Outlookでメールを作成していると、宛先欄に文字を入力した途端、過去に送信したメールアドレスがずらりと候補表示される…便利なようで、時には「似た名前の別の人」に誤送信してしまうリスクもありますよね。
この自動候補表示機能が「オートコンプリート」です。便利な反面、誤送信の原因になったり、古いアドレスが残り続けたり、プライバシーの観点から気になったりと、無効にしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Outlook 365のオートコンプリート機能を無効にする方法を、デスクトップ版・Web版・モバイル版それぞれについて詳しく解説します。さらに、特定のアドレスだけを削除する方法や、IT管理者向けの組織全体での設定方法もご紹介します。
メールの誤送信を防ぎたい方、プライバシーを守りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
オートコンプリート機能とは
基本的な仕組み
オートコンプリートは、Outlookの「宛先」「CC」「BCC」欄にメールアドレスを入力し始めると、過去に送信したアドレスの候補を自動的に表示してくれる機能です。
候補として表示される情報
- 過去に送信したメールアドレス
- 過去に受信したメールの差出人
- 送信しなくても入力したことがあるアドレス
- Outlookの連絡先に登録されているアドレス
- GAL（グローバルアドレス一覧）：組織内のアドレス帳
例えば、「田」と入力するだけで「田中太郎 tanaka@example.com」という候補が表示されます。
オートコンプリートの正式名称
Microsoftの公式ドキュメントでは、この機能を「オートコンプリートリスト」または「ニックネームキャッシュ」と呼んでいます。
これは、過去に使用したメールアドレスをOutlookが自動的に記憶し、キャッシュとして保存しているためです。
便利な点
入力時間の短縮
メールアドレスを全て入力する必要がなく、数文字入力するだけで候補を選択できます。
入力ミスの防止
手動で全てを入力するより、候補から選択する方がタイプミスが少なくなります。
アドレス帳の参照不要
頻繁にメールを送る相手であれば、わざわざ連絡先を開いて探す必要がありません。
問題点とリスク
誤送信のリスク
似た名前の人が複数いる場合、誤って別の人を選択してしまう可能性があります。
例：「田中太郎」さんに送るつもりが「田中次郎」さんに送ってしまう
古いアドレスが残る
退職した社員や、変更前のメールアドレスがいつまでも候補に表示され続けます。
プライバシーの懸念
共有パソコンを使用している場合、他の人に自分の送信履歴が推測されてしまう可能性があります。
選択肢が多すぎて混乱
同じ名前の人が多数いる場合、候補が多すぎてかえって選びにくくなります。
デスクトップ版Outlookでの無効化方法
デスクトップ版（Windows版）Outlookでオートコンプリートを無効にする手順を説明します。
基本的な無効化手順
手順1：オプションを開く
Outlookを起動し、画面左上の「ファイル」タブをクリックします。
手順2：オプションを選択
左側のメニューから「オプション」を選択します。
「Outlookのオプション」ウィンドウが開きます。
手順3：メール設定を開く
左側のメニューから「メール」をクリックします。
手順4：オートコンプリート設定を変更
右側に表示される設定項目を下にスクロールし、「メッセージの送信」セクションを見つけます。
以下のチェックボックスを探してください。
「[宛先]、[CC]、[BCC]に入力するときにオートコンプリートのリストを使用して名前の候補を表示する」
このチェックボックスを外します。
手順5：設定を保存
「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
オートコンプリートリストの削除
無効化するだけでなく、これまでに蓄積されたオートコンプリートのリスト（履歴）も削除したい場合は、以下の追加手順を実行します。
手順
上記の手順1〜3と同じ方法で「メール」設定画面を開きます。
「メッセージの送信」セクションで「オートコンプリートのリストを空にする」ボタンをクリックします。
確認ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
注意事項
一度削除したオートコンプリートリストは復元できません。再度有効化しても、以前の履歴は戻りません。新しいメールを送信した時点から、再び候補が蓄積されていきます。
