「新しいiPhoneに機種変更したけど、前のiPhoneがまだiCloudに残ってる…」
「売却したはずのiPhoneが、なぜかデバイスリストに表示される…」
「手元にないiPhoneをiCloudから削除したいけど、どうすればいいの?」
こんな悩みを抱えていませんか?
古いiPhoneをiCloudアカウントに登録したままにしておくと、セキュリティ上のリスクが生じます。また、デバイスを売却・譲渡する際には、必ずiCloudから削除しないと、新しい持ち主がアクティベーションロックで使用できなくなってしまいます。
この記事では、iCloudから前のiPhoneを安全に削除する方法を、デバイスが手元にある場合とない場合に分けて、詳しく解説します。
- なぜ前のiPhoneをiCloudから削除する必要があるのか?
- 削除する前に必ず確認すべきこと
- 【方法1】iPhone/iPad本体の設定から削除する(デバイスが手元にある場合)
- 【方法2】iCloud.comから削除する(デバイスが手元にない場合)
- 【方法3】「探す」アプリまたはiCloud.com/findから削除する
- 【方法4】Apple IDアカウントページから削除する
- デバイスを削除できない場合のトラブルシューティング
- 売却・譲渡する際の完全な手順チェックリスト
- アクティベーションロックについて知っておくべきこと
- Apple IDのパスワードを変更してセキュリティを強化
- iCloudストレージから古いバックアップを削除する
- よくある質問(FAQ)
- Q1:iCloudからデバイスを削除すると、iCloud上のデータも削除されますか?
- Q2:デバイスを削除したのに、また表示されます
- Q3:売却したiPhoneをiCloudから削除し忘れました
- Q4:前の持ち主のApple IDが残っている中古iPhoneを購入しました
- Q5:複数のデバイスを一度に削除できますか?
- Q6:デバイスを削除すると、他のデバイスに影響はありますか?
- Q7:Apple IDのパスワードを忘れた場合はどうすればいいですか?
- Q8:デバイスを削除する前にバックアップは必要ですか?
- Q9:「このデバイスを削除」が表示されません
- Q10:削除したデバイスのバックアップは自動的に削除されますか?
- セキュリティのベストプラクティス
- トラブル発生時のAppleサポート連絡先
- まとめ
なぜ前のiPhoneをiCloudから削除する必要があるのか?

1. セキュリティ上のリスクを防ぐ
古いデバイスがiCloudに接続されたままだと、以下のような情報にアクセスされる可能性があります:
- iCloudメール
- 写真・動画
- 連絡先
- カレンダー
- メモ
- Safari のブックマークや閲覧履歴
- バックアップデータ
特に、デバイスを譲渡・売却した場合、新しい持ち主があなたのApple IDでログインしたままになっていると、個人情報が筒抜けになってしまいます。
2. iCloudストレージの容量を節約
不要なデバイスのバックアップがiCloudに残っていると、貴重なストレージ容量を無駄に占有してしまいます。
無料プランは5GBしかないので、古いデバイスのバックアップを削除するだけで、かなりの容量を確保できることがあります。
3. デバイス管理台数の制限
1つのApple IDに関連付けられるデバイスには上限があります。
使用していないデバイスを削除することで、新しいデバイスをスムーズに追加できます。
4. アクティベーションロックの解除
デバイスを売却・譲渡する場合、アクティベーションロックを解除しないと、新しい持ち主が使用できません。
iCloudからデバイスを正しく削除することで、アクティベーションロックも解除されます。
削除する前に必ず確認すべきこと
1. データのバックアップを確認
削除する前に、重要なデータが新しいデバイスやコンピュータに保存されているか確認してください。
確認すべきデータ:
- 写真・動画
- 連絡先
- メッセージ
- メモ
- アプリのデータ
- 書類
2. Apple Payのカード情報を削除
デバイスにクレジットカードやデビットカードが登録されている場合、削除前に必ず解除してください。
手順:
- iCloud.comにアクセス
- 「アカウント設定」を開く
- 削除するデバイスを選択
- Apple Payの「削除」をクリック
3. ペアリングされたApple Watchを解除
Apple Watchがペアリングされている場合、先に解除してください。
iPhone上で「Watch」アプリを開き、「すべてのWatchを解除」を実行します。
4. iMessageの登録を解除(Androidに乗り換える場合)
iPhoneから他社のスマートフォンに乗り換える場合は、iMessageの登録解除を忘れずに。
https://selfsolve.apple.com/deregister-imessage/ にアクセスして解除できます。
