毎日チェックするニュースサイトや、仕事で使うWebツール、お気に入りのブログ…アクセスするたびにSafariを開いてブックマークから探すのは面倒ですよね。
実は、iPhoneやiPadには、Webページをホーム画面に追加して、アプリのようにワンタップで開ける便利な機能があるんです!
この記事では、Safariの「ホーム画面に追加」機能の使い方を、初心者の方にもわかりやすく解説します。追加できない場合の対処法や、削除方法、活用アイデアまで網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
Safariの「ホーム画面に追加」とは?

「ホーム画面に追加」は、よく使うWebページへのショートカット(Web Clip)をホーム画面に配置する機能です。
通常のアプリとの違い
追加されたアイコンは、見た目は通常のアプリと同じですが、タップするとSafariが起動してそのページが開きます。アプリをインストールするわけではないので、ストレージ容量もほとんど使いません。
こんなときに便利
- 毎日見るニュースサイトやブログ
- 仕事でよく使うWebツール(GoogleスプレッドシートやTrelloなど)
- オンライン授業のポータルサイト
- よく使うSNSのWeb版
- 天気予報やスケジュール管理サイト
ブックマークを開く手間が省けて、作業効率が大幅にアップします。
iPhoneでホーム画面に追加する方法
まずは、iPhoneでの基本的な追加手順を見ていきましょう。
手順1:Safariでページを開く
- ホーム画面から「Safari」アプリを起動
- ホーム画面に追加したいWebページを開く
手順2:共有ボタンをタップ
画面下部の真ん中にある共有ボタン(四角に上向き矢印のマーク)をタップします。
この共有ボタンは、URLバー(アドレスバー)の右側、またはページの下部にあります。
手順3:「ホーム画面に追加」を選択
共有メニューが表示されるので、下にスクロールして「ホーム画面に追加」を探します。
メニューの表示順は人によって異なるので、見つからない場合は下の方までスクロールしてみてください。
手順4:名前を確認して「追加」をタップ
「ホームに追加」という画面が表示されます。
- 上部のテキストボックス:ホーム画面に表示される名前が入っています
- 名前が長すぎる場合は、ここで短く変更できます
- 名前を確認したら、右上の「追加」ボタンをタップ
これで完了です!ホーム画面の最後のページに、Webページのアイコンが追加されます。
アイコンの見た目について
多くのWebサイトは、独自のアイコン(ファビコン)を持っています。Twitter、YouTube、Googleなどは、それぞれのロゴがアイコンとして表示されます。
独自のアイコンがないサイトの場合、ページのスクリーンショットがアイコンになることがあります。
iPadでホーム画面に追加する方法
iPadでも基本的な流れは同じですが、画面レイアウトが少し違います。
iPhoneとの違い
iPhoneの場合:
- 共有ボタンは画面下部にある
iPadの場合:
- 共有ボタンは画面上部(アドレスバーの近く)にある
具体的な手順
- Safariでページを開く
- 画面上部の共有ボタン(四角に上向き矢印)をタップ
- メニューから「ホーム画面に追加」を選択
- 名前を確認して「追加」をタップ
iPadの場合も、追加後はホーム画面にアイコンが配置されます。
ホーム画面に追加したアイコンの削除方法
不要になったアイコンは、簡単に削除できます。
削除手順(iOS 13以降)
- 削除したいアイコンを長押し(ロングタップ)
- メニューが表示されるので「ブックマークを削除」をタップ
- 確認画面で「削除」をタップ
これで削除完了です。
別の削除方法
以下の方法でも削除できます。
- アイコンを長押しして「ホーム画面を編集」を選択
- アイコン左上の「-」(マイナスマーク)をタップ
- 「削除」をタップ
- 画面右上の「完了」をタップ
通常のアプリと同じ方法で削除できるので、わかりやすいですね。
「ホーム画面に追加」が表示されない場合の対処法
「共有メニューに『ホーム画面に追加』が見当たらない…」という場合は、以下を確認してみましょう。
1. Safariを使っているか確認