設定後の確認
設定が正しく反映されたか確認しましょう。
確認方法
- 新しいメールを作成します
- 宛先欄に文字を入力してみます
- 候補が表示されなければ成功です
ただし、連絡先に登録されているアドレスやGAL（グローバルアドレス一覧）の候補は、オートコンプリートを無効にしても表示される場合があります。
Web版Outlook（Outlook on the web）での無効化
ブラウザでアクセスするWeb版Outlookでは、デスクトップ版とは異なる手順が必要です。
重要な注意事項
オートコンプリート候補自体は完全には無効化できません。
Web版Outlookでは、宛先候補の完全な無効化機能は提供されていません。ただし、関連する自動入力機能の一部を無効にすることは可能です。
テキスト予測の無効化
Web版Outlookでは、メール本文を入力する際の「テキスト予測」機能を無効にできます。
手順1：設定を開く
画面右上の歯車アイコン（設定）をクリックします。
手順2：すべての設定を表示
「すべてのOutlook設定を表示」をクリックします。
手順3：作成と返信を選択
左側のメニューから「メール」→「作成と返信」を選択します。
手順4：テキスト予測をオフ
「テキスト予測」セクションまでスクロールします。
以下のチェックボックスを外します。
- 「入力中に単語やフレーズを提案する」
- 「メッセージ内のキーワードに基づいて提案を提供する」
- 「候補の返信を表示する」
手順5：設定を保存
「保存」ボタンをクリックします。
クイック候補の無効化
「クイック候補」セクションにある設定も無効にできます。
すべてのチェックボックスを外してください。
Microsoft Editorの設定
「Microsoft Editor」の設定画面を開き、テキスト予測関連の機能をすべてオフにします。
個別の候補を削除する方法
特定の候補だけを表示させないようにすることは可能です。
手順
- 新しいメールを作成します
- 宛先欄に文字を入力し、削除したい候補を表示させます
- 候補の右側にある「×」アイコンをクリックします
これにより、その候補は今後表示されなくなります。
モバイルアプリ版Outlookでの設定
スマートフォンやタブレットのOutlookアプリでも、一部の設定が可能です。
iOS版Outlookの設定
手順1：設定を開く
Outlookアプリを開き、左上のメニューアイコンをタップします。
画面下部の歯車アイコン（設定）をタップします。
手順2：作成と返信
「メール」→「作成と返信」または「メール作成」設定を探します。
手順3：オートコンプリート関連の設定をオフ
オートコンプリートやテキスト予測に関連する設定をオフにします。
Android版Outlookの設定
iOS版と同様の手順で設定できます。
モバイル版の制限事項
デスクトップ版ほど詳細な制御はできません。
モバイルアプリでは、オートコンプリート機能を完全に無効化することはできない場合があります。
完全な制御が必要な場合は、デスクトップ版での設定をおすすめします。
特定のアドレスだけを削除する方法
オートコンプリート機能自体は便利なので残したいが、特定のアドレスだけを候補から削除したい場合の方法を説明します。
デスクトップ版での個別削除
手順1：新しいメールを作成
Outlookで新しいメールを作成します。
手順2：候補を表示
宛先欄に削除したいアドレスの一部を入力し、候補リストを表示させます。
手順3：候補を削除
削除したいアドレスの候補にマウスカーソルを合わせます。
右側に「×」または「削除」アイコンが表示されるので、クリックします。
または、キーボードの方向キーで該当候補を選択し、Deleteキーを押します。
確認
削除したアドレスは即座にオートコンプリートリストから削除されます。次回以降、そのアドレスは候補として表示されません。
Web版での個別削除
Web版Outlookでも同様の操作が可能です。
候補の右側にある「×」をクリックすることで、個別に削除できます。
定期的な整理のすすめ
月に一度など、定期的に不要な候補を削除することで、オートコンプリート機能をより快適に使えます。
削除を検討すべきアドレス
- 退職した社員のアドレス
- 古いメールアドレス（変更前）
- タイプミスで作成された誤ったアドレス
- 一度だけ送った相手で今後使わないアドレス
IT管理者向け：組織全体での設定方法
IT管理者が組織全体でオートコンプリートを無効化する方法を説明します。