【方法1】iPhone/iPad本体の設定から削除する(デバイスが手元にある場合)
デバイスが手元にあり、正常に動作する場合は、これが最も簡単で確実な方法です。
ステップ1:iCloudバックアップを作成(任意)
削除前に最新のバックアップを作成しておくことをおすすめします。
- 「設定」→自分の名前→「iCloud」→「iCloudバックアップ」
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
- Wi-Fiに接続した状態で完了を待つ
ステップ2:iCloudからサインアウト
iOS 10.3以降の場合:
- 「設定」アプリを開く
- 画面上部の自分の名前をタップ
- 一番下までスクロールして「サインアウト」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力
- 「オフにする」をタップ
- デバイスに残したいデータを選択(写真、連絡先など)
- 注意:これらのデータはiCloudからは削除されず、デバイス本体にコピーが残ります
- 「サインアウト」をタップして確認
- もう一度「サインアウト」をタップして確定
iOS 10.2以前の場合:
- 「設定」→「iCloud」
- 一番下までスクロールして「サインアウト」をタップ
- もう一度「サインアウト」をタップ
- 「iPhoneから削除」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力
- 「設定」→「iTunes StoreとApp Store」
- Apple IDをタップ→「サインアウト」
ステップ3:デバイスを初期化(売却・譲渡する場合)
iOS 15以降:
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- 「続ける」をタップ
- パスコードを入力
- Apple IDのパスワードを入力(求められた場合)
- 「iPhoneを消去」をタップして確認
iOS 14以前:
- 「設定」→「一般」→「リセット」
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- パスコードを入力
- 「iPhoneを消去」をタップして確認
この操作により、以下が実行されます:
- すべてのデータが削除される
- Apple Pay、iMessage、FaceTime、iCloudがオフになる
- 「iPhoneを探す」がオフになる
- アクティベーションロックが解除される
【方法2】iCloud.comから削除する(デバイスが手元にない場合)
デバイスを既に手放してしまった、または手元にない場合は、iCloud.comから削除できます。
ステップ1:iCloud.comにアクセス
- パソコンまたはスマートフォンのブラウザで「https://www.icloud.com/」にアクセス
- Apple IDとパスワードでサインイン
- 二要素認証のコードを入力(求められた場合)
ステップ2:アカウント設定を開く
- iCloud.comのホーム画面で「アカウント設定」をクリック
- 画面をスクロールして「マイデバイス」セクションを探す
ステップ3:削除するデバイスを選択
- デバイスのリストから、削除したいiPhoneをクリック
- デバイスの詳細情報が表示されます
ステップ4:デバイスを削除
- 「アカウントから削除」をクリック
- 確認画面で「削除」をクリック
重要:
- デバイスがオンラインの場合、削除の前にデバイスを消去する必要があります
- デバイスがオフラインの場合、アクティベーションロックは即座に解除され、30日後にiCloudから自動的に削除されます
【方法3】「探す」アプリまたはiCloud.com/findから削除する
この方法は、デバイスを売却・譲渡する際に特に重要です。
iCloud.com/findを使う方法
ステップ1:Find Myにアクセス
- ブラウザで「https://www.icloud.com/find」にアクセス
- Apple IDとパスワードでサインイン
ステップ2:デバイスを選択
- 「すべてのデバイス」をクリック
- 削除したいiPhoneを選択
ステップ3:デバイスを消去
- 「iPhoneを消去」をクリック
- 確認画面で「消去」をクリック
- Apple IDのパスワードを入力
- 電話番号やメッセージは入力しない(紛失したわけではないため)
注意:デバイスがオフラインの場合、次回オンラインになったときに消去が実行されます。
ステップ4:デバイスを削除
- デバイスが消去されたら、「このデバイスを削除」をクリック
- 確認画面で「削除」をクリック
これにより:
- アクティベーションロックが即座にオフになります
- デバイスが「探す」から即座に削除されます
- 新しい持ち主がデバイスをアクティベートできるようになります
iPhoneの「探す」アプリから削除する方法
手元に別のiPhoneやiPadがある場合:
- 「探す」アプリを開く
