Thunderbird返信時に引用されない問題の完全解決ガイド

プログラミング・IT

Thunderbirdでメールに返信する際、こんな問題に遭遇していませんか?

  • 返信しても元のメッセージが引用されない
  • 引用が途中で消えてしまう
  • 選択した部分だけが引用されてしまう
  • 引用符が「>」ではなく変な縦線になる
  • 返信の位置が引用の下になってしまう

これらの問題は、Thunderbirdの設定や仕様によるものです。しかし、適切に設定すれば簡単に解決できます。

この記事では、返信時の引用に関するあらゆる問題とその解決方法を、詳しく解説していきます。

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  1. 問題のパターンと原因
    1. パターン1:返信時に元のメッセージが全く引用されない
    2. パターン2:引用が途中で消える
    3. パターン3:選択したテキストだけが引用される
    4. パターン4:返信の位置が引用の下になる
    5. パターン5:引用符が「>」ではなく縦線になる
  2. 【解決法1】返信時に引用を有効にする設定
    1. 設定手順(Windows・Mac共通)
    2. 確認方法
  3. 【解決法2】引用が途中で消える問題を解決する
    1. 問題の詳細
    2. 解決方法:署名削除機能を無効化する
    3. 副作用について
  4. 【解決法3】全文引用するための設定
    1. 選択部分のみ引用する機能とは
    2. 無効化する方法
    3. 部分引用したい場合の代替方法
  5. 【解決法4】返信を引用の上に配置する
    1. 設定手順
    2. 署名の位置も調整する
    3. about:configで確認する方法
  6. 【解決法5】引用符を「>」に変更する
    1. HTML形式とテキスト形式の違い
    2. テキスト形式に変更する方法
    3. テキスト形式のメリット・デメリット
    4. 特定のメールだけHTML形式で送る方法
  7. 【解決法6】複数の問題を一度に解決する推奨設定
    1. 基本設定(全員におすすめ)
    2. 高度な設定(about:config)
    3. 設定の組み合わせ例
  8. トラブルシューティング
    1. Q1. 設定を変更しても引用されません
    2. Q2. 引用は表示されるが、途中で消えます
    3. Q3. 特定のメールだけ引用されません
    4. Q4. アカウントごとに設定が異なります
    5. Q5. 返信は引用の上だが、転送は引用の下になります
    6. Q6. HTMLメールの引用が崩れます
  9. 便利な機能と小技
    1. 小技1:部分引用(インライン返信)
    2. 小技2:長い引用を折りたたむ
    3. 小技3:複数のメールをまとめて引用
    4. 小技4:引用符の段階を増やす
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 引用符を「|」や「:」に変更できますか?
    2. Q2. 引用の色を変更できますか?
    3. Q3. 署名を引用しないのは失礼ですか?
    4. Q4. 引用符「>」の後のスペースは必要ですか?
    5. Q5. HTMLメールの引用符は「>」にできませんか?
    6. Q6. 返信と転送で引用の仕方が違うのはなぜですか?
    7. Q7. 相手のメールが引用されずに届きます
    8. Q8. 引用が崩れて読みにくいです
  11. まとめ
    1. 主な問題と解決方法
    2. 推奨設定
    3. 重要な設定場所
    4. トラブル時のチェックリスト
    5. 最後に

問題のパターンと原因

まず、どのような問題が発生するのか、パターン別に整理しましょう。

パターン1:返信時に元のメッセージが全く引用されない

症状:

  • 返信ボタンを押しても、空白の作成画面が開く
  • 元のメッセージが一切表示されない

原因:

  • 「元のメッセージを自動的に引用する」設定がオフになっている

パターン2:引用が途中で消える

症状:

  • 返信すると、元のメッセージの途中から先が表示されない
  • 特に「–」(ハイフン2つ+スペース)がある箇所から消える

原因:

  • Thunderbirdが署名を自動削除する仕様
  • RFC2646の規格に従っている

パターン3:選択したテキストだけが引用される

症状:

  • メール本文の一部を選択してから返信すると、その部分だけが引用される
  • 全文を引用したいのにできない

原因:

  • 「選択したテキストのみ引用」機能が有効になっている

パターン4:返信の位置が引用の下になる

症状:

