Kindleで本を買ったはいいけど、「どの端末にダウンロードされているかわからない…」「不要な本を削除したいけど方法がわからない…」と困っていませんか?
そんなときに便利なのが、Amazonの「コンテンツと端末の管理」ページです。
このページを使えば、購入したKindle本の管理、複数端末の管理、支払い方法の変更など、Kindleに関するほぼすべての設定を一か所で行えます。でも、機能が多すぎて「どこで何ができるのか」わかりにくいんですよね。
この記事では、Kindleの「コンテンツと端末の管理」ページの使い方を、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。スマホからでもPCからでもアクセスできる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「コンテンツと端末の管理」とは?

まず、基本を押さえておきましょう。
どんなページ?
「コンテンツと端末の管理」は、Amazonが提供する管理ページで、Kindleに関するあらゆる設定を一元管理できる場所です。
管理できる主な内容
- 購入したKindle本の一覧表示・削除
- Kindle本をどの端末に配信するかの設定
- 登録されている端末(スマホ、タブレット、Kindle端末など)の管理
- 支払い方法の変更
- 家族とのコンテンツ共有設定
- 国/地域の設定
つまり、Kindleライフを快適にするための「コントロールセンター」のような存在なんです。
なぜこのページが必要?
Kindleは複数の端末で使えるのが魅力ですよね。スマホ、タブレット、Kindle端末、PCなど、いろいろなデバイスで読書を楽しめます。
でも、端末が増えると管理が大変になります。
- 「どの端末にどの本が入っているかわからない」
- 「使わなくなった古いスマホがまだ登録されている」
- 「間違って購入した本を削除したい」
こうした問題を解決するために、「コンテンツと端末の管理」ページがあるんです。
Kindleアプリからは管理できない
重要なポイントがあります。
Kindleアプリからは詳細な管理ができません。
スマホのKindleアプリは本を読むためのものなので、本の削除や端末の管理といった設定は、基本的にブラウザからアクセスする「コンテンツと端末の管理」ページで行う必要があります。
「コンテンツと端末の管理」へのアクセス方法
それでは、実際にアクセスしてみましょう。
PCからアクセスする方法
PCからが一番わかりやすいです。
方法1:直接URLにアクセス
最も簡単な方法は、以下のURLを直接ブラウザに入力することです。
https://www.amazon.co.jp/hz/mycd/myx
このURLをブックマークしておくと、今後すぐにアクセスできて便利ですよ。
方法2:Amazonサイトから移動
- Amazon.co.jpのトップページを開く
- 画面右上の「アカウント&リスト」にカーソルを合わせる
- 表示されるメニューから「コンテンツと端末の管理」をクリック
初めてアクセスする場合は、Amazonアカウントのログインを求められることがあります。
スマホ(iPhone・Android)からアクセスする方法
スマホからは少しだけ手順が異なります。
方法1:ブラウザから直接アクセス
- SafariやChromeなどのブラウザを開く
- 以下のURLを入力
https://www.amazon.co.jp/hz/mycd/myx
- Amazonアカウントでログイン(必要な場合)
方法2:Amazonアプリ経由でアクセス
- Amazonショッピングアプリを開く
- 画面下部の「人型アイコン」(アカウント)をタップ
- 「アカウントサービス」をタップ
- 下にスクロールして「デジタルコンテンツとデバイス」セクションを探す
- 「コンテンツと端末の管理」をタップ
すると、ブラウザが自動的に開いて「コンテンツと端末の管理」ページが表示されます。
iPad・タブレットからアクセスする方法
iPadやAndroidタブレットからも、基本的にはスマホと同じ方法でアクセスできます。ブラウザからの直接アクセスが簡単です。
【コンテンツタブ】Kindle本を管理する
「コンテンツと端末の管理」ページを開くと、上部に3つのタブが表示されます。
- コンテンツ
- 端末
- 設定
まずは「コンテンツ」タブから見ていきましょう。
購入したKindle本を確認する
「コンテンツ」タブを開くと、購入したKindle本の一覧が表示されます。
表示される情報
- 本のタイトルと表紙
- 著者名
- 購入日
- どの端末に配信されているか
デフォルトでは、最近購入した順に表示されます。
本を検索・絞り込む
たくさん本を持っていると、目的の本を見つけるのが大変ですよね。
検索機能