- 画面下部の「デバイスを探す」をタップ
- 削除したいデバイスを選択
- 「このデバイスを削除」をタップ
- 確認画面で指示に従う
注意:デバイスがオフラインでないと削除できない場合があります。
【方法4】Apple IDアカウントページから削除する
ステップ1:Apple IDアカウントページにアクセス
- 「https://appleid.apple.com/」にアクセス
- Apple IDとパスワードでサインイン
- 二要素認証のコードを入力
ステップ2:デバイスセクションを確認
- 「デバイス」セクションをクリック
- iCloudに関連付けられているすべてのデバイスが表示されます
ステップ3:デバイスを削除
- 削除したいデバイスをクリック
- デバイスの詳細情報が表示されます
- 「アカウントから削除」をクリック
- 確認画面で「削除」をクリック
デバイスを削除できない場合のトラブルシューティング

問題1:「削除」ボタンがグレーアウトしている
原因:
デバイスがまだオンラインになっている可能性があります。
解決策:
- デバイスの電源を切る
- 数分待ってから再度削除を試す
- デバイスが完全にオフラインになっていることを確認
問題2:削除してもデバイスが再表示される
原因:
デバイスでまだApple IDにサインインしている状態です。
解決策:
- デバイスが手元にある場合:
- 「設定」→自分の名前→「サインアウト」を実行
- その後、デバイスを初期化
- デバイスが手元にない場合:
- Apple IDのパスワードを変更する
- これにより、そのデバイスからiCloudへのアクセスがブロックされます
問題3:「iPhoneを探す」がオンのままで削除できない
原因:
デバイスでまだ「iPhoneを探す」が有効になっています。
解決策:
- デバイスが手元にある場合:
- 「設定」→自分の名前→「探す」→「iPhoneを探す」
- 「iPhoneを探す」をオフにする
- Apple IDのパスワードを入力
- デバイスが手元にない場合:
- iCloud.com/findにアクセス
- デバイスを消去してから削除
問題4:Apple IDのパスワードを忘れた
解決策:
- 「https://iforgot.apple.com/」にアクセス
- Apple IDを入力
- パスワードリセット方法を選択:
- メールで受信
- セキュリティ質問に答える
- 信頼できる電話番号にSMSで受信
- 指示に従ってパスワードをリセット
問題5:二要素認証のコードが受信できない
解決策:
- 他の信頼できるデバイスからコードを取得:
- iPhone/iPad:「設定」→自分の名前→「パスワードとセキュリティ」→「確認コードを取得」
- Mac:Appleメニュー→「システム設定」→Apple ID→「パスワードとセキュリティ」→「確認コードを取得」
- 信頼できる電話番号に音声通話でコードを受け取る
- アカウント復旧を申請する(最終手段)
売却・譲渡する際の完全な手順チェックリスト
デバイスを売却または譲渡する場合は、以下の手順を必ず実行してください。
ステップ1:データのバックアップ(任意)
- [ ] 新しいデバイスにデータを転送済み
- [ ] または、iCloudバックアップを作成済み
- [ ] または、iTunesまたはFinderでコンピュータにバックアップ済み
ステップ2:Apple Watchとのペアリング解除
- [ ] iPhoneの「Watch」アプリで「すべてのWatchを解除」を実行
ステップ3:Apple Payの削除
- [ ] iCloud.comでApple Payのカード情報を削除
- [ ] または、デバイスの「ウォレット」アプリですべてのカードを削除
ステップ4:iMessageの登録解除(Androidに乗り換える場合)
- [ ] https://selfsolve.apple.com/deregister-imessage/ で登録解除
ステップ5:iCloudからサインアウト
- [ ] 「設定」→自分の名前→「サインアウト」を実行
- [ ] Apple IDのパスワードを入力して確認
ステップ6:デバイスの初期化
- [ ] 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」
ステップ7:iCloudからデバイスを削除(念のため確認)
- [ ] iCloud.comまたはiCloud.com/findでデバイスが削除されていることを確認
ステップ8:SIMカードを取り出す
- [ ] SIMカードトレイからSIMカードを取り出す
ステップ9:アクセサリを含める
- [ ] 充電ケーブル、箱、説明書など(あれば)
ステップ10:最終確認
- [ ] デバイスが初期設定画面(「こんにちは」画面)になっていることを確認
- [ ] 新しい持ち主がアクティベーションロックなしでセットアップできることを確認
アクティベーションロックについて知っておくべきこと
アクティベーションロックとは?