  • カーソルが引用文の下に配置される
  • 引用の上に返信を書きたいのに不便

原因:

  • 返信位置の設定が「引用部の下」になっている
  • 昔のメール文化の名残

パターン5:引用符が「>」ではなく縦線になる

症状:

  • 引用部分が「>」ではなく、カラフルな縦線で表示される
  • インライン返信(相手の文章の間に返信を挿入)がしにくい

原因:

  • HTML形式でメッセージを作成する設定になっている

【解決法1】返信時に引用を有効にする設定

最も基本的な設定です。この設定がオフになっていると、返信時に元のメッセージが引用されません。

設定手順(Windows・Mac共通)

手順:

  1. Thunderbirdを起動します
  2. 画面右上の「≡」(ハンバーガーメニュー)をクリック
  3. 「アカウント設定」を選択
  • またはメニューバーから「ツール」→「アカウント設定」
  1. 左側のメニューから、設定したいアカウントを選択
  2. 「編集とアドレス入力」をクリック
  3. 「返信時には元のメッセージを自動的に引用する」にチェックを入れます
  4. 「OK」をクリック
  5. これで返信時に元のメッセージが引用されるようになります

確認方法

テスト手順:

  1. 受信トレイからメールを選択
  2. 「返信」ボタンをクリック
  3. 作成画面に元のメッセージが引用符付きで表示されていることを確認

正常な例:

> こんにちは。
> お世話になっております。
> 先日の件について、ご連絡いたします。

【解決法2】引用が途中で消える問題を解決する

これはThunderbirdの「署名を自動削除する」仕様が原因です。

問題の詳細

Thunderbirdの動作:

  • 返信時に相手の署名を自動的に削除する
  • 「– 」(ハイフン2つ+半角スペース)を署名の区切り文字として認識
  • この文字列以降がすべて削除される

具体例:

受信したメール:

お世話になっております。
明日の会議について確認します。
-- 
山田太郎
営業部

返信すると:

> お世話になっております。
> 明日の会議について確認します。

(ここから下の署名部分が消える)

解決方法:署名削除機能を無効化する

手順:

  1. 画面右上の「≡」→「設定」を開きます
  2. 一番下までスクロール
  3. 「設定エディタ…」ボタンをクリック
  4. 「細心の注意を払って使用する」をクリック
  5. 検索欄に「mail.strip_sig_on_reply」と入力
  6. この項目を探します(デフォルトは true)
  7. 項目を右クリック→「切り替え」を選択
  8. 値が「false」になったことを確認
  9. Thunderbirdを再起動
  10. これで署名以降も含めて全文が引用されるようになります

副作用について

注意点:

  • この設定を変更すると、相手の署名も引用されるようになります
  • 何度もやり取りすると、署名が何重にも引用される可能性があります

対処法:

  • 必要に応じて手動で署名部分を削除
  • または、署名を「–」以外の区切り文字に変更

【解決法3】全文引用するための設定

メール本文の一部を選択してから返信すると、その部分だけが引用される機能があります。これを無効化する方法です。

選択部分のみ引用する機能とは

動作:

  • メール本文の一部をドラッグして選択
  • その状態で「返信」をクリック
  • 選択した部分だけが引用される

便利な場面:

  • 長いメールの特定の部分にだけ返信したい時
  • 質問が複数ある場合、1つずつ引用して返信したい時

不便な場面:

  • 常に全文引用したいのに、誤って選択してしまう
  • 全文引用したつもりが一部しか引用されていない

無効化する方法

手順:

  1. 画面右上の「≡」→「設定」を開きます
  2. 一番下までスクロール
  3. 「設定エディタ…」ボタンをクリック
  4. 「細心の注意を払って使用する」をクリック
  5. 検索欄に「mailnews.reply_quoting_selection」と入力
  6. この項目を探します(デフォルトは true)
  7. 項目を右クリック→「切り替え」を選択
  8. 値が「false」になったことを確認
  9. これで、テキストを選択していても全文が引用されるようになります

部分引用したい場合の代替方法

無効化した後でも、部分引用は可能です。

方法:

  1. 引用したい部分を選択してコピー(Ctrl+C)
  2. 返信ボタンをクリック
  3. 作成画面で、引用したい位置に貼り付け
  4. 貼り付けた部分の行頭に手動で「>」を追加

