「Slackでメッセージを送ったのに、相手の画面に表示されない…」
「新しいメッセージが来ているはずなのに、自分の画面が更新されない!」
「通知が来ない、バッジが消えない、アプリが最新版にならない…」
Slackを使っていて、こんな「更新されない」トラブルに遭遇したことはありませんか?
ビジネスの重要なコミュニケーションツールだからこそ、更新が止まると本当に困りますよね。大事な連絡を見逃したり、緊急の対応が遅れたり、チームワークに支障が出たり…。
でも、安心してください。
この記事では、Slackの「更新されない」問題を3つのタイプ別(メッセージ更新、通知更新、アプリ更新)に分けて、原因と対処法を徹底解説します。
初心者の方でもすぐに試せる簡単な方法から、技術的なトラブルシューティングまで、すべてカバー。この記事を読めば、どんな「更新されない」問題でも解決できます!
Slackの「更新されない」問題、3つのタイプ

まず、Slackの「更新されない」問題には、大きく分けて3つのタイプがあります。
タイプ1:メッセージが更新されない
症状:
- 新しいメッセージが届いているのに画面に表示されない
- 相手が送ったメッセージが見えない
- 自分が送ったメッセージが「送信中…」のまま
- チャンネルの内容が古いまま止まっている
- 「最終更新:1分前…」と表示されたまま
原因:
主にインターネット接続の問題、WebSocket接続の不具合、キャッシュの問題などが考えられます。
タイプ2:通知が更新されない
症状:
- 新しいメッセージの通知が来ない
- 読んだはずのバッジ(未読数)が消えない
- スレッドの太字表示が消えない
- おやすみモードが勝手にオンになっている
- 通知音が鳴らない
原因:
通知設定の問題、OS側の設定、おやすみモードの誤作動などが考えられます。
タイプ3:アプリ自体が更新されない
症状:
- デスクトップアプリが最新版にならない
- 「更新を確認」を押しても何も起こらない
- 古いバージョンのまま起動する
- 新機能が使えない
- セキュリティアップデートが適用されない
原因:
ネットワークの問題、セキュリティソフトの干渉、ディスク容量不足などが考えられます。
では、それぞれのタイプについて、詳しく見ていきましょう!
【タイプ1】メッセージが更新されない時の対処法
新しいメッセージが表示されない、画面が古いまま…そんな時は、以下の対処法を順番に試してみましょう。
対処法1:まずは基本の「更新」(リフレッシュ)
デスクトップ版(Windows・Mac):
Ctrl + R(Windows)
Cmd + R(Mac)
または、
- 画面左上の「ヘルプ」をクリック
- 「更新して再起動」を選択
ブラウザ版:
F5キー
または
Ctrl + R(Windows)
Cmd + R(Mac)
スマホアプリ(iOS・Android):
- チャンネル画面を開く
- 画面を下にスワイプ(引っ張る)
- 回転アイコンが表示されたら指を離す
この操作で、画面がリロードされ、最新の状態になります。
対処法2:インターネット接続を確認
確認手順:
- 他のWebサイトにアクセスできるか試す
- GoogleやYahooなど、他のサイトを開いてみる
- 開けない場合はインターネット自体の問題
- Wi-Fiやモバイルデータの状態を確認
- Wi-Fiマークが表示されているか
- 電波強度は十分か
- 機内モードになっていないか
- Slackの接続テストを実行
Slackには専用の接続テストページがあります:
PCの場合:
- ブラウザで https://my.slack.com/help/test にアクセス
- Slackワークスペースにサインイン
- テスト結果を確認
確認項目:
- WebSocket (Flannel [Primary]):✅ OK であること
- WebSocket (Flannel [Backup]):✅ OK であること
どちらかが ❌ NG の場合、WebSocket接続に問題があります。
対処法3:キャッシュをクリア(削除)
キャッシュ(一時ファイル)が溜まると、Slackの動作が不安定になることがあります。
デスクトップアプリ(Windows・Mac):
- 画面左上の「☰」(3本線)または「ヘルプ」をクリック
- 「ヘルプ」→「トラブルシューティング」を選択
- 「キャッシュをクリアして再起動」をクリック
- アプリが自動的に再起動される
注意: この操作でログアウトはされませんが、一部の設定がリセットされる可能性があります。
iOS(iPhone・iPad):
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Slack」を選択
