Chatworkを使い始めたけど、「コンタクトって何?」「どうやって追加するの?」と疑問に思っていませんか?
ビジネスチャットツールのChatworkで円滑にコミュニケーションを取るには、まず相手を「コンタクト」に追加する必要があります。
この記事では、Chatworkのコンタクト機能について、基礎知識から具体的な追加方法、管理のコツまで分かりやすく解説していきます。Chatwork初心者の方も、これを読めば安心して使いこなせるようになりますよ。
Chatworkの「コンタクト」とは何か

まず、Chatworkにおける「コンタクト」の意味を理解しておきましょう。
コンタクトの定義
Chatworkの「コンタクト」とは、Chatwork上でやり取りができる相手の連絡先のことです。
簡単に言えば、LINEの友だちリストやメールの連絡帳のようなものですね。Chatworkでメッセージのやり取りをするためには、相手のコンタクトが自分の「コンタクト一覧」に追加されている必要があります。
なぜコンタクト追加が必要なのか
Chatworkでは、以下の2つの方法でコミュニケーションを取ります。
ダイレクトチャット(1対1のチャット)
特定の相手と2人だけでやり取りする機能です。個人的な連絡や、グループに含めたくない内容を話すときに使います。
グループチャット(複数人のチャット)
プロジェクトチームや部署単位など、複数のメンバーで情報を共有する機能ですね。
この2つのうち、特にダイレクトチャットを始めるには、相手が自分のコンタクト一覧に入っている必要があるんです。また、グループチャットにメンバーを招待する際も、基本的にはコンタクト一覧から選ぶことになります。
コンタクトとグループチャットの関係
少し混乱しやすいポイントなので、整理しておきましょう。
グループチャットでやり取りをしている相手が、必ずしも自分のコンタクト一覧に入っているとは限りません。
例えば、あなたがプロジェクトのグループチャットに参加していて、そこに田中さんもいるとします。でも、田中さんとコンタクトを繋げていなければ、直接ダイレクトチャットを始めることはできないんです。
「グループチャットでは話せるけど、個別にメッセージは送れない」という状態になるわけですね。
コンタクト一覧を確認する方法
自分のコンタクト一覧を見てみましょう。
コンタクト管理画面の開き方
Chatwork画面の右上に、人のアイコンに「+」マークが重なったボタンがあります。これが「コンタクト管理」ボタンです。
このボタンをクリックすると、コンタクト管理画面がポップアップで表示されます。
コンタクト管理画面のタブ構成
コンタクト管理画面には、いくつかのタブがあります。
コンタクト一覧
すでに追加済みのコンタクトを一覧で確認できます。登録されている相手の名前や所属が表示されますよ。
利用中の知り合いを探す
すでにChatworkを使っている人を検索して、コンタクト追加の申請ができます。
招待してつながる
まだChatworkを使っていない人に、招待メールを送る機能です。相手が登録すると自動的にコンタクトが繋がります。
未承認
あなたに送られてきたコンタクト追加の申請が表示されます。承認または拒否を選べます。
承認依頼中
あなたが他のユーザーに送ったコンタクト追加の申請のうち、まだ相手が承認していないものが表示されます。
コンタクトの追加方法【3つの検索方法】
それでは、具体的にコンタクトを追加する方法を見ていきましょう。
追加の基本的な流れ
コンタクト追加は、以下の流れで行います。
- コンタクト管理画面を開く
- 相手を検索する
- コンタクト追加の申請を送る
- 相手が承認する
- コンタクト一覧に追加される
つまり、相互承認制になっているんですね。勝手に相手のコンタクトに追加されることはないので、安心です。
方法1:メールアドレスで検索する(最も確実)
一番確実にコンタクトを追加できる方法です。
手順
- コンタクト管理の「利用中の知り合いを探す」タブを開く
- 検索欄に相手のメールアドレスを入力
- Enterキーを押すか、検索ボタンをクリック
- 検索結果に表示された相手を確認
- 「コンタクトに追加」ボタンをクリック
- 必要に応じてメッセージを入力(任意)
- 「送信」ボタンをクリック
メールアドレス検索のメリット
Chatworkに登録しているメールアドレスは、すべて検索に表示される仕様になっています(2024年時点)。そのため、相手のメールアドレスさえ知っていれば、確実に見つけることができるんです。
名前だと同姓同名の可能性がありますが、メールアドレスなら間違える心配がありませんね。
方法2:Chatwork IDで検索する(推奨)
Chatwork IDとは、各ユーザーが自分で設定できる固有の識別番号のことです。
手順
- コンタクト管理の「利用中の知り合いを探す」タブを開く
- 検索欄に相手のChatwork IDを入力
- Enterキーを押すか、検索ボタンをクリック
- 検索結果に表示された相手を確認
- 「コンタクトに追加」ボタンをクリック
- 必要に応じてメッセージを入力(任意)
- 「送信」ボタンをクリック
Chatwork ID検索のメリット
Chatwork IDは重複することがないため、確実に相手を特定できます。
「メールアドレスを教えるのは抵抗がある」という場合でも、Chatwork IDなら気軽に共有できますね。公式でも、Chatwork ID検索の利用が推奨されています。