グループポリシーでの制御
Active Directoryのグループポリシーを使用して、組織全体でオートコンプリートを無効化できます。
設定手順
手順1：グループポリシー管理コンソールを開きます。
手順2：対象のOU（組織単位）を選択します。
手順3：「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」を展開します。
手順4：「Microsoft Outlook 365」または「Microsoft Office 2016」→「Outlook」→「アカウント設定」を選択します。
手順5：「オートコンプリートの無効化」ポリシーを探して有効化します。
手順6：ポリシーを適用し、対象のコンピューターでグループポリシーを更新します（gpupdate /force）。
レジストリキーでの制御
レジストリエディタを使用して、個別のパソコンまたはスクリプトで一括設定できます。
レジストリキーの場所
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options\Mail値の名前
ShowAutoSugまたは
EnableAutoCompleteデータ型
DWORD（32ビット）値
データの値
- 0 = 無効化
- 1 = 有効化
設定方法
手順1：Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
手順2：「regedit」と入力してEnterキーを押します。
手順3：上記のレジストリキーの場所に移動します。
手順4：右側のペインで「ShowAutoSug」または「EnableAutoComplete」を探します。
手順5：ダブルクリックして値を「0」に変更します。
手順6：Outlookを再起動します。
注意事項
レジストリの編集は慎重に行ってください。誤った編集はシステムの不具合を引き起こす可能性があります。必ず事前にバックアップを取ることをおすすめします。
Microsoft 365管理センターでの制御
残念ながら、Microsoft 365管理センターからテナント全体でオートコンプリートを無効化する直接的な機能は提供されていません。
各ユーザーが個別に設定するか、グループポリシーやレジストリでの制御が必要です。
展開スクリプトの例
PowerShellスクリプトを使用して、複数のパソコンに一括で設定を適用できます。
# オートコンプリートを無効化するレジストリキーを設定
$regPath = "HKCU:\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options\Mail"
$regName = "ShowAutoSug"
$regValue = 0
# レジストリキーが存在しない場合は作成
if (!(Test-Path $regPath)) {
New-Item -Path $regPath -Force | Out-Null
}
# レジストリ値を設定
Set-ItemProperty -Path $regPath -Name $regName -Value $regValue -Type DWord
Write-Host "オートコンプリートが無効化されました。Outlookを再起動してください。"このスクリプトを各ユーザーのパソコンで実行することで、設定を適用できます。
オートコンプリートを無効化するメリットとデメリット
無効化する前に、メリットとデメリットを理解しておきましょう。
メリット
誤送信リスクの低減
似た名前の人への誤送信を防ぐことができます。特に機密情報を扱う業務では重要です。
プライバシーの保護
共有パソコンを使用する環境で、自分の送信履歴を他人に見られる心配がありません。
古いアドレスへの送信防止
退職者や変更前のアドレスに誤って送ってしまうことを防げます。
セキュリティ向上
意図しない相手への情報漏洩リスクが減少します。
集中力の向上
不要な候補表示がなくなり、メール作成に集中できます。
デメリット
入力効率の低下
メールアドレスを全て手動で入力する必要があるため、時間がかかります。
タイプミスの増加
手動入力が増えることで、アドレスの入力ミスが発生する可能性が高まります。
アドレス帳の参照が必要
頻繁にメールを送る相手でも、毎回連絡先から探す必要があります。
慣れるまで不便
これまでオートコンプリートに頼っていた場合、慣れるまで不便に感じるかもしれません。
どちらを選ぶべきか