- 「次回起動時にキャッシュをリセット」のトグルをオン
- Slackアプリを開く(自動的にキャッシュがクリアされる)
Android:
- Slackアプリを開く
- 画面右下の「あなた」アイコンをタップ
- 「設定」→「詳細設定」を選択
- 「キャッシュをリセット」をタップ
- 「はい」で確認
対処法4:アプリを完全に再起動
PCの場合:
- Slackアプリを完全に終了
- Windows:タスクバーの通知領域で右クリック→終了
- Mac:Cmd + Q でアプリを終了
- 5秒ほど待つ
- Slackを再度起動
スマホの場合:
iPhone:
- ホームボタンを2回押す(またはiPhone X以降は画面下から上にスワイプ)
- アプリ一覧からSlackを上にスワイプして終了
- 5秒ほど待つ
- Slackアプリを再度開く
Android:
- 「最近使ったアプリ」ボタンをタップ
- Slackアプリを横にスワイプして終了
- 5秒ほど待つ
- Slackアプリを再度開く
単に「ホーム画面に戻る」だけでは、アプリはバックグラウンドで動いたままです。完全に終了させることが重要です。
対処法5:WebSocket接続の問題を解決
「最終更新:1分前…」というメッセージが表示されている場合、WebSocket接続に問題がある可能性が高いです。
WebSocketとは?
Slackがリアルタイムでメッセージを送受信するための通信技術です。これがうまく機能しないと、自動更新が止まります。
対処法:
- ネットワーク管理者に確認
- 会社のネットワークでWebSocket接続がブロックされていないか確認
- 特に企業のセキュリティ設定が厳しい場合、意図的にブロックされていることがある
- VPNを使用している場合
- 一時的にVPNを切断してみる
- Slackが正常に動作するか確認
- 別のネットワークで試す
- モバイルデータ(Wi-Fiを切る)で試す
- 別のWi-Fiネットワークで試す
- これで解決すれば、元のネットワークに問題がある
- Net Logsを収集してSlackサポートに送信
問題が続く場合、詳細なログをSlackサポートに送ることができます。
ログの収集方法(デスクトップ):
- 「ヘルプ」→「トラブルシューティング」を開く
- 「再起動してNet Logsを収集」をクリック
- アプリが再起動される
- 通常通りSlackを使う
- 問題が発生したら、ポップアップの「ログを停止」をクリック
- ダウンロードフォルダにzipファイルが保存される
- feedback@slack.com にファイルを添付して送信
対処法6:ブラウザ拡張機能を無効化(ブラウザ版の場合)
ブラウザでSlackを使っている場合、拡張機能(アドオン)が干渉している可能性があります。
確認方法:
- シークレットモード/プライベートブラウジングで開く
- Chrome:Ctrl + Shift + N(Windows)/ Cmd + Shift + N(Mac)
- Firefox:Ctrl + Shift + P(Windows)/ Cmd + Shift + P(Mac)
- Edge:Ctrl + Shift + N(Windows)
- シークレットモードでSlackが正常に動作する場合
→ 拡張機能が原因 - 拡張機能を1つずつ無効化
- Chrome:設定→拡張機能→各拡張機能をオフ
- 1つずつオフにして、どれが原因か特定
よくある問題の拡張機能:
- 広告ブロッカー
- セキュリティソフト系の拡張機能
- プライバシー保護系の拡張機能
対処法7:セキュリティソフト・ファイアウォールを確認
セキュリティソフトやファイアウォールがSlackの通信をブロックしている可能性があります。
確認手順:
- 一時的にセキュリティソフトを無効化
- セキュリティソフトを右クリック→一時停止
- Slackが正常に動作するか確認
- 確認後、必ずセキュリティソフトを有効に戻す
- Slackを例外リストに追加
- セキュリティソフトの設定を開く
- 「例外」「除外」「ホワイトリスト」などの項目を探す
- Slackアプリを追加
- ファイアウォールの設定を確認
Windows:
- コントロールパネル→システムとセキュリティ→Windows Defender ファイアウォール
- 「アプリがファイアウォール経由で通信することを許可する」
- リストにSlackがあるか確認
- ない場合は「設定の変更」→「別のアプリの許可」でSlackを追加
Mac:
- システム環境設定→セキュリティとプライバシー→ファイアウォール
- 「ファイアウォールオプション」をクリック