Chatwork IDの確認・設定方法
自分のChatwork IDを確認したり、変更したりする方法はこちらです。
- Chatwork画面右上の自分の名前をクリック
- 「プロフィール」を選択
- 「プロフィールを編集」をクリック
- 「Chatwork ID」の欄で確認・変更ができます
- 変更したら「保存する」をクリック
初期状態では自動で割り当てられていますが、覚えやすいIDに変更することもできますよ。
方法3:名前で検索する
相手の名前を入力して検索することもできます。
手順
- コンタクト管理の「利用中の知り合いを探す」タブを開く
- 検索欄に相手の名前を入力
- Enterキーを押すか、検索ボタンをクリック
- 検索結果に複数の候補が表示される場合があります
- プロフィール情報を確認して、正しい相手を選ぶ
- 「コンタクトに追加」ボタンをクリック
- 必要に応じてメッセージを入力(任意)
- 「送信」ボタンをクリック
名前検索の注意点
名前検索は便利ですが、同姓同名の人が複数いる可能性があります。特に「田中」「佐藤」など、よくある名前の場合は検索結果が多くなりますね。
間違った相手にコンタクト申請を送らないよう、所属や他の情報を確認してから追加しましょう。
コンタクト追加の承認・拒否
相手からコンタクト追加の申請が届いた場合の対応方法です。
コンタクト申請の通知
コンタクト追加の申請が届くと、以下のような通知があります。
・コンタクト管理アイコンに赤い数字(通知バッジ)が表示される
・登録しているメールアドレスに通知メールが届く
承認する方法
- コンタクト管理ボタンをクリック
- 「未承認」タブを開く
- 申請が届いている相手の情報を確認
- 「承認する」ボタンをクリック
これで、相手とのコンタクトが繋がり、ダイレクトチャットができるようになります。
拒否する方法
知らない相手や、やり取りする必要のない相手からの申請は拒否することもできます。
- コンタクト管理ボタンをクリック
- 「未承認」タブを開く
- 拒否したい相手を確認
- 「拒否する」ボタンをクリック
拒否しても、相手に通知が行くわけではありません。単に申請が承認されないだけなので、安心してください。
申請前の確認ポイント
誤って知らない人を承認してしまわないよう、以下を確認しましょう。
・相手の名前(表示名)
・所属や会社名
・メッセージ欄に書かれた自己紹介や目的
・アイコン画像
心当たりのない相手からの申請は、安易に承認しない方が安全です。
グループチャットメンバーからコンタクトを追加する
すでにグループチャットで一緒にいるメンバーを、コンタクトに追加する方法もあります。
グループメンバーリストから追加
- グループチャット画面を開く
- 画面右上の「○」で囲まれた「このチャットのメンバー」をクリック
- メンバー一覧が表示される
- 「コンタクト未追加」の欄を確認
- 追加したいメンバーをクリック
- 「コンタクトに追加」をクリック
- 必要に応じてメッセージを入力
- 「送信」をクリック
この方法なら、「この人と個別に連絡を取りたい」と思ったとき、すぐにコンタクト追加ができて便利ですね。
まだChatworkを使っていない人を招待する方法
相手がまだChatworkアカウントを持っていない場合は、招待機能を使います。
メールで招待する方法
手順
- コンタクト管理の「招待してつながる」タブを開く
- 「メールで招待する」欄に相手のメールアドレスを入力
- 任意でメッセージを追加(招待メール内に表示されます)
- 「招待を送信」ボタンをクリック
複数人をまとめて招待
一度に複数の人を招待することもできます。
・「招待するメールアドレスを追加」ボタンを押すと、入力欄が追加されます
・「一括追加」ボタンを押すと、改行区切りで複数のメールアドレスを入力できます
招待メールの仕組み
招待された相手がChatworkに登録すると、自動的にあなたのコンタクト一覧に追加されます。相互承認の手間が省けるので、スムーズにコミュニケーションを始められますね。
リンクを共有して招待する方法
メールアドレスを知らない相手にも、招待リンクで招待できます。
- コンタクト管理の「招待してつながる」タブを開く
- 「リンクを共有して招待する」の欄を確認
- 表示されているリンクをコピー
- LINE、SNS、メールなど任意の方法で相手にリンクを送る
相手がそのリンクからChatworkに登録すると、自動的にコンタクトが繋がります。
コンタクト数の制限について
Chatworkのコンタクトには、プランによって制限があります。
フリープランの制限
無料のフリープランでは、組織外のユーザーとのコンタクト数が20人までに制限されています。
「組織外」というのは、同じ会社や組織のメンバー以外という意味です。社外の取引先やフリーランスの方などが該当しますね。
制限に達した場合
すでに20人の組織外コンタクトがいる状態で、新しくコンタクトを追加しようとすると、「承認依頼を送信できません」というメッセージが表示されます。
この場合は、使っていないコンタクトを削除するか、有料プランへのアップグレードを検討しましょう。
有料プランの場合
ビジネスプラン
コンタクト数は無制限です。組織外のユーザーとも制限なく繋がることができます。
エンタープライズプラン
