「タブレットでYouTubeを開いたら再生できなくなった」
「突然エラーが出て動画が見れない」
タブレットでYouTubeが見れなくなると、原因がわからず困ってしまいますよね。
この記事では、タブレットでYouTubeが見れない・再生できない原因と対処法を、iPad・Androidそれぞれのケースに分けて詳しく解説します。
YouTubeが見れない主な原因
タブレットでYouTubeが見れなくなる原因は、大きく分けて以下の5つです。
- インターネット接続の問題：Wi-Fiやモバイル通信が不安定
- アプリやシステムの不具合：一時的なエラーやバグ
- アプリ・OSのバージョンが古い：アップデートが必要
- 端末の問題：ストレージ不足やメモリ不足
- YouTube側の障害：サーバートラブル
まずは順番に対処法を試して、問題を解決していきましょう。
今すぐ試したい基本の対処法
原因を特定する前に、まずは以下の基本的な対処法を試してください。多くの場合、これだけで解決できます。
対処法1：YouTubeアプリを再起動する
最もシンプルで効果的な方法です。
iPadの場合
- ホーム画面の下から上にスワイプ（またはホームボタンをダブルクリック）
- 起動中のアプリ一覧が表示される
- YouTubeアプリを上にスワイプして終了
- もう一度YouTubeアプリを起動
Androidタブレットの場合
- 画面下部のナビゲーションバーから「タスク」ボタンをタップ
- 起動中のアプリ一覧が表示される
- YouTubeアプリを上にスワイプして終了
- もう一度YouTubeアプリを起動
対処法2：タブレットを再起動する
アプリの再起動で解決しない場合は、タブレット本体を再起動しましょう。
iPadの場合
- 電源ボタン（トップボタン）を長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライド
- 電源が切れたら、再度電源ボタンを長押しして起動
Androidタブレットの場合
- 電源ボタンを長押し
- 「電源を切る」または「再起動」をタップ
- 再起動を選んだ場合は自動で起動、電源を切った場合は再度電源ボタンを押す
対処法3：インターネット接続を確認する
YouTubeはインターネット接続が必須です。接続状況を確認しましょう。
確認ポイント
- Wi-Fiのアイコンが正常に表示されているか
- 他のアプリやウェブサイトは正常に使えるか
- モバイルデータ通信を使っている場合、通信制限がかかっていないか
Wi-Fiの再接続手順
- 設定アプリを開く
- Wi-Fiをオフにする
- 数秒待ってからWi-Fiをオンにする
- 接続先を選び直す
Wi-Fiルーターの再起動
Wi-Fiルーター自体に問題がある場合は、ルーターを再起動します。
- ルーターの電源を切る（コンセントを抜く）
- 1分ほど待つ
- 電源を入れ直す
- 接続が安定するまで数分待つ
対処法4：YouTubeアプリをアップデートする
古いバージョンのアプリを使っていると、正常に動作しないことがあります。
iPadの場合
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 下にスクロールして「利用可能なアップデート」を確認
- YouTubeがあれば「アップデート」をタップ
Androidタブレットの場合
- Google Playストアを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「アプリとデバイスの管理」を選択
- 「アップデート利用可能」からYouTubeを探してアップデート
対処法5：キャッシュを削除する
キャッシュ（一時データ）が溜まりすぎると、動作が不安定になることがあります。
iPadの場合
iPadにはアプリ単体のキャッシュ削除機能がないため、アプリを再インストールします。
- 「設定」→「一般」→「iPadストレージ」を開く
- YouTubeをタップ
- 「Appを取り除く」をタップ
- 「Appを再インストール」をタップ
この方法なら、ログイン情報を保持したままキャッシュだけを削除できます。
Androidタブレットの場合
- 「設定」→「アプリ」を開く
- YouTubeを選択
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
