Outlookで毎回メールアドレスを入力するのって、ちょっと面倒ですよね。
連絡先(アドレス帳)に相手の情報を登録しておけば、名前の最初の数文字を入力するだけで自動的にメールアドレスが表示されるんです。これって地味に便利な機能で、作業効率がグッと上がります。
この記事では、Outlookで連絡先を追加する3つの方法を詳しく解説していきます。受信したメールから簡単に追加する方法、ゼロから手動で登録する方法、さらにはCSVファイルを使って複数の連絡先を一気に追加する方法まで。あなたの状況に合った方法が必ず見つかるはずです。
連絡先をしっかり管理して、メール作業をもっとスムーズにしましょう!
方法1:受信メールから連絡先を追加する

メールのやり取りをした相手を連絡先に追加するなら、この方法が一番簡単です。
わざわざメールアドレスをコピーする必要もなく、メールを見ながらサクッと登録できちゃいます。
新しいOutlook(Outlook for Windows)の場合
手順:
- Outlookを起動して、連絡先に追加したい相手からのメールを開きます
- 差出人の名前やメールアドレスの部分にマウスを合わせます
- 表示されたプロフィールカード(小さなポップアップ画面)で「…」(その他のオプション)をクリック
- 「連絡先に追加する」を選択します
- 連絡先情報の入力画面が表示されるので、必要に応じて名前や電話番号などを追加入力しましょう
- 「保存」をクリックすれば完了です
従来のOutlook(クラシック版)の場合
手順:
- メール画面で、連絡先に追加したい人の名前またはメールアドレスを右クリックします
- 表示されたメニューから「Outlookの連絡先に追加」を選択
- 連絡先の編集画面が開くので、必要な情報(電話番号、会社名、住所など)を入力します
- 「保存して閉じる」をクリックすれば登録完了です
Web版Outlook(Outlook on the web)の場合
手順:
- メールを開いて、差出人または受信者の名前をクリック
- プロフィールカードが表示されるので、下部にある「連絡先に追加」をクリックします
- 詳細情報を入力して「作成」をクリックすれば完了です
この方法なら、やり取りしたメールからそのまま登録できるので、メールアドレスの入力ミスも防げますよ。
方法2:手動で新しい連絡先を追加する
まだメールのやり取りをしていない相手や、名刺から連絡先を追加したいときは、この方法が便利です。
新しいOutlook(Outlook for Windows)の場合
手順:
- Outlookを起動し、画面左下または左側のナビゲーションメニューから「連絡先」(Peopleアイコン)をクリック
- 画面上部の「ホーム」タブにある「新しい連絡先」ボタンをクリックします
- 連絡先情報の入力画面が表示されるので、以下の情報を入力しましょう:
- 名(ファーストネーム)
- 姓(ラストネーム)
- メールアドレス
- 電話番号(任意)
- 会社名(任意)
- その他の詳細情報(任意)
- 必要な情報を入力したら「保存」をクリックして完了です
従来のOutlook(クラシック版)の場合
手順:
- 画面下部の「連絡先」または「People」をクリック
- 「ホーム」タブの「新しい連絡先」をクリックします
- 連絡先の詳細情報を入力する画面が表示されます
- 名前、メールアドレス、電話番号などを入力しましょう
- 複数の連絡先を続けて追加したい場合は「保存して新規作成」を、1件だけ追加する場合は「保存して閉じる」をクリックします
Web版Outlookの場合
手順:
- 画面左下の「People」アイコン(人型のアイコン)をクリック
- ツールバーの「新しい連絡先」をクリックします
- 連絡先の詳細情報を入力
- 「さらに追加」をクリックすると、住所や誕生日などの追加情報も入力できます
- 「作成」をクリックすれば登録完了です
ポイント:
連絡先には最低限、名前とメールアドレスがあれば登録できます。電話番号や住所などの詳細情報は、後から追加することも可能です。
方法3:CSVファイルで複数の連絡先を一括追加する
たくさんの連絡先を一度に追加したいときは、CSVファイル(カンマ区切りのテキストファイル)を使ったインポート機能が便利です。
ExcelやGoogleスプレッドシートで連絡先リストを作成してから、Outlookに一気に取り込めます。
事前準備:CSVファイルの作成
まず、Excelなどで連絡先情報をまとめたファイルを用意します。
推奨される列の構成:
- 名
- 姓
- 表示名
- メールアドレス
- 電話番号(携帯)
- 電話番号(自宅)
- 電話番号(勤務先)
- 会社名
- 役職
ファイルを作成したら、「名前を付けて保存」で「CSV(カンマ区切り)」形式で保存しましょう。
従来のOutlook(デスクトップ版)でのインポート手順
手順:
- Outlookを起動し、「ファイル」タブをクリック
- 「開く/エクスポート」→「インポート/エクスポート」の順に選択します
- 「他のプログラムまたはファイルからのインポート」を選択して「次へ」をクリック
- 「テキストファイル(カンマ区切り)」または「コンマ区切りの値」を選択して「次へ」
- 「参照」ボタンをクリックして、準備したCSVファイルを選択します