こちらもコンタクト数は無制限です。さらにセキュリティ機能が強化されています。
組織契約の特別ルール
組織契約(企業でまとめて契約している場合)を利用していると、少し仕組みが異なります。
管理者によって「組織内ユーザー」として登録されたメンバーは、自動的にお互いのコンタクト一覧に追加されます。わざわざコンタクト申請をする必要がないんですね。
社内メンバーとすぐにコミュニケーションを取れるので、導入がスムーズになります。
コンタクトを削除する方法
もうやり取りする必要がなくなった相手は、コンタクトから削除できます。
削除の手順
- コンタクト管理ボタンをクリック
- 「コンタクト一覧」タブを開く
- 削除したい相手を探す
- 相手の名前にカーソルを合わせると「×」ボタンが表示される
- 「×」ボタンをクリック
- 確認画面で「削除」をクリック
コンタクト削除の注意点
コンタクトを削除すると、ダイレクトチャットの履歴も削除されます。
大切なやり取りがある場合は、削除する前に必要な情報を保存しておきましょう。ファイルも含めて、すべてのやり取りが見られなくなります。
ただし、グループチャットの履歴は削除されません。グループチャット内での過去のやり取りは、引き続き閲覧できますよ。
削除後の再追加
間違って削除してしまった場合や、後でまた必要になった場合は、再度コンタクト申請を送ることで繋ぎ直せます。
ただし、ダイレクトチャットの履歴は復元されないので注意してくださいね。
コンタクトの効果的な管理方法
コンタクトをうまく管理して、Chatworkを快適に使うコツを紹介します。
定期的にコンタクトを整理する
長く使っていると、もうやり取りしない相手のコンタクトが溜まってきます。
定期的に見直して、不要なコンタクトは削除するようにしましょう。コンタクト一覧がスッキリして、必要な相手を探しやすくなります。
プロフィール情報を充実させる
自分のプロフィールを充実させておくと、相手があなたをコンタクトに追加しやすくなります。
設定しておくべき項目はこちらです。
・プロフィール写真(顔写真や会社ロゴなど)
・表示名(本名や分かりやすいニックネーム)
・所属(会社名や部署名)
・Chatwork ID(覚えやすいものに設定)
・自己紹介文
特にフリーランスや個人事業主の方は、プロフィールが名刺代わりになります。しっかり設定しておきましょう。
コンタクト検索を許可する設定
デフォルトでは、他のユーザーがあなたを検索できるようになっています。
もし検索されたくない場合は、以下の設定で変更できます。
- 画面右上の自分の名前をクリック
- 「プロフィール」を選択
- 「プロフィールを編集」をクリック
- 「コンタクト検索の対象にする」のチェックを外す
- 「保存する」をクリック
ただし、この設定を外すと、他の人があなたを見つけにくくなります。ビジネスで広く連絡を取りたい場合は、チェックを入れたままにしておくのがおすすめです。
コンタクトに関するよくある質問
Chatworkのコンタクトについて、よくある疑問に答えます。
Q1:コンタクトを追加しないと、グループチャットに招待できませんか?
A:組織契約を利用していない場合は、基本的にコンタクト追加が必要です。ただし、グループチャットの管理者権限があれば、コンタクトに追加していない相手でも招待できる場合があります。
Q2:コンタクト申請を取り消すことはできますか?
A:一度送ったコンタクト申請は取り消せません。相手が承認するか拒否するまで、「承認依頼中」の状態が続きます。
Q3:コンタクトを削除すると、相手に通知されますか?
A:いいえ、相手には通知されません。ただし、相手があなたにダイレクトチャットを送ろうとすると、送れなくなっているので気づく可能性はあります。
Q4:ブロック機能はありますか?
A:Chatworkには明確な「ブロック機能」はありません。やり取りしたくない相手からのコンタクト申請は拒否し、すでに繋がっている場合はコンタクトを削除することで対応します。
Q5:スマホアプリでもコンタクト追加できますか?
A:はい、スマホアプリでも同様にコンタクトの追加・管理ができます。画面右上のアイコンから「コンタクト管理」を開いてください。
まとめ:コンタクトを上手に活用しよう
Chatworkの「コンタクト」機能について、基礎から応用まで解説してきました。
コンタクトとは
Chatwork上でやり取りができる相手の連絡先のこと。ダイレクトチャットやグループチャットへの招待に必要です。
コンタクトの追加方法
メールアドレス、Chatwork ID、名前の3つの方法で検索できます。確実性が高いのはメールアドレスかChatwork IDですね。
相互承認制
コンタクト追加は申請→承認という流れになっており、一方的に追加されることはありません。
フリープランの制限
無料プランでは組織外のコンタクトが20人までに制限されています。
コンタクト管理のコツ
定期的に不要なコンタクトを整理し、自分のプロフィール情報を充実させておきましょう。
Chatworkでスムーズにコミュニケーションを取るには、まずコンタクトをしっかり管理することが大切です。
この記事を参考に、社内外のメンバーとコンタクトを繋いで、効率的なビジネスコミュニケーションを実現してくださいね。

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