【解決法4】返信を引用の上に配置する

Thunderbirdのデフォルトでは、返信のカーソルが引用の下に配置されます。これを引用の上に変更する方法です。

設定手順

手順:

  1. 画面右上の「≡」→「アカウント設定」を開きます
  2. 左側のメニューから、設定したいアカウントを選択
  3. 「編集とアドレス入力」をクリック
  4. 「キャレット(カーソル)の初期状態」の項目を探します
  5. ドロップダウンメニューから「引用部の上」を選択
  6. 「OK」をクリック
  7. これで返信時のカーソルが引用の上に表示されるようになります

署名の位置も調整する

返信を引用の上に書く場合、署名の位置も調整したほうが自然です。

推奨設定:

  • 「署名を配置する位置」を「返信の下(引用の上)」に設定

結果:

(返信内容)

---
山田太郎
営業部

> (引用部分)
> お世話になっております。

about:configで確認する方法

設定画面で変更してもうまくいかない場合、直接確認できます。

手順:

  1. 「設定エディタ」(about:config)を開く
  2. 検索欄に「reply_on_top」と入力
  3. mail.identity.id1.reply_on_top」などの項目を探す
  • id1, id2, id3…は各アカウントの番号
  1. 値が「1」になっていることを確認
  • 1 = 引用の上
  • 0 = 引用の下
  1. 値が0の場合、右クリック→「変更」で1に変更
  2. すべてのアカウント(id1, id2, id3…)を確認
  3. Thunderbirdを再起動

【解決法5】引用符を「>」に変更する

HTML形式でメールを作成している場合、引用符がカラフルな縦線で表示されます。これをシンプルな「>」に変更する方法です。

HTML形式とテキスト形式の違い

HTML形式:

  • 引用符:カラフルな縦線
  • 見た目:リッチでカラフル
  • インライン返信:やりにくい

テキスト形式:

  • 引用符:「>」
  • 見た目:シンプル
  • インライン返信:やりやすい

テキスト形式に変更する方法

手順:

  1. 画面右上の「≡」→「アカウント設定」を開きます
  2. 左側のメニューから、設定したいアカウントを選択
  3. 「編集とアドレス入力」をクリック
  4. HTML形式でメッセージを編集する」のチェックを外します
  5. 「OK」をクリック
  6. これで引用符が「>」で表示されるようになります

テキスト形式のメリット・デメリット

メリット:

  • 引用符が「>」で分かりやすい
  • インライン返信(相手の文章の間に返信)が簡単
  • メールサイズが小さい
  • どの環境でも同じように表示される

デメリット:

  • 文字色、太字、下線などの装飾ができない
  • 画像を本文に埋め込めない(添付は可能)

特定のメールだけHTML形式で送る方法

基本はテキスト形式にして、必要に応じてHTML形式にできます。

手順:

  1. メール作成画面を開く
  2. メニューバーから「オプション」→「配信形式」を選択
  3. 「リッチテキスト(HTML)のみ」を選択
  4. そのメールだけHTML形式で作成されます

【解決法6】複数の問題を一度に解決する推奨設定

効率的なメール管理のための、推奨設定をまとめました。

基本設定(全員におすすめ)

アカウント設定:編集とアドレス入力

  1. ✅ 返信時には元のメッセージを自動的に引用する
  2. ✅ キャレットの初期状態:引用部の上
  3. ✅ 署名を配置する位置:返信の下(引用の上)
  4. テキスト形式派:□ HTML形式でメッセージを編集する(チェック外す)
    HTML形式派:✅ HTML形式でメッセージを編集する

高度な設定(about:config)

署名削除を無効化(ビジネス向け):

  • mail.strip_sig_on_reply = false

選択部分のみ引用を無効化:

  • mailnews.reply_quoting_selection = false

返信位置を確実に上にする:

  • mail.identity.id1.reply_on_top = 1
  • mail.identity.id2.reply_on_top = 1
  • (すべてのidについて)

設定の組み合わせ例

パターンA:ビジネスメール向け(全文引用)

✅ 元のメッセージを自動的に引用する
✅ 引用部の上に返信
✅ 署名は返信の下
☑ mail.strip_sig_on_reply = false(署名も引用)
□ HTML形式で編集(テキスト形式)