- 重複の処理方法を選択(通常は「重複した場合、インポートするアイテムと置き換える」がおすすめ)
- 「次へ」をクリックし、インポート先として「連絡先」を選択
- 「次へ」をクリックします
- 「フィールドの一致」ボタンをクリック
- 左側(CSVファイルの項目)と右側(Outlookの項目)の対応を確認します
- 通常は自動的に対応付けされますが、ずれている場合は手動で調整しましょう
- 「OK」をクリックして「完了」をクリックすればインポート完了です
注意点:
- CSVファイルの文字コードは「UTF-8」または「Shift-JIS」にしておくと文字化けを防げます
- インポート前に少数のデータでテストすることをおすすめします
- 大量のデータをインポートする場合は、時間がかかることがあります
連絡先グループ(配布リスト)を作成する方法
同じメンバーに何度もメールを送る機会があるなら、連絡先グループを作成すると便利です。
連絡先グループとは、複数の連絡先をひとまとめにしたもので、グループ名を宛先に指定するだけで、登録されている全員にメールを送れます。例えば「プロジェクトチーム」というグループを作れば、毎回メンバー全員のアドレスを入力する手間が省けます。
新しいOutlookでの作成手順
手順:
- 「連絡先」(People)を開きます
- 「ホーム」タブの「新しい連絡先リスト」をクリック
- リストの名前を入力します(例:「営業チーム」「読書会メンバー」など)
- 説明を追加することもできます(任意)
- メンバーを追加するには、メールアドレスを入力して「+追加」ボタンをクリック
- または、名前を入力して既存の連絡先から検索することもできます
- すべてのメンバーを追加したら「作成」をクリックして完了です
従来のOutlookでの作成手順
手順:
- 「連絡先」を開きます
- 「ホーム」タブの「新しい連絡先グループ」をクリック
- グループ名を入力します
- 「メンバーの追加」をクリックして、追加方法を選択:
- 「Outlookの連絡先から」:既存の連絡先から選択
- 「新しい電子メール連絡先」:新規にメールアドレスを入力
- メンバーを追加したら「保存して閉じる」をクリックします
これで、メール作成時に宛先欄にグループ名を入力するだけで、メンバー全員にメールを送れるようになります。
よくある質問とトラブルシューティング
Q1:連絡先が保存されない
原因と対処法:
- Outlookアカウントが正しく設定されているか確認しましょう
- 複数のアカウントを使っている場合、正しいアカウントの連絡先フォルダーを選択しているか確認してください
- Outlook on the webの場合、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください
Q2:連絡先の名前の表示順を変更したい
新しいOutlookでは、既定で「名→姓」の順で表示されますが、日本語環境では「姓→名」の方が見やすいですよね。
設定変更方法:
- 「連絡先」を開く
- 表示したい連絡先をクリック
- 「編集」をクリック
- 名前の表示順を手動で調整できます
ただし、現時点では個別の連絡先ごとに設定する必要があります。
Q3:メールから連絡先に追加したのに見つからない
確認ポイント:
- 複数のアカウントを使用している場合、別のアカウントの連絡先に保存されている可能性があります
- 「すべての連絡先」フォルダーを確認してみましょう
- 検索ボックスを使って名前やメールアドレスで検索してみてください
Q4:連絡先に写真を追加したい
追加方法:
- 連絡先を開いて「編集」をクリック
- 画像アイコンまたは「写真を追加」をクリック
- 「新しい写真をアップロード」を選択
- ファイルを選択して「開く」をクリック
- 必要に応じて写真の位置やズームを調整
- 「適用」→「完了」の順にクリックします
Q5:連絡先をエクスポートしたい
他のメールソフトに移行する場合や、バックアップを取りたいときに便利です。
手順:
- 「ファイル」タブ→「開く/エクスポート」→「インポート/エクスポート」
- 「ファイルにエクスポート」を選択
- 「コンマ区切りの値」を選択
- エクスポートするフォルダーとして「連絡先」を選択
- 保存先を指定して「完了」をクリック
まとめ
Outlookの連絡先追加方法について、3つの主な方法を解説しました。
簡単におさらいすると:
- 受信メールから追加:一番手軽な方法。メールを開いて右クリックするだけ
- 手動で追加:メールのやり取りがない相手を登録するときに便利
- CSVで一括追加:大量の連絡先を効率的に管理したいときに最適
さらに、連絡先グループを活用すれば、複数の人に同時にメールを送る作業もスムーズになります。
連絡先をしっかり整理しておけば、メール作成時の入力ミスも減りますし、何より作業効率が大幅にアップします。最初は少し手間に感じるかもしれませんが、一度登録してしまえばあとはラクになりますよ。
あなたの使い方に合った方法で、ぜひOutlookの連絡先機能を活用してみてくださいね!


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