対処法6：ストレージ容量を確認する
ストレージ（保存容量）が不足していると、アプリが正常に動作しません。
iPadの場合
- 「設定」→「一般」→「iPadストレージ」を開く
- 使用中の容量と空き容量を確認
- 不要なアプリや写真を削除して空き容量を確保
Androidタブレットの場合
- 「設定」→「ストレージ」を開く
- 使用中の容量と空き容量を確認
- 「空き容量を増やす」などから不要なデータを削除
目安として、最低でも1GB以上の空き容量を確保しておくと安心です。
古いタブレットでYouTubeが見れなくなった場合
2025年2月以降、古いタブレットでYouTubeアプリが使えなくなる事例が増えています。
「YouTube.comに切り替えてください」と表示される
古いAndroidタブレット（d-Tab、Nexus 7など）で、YouTubeアプリを開くと「ブラウザで見てください」と表示されることがあります。
これは、YouTubeアプリがその端末のサポートを終了したためです。
対処法：ブラウザでYouTubeを見る
アプリが使えなくなった場合は、ブラウザ（Chrome、Safariなど）からYouTubeを視聴できます。
- ブラウザアプリを開く
- アドレスバーに「youtube.com」と入力
- YouTubeのウェブサイトにアクセス
- 動画を検索・再生
ただし、ブラウザでYouTubeを開こうとしても、自動的にアプリが起動してしまう場合があります。その場合は、YouTubeアプリを無効化またはアンインストールしてからブラウザでアクセスしてください。
YouTubeアプリのサポート対象外となる端末
以下のような古い端末は、YouTubeアプリのサポート対象外となっています。
iPad
- iPad 第1世代～第4世代
- iPad mini 第1世代～第3世代
- iPad Air 初代
最新のYouTubeアプリを利用するには、iPadOS 14.0以降が必要です。
Androidタブレット
- Android 5.0（Lollipop）より古いOS
- 2012年以前に発売された一部の端末
端末が古すぎる場合の選択肢
YouTubeアプリがサポート対象外になった場合、以下の選択肢があります。
- ブラウザで視聴する：Chrome、Firefoxなどのブラウザから「youtube.com」にアクセス
- 新しいタブレットに買い替える：中古でも比較的新しい機種なら対応可能
- ストリーミングデバイスを使う：Fire TV StickやChromecastをテレビに接続してYouTubeを視聴
iPad特有の問題と対処法
iPadでYouTubeが見れない場合に確認すべきポイントです。
iPadOSをアップデートする
iPadOSが古いと、YouTubeアプリが正常に動作しないことがあります。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開く
- アップデートがあれば「ダウンロードしてインストール」をタップ
- 画面の指示に従ってアップデートを完了
アップデートには時間がかかるため、Wi-Fi環境と十分なバッテリー残量を確保してから行ってください。
Safariで見れない場合はChromeを試す
SafariでYouTubeを見ようとしてエラーが出る場合は、Google Chromeで試してみてください。
- App StoreからGoogle Chromeをインストール
- Chromeを開き「youtube.com」にアクセス
- 動画を再生
制限付きモードを確認する
制限付きモードがオンになっていると、一部の動画が再生できません。
- YouTubeアプリを開く
- 右下の「マイページ」をタップ
- 右上の歯車アイコン（設定）をタップ
- 「全般」→「制限付きモード」を確認
- オンになっている場合はオフにする
iPadを強制再起動する
通常の再起動ができない場合は、強制再起動を試します。
ホームボタンがあるiPadの場合
電源ボタンとホームボタンを同時に10秒以上押し続け、Appleロゴが表示されたら離す
ホームボタンがないiPadの場合
- 音量を上げるボタンを押してすぐ離す
- 音量を下げるボタンを押してすぐ離す
- 電源ボタン（トップボタン）を押し続け、Appleロゴが表示されたら離す
Androidタブレット特有の問題と対処法
Androidタブレットでの確認ポイントです。
