「趣味が同じ人と話したいけど、LINEアカウントは教えたくない…」
そんな悩みを解決してくれるのが、LINEオープンチャットです。匿名で参加できて、最大5,000人まで入れる大規模なグループチャットが作れる便利な機能なんです。
この記事では、オープンチャットを初めて作る方でも迷わないように、画像なしでも理解できるよう丁寧に手順を解説していきます。
LINEオープンチャットとは?普通のグループとの違い

まず基本を押さえておきましょう。
オープンチャットの特徴
匿名で参加できる
本名を明かさず、ニックネームで参加可能です。普段のLINEアカウントとは別のプロフィールを設定できるので、プライバシーが守られます。
友だち登録が不要
通常のLINEグループと違い、友だちになっていない人ともチャットできます。URLやQRコードを共有するだけで、誰でも招待できるんです。
最大5,000人まで参加可能
通常のLINEグループは500人までですが、オープンチャットは5,000人まで参加できます。さらに設定を変更すれば、それ以上の人数にも対応可能です。
過去のトーク履歴が見られる
途中から参加しても、最初からの会話履歴を遡って読めます。「話についていけない」という心配がありません。
こんな使い方ができます
- 趣味のコミュニティ(ゲーム攻略、推し活、読書会など)
- 学習グループ(受験勉強、資格試験、語学学習など)
- 地域の情報交換(子育て、ペット、イベント情報など)
- 職場や学校の連絡用(本名を使わずに連絡できる)
オープンチャットを作る前の準備
LINEアプリのバージョン確認
オープンチャット機能を使うには、以下のバージョン以上が必要です。
- iPhone:iOS 9.12以上
- Android:Android 9.13以上
アップデートがまだの方は、App StoreまたはGoogle Playストアで最新版に更新してください。
注意事項の確認
オープンチャットを作る前に、以下の点を理解しておきましょう。
禁止されている行為
- 個人情報(LINE IDや電話番号など)の投稿
- 出会い目的での利用
- 商業的な勧誘や宣伝(許可されている場合を除く)
- 他人への嫌がらせや誹謗中傷
違反すると、オープンチャットの利用停止やLINEアカウント自体の利用制限を受ける可能性があります。
【基本編】オープンチャットの作り方|全体公開の場合
それでは、実際にオープンチャットを作っていきましょう。
ステップ1:オープンチャット画面を開く
- LINEアプリを開く
- 画面下の「ホーム」タブをタップ
- 画面上部の「サービス」欄から「オープンチャット」を選択
※「オープンチャット」が表示されていない場合は、「サービス」の右にある「すべて見る」をタップして探してください。
ステップ2:作成ボタンをタップ
オープンチャットの画面が開いたら、画面右下にある緑色の「+オープンチャット作成」ボタンをタップします。
ステップ3:基本情報を入力する
ここで、オープンチャットの詳細を設定していきます。
オープンチャット名(必須)
チャットルームの名前を入力します。分かりやすくて、検索されやすい名前にしましょう。
良い例:「推理小説好き集まれ!読書会」「TOEIC800点目指す勉強部屋」
説明文(任意・最大1,000文字)
どんなテーマのチャットルームなのか、どんな人に参加してほしいのかを書きます。
ハッシュタグ(#)を入れると、検索で見つけてもらいやすくなります。
例:「#推理小説 #ミステリー #読書好き」
メイン画像(任意)
チャットルームの顔となるアイコンです。テーマに合った画像を設定すると、参加者が集まりやすくなります。
端末に保存されている写真や、あらかじめ用意されたアイコンから選べます。
カテゴリー(任意)
「ゲーム」「スポーツ」「ファッション・美容」「働き方・仕事」など、テーマに合ったカテゴリーを選びます。
適切なカテゴリーを選ぶと、検索結果に表示されやすくなります。
検索を許可(オン/オフ)
オンにすると、他のユーザーがキーワード検索で見つけられるようになります。
オフにすると、URLやQRコードを知っている人だけが参加できる限定公開になります。
※後から変更も可能です。
すべて入力したら、画面右上の「次へ」をタップします。
ステップ4:自分のプロフィールを設定する
オープンチャット内で使うプロフィールを設定します。
ニックネーム(必須)
普段のLINEとは別の名前を設定できます。本名を使う必要はありません。
アイコン画像(任意)
プロフィール写真も自由に設定できます。端末の画像やあらかじめ用意されたアイコンから選べます。
※ここで設定した内容は、普段使っているLINEアカウントには影響しません。
設定が完了したら、画面右上の「参加」をタップします。
ステップ5:注意事項に同意する
「オープンチャット利用に関する注意事項」が表示されるので、内容を確認して「確認しました」をタップします。
これでオープンチャットの作成が完了です!
【応用編】公開範囲を設定する方法
作成後に、参加方法を変更することもできます。
公開範囲の種類
全体公開(デフォルト)
誰でも自由に参加できる設定です。検索で見つけた人が、承認なしですぐに入れます。
参加コード
あらかじめ設定したコード(パスワードのようなもの)を入力した人だけが参加できます。
承認制
管理者が質問を設定し、その回答を見て承認するかどうかを判断します。特定の人だけを招待したい場合に便利です。
公開範囲の変更手順
- 作成したオープンチャットを開く
- 画面右上の「三本線(≡)」アイコンをタップ
- 画面右上の「設定」(歯車アイコン)をタップ
- 「公開設定」を選択
- 希望の公開範囲を選択
参加コードを設定する場合
- 「参加コード」を選択
- 4〜8桁の数字でコードを設定
- 「確認」をタップ
このコードを知っている人だけが参加できるようになります。
承認制にする場合
- 「承認」を選択
- 参加希望者に質問する内容を入力
- 「確認」をタップ
参加希望者が回答した内容を見て、管理者が承認するかどうかを決められます。
管理者として知っておきたい便利な機能
共同管理者の設定
管理者だけでは手が回らない場合、共同管理者を最大100人まで設定できます。
設定手順
- オープンチャット画面右上の「三本線(≡)」→「設定」
- 「メンバー管理」を選択
- 「共同管理者を設定」をタップ
- 共同管理者にしたいメンバーの横にある「追加」をタップ
共同管理者には、管理権限を細かく設定できます。
NGワード設定
荒らしや不適切な投稿を防ぐため、特定の言葉を含むメッセージを自動削除できます。
設定手順
- 設定画面から「NGワード管理」を選択
- 削除したいキーワードを入力
- 「追加」をタップ
LINEのシステムが自動で削除してくれる基準もありますが、独自のNGワードを追加することで、より安全な環境を作れます。
システムメッセージの管理
「○○さんが参加しました」などの自動メッセージを表示するかどうかを設定できます。
設定手順
- 設定画面から「システムメッセージを管理」を選択
- 「メンバーが参加」「メンバーが退出」などのオン/オフを切り替える
メンバーの出入りが多いチャットでは、オフにすると会話が見やすくなります。
メイン画像(背景)の変更
すべてのメンバーのトーク画面の背景は、管理者が設定したメイン画像と連動しています。
変更手順
- 設定画面から「オープンチャットのメイン画像」を選択
- 新しい画像を設定
※個人のトーク背景を変更しても、自分にしか反映されません。全員の背景を変えるには、メイン画像を変更する必要があります。
人を招待する3つの方法

