Google Driveに大きいファイルがアップロードできない!原因と解決策を徹底解説

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「大事なファイルをGoogle Driveにアップロードしようとしたのに、なぜかエラーになってしまう…」

そんな経験はありませんか?特に動画ファイルや大容量のデータを扱っていると、アップロードが途中で止まったり、失敗してしまったりすることがあります。

この記事では、Google Driveで大きいファイルがアップロードできない原因と、その解決策を分かりやすく解説していきます。

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  1. なぜGoogle Driveに大きいファイルをアップロードできないの?
    1. 【原因1】Google Driveの容量がいっぱいになっている
    2. 【原因2】ファイルのサイズが大きすぎる
    3. 【原因3】1日のアップロード制限を超えている
    4. 【原因4】インターネット接続が不安定
    5. 【原因5】ファイル名に特殊な文字が含まれている
    6. 【原因6】ブラウザのキャッシュやCookieの問題
    7. 【原因7】共有フォルダの権限設定の問題
    8. 【原因8】セキュリティソフトやファイアウォールの干渉
    9. 【原因9】Google Drive側のサーバー障害
  2. Google Driveに大きいファイルをアップロードするための解決策
    1. 【解決策1】Google Driveの空き容量を確保する
    2. 【解決策2】ファイルを圧縮または分割する
    3. 【解決策3】1日のアップロード制限を回避する
    4. 【解決策4】インターネット接続を改善する
    5. 【解決策5】ファイル名を変更する
    6. 【解決策6】ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
    7. 【解決策7】共有フォルダの権限を確認してもらう
    8. 【解決策8】セキュリティソフトを一時的に無効化する
    9. 【解決策9】別のブラウザやデバイスを試す
    10. 【解決策10】Google Driveのステータスを確認する
    11. 【解決策11】パソコンやブラウザを再起動する
  3. 大きいファイルをアップロードする際の便利なコツ
    1. アップロードは深夜や早朝に行う
    2. 複数のファイルは少しずつアップロードする
    3. 「バックアップと同期」機能を活用する
    4. アップロード前に容量を確認する習慣をつける
  4. まとめ:原因を特定して適切な対処をしよう

なぜGoogle Driveに大きいファイルをアップロードできないの?

まずは、アップロードできない主な原因を見ていきましょう。原因が分かれば、対処法も見えてきますよ。

【原因1】Google Driveの容量がいっぱいになっている

最も多いのがこの原因です。

Google Driveの無料プランでは、15GBまでしか保存できません。しかも、この15GBはGmail、Googleフォトと共有されています。

つまり、Google Driveに10GBのファイルを保存していて、Gmailで3GB使っていたら、残りは2GBしかないんです。そこに5GBのファイルをアップロードしようとしても、当然失敗してしまいます。

確認方法:

Google Driveを開くと、左下に「保存容量」という項目があります。ここで、現在どれくらいの容量を使っているか確認できますよ。

【原因2】ファイルのサイズが大きすぎる

Google Driveには、1つのファイルにつき5TBまでという上限があります。

5TBはかなり大きなサイズなので、普通に使っている分にはほとんど問題ありません。しかし、超高画質の動画編集データや、大量の画像をまとめたアーカイブファイルなどでは、この制限に引っかかる可能性があります。

【原因3】1日のアップロード制限を超えている

実は、Google Driveには「1日に750GBまで」というアップロード制限があります。

この制限に達すると、翌日(24時間後)まで新しいファイルをアップロードできなくなってしまうんです。大量のファイルを一気にアップロードしている場合は、この制限に引っかかっているかもしれません。

注意点:

  • この制限は、すべてのGoogle Drive(マイドライブ、共有ドライブ含む)の合計です
  • 750GBを超えるファイルを1つアップロードしようとした場合も、制限に引っかかります
  • 制限がリセットされるまで、24時間待つ必要があります

【原因4】インターネット接続が不安定

大きいファイルをアップロードするには、安定したインターネット接続が必要です。

Wi-Fiの電波が弱かったり、公共のWi-Fiを使っていたりすると、アップロードが途中で切れてしまうことがあります。特に数GBを超えるファイルだと、アップロードに時間がかかるため、その間に接続が不安定になる可能性が高くなるんです。

【原因5】ファイル名に特殊な文字が含まれている

意外と見落としがちなのが、ファイル名の問題です。

以下のような特殊文字が含まれていると、アップロードに失敗することがあります:

  • コロン(:)
  • スラッシュ(/)
  • バックスラッシュ(\)
  • 疑問符(?)
  • アスタリスク(*)
  • 半角カタカナ
  • 機種依存文字

パソコンでは問題なく使えていても、Google Drive側で受け付けられない文字があるんですね。

【原因6】ブラウザのキャッシュやCookieの問題

ブラウザに溜まったキャッシュ(一時ファイル)やCookieが原因で、アップロードがうまくいかないケースもあります。

特に長期間ブラウザを使い続けていると、キャッシュが大量に溜まって動作が不安定になることがあるんです。

【原因7】共有フォルダの権限設定の問題

他の人から共有されたフォルダにアップロードしようとしている場合、権限の設定が原因かもしれません。

Google Driveには、以下の3つの権限レベルがあります:

  1. 閲覧者:ファイルを見ることだけできる
  2. 閲覧者(コメント可):ファイルを見てコメントできる
  3. 編集者:ファイルの追加・編集・削除ができる

「閲覧者」や「閲覧者(コメント可)」の権限しか与えられていない場合、新しいファイルをアップロードすることはできません。

【原因8】セキュリティソフトやファイアウォールの干渉

ウイルス対策ソフトやファイアウォールが、アップロードをブロックしているケースもあります。

特に大きなファイルをアップロードする際、セキュリティソフトが「怪しい通信」と判断して遮断してしまうことがあるんです。

【原因9】Google Drive側のサーバー障害

頻度は少ないですが、Google Drive自体に不具合が発生している可能性もあります。

サーバーメンテナンス中だったり、一時的な障害が起きていたりすると、アップロードができなくなります。

Google Driveに大きいファイルをアップロードするための解決策

ここからは、具体的な解決策を見ていきましょう。問題の原因に応じて、適切な方法を試してみてください。

【解決策1】Google Driveの空き容量を確保する

容量不足の場合は、以下の方法で空き容量を増やしましょう。

不要なファイルを削除する:

  1. Google Driveにアクセスします
  2. 左側のメニューから「保存容量」をクリックします
  3. 容量の大きいファイルが上位に表示されるので、不要なものを選んで削除します

ゴミ箱を空にする:

ファイルを削除しただけでは、完全には消えていません。ゴミ箱に移動しただけの状態です。

  1. 左側のメニューから「ゴミ箱」を開きます
  2. 「ゴミ箱を空にする」をクリックします

これで、ストレージ容量が本当に解放されます。

Gmailの添付ファイルを整理する:

Gmailの古いメールに大きな添付ファイルがある場合、それも容量を圧迫しています。不要なメールを削除しましょう。

Google Oneで容量を追加する:

無料の15GBでは足りない場合、有料プランの「Google One」を検討してみてください。

  • 100GB:月額250円
  • 200GB:月額380円
  • 2TB:月額1,300円

年間プランなら、さらにお得に利用できます。

【解決策2】ファイルを圧縮または分割する

ファイルサイズが大きすぎる場合は、以下の方法を試してみましょう。

ZIP形式で圧縮する:

複数のファイルをまとめてアップロードする場合、ZIP形式に圧縮すると容量を節約できることがあります。

ただし、すでに圧縮されている動画ファイル(MP4など)や画像ファイル(JPEGなど)は、ZIPにしてもあまり小さくなりません。

ファイルを分割する:

5TBを超える超大容量ファイルの場合、専用のソフトを使ってファイルを分割してからアップロードしましょう。

動画の解像度を下げる:

動画ファイルの場合、解像度を下げることで大幅にファイルサイズを小さくできます。

例えば、4K動画を1080p(フルHD)に変換するだけで、ファイルサイズが半分以下になることもあります。

【解決策3】1日のアップロード制限を回避する

750GB/日の制限に引っかかった場合は、以下の対処法があります。

24時間待つ:

制限は24時間でリセットされるので、時間をおいてから再度アップロードしましょう。

オフピーク時間帯にアップロードする:

深夜や早朝など、インターネットの利用者が少ない時間帯を狙うと、アップロードが速く安定します。

複数のGoogleアカウントを使い分ける:

750GBの制限はアカウント単位なので、複数のアカウントを持っている場合は、それぞれのアカウントで分散してアップロードすることもできます。

【解決策4】インターネット接続を改善する

ネットワーク環境を見直してみましょう。

有線接続に切り替える:

Wi-Fiよりも、LANケーブルを使った有線接続の方が安定します。大きなファイルをアップロードする際は、可能な限り有線接続を使いましょう。

Wi-Fiルーターに近づく:

無線接続を使う場合は、ルーターの近くでアップロードしてください。障害物が少ないほど、電波が安定します。

公共Wi-Fiを避ける:

カフェや図書館などの公共Wi-Fiは、速度制限がかかっていたり、不安定だったりすることが多いです。大切なファイルのアップロードは、自宅や職場の安定したネットワークで行いましょう。

ネットワーク速度をテストする:

インターネット速度測定サイト(例:Speedtest.net)で、アップロード速度を確認してみてください。極端に遅い場合は、プロバイダーに問い合わせることも検討しましょう。

【解決策5】ファイル名を変更する

特殊文字を含むファイル名を変更しましょう。

安全なファイル名の例:

  • report_2024.pdf(アンダースコアと数字)
  • video-final.mp4(ハイフンとアルファベット)
  • data01.zip(数字とアルファベット)

基本的には、英数字とハイフン(-)、アンダースコア(_)のみを使うのが安全です。

日本語のファイル名も使えますが、全角記号や半角カタカナは避けた方が無難ですね。

【解決策6】ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする

ブラウザに溜まったデータを削除してみましょう。

Google Chromeの場合:

  1. ブラウザ右上の「︙」(三点リーダー)をクリックします
  2. 「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」を選択します
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れます
  4. 「データを消去」をクリックします