無効化をおすすめするケース
- 機密情報を頻繁に扱う
- 似た名前の人が組織内に多数いる
- 共有パソコンを使用している
- 誤送信による過去のトラブルがあった
- セキュリティを最優先する業務
有効のままでよいケース
- 個人専用のパソコンを使用している
- 送信先が限られている
- 入力効率を重視する
- 連絡先の管理がしっかりしている
トラブルシューティング
オートコンプリート機能に関する問題と解決策を紹介します。
オートコンプリートが機能しない
症状
オートコンプリート機能を有効にしているのに、候補が表示されない。
原因と対処法
原因1：設定が無効になっている
対処法：
「ファイル」→「オプション」→「メール」で、「[宛先]、[CC]、[BCC]に入力するときにオートコンプリートのリストを使用して名前の候補を表示する」にチェックが入っているか確認してください。
原因2：オートコンプリートリストが空
対処法：
メールを何通か送信すると、徐々に候補が蓄積されていきます。新しいOutlookや再インストール直後は候補がありません。
原因3：アドインの干渉
対処法：
サードパーティ製のアドインが干渉している可能性があります。
- 「ファイル」→「オプション」→「アドイン」を開く
- 「管理」で「COMアドイン」を選択し「設定」をクリック
- すべてのアドインのチェックを外す
- Outlookを再起動して確認
原因4：Officeが古い
対処法：
Outlookを最新バージョンにアップデートしてください。
「ファイル」→「Officeアカウント」→「更新オプション」→「今すぐ更新」
原因5：RoamCacheフォルダーの破損
対処法：
RoamCacheフォルダーの名前を変更することで、Outlookが新しいキャッシュを作成します。
- Outlookを完全に終了する
- Windowsキー + R を押す
- 以下のパスを入力してEnter
%localappdata%\Microsoft\Outlook\RoamCache- RoamCacheフォルダーを「RoamCache.old」などに名前変更
- Outlookを再起動
設定画面がグレーアウトしている
症状
オートコンプリートの設定項目がグレーアウトしていて、変更できない。
原因と対処法
原因：グループポリシーで制御されている
組織のIT管理者がグループポリシーでオートコンプリート設定を制御している場合、個人での変更はできません。
対処法：
IT管理者に相談して、ポリシーの変更を依頼してください。
確認方法
レジストリエディタで以下のキーを確認してください。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferencesここに「ShowAutoSug」や「EnableAutoComplete」が存在する場合、ポリシーで制御されています。
削除した候補が再び表示される
症状
個別に削除した候補が、しばらくすると再び表示されるようになる。
原因と対処法
原因1：再度メールを送信した
削除した相手に再びメールを送信すると、その時点でオートコンプリートリストに追加されます。
原因2：受信メールから自動追加
受信したメールの差出人が自動的にオートコンプリートリストに追加される設定になっている場合があります。
対処法：
完全に候補を表示させたくない場合は、オートコンプリート機能自体を無効にしてください。
候補が表示されすぎて困る
症状
同じ名前の人が多数いて、候補が多すぎて選びにくい。
対処法
方法1：不要な候補を定期的に削除
上述の個別削除方法を使って、使わないアドレスを削除します。
方法2：完全なアドレスを入力
名前ではなく、最初からメールアドレスを入力することで、正確な候補が表示されます。
方法3：連絡先に登録
頻繁にメールを送る相手は連絡先に登録し、連絡先から選択するようにします。
よくある質問と回答
オートコンプリートに関してよく寄せられる質問をまとめました。
Q1：オートコンプリートを無効にすると、履歴は削除されますか？
A：いいえ、無効化しただけでは履歴は削除されません。
候補として表示されなくなるだけで、データ自体は残っています。再度有効化すれば、以前の候補が表示されます。
履歴も削除したい場合は、「オートコンプリートのリストを空にする」ボタンをクリックしてください。
Q2：オートコンプリートのリストを部分的に削除することはできますか？
A：はい、可能です。
新しいメール作成時に、削除したい候補の右側にある「×」をクリックすることで、個別に削除できます。
