「重要なメールが迷惑メールフォルダに入ってしまった!」
「必要なメールが届かないと思ったら、迷惑メールに振り分けられていた…」
このような経験はありませんか?
iCloudメールは、Appleが提供する便利なメールサービスですが、迷惑メールフィルターが他のサービスよりも厳格なため、正常なメールまで迷惑メール扱いされてしまうことがあります。
この記事では、iCloudメールの迷惑メール設定を解除する方法を、iPhone/iPad、Mac、iCloud.comそれぞれの環境別に、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。
iCloudメールの迷惑メール判定について

なぜ正常なメールが迷惑メール扱いされるのか?
iCloudメールの迷惑メールフィルターは非常に厳格
Appleは、ユーザーのプライバシーとセキュリティを重視しているため、iCloudメールの迷惑メールフィルターはGmailやYahoo!メールよりも厳しい基準で判定を行います。
誤って迷惑メール扱いされやすいメール
- メールマガジン
- エン転職、リクナビなどの求人情報
- 企業の公式メールマガジン
- オンラインショップからのお知らせ
- 自動送信メール
- 会員登録の認証メール
- パスワードリセットメール
- 予約確認メール
- 購入完了メール
- 新しい送信元からのメール
- 初めてメールを受け取る企業やサービス
- 個人から初めて届くメール
- 特定のキーワードを含むメール
- 「無料」「割引」「限定」などの販促用語
- URLが多数含まれるメール
迷惑メールフォルダに入るとどうなる?
30日後に自動削除される
迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは、30日後に自動的に完全削除されます。
削除されたメールは復元できないため、定期的に迷惑メールフォルダを確認することが重要です。
すべてのデバイスで同期される
iCloudメールの迷惑メール設定は、iPhone、iPad、Mac、iCloud.comなど、すべてのデバイスで自動的に同期されます。
【基本】迷惑メールフォルダから正常に戻す方法
まずは、最も基本的な方法として、迷惑メールフォルダに入ってしまったメールを受信フォルダに移動する方法を解説します。
この方法のメリット
- 最も簡単で確実
- 一度移動すれば、同じ送信者からのメールは今後自動的に受信フォルダに届く
- 特別な設定は不要
iPhone/iPadでの解除方法
方法1:メールを受信フォルダに移動(推奨)
- メールアプリを開く
- ホーム画面の「メール」アプリをタップ
- メールボックス一覧を表示
- 画面左上の「<」または「メールボックス」をタップ
- メールボックス一覧が表示される
- 迷惑メールフォルダを開く
- 「迷惑メール」フォルダをタップ
- 迷惑メールに振り分けられたメール一覧が表示される
- 移動したいメールを開く
- 受信フォルダに戻したいメールをタップして開く
- フォルダに移動ボタンをタップ
- 画面下部のフォルダアイコン(四角の箱のアイコン)をタップ
- 受信フォルダを選択
- 「受信」をタップ
- メールが受信フォルダに移動する
完了!
- これで、同じ送信者からのメールは今後自動的に受信フォルダに届きます
方法2:複数のメールをまとめて移動
- メールアプリで「迷惑メール」フォルダを開く
- 画面右上の「編集」をタップ
- 移動したいメールを選択(複数選択可能)
- 画面下部の「移動」をタップ
- 「受信」をタップ
注意点
- iOS 18以降とそれ以前でボタンの位置が若干異なる場合があります
- 分からない場合は、メールを開いて下部のアイコンを確認してください
Macでの解除方法
方法1:迷惑メールボタンで解除(最も簡単)
- メールアプリを開く
- Dockまたはアプリケーションフォルダから「メール」を起動
- 迷惑メールフォルダを開く
- 左側のサイドバーで「迷惑メール」フォルダをクリック
- 移動したいメールを選択
- 受信フォルダに戻したいメールをクリックして選択
- 迷惑メールボタンをクリック
- 画面上部のツールバーにある「迷惑メール」ボタンをクリック
- ボタンが青色からグレーに変わる
- メールが自動的に受信フォルダに移動する
方法2:ドラッグ&ドロップで移動
- メールアプリで「迷惑メール」フォルダを開く
- 移動したいメールを選択
- そのまま左側のサイドバーの「受信」フォルダにドラッグ
- マウスボタンを離す(ドロップ)
方法3:複数のメールをまとめて移動
- メールアプリで「迷惑メール」フォルダを開く
- Commandキーを押しながら複数のメールをクリックして選択