画面上部の検索ボックスに、本のタイトルや著者名を入力すると、すぐに見つかります。
絞り込み機能
「すべて」のドロップダウンメニューをクリックすると、以下の条件で絞り込めます:
- Kindle本
- Kindle Unlimited(読み放題で借りている本)
- オーディオブック
- ドキュメント
「並べ替え」機能で、タイトル順、著者順、購入日順などに並べ替えることもできます。
本を特定の端末に配信する
購入した本を、好きな端末にダウンロードさせることができます。
手順
- 配信したい本にチェックを入れる(複数選択可能)
- 「アクション」ボタンをクリック
- 「配信」を選択
- 配信先の端末を選択
- 「配信」ボタンをクリック
しばらくすると、選択した端末に本が自動的にダウンロードされます。端末がWi-Fiまたはモバイルデータに接続されていることを確認してください。
本を端末から削除する
端末の容量を節約するために、読み終わった本を削除したい場合があります。
注意点
ここで削除するのは、あくまで「端末からのダウンロードデータ」です。購入履歴自体は残るので、いつでも再ダウンロードできます。
手順
- 削除したい本にチェックを入れる
- 「アクション」ボタンをクリック
- 「削除」を選択
- 削除したい端末を選択
- 「はい、削除します」をクリック
これで、その端末から本のデータが削除されます。
本を完全にライブラリから削除する
「購入履歴自体を削除したい」「間違って購入した本を完全に削除したい」という場合もありますよね。
手順
- 削除したい本にチェックを入れる
- 「アクション」ボタンをクリック
- 「削除」を選択
- 「はい、完全に削除します」をクリック
警告
この操作は取り消せません。完全に削除すると、再度読みたい場合は買い直す必要があります。
Kindle Unlimitedの本を返却する
Kindle Unlimited(読み放題サービス)で借りている本は、読み終わったら返却して、新しい本を借りるスペースを空ける必要があります。
手順
- 「すべて」のドロップダウンメニューから「Kindle Unlimited」を選択
- 返却したい本にチェックを入れる
- 「アクション」→「この本の利用を終了」をクリック
- 確認画面で「はい」をクリック
これで返却完了です。また借りたくなったら、いつでも再ダウンロードできます。
【端末タブ】登録端末を管理する
次は「端末」タブを見ていきましょう。
登録されている端末を確認する
「端末」タブをクリックすると、Amazonアカウントに登録されているすべての端末が表示されます。
表示される情報
- 端末の種類(iPhone、Android、Kindle端末など)
- 端末名
- 最終使用日
- 登録日
長年Amazonを使っていると、もう手元にない端末が登録されたままになっていることがあります。
端末名を変更する
複数の端末を使っている場合、わかりやすい名前に変更しておくと便利です。
手順
- 名前を変更したい端末の左側にある「・・・」(アクション)ボタンをクリック
- 「編集」を選択
- 新しい名前を入力(例:「太郎のiPhone」「リビングのiPad」など)
- 「保存」をクリック
これで、本を配信するときに端末を間違えにくくなります。
デフォルトの配信先端末を設定する
本を購入したときに、自動的にダウンロードされる端末を設定できます。
手順
- デフォルトにしたい端末の「・・・」をクリック
- 「デフォルトとして設定」を選択
これで、Kindle本を購入すると、その端末に自動配信されるようになります。
端末の登録を解除する
使わなくなった端末や、紛失・盗難にあった端末は、登録を解除しておきましょう。
手順
- 削除したい端末の「・・・」をクリック
- 「登録の解除」を選択
- 確認画面で「登録の解除」をクリック
注意点
- 登録を解除すると、その端末でKindleサービスが使えなくなります
- 端末内にダウンロード済みの本も読めなくなります
- 再度使いたい場合は、再登録が必要です
セキュリティのため、使わない端末は定期的に整理しておくのがおすすめです。
【設定タブ】各種設定を変更する

「設定」タブでは、より詳細な設定を変更できます。
支払い方法を編集する
Kindle本の購入に使うクレジットカードやギフト券の設定を変更できます。
手順
- 「設定」タブをクリック
- 「Kindleの支払い設定」セクションを探す
- 「お支払い方法を編集」をクリック
- 新しい支払い方法を追加、または既存のものを削除
- 「編集完了」をクリック
カードを紛失したり、変更したりした場合は、必ず更新しておきましょう。
国/地域の設定を変更する
海外に引っ越した場合など、登録している国や地域を変更する必要があります。
手順
- 「設定」タブをクリック
- 「国/地域の設定」セクションを探す
- 「変更」をクリック