OSをアップデートする
- 「設定」→「システム」→「システムアップデート」を開く
- アップデートがあれば「今すぐアップデート」をタップ
機種によってメニューの名称や場所が異なる場合があります。
YouTubeアプリのデータを削除する
キャッシュ削除で解決しない場合は、アプリのデータ自体を削除します。
- 「設定」→「アプリ」→「YouTube」を開く
- 「ストレージ」をタップ
- 「データを削除」をタップ
この方法ではログイン情報も削除されるため、再度ログインが必要です。
YouTubeアプリを再インストールする
- Google Playストアを開く
- YouTubeを検索
- 「アンインストール」をタップ
- 完了後「インストール」をタップ
Googleアカウントを確認する
YouTubeはGoogleアカウントと連携しています。アカウントに問題がある場合、動画が再生できないことがあります。
- 「設定」→「アカウント」を開く
- Googleアカウントを選択
- 「アカウントを削除」して再度追加
YouTube側の障害を確認する
上記の対処法を試しても解決しない場合、YouTube側で障害が発生している可能性があります。
障害情報の確認方法
Downdetectorで確認
Downdetector（https://downdetector.jp/shougai/youtube/）にアクセスすると、YouTubeの障害状況をリアルタイムで確認できます。
SNSで確認
X（旧Twitter）で「YouTube 見れない」「YouTube 障害」などと検索すると、同じ症状のユーザーがいるかどうかわかります。
多くのユーザーが同じ問題を報告している場合は、YouTube側の障害の可能性が高いです。その場合は、復旧を待つしかありません。
エラーメッセージ別の対処法
表示されるエラーメッセージによって、対処法が異なります。
「エラーが発生しました」
最も一般的なエラーです。以下を順番に試してください。
- アプリを再起動
- タブレットを再起動
- インターネット接続を確認
- キャッシュを削除
「サーバーとの接続が切断されました」
インターネット接続に問題がある可能性が高いです。
- Wi-Fiをオフにして再度オンにする
- 別のWi-Fiネットワークに接続してみる
- モバイルデータ通信で試してみる
「この動画は再生できません」
特定の動画だけ再生できない場合は、以下が原因の可能性があります。
- 動画が削除または非公開になった
- 地域制限がかかっている
- 年齢制限がかかっている（ログインが必要）
- 著作権の問題で視聴できない
「再生が中断されました」
バッファリング（読み込み）が追いついていない状態です。
- 画質を下げる（設定から480pや360pに変更）
- 他のアプリを終了してメモリを解放する
- より安定したWi-Fi環境で視聴する
動画が途中で止まる・カクつく場合
完全に見れないわけではないが、再生が不安定な場合の対処法です。
画質を下げる
高画質の動画はデータ量が多いため、通信環境によっては読み込みが追いつきません。
- 動画再生中に右上の「⚙」（設定）アイコンをタップ
- 「画質」を選択
- 「480p」や「360p」など低い画質を選択
他のアプリを終了する
複数のアプリを同時に使用していると、メモリが不足して動画再生が不安定になります。
バックグラウンドで動いているアプリをすべて終了してから、YouTubeを使用してください。
通信環境を改善する
- Wi-Fiルーターに近い場所で視聴する
- 他のデバイスのWi-Fi接続を一時的に切る
- 混雑する時間帯を避けて視聴する
まとめ
タブレットでYouTubeが見れない場合、まずは以下の基本的な対処法を順番に試してください。
- YouTubeアプリを再起動する
- タブレットを再起動する
- インターネット接続を確認する
- アプリをアップデートする
- キャッシュを削除する
- ストレージ容量を確認する
古いタブレットを使っている場合は、YouTubeアプリのサポートが終了している可能性があります。その場合は、ブラウザからYouTubeを視聴するか、新しい端末への買い替えを検討しましょう。
すべての対処法を試しても解決しない場合は、YouTube側の障害が発生している可能性があるため、Downdetectorやsnsで障害情報を確認してみてください。
コメント