「あれ?家を出たらYouTubeが見れなくなった…」なんて経験、ありませんか?
実はこれ、iPhoneの設定が原因で起きているトラブルなんです。Wi-Fi環境ではバッチリ動画が再生できるのに、外出先では全く見られない。そんなあなたのために、今回はYouTubeがモバイルデータ通信で見れない原因と、その解決方法をわかりやすく解説していきますね。
なぜWi-Fiなしだと見れないの?主な原因をチェック

iPhoneでYouTubeが急に見れなくなる理由は、いくつか考えられます。まず確認すべきポイントを見ていきましょう。
1. YouTubeアプリのモバイルデータ通信がオフになっている
これが一番よくある原因です。iPhoneには、アプリごとにモバイルデータ通信を個別に制限できる機能があります。
意図的にオフにした覚えがなくても、何かの拍子に設定が変わってしまうこともあるんですよ。この設定がオフになっていると、Wi-Fi接続時しか動画を再生できなくなります。
2. モバイルデータ通信そのものがオフになっている
iPhone全体のモバイルデータ通信がオフになっているケースもあります。
飛行機に乗った後や、通信量を節約しようとして設定を変更した後などに、そのままになっていることがあるので注意が必要です。
3. 低データモードが有効になっている
iPhoneには「低データモード」という通信量を抑える機能があります。これが有効になっていると、YouTubeなどの動画アプリが正常に動作しない場合があります。
4. データ通信量の上限に達している
契約しているモバイルデータ通信のプランで、月間の上限に達してしまっている可能性もあります。その場合、通信速度が大幅に制限されるため、動画の再生が困難になるんです。
設定を確認して解決しよう!具体的な手順
それでは、実際にiPhoneの設定を確認して、YouTubeを見られるようにする方法を説明していきます。
手順1:YouTubeアプリのモバイルデータ通信設定を確認
まずは、YouTubeアプリ個別の設定をチェックしましょう。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「モバイル通信」をタップ
- さらに下にスクロールして、アプリ一覧から「YouTube」を探す
- YouTubeの横のスイッチが「オン」(緑色)になっているか確認
もしオフになっていたら、タップしてオンに切り替えてください。これだけで問題が解決することも多いですよ。
手順2:モバイルデータ通信の全体設定を確認
次に、iPhone全体のモバイルデータ通信がオンになっているか確認します。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 一番上の「モバイルデータ通信」のスイッチが「オン」になっているか確認
オフになっていたら、タップしてオンにしましょう。
手順3:低データモードを確認
低データモードが有効になっていないかチェックします。
Wi-Fi接続時の低データモード確認方法:
- 「設定」アプリを開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- 現在接続しているWi-Fiネットワーク名の横にある「i」マークをタップ
- 「低データモード」のスイッチがオフになっているか確認
モバイルデータ通信の低データモード確認方法:
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「低データモード」のスイッチがオフになっているか確認
もしオンになっていたら、オフに切り替えることで動画がスムーズに再生できるようになります。
手順4:データ残量を確認
契約しているキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のアプリやウェブサイトで、今月のデータ使用量を確認してみましょう。
上限に達している場合は、追加のデータ容量を購入するか、月が変わるのを待つ必要があります。
それでも解決しない場合の追加対策
基本的な設定を確認しても問題が解決しない場合は、以下の方法を試してみてください。
iPhoneを再起動する
単純ですが、これがかなり効果的なんです。一時的な不具合が解消されることがよくあります。
iPhone X以降の再起動方法:
- サイドボタンと音量ボタン(上または下)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライド
- 電源が切れたら、サイドボタンを長押しして再起動
iPhone SE(第2世代以降)やiPhone 8以前の再起動方法:
- サイドボタン(またはトップボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライド
- 電源が切れたら、同じボタンを長押しして再起動
YouTubeアプリのキャッシュをクリア
アプリに溜まった一時的なデータが原因で不具合が起きている可能性もあります。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「iPhoneストレージ」をタップ
- アプリ一覧から「YouTube」を探してタップ
- 「Appを取り除く」をタップ(データは残ります)
- その後、App Storeから再度YouTubeアプリをインストール
ネットワーク設定をリセット
これは少し大がかりな方法ですが、ネットワーク関連の設定に問題がある場合に有効です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「リセット」をタップ
- 「ネットワーク設定をリセット」を選択
- パスコードを入力して実行
注意:この操作を行うと、保存されているWi-Fiのパスワードやブルートゥースの接続情報も削除されます。再設定が必要になるので、事前にWi-Fiパスワードなどをメモしておきましょう。
キャリアの設定を確認
一部のキャリアでは、ペアレンタルコントロールやWebフィルタリング機能が有効になっていて、YouTubeへのアクセスがブロックされている場合があります。
各キャリアのマイページやアプリで、こうした機能が有効になっていないか確認してみてください。特にお子さん用の回線などでは、保護者が設定している可能性があります。
Wi-Fi接続時のみ視聴する設定にしたい場合
逆に、「モバイルデータ通信でYouTubeを見ないようにしたい」という方もいますよね。通信量を節約したい場合に便利な設定方法も紹介しておきます。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- アプリ一覧から「YouTube」を探す
- YouTubeのスイッチを「オフ」にする
これで、YouTubeはWi-Fi接続時のみ利用できるようになります。うっかり外出先で動画を見てしまって、データ通信量を使いすぎる心配がなくなりますよ。
まとめ:設定を見直せばすぐに解決できる
iPhoneでYouTubeがWi-Fiなしで見れない問題は、ほとんどの場合、設定の確認と調整で解決できます。
まず試すべきこと:
- YouTubeアプリのモバイルデータ通信設定を確認してオンにする
- iPhone全体のモバイルデータ通信がオンになっているか確認
- 低データモードがオフになっているか確認
- データ残量が十分にあるか確認
これらの基本的なチェックで解決しない場合は、iPhoneの再起動やアプリの再インストール、ネットワーク設定のリセットを試してみましょう。
それでも改善されない場合は、契約しているキャリアのサポートに問い合わせることをおすすめします。通信環境や契約プランに特有の問題がある可能性もあるからです。
設定さえ正しく行えば、外出先でも快適にYouTubeを楽しめるようになりますよ!

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