Q3：Web版のOutlookでも同じ手順でオートコンプリートを無効にできますか？
A：いいえ、Web版では完全な無効化はできません。
Web版Outlookには、宛先候補を完全に無効化する機能が提供されていません。テキスト予測など関連機能の一部を無効化することは可能です。
Q4：オートコンプリートを無効にすると、連絡先からの候補も表示されなくなりますか？
A：いいえ、連絡先に登録されているアドレスは引き続き候補として表示される場合があります。
オートコンプリートの無効化は、主に「過去の送信履歴」からの候補表示を停止します。連絡先やGAL（グローバルアドレス一覧）の候補は別の仕組みで表示されます。
Q5：スマートフォンとパソコンで別々に設定する必要がありますか？
A：基本的には、各デバイスで個別に設定する必要があります。
ただし、一部の設定はMicrosoft 365アカウントで同期される場合があります。確実性を期すため、各デバイスで設定を確認することをおすすめします。
Q6：企業環境で個人設定が制限されている場合はどうすればよいですか？
A：IT管理者に相談してください。
グループポリシーで制御されている場合、個人では設定を変更できません。業務上の正当な理由を説明し、IT部門に設定変更を依頼してください。
Q7：一度削除した履歴は復元できますか？
A：いいえ、削除したオートコンプリートリストは復元できません。
削除する前に、本当に削除してよいか確認してください。
Q8：オートコンプリート機能を無効にしても、メールアドレスの検索はできますか？
A：はい、できます。
連絡先やGAL（グローバルアドレス一覧）からの検索は引き続き使用できます。オートコンプリートの無効化は、自動候補表示を停止するだけです。
Q9：Microsoft 365とオンプレミスExchangeで設定方法は異なりますか？
A：基本的な手順は同じです。
ただし、一部の機能やポリシー設定については、環境によって利用可能な範囲が異なる場合があります。
Q10：新しいOutlook for Windowsでも同じ設定ができますか？
A：基本的には同じですが、一部メニューの場所が異なる場合があります。
新しいOutlookでは、機能が開発中のため、従来のOutlookと完全に同じ動作をしない可能性があります。設定が見つからない場合は、従来のOutlookに切り替えて確認してください。
まとめ
Outlook 365のオートコンプリート機能の無効化について、詳しく解説してきました。
本記事のポイント
- オートコンプリートは便利だが誤送信のリスクもある
- デスクトップ版では完全に無効化できる
- Web版では完全な無効化は不可能
- 特定のアドレスだけを削除することも可能
- IT管理者はグループポリシーで組織全体を制御できる
オートコンプリートの無効化手順（デスクトップ版）
- 「ファイル」→「オプション」→「メール」を開く
- 「オートコンプリートのリストを使用して名前の候補を表示する」のチェックを外す
- 「オートコンプリートのリストを空にする」をクリック（履歴も削除する場合）
- 「OK」で設定を保存
判断基準
無効化を推奨
- 機密情報を頻繁に扱う
- 誤送信による過去のトラブルがあった
- 共有パソコンを使用している
- セキュリティを最優先する
有効のままでOK
- 個人専用のパソコンを使用
- 送信先が限られている
- 入力効率を重視
- 適切に候補を管理できる
代替策の提案
オートコンプリートを完全に無効にせず、以下の方法で誤送信を防ぐこともできます。
定期的な候補の整理
月に一度、不要な候補を個別に削除する習慣をつけましょう。
連絡先の活用
頻繁にメールを送る相手は連絡先に登録し、連絡先から選択するようにします。
送信前の確認習慣
送信ボタンを押す前に、宛先・CC・BCCを必ず確認する習慣をつけましょう。
送信遅延機能の活用
送信ボタンを押してから実際に送信されるまでの時間を遅らせる設定を使うことで、誤送信に気づく時間を確保できます。
最後に
オートコンプリート機能は、使い方次第で非常に便利な機能です。しかし、セキュリティやプライバシーの観点から、業務内容や環境に応じて無効化することも検討すべきです。
本記事を参考に、あなたの業務環境に最適な設定を見つけてください。メールの誤送信を防ぎ、安心してOutlookを使いこなしましょう！
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