その後、Google Driveに再度ログインして、アップロードを試してみてください。

シークレットモードで試す:

ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジング)を使うと、拡張機能やキャッシュの影響を受けずにアップロードできます。

Chromeなら「Ctrl + Shift + N」(Macは「Command + Shift + N」)でシークレットモードを開けます。

【解決策7】共有フォルダの権限を確認してもらう

共有フォルダにアップロードできない場合は、フォルダの所有者に連絡して、「編集者」権限を付与してもらいましょう。

権限の確認方法(所有者向け):

  1. 該当するフォルダを右クリックします
  2. 「共有」を選択します
  3. ユーザーの名前の横にある権限レベルを確認します
  4. 「閲覧者」になっている場合は、「編集者」に変更します

【解決策8】セキュリティソフトを一時的に無効化する

セキュリティソフトが原因の場合、一時的に無効化してみましょう。

注意点:

  • セキュリティソフトを無効化している間は、ウイルス感染のリスクが高まります
  • アップロードが終わったら、すぐに有効化し直してください
  • 信頼できるファイルのみアップロードしましょう

Windows Defenderファイアウォールを無効化する方法:

  1. スタートメニューから「Windows セキュリティ」を開きます
  2. 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックします
  3. アクティブなネットワークを選択します
  4. 「Microsoft Defender ファイアウォール」をオフにします

アップロード後は、必ず再度オンにしてくださいね。

【解決策9】別のブラウザやデバイスを試す

使っているブラウザに問題がある場合は、別のブラウザを試してみましょう。

  • Google Chromeを使っている場合→Microsoft EdgeやFirefoxを試す
  • パソコンでうまくいかない場合→スマートフォンのアプリから試す
  • ブラウザ版でダメな場合→「パソコン版Google Driveアプリ」を使う

パソコン版Google Driveアプリは、Googleの公式サイトからダウンロードできます。このアプリを使うと、エクスプローラー(Windowsの場合)やFinder(Macの場合)から直接ファイルをアップロードできて便利ですよ。

【解決策10】Google Driveのステータスを確認する

Google Drive側に障害が発生していないか確認しましょう。

確認方法:

「Google Workspace ステータスダッシュボード」にアクセスして、Google Driveのステータスを確認します。

サービス障害やメンテナンス中の表示がある場合は、復旧を待つしかありません。通常、数時間以内に解決することが多いです。

また、「Downdetector」などのサイトで、他のユーザーも同じ問題を報告していないか確認するのも良いでしょう。

【解決策11】パソコンやブラウザを再起動する

シンプルですが、意外と効果的なのが再起動です。

試してみる順番:

  1. ブラウザを完全に閉じてから、再度開く
  2. それでもダメなら、パソコン自体を再起動する
  3. Wi-Fiルーターも再起動してみる

特に長時間パソコンを使い続けていると、メモリ不足などで動作が不安定になることがあります。再起動することで、これらの問題がリセットされるんです。

大きいファイルをアップロードする際の便利なコツ

最後に、今後スムーズにアップロードするための便利なコツをいくつか紹介します。

アップロードは深夜や早朝に行う

インターネットの混雑が少ない時間帯を選ぶと、アップロード速度が速くなります。

特に動画ファイルなど、数十GBを超えるファイルをアップロードする場合は、寝る前に開始して朝まで放置しておくのも良い方法です。

複数のファイルは少しずつアップロードする

一度に大量のファイルをアップロードしようとすると、どこかで失敗したときに全部やり直しになってしまいます。

少しずつ分けてアップロードすれば、途中で失敗しても被害が少なくて済みますよ。

「バックアップと同期」機能を活用する

パソコン版Google Driveアプリの「バックアップと同期」機能を使うと、指定したフォルダを自動的にGoogle Driveにアップロードしてくれます。

一度設定しておけば、ファイルを保存するだけで自動的にクラウドにバックアップされるので、手動でアップロードする手間が省けます。

アップロード前に容量を確認する習慣をつける

大きなファイルをアップロードする前に、Google Driveの空き容量を確認する習慣をつけましょう。

「保存容量」の表示を見て、余裕があることを確認してからアップロードすれば、途中で失敗することが減ります。

まとめ:原因を特定して適切な対処をしよう

Google Driveに大きいファイルがアップロードできない原因は、主に以下の9つです:

  1. Google Driveの容量不足
  2. ファイルサイズが5TBを超えている
  3. 1日750GBのアップロード制限
  4. インターネット接続の不安定さ
  5. ファイル名の特殊文字
  6. ブラウザのキャッシュやCookieの問題
  7. 共有フォルダの権限不足
  8. セキュリティソフトの干渉
  9. Google Drive側のサーバー障害

まずは自分がどの原因に当てはまるか確認して、それに応じた解決策を試してみてください。

多くの場合、容量不足やネットワーク接続の問題が原因なので、この2つを最初にチェックするのがおすすめです。

それでも解決しない場合は、ブラウザのキャッシュクリアや、別のブラウザでの試行など、複数の対策を組み合わせてみましょう。

快適なGoogle Driveライフを送ってくださいね!

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