。
Q. セキュリティソフトをオフにするのは危険では?
A. 確認のために「一時的に」オフにするだけなら問題ありません。ただし、確認後は必ず元に戻してください。常にオフにしたままにするのは危険です。
まとめ
Microsoft Edgeがつながらない問題は、多くの場合、簡単な対処法で解決できます。
今回ご紹介した10の解決策を順番に試してみてください:
- パソコンを再起動する
- Edgeの修復機能を使う
- 閲覧データを削除する
- 拡張機能を無効化する
- Edgeを最新版に更新する
- DNS設定を変更する
- プロキシ設定を確認する
- ファイアウォールの設定を確認する
- ネットワーク設定をリセットする
- Edgeの設定をリセットする
ほとんどの場合、最初の数ステップで問題が解決するはずです。もし解決しない場合でも、焦らず一つずつ試していけば大丈夫ですよ。
快適なブラウジングができるよう、この記事がお役に立てれば嬉しいです!

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