パターンB:プライベート向け(部分引用OK)

✅ 元のメッセージを自動的に引用する
✅ 引用部の上に返信
✅ HTML形式で編集(見た目重視)
☑ mail.strip_sig_on_reply = true(署名削除)
☑ mailnews.reply_quoting_selection = true(選択引用可能)

トラブルシューティング

設定を変更してもうまくいかない場合の対処法です。

Q1. 設定を変更しても引用されません

確認ポイント:

  1. 正しいアカウントを設定していますか?
  • 複数アカウントがある場合、各アカウントごとに設定が必要
  1. Thunderbirdを再起動しましたか?
  • 設定変更後は再起動が必要な場合があります
  1. アドオンが干渉していませんか?
  • トラブルシューティングモードで起動してテスト
  • Shiftキーを押しながら起動
  1. about:configの設定を確認
  • mail.identity.idN.reply_on_top が正しく設定されているか

Q2. 引用は表示されるが、途中で消えます

原因:

  • 相手のメールに「– 」(ハイフン2つ+スペース)が含まれている

対処法:

  • mail.strip_sig_on_reply を false に設定(前述)

代替方法:

  • 返信前に、メール全体を選択してから返信
  • すると全文が引用されます(mailnews.reply_quoting_selection = trueの場合)

Q3. 特定のメールだけ引用されません

考えられる原因:

  1. HTML形式の複雑なメール
  • 一部のHTML形式メールは引用が正しく動作しない場合があります
  1. 文字エンコーディングの問題
  • 特殊な文字コードのメール

対処法:

  • 「メッセージのソースを表示」(Ctrl+U)で内容を確認
  • 必要に応じて手動でコピー&ペースト

Q4. アカウントごとに設定が異なります

原因:

  • 各アカウントで個別に設定が必要です

対処法:

  1. すべてのアカウントで同じ設定をする
  2. または、about:configで一括確認
  • reply_on_top で検索
  • すべてのid1, id2, id3…を同じ値にする

Q5. 返信は引用の上だが、転送は引用の下になります

説明:

  • これは正常な動作です
  • 「転送」の場合、通常は元のメッセージの下に追記します

変更したい場合:

  • about:configで「mail.forward_message_mode」を変更
  • 0 = 添付として転送
  • 1 = 引用して転送(返信と同じ)
  • 2 = インラインで転送(デフォルト)

Q6. HTMLメールの引用が崩れます

原因:

  • 複雑なHTML構造のメール
  • テーブルやCSSが多用されている

対処法:

  1. プレーンテキストで返信
  • 作成画面で「オプション」→「配信形式」→「プレーンテキストのみ」
  1. 手動で整形
  • 必要な部分だけをコピー&ペースト
  1. 「元のメッセージを転送」として送る
  • 引用ではなく転送形式で送信

便利な機能と小技

引用機能をより便利に使うための小技を紹介します。

小技1:部分引用(インライン返信)

相手の質問に1つずつ答える場合に便利です。

方法:

  1. 全文引用で返信を開始
  2. 相手の質問の下に、自分の回答を挿入

例:

> 明日の会議は何時からですか?
10時からです。

> 場所はどこですか?
会議室Aです。

> 資料は必要ですか?
不要です。各自PCをお持ちください。

小技2:長い引用を折りたたむ

長いメールの場合、不要な部分を削除または省略します。

例:

> お世話になっております。
> 先日の件について、以下のとおり回答いたします。
> 
>【中略】
> 
> 以上、よろしくお願いいたします。

承知いたしました。

小技3:複数のメールをまとめて引用

方法:

  1. 1通目のメールに返信(全文引用)
  2. 2通目のメールを開く
  3. 本文をコピー(Ctrl+C)
  4. 返信画面に戻る
  5. 貼り付け(Ctrl+V)
  6. 貼り付けた部分の各行頭に「>」を追加(手動または一括置換)

小技4:引用符の段階を増やす

やり取りが続くと、引用符が増えていきます。

例:

>> 最初のメール

> 1回目の返信

2回目の返信

これは自動的に行われますが、理解しておくと便利です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 引用符を「|」や「:」に変更できますか?