- ツールバーの「迷惑メール」ボタンをクリック、または「受信」フォルダにドラッグ
iCloud.comでの解除方法
方法1:「迷惑メールではない」ボタンを使用(推奨)
- iCloud.comにアクセス
- ブラウザで
https://www.icloud.comにアクセス - Apple IDとパスワードでサインイン
- メールを開く
- 「メール」アイコンをクリック
- 迷惑メールフォルダを開く
- 左側のサイドバーで「迷惑メール」をクリック
- 移動したいメールを選択
- 受信フォルダに戻したいメールをクリックして選択
- 「迷惑メールではない」をクリック
- 画面上部(メッセージウィンドウの上部)にある「迷惑メールではない」ボタンをクリック
- メールが自動的に受信フォルダに移動する
方法2:ドラッグ&ドロップで移動
- iCloud.comのメールで「迷惑メール」フォルダを開く
- 移動したいメールを選択
- そのまま左側のサイドバーの「受信」フォルダにドラッグ
- マウスボタンを離す
方法3:複数のメールをまとめて移動
- 「迷惑メール」フォルダを開く
- 複数のメールを選択(CtrlキーまたはCommandキーを押しながらクリック)
- 画面上部の「マーク」をクリック
- 「受信フォルダへ移動」をクリック
【応用】特定の送信者をブロック解除する方法
iCloudメールでは、特定の送信者を「受信拒否」(ブロック)する機能があります。
この設定をしている場合、そのメールは迷惑メールフォルダではなく、直接ゴミ箱に移動してしまいます。
iPhone/iPadでのブロック解除方法
ステップ1:ブロックした連絡先を確認
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「メール」をタップ
- iOS 18以降:「アプリ」→「メール」
- iOS 17以前:直接「メール」
- 「ブロックした連絡先」をタップ
- または「受信拒否設定」(iOSバージョンによって表記が異なる)
- ブロックしている送信者の一覧が表示される
ステップ2:ブロックを解除
- 解除したい連絡先を左にスワイプ
- 「ブロック解除」をタップ
- または「受信拒否設定を解除」
または
- 画面右上の「編集」をタップ
- 解除したい連絡先の左側の「–」(マイナス)ボタンをタップ
- 「ブロック解除」をタップ
- 右上の「完了」をタップ
注意
- ブロック解除後も、過去にゴミ箱に入ったメールは戻りません
- 今後届くメールから正常に受信できるようになります
Macでのブロック解除方法
Macでは、「ルール」機能を使って特定の送信者をブロックしている場合があります。
ステップ1:メール設定を開く
- メールアプリを開く
- 画面上部のメニューバーから「メール」→「設定」をクリック
- macOS Monterey以前:「メール」→「環境設定」
- 「ルール」タブをクリック
ステップ2:ブロックルールを確認
- ルール一覧が表示される
- ブロックに関連するルールを探す
- 例:「特定の送信者をゴミ箱に移動」
ステップ3:ルールを削除または編集
削除する場合
- 削除したいルールを選択
- 画面下部の「–」(マイナス)ボタンをクリック
- 確認ダイアログで「削除」をクリック
編集する場合
- 編集したいルールをダブルクリック
- ルールの内容を変更
- 「OK」をクリック
iCloud.comでのブロック解除方法
ステップ1:設定を開く
- iCloud.comにサインイン
- 「メール」を開く
- 画面左下の歯車アイコンをクリック
- 「設定」を選択
ステップ2:ルールを確認
- 「ルール」タブをクリック
- 設定されているルール一覧が表示される
ステップ3:ルールを削除または編集
削除する場合
- 削除したいルールの横の「ゴミ箱アイコン」をクリック
- 「削除」で確認
編集する場合
- 編集したいルールをクリック
- 内容を変更
- 「完了」をクリック
【詳細】ルール(フィルター)を使った解除方法

iCloudメールでは、「ルール」という機能を使って、特定の条件に合うメールを自動的に振り分けることができます。
迷惑メール判定されるメールを、ルールを使って受信フォルダに自動的に振り分けることもできます。
iCloud.comでルールを作成する方法
この方法が推奨される理由
- より詳細な条件設定が可能
- ドメイン単位で設定できる
- 複数の条件を組み合わせられる
ステップ1:設定画面を開く
- iCloud.comにアクセスしてサインイン
- 「メール」を開く
- 画面左下の歯車アイコンをクリック
- 「設定」を選択
ステップ2:新しいルールを作成
- 「ルール」タブをクリック