- 新しい国/地域を選択
- 住所情報を入力
注意点
国を変更すると、一部のコンテンツにアクセスできなくなる可能性があります。慎重に行ってください。
家族との共有設定(ファミリーライブラリ)
家族とKindle本を共有できる「ファミリーライブラリ」機能があります。
できること
- 大人2名、子供4名まで登録可能
- 購入したKindle本や一部のコンテンツを共有できる
設定方法
- 「設定」タブをクリック
- 「ファミリーライブラリ」セクションを探す
- 「ファミリーライブラリの管理」をクリック
- 家族を招待、またはコンテンツ共有の設定を変更
家族みんなで同じ本を買わなくて済むので、お得ですね。
自動書籍更新
出版社が本を更新した場合、自動的に最新版をダウンロードするかどうかを設定できます。
手順
- 「設定」タブをクリック
- 「自動書籍更新」セクションを探す
- 「オン」または「オフ」を選択
最新版を常に読みたい場合は「オン」にしておきましょう。
Whispersync設定
Whispersyncは、複数の端末間で読書位置を同期する機能です。
例
スマホで100ページまで読んだ本を、iPadで開くと、自動的に101ページから読み始められます。
設定方法
- 「設定」タブをクリック
- 「端末の同期(Whispersync設定)」セクションを探す
- 「オン」を選択
この機能は非常に便利なので、オンにしておくことをおすすめします。
よくあるトラブルと対処法
「コンテンツと端末の管理」を使う際のよくあるトラブルをまとめました。
トラブル1:購入した本が表示されない
本を購入したのに、ライブラリに表示されない場合があります。
原因と対処法
別のAmazonアカウントで購入した可能性
複数のAmazonアカウントを持っている場合、間違ったアカウントで購入していないか確認してください。
購入が完了していない
注文履歴を確認して、購入が正常に完了しているか確認しましょう。
絞り込みフィルターが原因
「すべて」以外のフィルターがかかっていると、本が表示されないことがあります。フィルターを「すべて」に変更してみてください。
ページの更新
ブラウザを更新(F5キーまたは更新ボタン)してみてください。
トラブル2:本が端末に配信されない
「配信」ボタンを押しても、本が端末にダウンロードされない場合があります。
対処法
端末がインターネットに接続されているか確認
Wi-Fiまたはモバイルデータに接続されていないと、ダウンロードできません。
端末を手動で同期
Kindleアプリを開き、ライブラリ画面を下にスワイプして更新してみてください。
端末の容量を確認
ストレージがいっぱいだと、新しい本をダウンロードできません。不要なアプリやデータを削除してください。
端末を再起動
端末を一度再起動してから、再度ダウンロードを試してみてください。
トラブル3:端末を登録解除できない
「登録の解除」ボタンが押せない、またはエラーが出る場合があります。
対処法
Kindleアプリからサインアウト
端末のKindleアプリから直接サインアウトしてから、「コンテンツと端末の管理」で登録を解除してみてください。
時間を置く
最近使用した端末は、すぐには登録解除できないことがあります。数時間待ってから試してみてください。
カスタマーサービスに連絡
それでも解決しない場合は、Amazonカスタマーサービスに問い合わせましょう。
トラブル4:「コンテンツと端末の管理」にアクセスできない
ページが開かない、エラーが表示される場合があります。
対処法
ログイン状態を確認
Amazonからログアウトしていないか確認してください。
ブラウザのキャッシュをクリア
ブラウザのキャッシュとCookieをクリアしてから、再度アクセスしてみてください。
別のブラウザを試す
使っているブラウザが古かったり、不具合がある場合があります。別のブラウザ(Chrome、Safari、Firefoxなど)で試してみてください。
VPNをオフにする
VPNを使用している場合、一時的にオフにしてからアクセスしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1: Kindleアプリから「コンテンツと端末の管理」にアクセスできますか?
A: Kindleアプリから直接アクセスすることはできません。SafariやChromeなどのブラウザからAmazonのウェブサイトにアクセスする必要があります。Kindleアプリはあくまで読書用のアプリなので、詳細な管理はブラウザから行います。
Q2: 端末は何台まで登録できますか?
A: Kindleコンテンツは、同じAmazonアカウントで最大6台の端末に同時に登録できます。これを超える場合は、古い端末の登録を解除してから新しい端末を登録する必要があります。
Q3: 本を削除すると購入履歴も消えますか?