- Slackが許可されているか確認
対処法8:デバイスを再起動
意外とこれが効果的!PCやスマホを再起動することで、多くの問題が解決します。
PCの再起動:
- すべてのアプリを終了
- スタートメニュー→再起動(Windows)
- Appleメニュー→再起動(Mac)
スマホの再起動:
- iPhone:電源ボタン長押し→スライドで電源オフ→再度電源オン
- Android:電源ボタン長押し→再起動
再起動後、Slackを開いて動作を確認してください。
【タイプ2】通知が更新されない時の対処法

メッセージは届いているのに通知が来ない、既読にしたのにバッジが消えない…そんな時の対処法です。
対処法1:おやすみモード(DND)を確認
おやすみモード(Do Not Disturb)がオンになっていると、すべての通知が止まります。
確認方法:
デスクトップ版:
- 画面左上のプロフィール写真をクリック
- 名前の横に「🌙」マークがあればおやすみモード中
- 「通知を一時停止」にカーソルを合わせる
- 「通知を再開」をクリック
スマホアプリ:
- 画面下部の「あなた」タブを開く
- 「通知を一時停止」の項目を確認
- オンになっていれば「通知を再開」をタップ
対処法2:通知設定を確認
Slack側の通知設定が正しいか確認しましょう。
デスクトップ版:
- 画面左上のプロフィール写真をクリック
- 「環境設定」→「通知」を選択
- 以下を確認:
重要な設定項目:
- 「次の場合に通知する」(Notify me about)
- 「すべての新しいメッセージ」:すべてのメッセージで通知
- 「ダイレクトメッセージ、メンション、キーワード」:重要なもののみ通知(推奨)
- 「通知なし」:すべての通知オフ(これだと通知が来ません!)
- 「通知のタイミング」
- デフォルトは「常に通知する」
- 「デスクトップにいない場合のみ」だと、PC使用中は通知が来ません
- 「モバイルとデスクトップで別の設定を使用する」
- チェックが入っている場合、スマホとPCで別々の設定
- モバイル側も確認が必要
スマホアプリ:
- 「あなた」タブ→「通知」を開く
- 「次の場合に通知する」が「通知なし」以外になっているか確認
- 「モバイル通知のタイミング」を確認
- スマホのみで通知を受けたい場合:「できるだけ早く」に設定
対処法3:バッジが消えない場合(同期エラー)
読んだはずのメッセージのバッジ(未読数)が消えない、スレッドの太字表示が消えない場合。
デスクトップ版:
Shift + Esc キー
この操作で「すべて既読にする」が実行されます。
スマホアプリ:
- 「あなた」タブを開く
- 「環境設定」→「詳細設定」を選択
- 「キャッシュをリセット」をタップ
これでも解決しない場合は、Slackのサポートに連絡してください(feedback@slack.com)。
対処法4:OS側の通知設定を確認
OS(WindowsやMacOS、iOS、Android)側で通知がブロックされている可能性があります。
Windows 10/11:
- 「設定」→「システム」→「通知とアクション」を開く
- 「アプリやその他の送信者からの通知を取得する」がオンになっているか確認
- 下にスクロールして、アプリ一覧から「Slack」を探す
- Slackの通知がオンになっているか確認
集中モード(フォーカスモード)も確認:
- 「設定」→「システム」→「集中モード」
- 集中モードがオンになっていると、Slackの通知が来ません
- 「オフ」に設定するか、「優先順位のみ」でSlackを優先リストに追加
Mac:
- Appleメニュー→「システム環境設定」→「通知と集中モード」(または「通知」)
- 左側のアプリ一覧から「Slack」を選択
- 「Slackからの通知を許可する」がチェックされているか確認
- 通知スタイルを「バナー」または「通知パネル」に設定
おやすみモードも確認:
- Macのおやすみモードがオンだと、すべての通知がブロックされます
- メニューバーの日付・時刻をクリック→おやすみモードをオフに
iPhone・iPad:
- 「設定」アプリ→「Slack」を選択
- 「通知」をタップ
- 以下を確認:
- 「通知を許可」がオン
- 「ロック画面に表示」がオン
- 「通知センターに表示」がオン
- 「バナー」がオン
- 「サウンド」がオン
- 「Appアイコンにバッジを表示」がオン
集中モードも確認:
- 設定→集中モード→現在の集中モードを確認
- Slackが許可されているか確認
Android:
- 「設定」→「アプリ」→「Slack」を選択
- 「通知」をタップ
- すべての通知カテゴリがオンになっているか確認