- 「ルールを追加」をクリック
ステップ3:条件を設定
- 「次の場合」セクションで条件を設定 メールアドレス指定の場合
- ドロップダウンから「送信者」を選択
- 「が次と同じである」を選択
- テキストフィールドにメールアドレスを入力
- 例:
info@example.comドメイン指定の場合 - ドロップダウンから「送信者」を選択
- 「が次で終わる」を選択
- テキストフィールドにドメインを入力
- 例:
@example.com
ステップ4:アクションを設定
- 「次の操作を実行」セクションで動作を設定
- ドロップダウンから「“受信”に移動」を選択
- または「“迷惑メール”に移動しない」
ステップ5:ルールを保存
- 「完了」をクリック
- ルールが有効になる
例:特定の企業からのメールを受信フォルダに
条件:
- 送信者が次で終わる:
@en-japan.com(エン転職の例)
アクション:
- “受信”に移動
このルールを設定すると、エン転職からのすべてのメールが自動的に受信フォルダに届くようになります。
Macでルールを作成する方法
ステップ1:ルール設定画面を開く
- メールアプリを開く
- 「メール」→「設定」→「ルール」
- 画面下部の「ルールを追加」をクリック
ステップ2:ルール名を入力
- 「説明」フィールドにルール名を入力
- 例:「エン転職を受信フォルダに」
ステップ3:条件を設定
- 条件設定
- 「次の条件のいずれかが一致した場合」を選択
- ドロップダウンから「差出人」を選択
- 「次を含む」を選択
- メールアドレスまたはドメインを入力
ステップ4:アクションを設定
- 動作設定
- ドロップダウンから「メッセージを移動」を選択
- 「受信」を選択
ステップ5:ルールを保存
- 「OK」をクリック
- 「既存のメッセージにルールを適用しますか?」と聞かれたら「適用」をクリック
よくあるトラブルと解決方法
トラブル1:解除したのにまた迷惑メールフォルダに入る
原因
- 解除方法が不完全
- 複数のフィルター設定が競合している
- iCloudのシステムが再判定している
解決方法
方法1:複数回受信フォルダに移動
- 迷惑メールフォルダからメールを受信フォルダに移動
- 同じ送信者からメールが届くのを待つ
- また迷惑メールに入った場合、もう一度受信フォルダに移動
- 通常2〜3回繰り返すと、システムが学習して正しく判定される
方法2:ルールを作成
- 前述の「ルールを使った解除方法」を実行
- より強制的に受信フォルダに振り分けられる
方法3:連絡先に追加
- メールを開く
- 送信者の名前をクリック
- 「連絡先に追加」を選択
- 連絡先に登録されている送信者からのメールは迷惑メールに判定されにくくなる
トラブル2:ブロックした連絡先が見つからない
原因
- デバイスの連絡先アプリでブロックした
- メールアプリではなくメッセージアプリでブロックした
解決方法
iPhoneの場合
- 「設定」→「電話」
- 「着信拒否した連絡先」を確認
- ここでブロックを解除
または
- 「設定」→「メッセージ」
- 「着信拒否した連絡先」を確認
Macの場合
- 連絡先アプリを開く
- ブロックしている連絡先を検索
- 連絡先カードの「編集」→「この発信者を受信拒否リストから削除」
トラブル3:解除したが30日以内に削除されたメールは戻らない
残念ながら、完全に削除されたメールは復元できません
対策
すぐに確認する習慣をつける
- 週に1回は迷惑メールフォルダを確認
- 重要なメールを待っている場合は毎日確認
送信者に再送を依頼
- 削除されてしまった場合は、送信者に再送してもらう
- 今回解除したので、再送されたメールは正しく受信される
トラブル4:企業のメールマガジンが全て迷惑メールになる
原因
- iCloudメールはメールマガジンを迷惑メールと判定しやすい
- 特に、多数のURLや画像を含むメールは判定されやすい
解決方法
方法1:配信元に連絡して別のメールアドレスに変更
- GmailやYahoo!メールなど、別のメールサービスに変更
- これが最も確実な方法
方法2:ルールを作成
- 前述の方法で、送信元ドメイン全体を受信フォルダに振り分けるルールを作成
方法3:iCloudメールエイリアスを使用
- iCloud.comの設定でメールエイリアスを作成(最大3個)
- そのエイリアスでメールマガジンに登録
- エイリアスごとにフィルター設定が可能
トラブル5:iPhoneでは受信できるがMacでは迷惑メールになる
原因
- Mac固有のルール設定がある
- デバイス間の同期に時間がかかっている
解決方法
- Macのルールを確認
- 「メール」→「設定」→「ルール」
- Mac固有のルールがあれば削除または編集