A: 端末から削除しただけでは、購入履歴は残ります。「コンテンツと端末の管理」からいつでも再ダウンロードできます。完全に削除したい場合は、「完全に削除」を選択する必要がありますが、これは取り消せないので注意してください。
Q4: Kindle Unlimitedの本は何冊まで同時に借りられますか?
A: Kindle Unlimitedでは、同時に最大20冊まで借りることができます。21冊目を借りたい場合は、先に1冊返却する必要があります。
Q5: 複数のAmazonアカウントを一つにまとめられますか?
A: 残念ながら、複数のAmazonアカウントを統合することはできません。各アカウントは独立しているため、購入したコンテンツもそれぞれのアカウントに紐付いています。今後は一つのアカウントで管理することをおすすめします。
Q6: 家族と本を共有するにはどうすればいいですか?
A: 「ファミリーライブラリ」機能を使えば、家族と購入したKindle本を共有できます。「設定」タブの「ファミリーライブラリ」から設定できます。大人2名まで共有可能です。
Q7: 本の購入履歴を非表示にできますか?
A: 購入履歴自体を非表示にすることはできませんが、特定の本をライブラリから完全に削除することは可能です。ただし、この操作は取り消せないので慎重に行ってください。
Q8: 端末名を変更すると、他の人にも表示されますか?
A: いいえ、端末名はあなた自身の管理用の名前なので、他の人に表示されることはありません。わかりやすい名前に変更しても問題ありません。
便利な使い方とヒント
「コンテンツと端末の管理」をもっと活用するためのヒントをご紹介します。
定期的に端末を整理しよう
使わなくなった端末が登録されたままだと、セキュリティ上のリスクになります。
おすすめの整理タイミング
- 新しいスマホに機種変更したとき
- タブレットを売却・処分するとき
- 年に1回の見直し
登録端末を定期的にチェックして、使っていない端末は登録解除しましょう。
端末ごとに用途を分ける
複数の端末を使っている場合、用途に応じて使い分けると便利です。
使い分け例
- Kindle端末:じっくり読書用
- スマホ:通勤中の短時間読書用
- タブレット:マンガや雑誌用
それぞれの端末に、用途に合った本だけをダウンロードしておくと、探しやすくなります。
購入前にサンプルをダウンロード
多くのKindle本には、無料のサンプル版があります。購入前にサンプルを読んで、本当に欲しいかどうか判断しましょう。
サンプル版も「コンテンツと端末の管理」で管理できます。読まなくなったサンプルは削除して、ライブラリをきれいに保ちましょう。
ウィッシュリストを活用
気になる本は、すぐに購入せずにウィッシュリストに追加しておくと便利です。セールのときにまとめて購入すれば、お得に買えますよ。
Whispersyncで読書を効率化
Whispersync機能をオンにしておけば、どの端末で読んでも読書位置が同期されます。
活用シーン
- 朝の通勤でスマホで読む
- 昼休みにタブレットで続きを読む
- 夜は家でKindle端末でゆっくり読む
すべてシームレスに続きから読めるので、読書が捗ります。
まとめ
Kindleの「コンテンツと端末の管理」の使い方を詳しく解説しました。
重要ポイントのおさらい
アクセス方法
- PC・スマホのブラウザから「https://www.amazon.co.jp/hz/mycd/myx」にアクセス
- Amazonアプリの「アカウントサービス」からも移動可能
コンテンツタブでできること
- 購入したKindle本の一覧表示
- 本を特定の端末に配信
- 本を端末から削除、または完全に削除
- Kindle Unlimitedの本を返却
端末タブでできること
- 登録されている端末の一覧表示
- 端末名の変更
- デフォルト配信先の設定
- 端末の登録解除
設定タブでできること
- 支払い方法の編集
- 国/地域の設定変更
- ファミリーライブラリの管理
- 自動書籍更新の設定
- Whispersync設定
便利な使い方
- 定期的に登録端末を整理
- 端末ごとに用途を分ける
- Whispersyncで読書を効率化
- ウィッシュリストを活用してお得に購入
「コンテンツと端末の管理」ページは、一度使い方を覚えてしまえば、Kindleライフが格段に快適になります。購入した本をスマートに管理して、読書をもっと楽しみましょう!
わからないことがあれば、Amazonのカスタマーサービスも親切に対応してくれますので、遠慮なく問い合わせてくださいね。快適な読書ライフを!


コメント