バッテリー最適化も確認:
- 設定→バッテリー→バッテリー最適化
- Slackを「最適化しない」に設定
- これでバックグラウンドでもSlackが動作可能に
対処法5:ブラウザの通知設定を確認(ブラウザ版)
ブラウザでSlackを使っている場合、ブラウザの通知許可が必要です。
Google Chrome:
- 画面右上の「⋮」(3点メニュー)→「設定」
- 「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」
- 「通知」を選択
- 「サイトが通知を送信できるようにする」がオン
- 許可リストに「Slack」が含まれているか確認
Microsoft Edge:
- 画面右上の「…」(3点メニュー)→「設定」
- 「Cookie とサイトのアクセス許可」→「通知」
- Slackが許可リストにあるか確認
Firefox:
- 画面右上の「☰」→「設定」
- 「プライバシーとセキュリティ」→「通知」の「設定」ボタン
- Slackが許可されているか確認
対処法6:通知診断テストを実行(スマホアプリ)
Slackアプリには、通知の問題を診断するテスト機能があります。
実行手順:
- Slackアプリを開く
- 「あなた」タブ→「通知」
- 「通知のトラブルシューティング」をタップ
- テストが自動的に実行される
- 結果を確認:
- すべて✅(緑のチェック)であればOK
- ❌(赤いバツ)がある場合、その項目に問題あり
- 最後に「テスト通知を送信」
- 実際に通知が届くか確認
テスト結果に基づく対処:
- 通知許可が拒否されている → OS設定を確認
- ネットワーク接続に問題 → インターネット接続を確認
- テスト通知が届かない → アプリを再インストール
対処法7:アプリを再インストール
上記の方法でも解決しない場合、アプリを完全に削除して再インストールしてみましょう。
スマホの場合:
- Slackアプリを長押し→アンインストール
- App Store(iOS)またはGoogle Play(Android)からSlackを再インストール
- ログイン
- 通知設定を再確認
デスクトップの場合:
Windows:
- コントロールパネル→プログラムのアンインストール
- Slackを選択→アンインストール
- https://slack.com/downloads からSlackを再ダウンロード
- インストール
Mac:
- アプリケーションフォルダからSlackをゴミ箱へ
- https://slack.com/downloads からSlackを再ダウンロード
- インストール
【タイプ3】アプリ自体が更新されない時の対処法
デスクトップアプリが最新版にアップデートされない問題の対処法です。
対処法1:手動でアップデートを確認
自動更新がうまく機能していない場合、手動で確認できます。
手順:
- Slackアプリを開く
- 画面左上の「☰」(3本線)→「ヘルプ」を選択
- Macの場合:メニューバーの「ヘルプ」
- Windowsの場合:左上の「☰」→「ヘルプ」
- 「更新を確認」をクリック
- アップデートがある場合、自動的にダウンロードと更新が始まる
対処法2:現在のバージョンを確認
まず、本当に古いバージョンなのか確認しましょう。
バージョン確認方法:
- Slackアプリを開く
- 「ヘルプ」→「Slackについて」(または「About Slack」)
- バージョン番号が表示される
最新バージョンの確認:
- Slack公式サイトで最新バージョンを確認
- または、https://slack.com/release-notes/windows (Windows)
- https://slack.com/release-notes/mac (Mac)
対処法3:インターネット接続を確認
アップデートには安定したインターネット接続が必要です。
確認項目:
- Wi-Fiが接続されているか
- 通信速度は十分か(低速だとダウンロードできない)
- VPN使用中の場合、一時的にオフにしてみる
対処法4:管理者権限で実行(Windows)
Windowsの場合、管理者権限がないとアップデートできないことがあります。
手順:
- Slackアプリを完全に終了
- デスクトップまたはスタートメニューのSlackアイコンを右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」
- Slackが起動したら、「ヘルプ」→「更新を確認」
対処法5:キャッシュとデータを削除
アップデート情報を保存しているキャッシュが破損している可能性があります。
Windows:
- Slackを完全に終了
- Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開く
- 以下を入力してEnter:
%AppData%
- 「Slack」フォルダを見つけて削除
- もう一度 Windowsキー + R
- 今度は以下を入力:
%LocalAppData%
- 「Slack」フォルダを見つけて削除
- Slackを再起動
Mac:
- Slackを終了
- Finderを開く
- メニューバーの「移動」→「フォルダへ移動」
- 以下を入力してEnter:
~/Library/Application Support/Slack
- Slackフォルダ内のすべてを削除
- Slackを再起動
注意: この操作でログイン情報は消えませんが、一部の設定がリセットされる可能性があります。
対処法6:セキュリティソフトの確認
セキュリティソフトがアップデートをブロックしている可能性があります。
確認手順:
- セキュリティソフトを一時的に無効化
- Slackのアップデートを試す
- 成功したら、セキュリティソフトを有効に戻す
- Slackを例外リストに追加
Slackをホワイトリストに追加:
- Windows Defender:設定→更新とセキュリティ→Windows セキュリティ→ウイルスと脅威の防止→設定の管理→除外の追加
- その他のセキュリティソフト:各ソフトのマニュアルを参照
対処法7:ディスク容量を確保
ディスク容量が不足していると、アップデートがダウンロードできません。
必要な空き容量: 最低1GB以上推奨
Windows:
- PCを開く(エクスプローラー)
- Cドライブを右クリック→プロパティ
- 空き領域を確認
- 不足している場合、不要なファイルを削除
Mac:
- Appleメニュー→このMacについて→ストレージ
- 空き領域を確認
- 「管理」ボタンで不要なファイルを削除
対処法8:完全アンインストール後に再インストール
最終手段として、Slackを完全にアンインストールしてから最新版をインストールします。
Windows:
- コントロールパネル→プログラムと機能
- Slackを選択→アンインストール
- Windowsキー + R で以下を実行し、残存ファイルを削除:
%AppData%→ Slackフォルダ削除%LocalAppData%→ Slackフォルダ削除
- PCを再起動
- https://slack.com/downloads から最新版をダウンロード
- インストール
Mac:
- アプリケーションフォルダからSlackをゴミ箱へ
- Finderで「移動」→「フォルダへ移動」
- 以下のフォルダから残存ファイルを削除:
~/Library/Application Support/Slack~/Library/Caches/com.tinyspeck.slackmacgap~/Library/Preferences/com.tinyspeck.slackmacgap.plist
- Macを再起動
- https://slack.com/downloads から最新版をダウンロード
- インストール
デバイス別トラブルシューティング早見表

よくある「更新されない」問題を、デバイス別にまとめました。
Windows版Slack
| 症状 | よくある原因 | 優先度高い対処法 |
|---|---|---|
| メッセージ更新されない | ネットワーク、キャッシュ | ①キャッシュクリア ②アプリ再起動 |
| 通知が来ない | Windows通知設定、集中モード | ①集中モードオフ ②通知設定確認 |
| アプリ更新されない | 管理者権限、セキュリティソフト | ①管理者として実行 ②手動更新 |
Mac版Slack
| 症状 | よくある原因 | 優先度高い対処法 |
|---|---|---|
| メッセージ更新されない | WebSocket、キャッシュ | ①Cmd+Rで更新 ②キャッシュクリア |
| 通知が来ない | おやすみモード、通知設定 | ①おやすみモード確認 ②システム環境設定 |
| アプリ更新されない | キャッシュ、ネットワーク | ①手動更新 ②再インストール |
iPhone・iPad版Slack
| 症状 | よくある原因 | 優先度高い対処法 |
|---|---|---|
| メッセージ更新されない | アプリ不具合、ネットワーク | ①スワイプで更新 ②アプリ再起動 |
| 通知が来ない | iOS通知設定、集中モード | ①通知許可確認 ②集中モード確認 |
| バッジ消えない | 同期エラー | ①キャッシュリセット ②再インストール |