アクティベーションロックは、「iPhoneを探す」がオンの時に自動的に有効になるセキュリティ機能です。
この機能により、あなたのApple IDとパスワードがないと、誰もデバイスを使用できなくなります。
アクティベーションロックの確認方法
デバイスを初期化後、以下の画面が表示される場合、アクティベーションロックがかかっています:
- 「iPhoneをアクティベート」
- 「アクティベーションロック」
- Apple IDとパスワードの入力を求められる
売却前に必ずアクティベーションロックを解除
デバイスを売却・譲渡する前に、必ずアクティベーションロックを解除してください。
解除しないと、新しい持ち主がデバイスを使用できず、トラブルになります。
アクティベーションロックの解除方法
デバイスが手元にある場合:
- 「設定」→自分の名前→「探す」→「iPhoneを探す」
- 「iPhoneを探す」をオフにする
- Apple IDのパスワードを入力
- その後、デバイスを初期化
デバイスが手元にない場合:
- iCloud.com/findにアクセス
- デバイスを選択
- 「iPhoneを消去」をクリック
- 消去完了後、「このデバイスを削除」をクリック
中古デバイスを購入した際にアクティベーションロックがかかっている場合
対処法:
- 前の持ち主に連絡して、iCloud.comから削除してもらう
- 連絡が取れない場合は、購入証明書を持ってAppleサポートに連絡
- Appleが正式な購入を確認できれば、アクティベーションロックを解除してくれます
注意:
- 購入証明書(レシート)がない場合、Appleは対応できません
- サードパーティの「アクティベーションロック解除ツール」は詐欺の可能性が高いので使用しないでください
Apple IDのパスワードを変更してセキュリティを強化
デバイスを手放した後、念のためApple IDのパスワードを変更することをおすすめします。
パスワード変更の手順
- 「https://appleid.apple.com/」にアクセス
- Apple IDとパスワードでサインイン
- 「セキュリティ」セクションで「パスワードを変更」をクリック
- 現在のパスワードを入力
- 新しいパスワードを2回入力
- 「パスワードを変更」をクリック
パスワード変更後、すべてのデバイスで再度サインインが必要になります。
iCloudストレージから古いバックアップを削除する
デバイスを削除しても、そのデバイスのバックアップはiCloudに残っている場合があります。
バックアップの削除方法(iPhone/iPad)
- 「設定」→自分の名前→「iCloud」
- 「ストレージを管理」をタップ
- 「バックアップ」をタップ
- 削除したいデバイスのバックアップを選択
- 「バックアップを削除」をタップ
- 確認画面で「オフにして削除」をタップ
バックアップの削除方法(Mac)
- Appleメニュー→「システム設定」→Apple ID
- 「iCloud」をクリック
- 「管理」をクリック
- 「バックアップ」を選択
- 削除したいデバイスのバックアップを選択
- 「削除」をクリック
バックアップの削除方法(iCloud.com)
- iCloud.comにサインイン
- 「アカウント設定」を開く
- 「ストレージを管理」をクリック
- 「バックアップ」を選択
- 削除したいデバイスのバックアップを選択
- 「削除」をクリック
よくある質問(FAQ)
Q1:iCloudからデバイスを削除すると、iCloud上のデータも削除されますか?
A:いいえ、削除されません。iCloudからデバイスを削除しても、iCloud上の写真、連絡先、カレンダー、メモなどのデータはそのまま残ります。これらのデータには、他のデバイスや iCloud.com からアクセスできます。
Q2:デバイスを削除したのに、また表示されます
A:デバイスでまだApple IDにサインインしている状態だと、再度表示されることがあります。デバイスが手元にある場合は、「設定」からサインアウトしてください。手元にない場合は、Apple IDのパスワードを変更することで、そのデバイスからのアクセスをブロックできます。
Q3:売却したiPhoneをiCloudから削除し忘れました
A:iCloud.com/find にアクセスして、デバイスを消去→削除してください。これにより、新しい持ち主がアクティベーションロックで困ることを防げます。
Q4:前の持ち主のApple IDが残っている中古iPhoneを購入しました
A:前の持ち主に連絡して、iCloud.comから削除してもらってください。連絡が取れない場合は、購入証明書を持ってApple サポート(https://support.apple.com/ja-jp または 0120-277-535)に問い合わせてください。
Q5:複数のデバイスを一度に削除できますか?
A:残念ながら、一度に複数のデバイスを削除する機能はありません。デバイスを1台ずつ削除する必要があります。
Q6:デバイスを削除すると、他のデバイスに影響はありますか?