- iCloudの同期を確認
- Macの「システム設定」→「Apple ID」
- 「iCloud」→「メール」がオンになっているか確認
- Macを再起動
- 設定の同期をリフレッシュ
- iCloud.comで設定
- すべてのデバイスに適用されるルールを作成
重要:迷惑メール判定を減らすための予防策
1. 定期的に迷惑メールフォルダを確認
推奨頻度
- 週に1回は必ず確認
- 重要なメールを待っている場合は毎日確認
確認方法
- iPhone:メールアプリ → メールボックス → 迷惑メール
- Mac:メールアプリ → サイドバー → 迷惑メール
- iCloud.com:メール → 迷惑メール
2. 正当なメールは積極的に「迷惑メールではない」に設定
- 少しでも正当なメールが迷惑メールに入った場合は、すぐに受信フォルダに移動
- これにより、iCloudのフィルターが学習して精度が向上
3. 重要な連絡先は連絡先アプリに登録
- 連絡先に登録されている送信者からのメールは迷惑メールに判定されにくい
- 企業の公式メールアドレスも登録しておく
4. プライバシー保護機能を適切に設定
iPhoneの設定
- 「設定」→「アプリ」→「メール」→「プライバシー保護」
- 「”メール”でのアクティビティを保護」をオンにする
- 送信者にメールの開封を知らせない
- IPアドレスを隠す
Macの設定
- 「メール」→「設定」→「プライバシー」
- 「”メール”でのアクティビティを保護」にチェック
5. メールマガジンには別のメールアドレスを使用
推奨
- 重要な連絡:iCloudメール
- メールマガジン:Gmail、Yahoo!メールなど
または
- iCloudメールエイリアスを作成してメールマガジン用に使用
6. 迷惑メールは絶対に開かない
- 本物の迷惑メール(スパム)を開くと、送信者にメールアドレスが有効だと知らせてしまう
- 不明な送信者からのメールは、削除する前に迷惑メールとして報告
迷惑メールを報告する方法(スパム対策)
正当なメールを解除するだけでなく、本物の迷惑メール(スパム)を報告することで、iCloudのフィルター精度が向上します。
iPhone/iPadでの報告方法
- メールを開く
- 下にスクロールして「返信」ボタンの隣の「•••」をタップ
- 「“迷惑メール”に移動」をタップ
または
- メール一覧で、メールを左にスワイプ
- 「その他」をタップ
- 「“迷惑メール”に移動」をタップ
Macでの報告方法
- メールを選択
- ツールバーの「迷惑メール」ボタンをクリック
または
- メールを「迷惑メール」フォルダにドラッグ
iCloud.comでの報告方法
- メールを選択
- 画面上部の「•••」(その他)をクリック
- 「“迷惑メール”に移動」をクリック
または
- メールを「迷惑メール」フォルダにドラッグ
Apple公式への迷惑メール報告

悪質な迷惑メール(フィッシング詐欺など)は、Appleに直接報告できます。
報告先メールアドレス
abuse@icloud.com
報告方法
- 問題のメールを転送形式で
abuse@icloud.comに送信 - 件名に「迷惑メール報告」などと記載
- 本文に状況を簡潔に説明(任意)
注意
- Appleからの返信はありません
- 報告は匿名で処理されます
- 個別の対応はありませんが、フィルター改善に役立ちます
よくある質問
Q1. 迷惑メール設定を完全に無効にできますか?
残念ながら、iCloudメールの迷惑メールフィルターを完全に無効にすることはできません。
iCloudメールは、ユーザーのセキュリティを守るため、自動的に迷惑メールをフィルタリングします。
対策
- 誤判定されたメールを受信フォルダに移動して学習させる
- ルールを作成して特定の送信者を強制的に受信フォルダに振り分ける
- 重要な連絡には別のメールサービスを併用する
Q2. 迷惑メールフォルダのメールはいつ削除されますか?
30日後に自動的に完全削除されます。
- 削除されたメールは復元できません
- 定期的に迷惑メールフォルダを確認してください
- 重要なメールは早めに受信フォルダに移動してください
Q3. 複数のメールアドレス(@icloud.com、@me.com、@mac.com)で設定は共通ですか?
はい、すべて同じ設定が適用されます。
iCloudメールでは、以下のドメインはすべて同じアカウントとして扱われます:
- @icloud.com
- @me.com
- @mac.com
どのアドレスでも設定は共有される
- 迷惑メール設定
- ルール
- ブロックリスト
Q4. 家族とiCloudを共有していますが、迷惑メール設定は共有されますか?