Android版Slack
| 症状 | よくある原因 | 優先度高い対処法 |
|---|---|---|
| メッセージ更新されない | バックグラウンド制限 | ①アプリ再起動 ②バッテリー最適化オフ |
| 通知が来ない | 通知許可、省電力モード | ①通知設定確認 ②省電力モード解除 |
| 動作が重い | キャッシュ蓄積 | ①キャッシュクリア ②データクリア |
よくある質問と回答
Q1:「最終更新:1分前…」と表示されたまま動きません
A: WebSocket接続に問題があります。
以下を試してください:
- Ctrl + R(Cmd + R)で強制更新
- インターネット接続を確認
- VPNを使用している場合は一時的にオフ
- 会社のネットワークの場合、管理者に相談
Q2:PCではメッセージが届くのに、スマホには通知が来ない
A: Slackの通知設定で「デスクトップ優先」になっている可能性があります。
解決方法:
- PCでSlackを開く
- 環境設定→通知
- 「モバイルとデスクトップで別の設定を使用する」にチェック
- モバイル側の設定で「できるだけ早く(As quickly as possible)」を選択
仕様として:
SlackはPCがアクティブな場合、スマホへの通知を遅らせます。PCを使っていないことが確認されてから、スマホに通知が送られます。
Q3:既読にしたのにバッジ(未読数)が消えません
A: Slack側の同期エラーです。
解決方法:
Shift + Escキーで「すべて既読にする」- それでもダメな場合、キャッシュをクリア
- それでもダメな場合、Slackサポートに連絡(feedback@slack.com)
Q4:Slackが「接続中…」のまま起動しません
A: ネットワークの問題、またはSlack側のサーバー障害の可能性があります。
確認手順:
- https://status.slack.com でSlackのサービス状況を確認
- 障害が報告されていない場合、自分側の問題
- インターネット接続を確認
- ファイアウォール設定を確認
- 別のネットワークで試す
Q5:アップデート中にエラーが出ます
A: ディスク容量不足、ネットワークエラー、またはセキュリティソフトの干渉が考えられます。
対処法:
- ディスク容量を確認(1GB以上の空きが必要)
- 安定したネットワークに接続
- セキュリティソフトを一時的に無効化して試す
- それでもダメなら、完全アンインストール後に再インストール
Q6:ブラウザ版とアプリ版、どちらが安定していますか?
A: デスクトップアプリの方が安定しています。
理由:
- アプリは専用に最適化されている
- ブラウザ版は拡張機能の干渉を受けやすい
- アプリの方がバックグラウンド動作が安定
ただし、一時的な問題がある場合は、ブラウザ版に切り替えることで解決することもあります。
Q7:他の人は更新されるのに、自分だけ更新されません
A: 自分のデバイスまたはネットワークに固有の問題があります。
確認項目:
- 自分のインターネット接続を確認
- Slackアプリのバージョンが最新か確認
- OSのバージョンが古すぎないか確認(サポート対象か)
- キャッシュをクリア
- アプリを再インストール
Q8:会社のPCだけ問題が起きます
A: 企業のセキュリティポリシーが原因の可能性が高いです。
対処法:
- IT部門・ネットワーク管理者に相談
- WebSocket接続が許可されているか確認
- 必要なドメインがホワイトリストに追加されているか確認
Slackが必要とするドメイン:
- *.slack.com
- *.slack-edge.com
- *.amazonaws.com(一部の機能)
予防策:更新トラブルを防ぐ日常のメンテナンス
トラブルが起きる前に、日頃から以下の習慣をつけておきましょう。
習慣1:定期的なアプリ更新
週に1回程度:
- 「ヘルプ」→「更新を確認」
- 最新版を保つことで、バグ修正やセキュリティパッチを受けられる
自動更新を有効に:
- Slackは通常、自動更新が有効
- 無効にしている場合は、有効に戻すことを推奨
習慣2:月に1回のキャッシュクリア
月末や月初に:
- キャッシュをクリアして再起動
- 溜まった一時ファイルを削除
- 動作が軽くなり、トラブルを予防
習慣3:通知設定の見直し
四半期に1回程度:
- 不要なチャンネルの通知をオフ
- 重要なチャンネルは通知オン
- キーワード通知を見直し
最適化することで、本当に必要な通知だけを受け取れます。
習慣4:ストレージ容量の確認
月に1回:
- PCやスマホの空き容量を確認
- 不要なファイルを削除