A:いいえ、影響はありません。1台のデバイスをiCloudから削除しても、他のデバイスは正常に動作し続けます。
Q7:Apple IDのパスワードを忘れた場合はどうすればいいですか?
A:「https://iforgot.apple.com/」にアクセスして、パスワードをリセットしてください。メールアドレス、セキュリティ質問、または信頼できる電話番号を使ってリセットできます。
Q8:デバイスを削除する前にバックアップは必要ですか?
A:既に新しいデバイスにデータを転送済みであれば必須ではありませんが、念のため最新のバックアップを作成しておくことをおすすめします。重要なデータが失われるリスクを避けられます。
Q9:「このデバイスを削除」が表示されません
A:デバイスがまだオンラインになっている可能性があります。デバイスの電源を切って、完全にオフラインにしてから再度試してください。
Q10:削除したデバイスのバックアップは自動的に削除されますか?
A:いいえ、デバイスのバックアップは別途削除する必要があります。「設定」→自分の名前→「iCloud」→「ストレージを管理」→「バックアップ」から削除できます。
セキュリティのベストプラクティス
1. デバイスを手放す前に必ず初期化
売却、譲渡、下取りに出す前に、必ずデバイスを初期化してください。
個人情報の漏洩を防ぐために非常に重要です。
2. 定期的にデバイスリストを確認
少なくとも半年に1回は、Apple IDアカウントページでデバイスリストを確認しましょう。
使用していないデバイスがあれば削除してください。
3. 二要素認証を必ず有効にする
二要素認証は、Apple IDのセキュリティを大幅に向上させます。
まだ有効にしていない場合は、「設定」→自分の名前→「パスワードとセキュリティ」から設定してください。
4. 強力なパスワードを使用
Apple IDのパスワードは、以下の条件を満たすものを使用してください:
- 8文字以上
- 大文字と小文字を含む
- 数字を含む
- 他のサービスで使用していない固有のパスワード
5. パスワードマネージャーを使用
Apple IDのパスワードを忘れないように、パスワードマネージャーアプリで管理することをおすすめします。
iPhoneの「キーチェーン」やサードパーティのパスワードマネージャーを活用しましょう。
6. 怪しいログイン通知に注意
Appleから「お客様のApple IDが、ウェブブラウザからiCloudへのサインインに使用されました」というメールが届いた場合、身に覚えがなければすぐにパスワードを変更してください。
7. 公共のコンピュータでサインインしない
図書館やネットカフェなど、公共のコンピュータでApple IDにサインインするのは避けましょう。
どうしても必要な場合は、必ずサインアウトしてください。
トラブル発生時のAppleサポート連絡先

自分で解決できない場合は、Appleの公式サポートに問い合わせましょう。
Appleサポートの連絡方法
電話:
0120-277-535(日本)
受付時間:9:00〜21:00(年中無休)
Appleサポートアプリ:
別のiPhoneやiPadから「Apple サポート」アプリをダウンロードして問い合わせ
オンライン:
https://support.apple.com/ja-jp/contact
Apple Store Genius Bar:
最寄りのApple Storeで予約して、直接相談
サポートに問い合わせる際に準備するもの
- Apple ID(メールアドレス)
- 削除したいデバイスのシリアル番号またはIMEI
- 購入証明書(アクティベーションロックの解除を依頼する場合)
- 問題の詳細(いつから、どんな状況で発生したか)
まとめ
iCloudから前のiPhoneを削除することは、セキュリティとプライバシーを守るために非常に重要です。
デバイスが手元にある場合:
- iCloudバックアップを作成(任意)
- Apple Payを削除
- Apple Watchとのペアリングを解除
- iCloudからサインアウト
- デバイスを初期化
- iCloud.comで削除を確認
デバイスが手元にない場合:
- iCloud.comまたはiCloud.com/findにアクセス
- デバイスを消去
- デバイスを削除
重要なポイント:
- デバイスを売却・譲渡する前に必ず削除する
- アクティベーションロックを必ず解除する
- 古いバックアップもiCloudから削除する
- 定期的にデバイスリストを確認する
- 二要素認証を有効にしてセキュリティを強化する
これらの手順を正しく実行すれば、個人情報の漏洩を防ぎ、新しい持ち主もスムーズにデバイスを使用できます。
少し手間がかかりますが、あなたの大切なデータとプライバシーを守るために、必ず実行してくださいね!
この記事が、iCloudからの前のiPhone削除に役立てば幸いです。不明な点があれば、遠慮なくAppleサポートに問い合わせてください。

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