いいえ、迷惑メール設定は各アカウントごとに独立しています。
ファミリー共有でiCloudストレージを共有していても:
- メールアカウント自体は個別
- 迷惑メール設定も個別
- 他の家族の設定に影響しない
Q5. Gmailでは受信できるメールが、iCloudでは迷惑メールになります
iCloudメールのフィルターはGmailより厳格です。
理由
- Appleはプライバシーとセキュリティを最優先
- 迷惑メールの判定基準がより厳しい
- 特にメールマガジンや自動送信メールに厳しい
対策
- 一時的な対策
- このガイドの方法で迷惑メール設定を解除
- ルールを作成して強制的に受信フォルダに振り分け
- 根本的な対策
- メールマガジンなどはGmailで受信
- iCloudメールは重要な個人的連絡のみに使用
- 使い分けることで両方のメリットを活用
Q6. ブロック解除したのに、過去のメールが戻ってきません
過去にゴミ箱に入ったメールは戻りません。
- ブロック設定されていた場合、メールは迷惑メールフォルダではなくゴミ箱に直接移動
- ゴミ箱のメールは30日後に自動削除
- 削除されたメールは復元不可能
対策
- 送信者に再送を依頼
- 今後は正しく受信できる
Q7. 企業からの重要なメールが届きません。どこを確認すれば?
以下の順番で確認してください
- 迷惑メールフォルダ
- 最も可能性が高い
- 30日以内なら見つかる可能性あり
- ゴミ箱
- ブロック設定されている場合はここに入る
- 30日以内なら見つかる可能性あり
- すべてのメールを検索
- メールアプリの検索機能で送信者名やキーワードで検索
- 意外なフォルダに振り分けられている可能性
- ブロックリストを確認
- 「設定」→「メール」→「ブロックした連絡先」
- 誤ってブロックしていないか確認
- 送信者に確認
- 本当にメールが送信されたか確認
- 送信先メールアドレスが正しいか確認
Q8. 解除作業は全てのデバイスで必要ですか?
いいえ、1台のデバイスで行えば全デバイスに自動的に反映されます。
iCloudメールの設定は、すべてのデバイスで自動的に同期されます:
- iPhone
- iPad
- Mac
- iCloud.com
どこで設定しても同じ
- iPhoneで迷惑メールフォルダから受信フォルダに移動すれば、Macでも同じ設定になる
- iCloud.comでルールを作成すれば、すべてのデバイスに適用される
例外:Mac固有のルール
- Macのメールアプリで作成したルールは、Mac上でのみ動作
- すべてのデバイスに適用したい場合は、iCloud.comでルールを作成
まとめ
iCloudメールの迷惑メール解除について、重要なポイントをまとめます。
基本的な解除方法(最も簡単)
- 迷惑メールフォルダからメールを受信フォルダに移動
- 同じ送信者からのメールは今後自動的に受信フォルダに届く
- デバイス別の方法:
- iPhone/iPad:フォルダアイコン → 受信
- Mac:迷惑メールボタンをクリック
- iCloud.com:「迷惑メールではない」ボタンをクリック
ブロック解除方法
- iPhone/iPad:「設定」→「メール」→「ブロックした連絡先」
- Mac:「メール」→「設定」→「ルール」で確認
- iCloud.com:設定 → ルール → 該当ルールを削除
ルールを使った解除(より確実)
- iCloud.comの設定から「ルール」を開く
- 特定の送信者やドメインを受信フォルダに振り分けるルールを作成
- すべてのデバイスに自動的に適用される
重要なポイント
- 迷惑メールフォルダのメールは30日後に自動削除(復元不可)
- 週に1回は迷惑メールフォルダを確認
- iCloudメールのフィルターは厳格(Gmailより厳しい)
- 設定は全デバイスで自動同期(1回の設定でOK)
- 連絡先に登録すると迷惑メール判定されにくくなる
予防策
- 定期的に迷惑メールフォルダを確認
- 正当なメールは積極的に「迷惑メールではない」に設定
- 重要な連絡先は連絡先アプリに登録
- メールマガジンには別のメールサービスを使用
- 本物の迷惑メールは報告して削除
解除できない場合
- 複数回受信フォルダに移動して学習させる
- ルールを作成して強制的に振り分ける
- 連絡先に追加する
- 送信者に別のメールアドレスに変更してもらう
iCloudメールの迷惑メール機能は、セキュリティのために重要ですが、時には正常なメールまで振り分けてしまうことがあります。
この記事で紹介した方法を使って、適切に設定を解除し、快適なメール環境を維持しましょう!

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