- 最低1GB以上の空きを維持
習慣5:Slackサービスステータスの確認(問題発生時)
トラブルが起きたら、まず以下を確認:
Slackステータスページ:
https://status.slack.com
- 緑色:すべて正常
- 黄色:一部の機能に問題
- 赤色:重大な障害
Slack側の問題なら、自分では何もできないので、復旧を待ちましょう。
習慣6:複数のコミュニケーション手段を確保
Slackが使えなくなった時の備え:
- メールアドレスを把握
- 電話番号を共有
- 別のチャットツール(LINE、Teams など)を準備
重要なプロジェクトでは、Slackだけに依存しないことも大切です。
Slackサポートへの問い合わせ方法
上記の方法をすべて試しても解決しない場合は、Slackサポートに連絡しましょう。
問い合わせ方法
メール:
feedback@slack.com
問い合わせ時に含めるべき情報:
- 問題の詳細な説明
- いつから起こっているか
- どんな症状か
- どんな操作をした時に発生するか
- 環境情報
- OS(Windows 10、macOS Sonoma など)
- Slackのバージョン
- ブラウザ(ブラウザ版の場合)
- 試した対処法
- どんな対処法を試したか
- その結果はどうだったか
- ログファイル
- 「ヘルプ」→「トラブルシューティング」→「問題を報告」
- ログが自動的に添付される
返信までの時間:
通常、1〜2営業日以内に返信があります。緊急の場合はその旨を記載しましょう。
まとめ:Slack更新問題の解決チェックリスト
最後に、Slackの「更新されない」問題を解決するための総合チェックリストをまとめます。
【基本の3ステップ】どんな問題でもまず試す
- 更新(リフレッシュ)
- Ctrl + R / Cmd + R
- スマホなら下にスワイプ
- アプリ再起動
- 完全に終了してから再起動
- バックグラウンドからも削除
- インターネット接続確認
- 他のサイトにアクセスできるか
- Wi-Fi/モバイルデータの状態確認
【メッセージ更新されない】
- [ ] Ctrl/Cmd + R で強制更新
- [ ] キャッシュをクリア
- [ ] WebSocket接続テスト実行
- [ ] ブラウザ拡張機能を無効化(ブラウザ版)
- [ ] セキュリティソフトの例外設定
- [ ] デバイス再起動
【通知が更新されない】
- [ ] おやすみモード(DND)がオフか確認
- [ ] Slack側の通知設定確認
- [ ] OS側の通知設定確認
- [ ] 集中モード/フォーカスモードがオフか確認
- [ ] バッジが消えない場合は Shift + Esc
- [ ] 通知診断テスト実行(スマホ)
【アプリが更新されない】
- [ ] 手動で「更新を確認」
- [ ] 現在のバージョンと最新版を比較
- [ ] 管理者権限で実行(Windows)
- [ ] キャッシュとデータを削除
- [ ] ディスク容量を確認(1GB以上)
- [ ] 完全アンインストール後に再インストール
【それでも解決しない場合】
- [ ] Slackステータスページで障害情報確認
- [ ] 別のデバイスで試す
- [ ] 別のネットワークで試す
- [ ] Net Logsを収集
- [ ] Slackサポートに連絡(feedback@slack.com)
最後に:Slackを快適に使い続けるために
Slackの「更新されない」問題は、ほとんどの場合、この記事で紹介した方法で解決できます。
重要なポイントをおさらい:
- まずは基本から:更新、再起動、接続確認
- 問題のタイプを特定:メッセージ、通知、アプリ更新のどれか
- 段階的に対処:簡単な方法から順番に試す
- 予防が大切:定期的なメンテナンスでトラブルを防ぐ
覚えておきたい緊急対処法:
- メッセージ更新されない →
Ctrl/Cmd + R - 通知が来ない → おやすみモードとOS設定を確認
- バッジが消えない →
Shift + Esc - どうしても解決しない → キャッシュクリアと再インストール
Slackは現代のビジネスに欠かせないツールです。トラブルが起きても慌てず、この記事を参考に一つずつ対処していきましょう。
重要なのは、問題が起きた時に冷静に対処できる知識を持っておくこと。
この記事をブックマークして、いざという時にすぐ見返せるようにしておくことをおすすめします!
Slackを使ったスムーズなコミュニケーションで、チームの生産性を最大限に引き出していきましょう!

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