A. デフォルトでは「>」のみです。

アドオンを使用すれば可能ですが、標準機能では変更できません。

理由:

  • メールの慣習として「>」が標準
  • 多くのメールクライアントが「>」を認識

Q2. 引用の色を変更できますか?

A. テキスト形式では変更できません。HTML形式では可能です。

HTML形式の場合:

  • 作成画面で引用部分を選択
  • フォントの色を変更

注意:

  • 相手の環境で正しく表示されるとは限りません

Q3. 署名を引用しないのは失礼ですか?

A. 一般的には問題ありません。

理由:

  • 署名は連絡先情報であり、やり取りの内容ではない
  • 何度もやり取りすると署名が何重にも表示されて見にくくなる

ただし:

  • ビジネスメールでは全文引用が好まれる傾向
  • 会社のルールに従ってください

Q4. 引用符「>」の後のスペースは必要ですか?

A. 推奨されますが、必須ではありません。

推奨される書き方:

> 引用文(スペースあり)

スペースなしでも動作します:

>引用文(スペースなし)

理由:

  • 読みやすさのため
  • RFC2646で推奨されている

Q5. HTMLメールの引用符は「>」にできませんか?

A. HTML形式では通常、縦線で表示されます。

対処法:

  • テキスト形式に変更する(前述)
  • または、HTML形式のまま使う

Q6. 返信と転送で引用の仕方が違うのはなぜですか?

A. 用途が異なるためです。

返信:

  • 相手とのやり取りを継続
  • インライン返信が必要な場合がある
  • 引用符「>」を使用

転送:

  • 第三者に情報を伝える
  • 元のメッセージをそのまま見せる
  • 「——– 元のメッセージ ——–」形式

Q7. 相手のメールが引用されずに届きます

A. 相手が引用を無効にしている可能性があります。

確認方法:

  • 相手に設定を確認してもらう
  • または、相手のメールクライアントの仕様

対処法:

  • こちらからのメールで履歴を残す

Q8. 引用が崩れて読みにくいです

A. いくつかの原因が考えられます。

原因1:長い行が強制改行される

  • mail.wrap_long_linesの設定を確認
  • 72文字で自動改行されるのがデフォルト

原因2:HTML形式の崩れ

  • テキスト形式に変更する

原因3:文字エンコーディング

  • UTF-8で統一されているか確認

まとめ

Thunderbirdの返信時の引用問題について解説してきました。重要なポイントをおさらいしましょう。

主な問題と解決方法

問題1:引用されない
→ アカウント設定で「元のメッセージを自動的に引用する」をオンに

問題2:引用が途中で消える
→ about:configで mail.strip_sig_on_reply を false に設定

問題3:選択部分だけ引用される
→ about:configで mailnews.reply_quoting_selection を false に設定

問題4:返信が引用の下になる
→ アカウント設定で「引用部の上」に変更

問題5:引用符が縦線になる
→ 「HTML形式でメッセージを編集する」をオフに

推奨設定

ビジネスメール向け:

✅ 元のメッセージを自動的に引用する
✅ 引用部の上に返信
□ HTML形式で編集(テキスト形式)
☑ mail.strip_sig_on_reply = false
☑ mailnews.reply_quoting_selection = false

プライベート向け:

✅ 元のメッセージを自動的に引用する
✅ 引用部の上に返信
✅ HTML形式で編集
☑ mail.strip_sig_on_reply = true
☑ mailnews.reply_quoting_selection = true(好みで)

重要な設定場所

基本設定:

  • アカウント設定 → 編集とアドレス入力

高度な設定:

  • 設定 → 設定エディタ(about:config)

トラブル時のチェックリスト

  1. ☑ 正しいアカウントを設定しているか
  2. ☑ Thunderbirdを再起動したか
  3. ☑ アドオンが干渉していないか
  4. ☑ about:configの値が正しいか
  5. ☑ 全てのアカウントで設定したか

最後に

Thunderbirdの引用機能は、適切に設定すれば非常に便利なツールです。

ポイント:

  • 自分の使い方に合わせて設定をカスタマイズ
  • ビジネスとプライベートでアカウントごとに設定を変える
  • 相手の環境も考慮する

この記事を参考に、快適なメール環境を作り上げてください。引用機能をマスターすれば、メールのやり取りがずっと効率的になります!

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