オープンチャットを作ったら、次は人を集めましょう。
方法1:招待リンクをシェアする
- オープンチャット画面右上の「三本線(≡)」→「招待」をタップ
- 表示されたリンクをコピー
- TwitterやInstagramなど、他のSNSに投稿
リンクをタップするだけで参加できるので、最も簡単な方法です。
方法2:QRコードを表示する
- 「招待」画面で「QRコード」を選択
- 表示されたQRコードをスクリーンショット
- 画像として共有、または直接読み取ってもらう
対面で招待する場合に便利です。
方法3:LINEの友だちに直接送る
- 「招待」画面で「友だちを招待」を選択
- 招待したい友だちを選択
- 「OK」をタップ
LINE上の友だちに直接招待メッセージを送れます。
よくある質問と解決方法
Q1. オープンチャットをいくつ作れますか?
制限はありません。必要なだけ複数のオープンチャットを作成できます。
Q2. 作ったオープンチャットを削除するには?
- オープンチャット画面右上の「三本線(≡)」→「設定」
- 一番下までスクロールして「オープンチャットを削除」を選択
- 確認画面で「削除」をタップ
削除すると、すべてのトーク履歴が消えて復元できません。慎重に行ってください。
Q3. 本当に匿名なの?バレない?
はい、オープンチャット内では普段のLINEアカウント情報は表示されません。ただし、以下の点に注意してください。
- 自分で個人情報を投稿しない
- プロフィール画像に本人の写真を使わない
- 書き込み内容から特定されないよう配慮する
Q4. 迷惑なメンバーを強制退会させられる?
管理者と共同管理者は、特定のメンバーを強制退会させることができます。
手順
- 強制退会させたいメンバーのプロフィールを開く
- 「強制退会」を選択
- 「再参加を禁止する」にチェックを入れる(必要な場合)
- 「OK」をタップ
Q5. 検索しても自分のオープンチャットが出てこない
以下の原因が考えられます。
- 「検索を許可」がオフになっている
- カテゴリーが適切に設定されていない
- 説明文にキーワードが含まれていない
設定を見直してみましょう。
オープンチャット運営のコツ
ルールを明確にする
参加者が安心して使えるよう、ノート機能でルールを投稿しておきましょう。
例
- 挨拶は自由です
- 深夜の投稿は控えめに
- 個人情報の投稿は禁止
- 質問は過去のトークを確認してから
ノート機能を活用する
重要な情報はノートに投稿すると、後から見返しやすくなります。
使い方
- トーク画面右上の「三本線(≡)」→「ノート」
- 「+」ボタンをタップして投稿
定期的に様子を見る
放置すると荒らしや不適切な投稿が増える可能性があります。時々チェックして、必要に応じて対応しましょう。
アンケート機能を使う
メンバーの意見を聞きたいときは、投票機能が便利です。
使い方
- トーク画面下の「+」ボタン→「投票」
- 質問と選択肢を入力
- 「作成」をタップ
まとめ:オープンチャットで新しいコミュニティを作ろう
LINEオープンチャットの作り方をおさらいしましょう。
基本の流れ
- ホーム画面から「オープンチャット」を開く
- 「+オープンチャット作成」をタップ
- 名前、説明文、カテゴリーなどを入力
- プロフィールを設定して「参加」
- 注意事項に同意して完成
作成後にやること
- 公開範囲を設定する(必要に応じて)
- ルールをノートに投稿する
- 招待リンクやQRコードでメンバーを集める
- 共同管理者を設定する(大規模な場合)
オープンチャットは、同じ趣味や目的を持つ人と気軽につながれる便利な機能です。匿名で参加できるので、本名を明かしたくない場面でも安心して使えます。
この記事を参考に、ぜひ自分のコミュニティを作ってみてください。最初は小さなグループでも、徐々に盛り上がっていくはずです。

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