重要:iPhoneやiPadでは、Safariでしかこの機能が使えません。
ChromeやEdgeなど、他のブラウザでは「ホーム画面に追加」機能が表示されません。これはiOSの仕様で、Appleが標準ブラウザのSafariだけにこの機能を許可しているためです。
確認方法
- アプリアイコンを確認:Safariは青と白のコンパスのようなアイコン
- 使っているブラウザがわからない場合は、一度Safariを開き直してみましょう
2. 共有メニューをスクロールする
「ホーム画面に追加」は、共有メニューの下の方にあることが多いです。
メニューを上にスワイプ(指で上に滑らせる)して、下の方まで確認してみてください。
3. メニューをカスタマイズする
共有メニューは、表示する項目をカスタマイズできます。
カスタマイズ手順
- 共有メニューを開く
- 一番下までスクロール
- 「アクションを編集」または「編集」をタップ
- 「ホーム画面に追加」の横にある「+」をタップして追加
- 右上の「完了」をタップ
これで、共有メニューに「ホーム画面に追加」が表示されるようになります。
4. iOSのバージョンを確認
「ホーム画面に追加」機能は、iOS 7以降で利用可能です。
古いiOSを使っている場合は、アップデートが必要です。
iOSバージョンの確認方法
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「システムバージョン」または「iOSバージョン」を確認
古いバージョンの場合は、「ソフトウェア・アップデート」から最新版にアップデートしましょう。
5. 機能制限がかかっていないか確認
学校や会社から支給されたiPhone・iPadの場合、管理者によって機能が制限されていることがあります。
この場合、個人では設定を変更できないので、管理者に確認してください。
6. Safariの設定を確認
SafariでJavaScriptがオフになっていると、一部のサイトで正しく機能しないことがあります。
JavaScript有効化の手順
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Safari」をタップ
- 「詳細」をタップ
- 「JavaScript」が「オン」になっているか確認
7. ストレージ容量を確認
iPhoneやiPadの空き容量が極端に少ない場合、追加できないことがあります。
不要な写真や動画、アプリを削除して、空き容量を確保しましょう。
アイコンの名前を変更する方法

ホーム画面に追加する際、アイコンの名前を自由に変更できます。
追加時に変更する
「ホームに追加」画面で、上部のテキストボックスをタップすると、名前を編集できます。
例:
- 「Google カレンダー」→「カレンダー」
- 「Yahoo!ニュース – 最新ニュース・スポーツ・天気予報」→「ニュース」
短くわかりやすい名前にすると、ホーム画面が見やすくなります。
追加後は名前変更できない
重要:一度ホーム画面に追加した後は、名前を変更できません。
名前を変えたい場合は、一度削除して、新しい名前で追加し直す必要があります。
ですので、追加する際にしっかり名前を確認しましょう。
アイコンをフォルダにまとめる方法
たくさんのWebページを追加すると、ホーム画面が混雑してきます。そんなときは、フォルダにまとめるとスッキリします。
フォルダ作成手順
- まとめたいアイコンの1つを長押し
- 「ホーム画面を編集」をタップ
- アイコンが震え始めるので、別のアイコンの上にドラッグ
- フォルダが自動的に作成される
- フォルダ名を入力(例:「ニュース」「仕事」「SNS」など)
- 画面右上の「完了」をタップ
通常のアプリと同じように、フォルダ管理ができます。
Macでの使い方(デスクトップに追加)
MacのSafariには、iPhoneやiPadのような「ホーム画面に追加」機能はありませんが、似たようなことができます。
方法1:デスクトップにショートカットを作成
- Safariで目的のページを開く
- アドレスバー左側のアイコン(ファビコン)をデスクトップにドラッグ
- デスクトップにショートカットが作成される
方法2:Dockに追加
- Safariで目的のページを開く
- アドレスバー左側のアイコンをDock(画面下のアプリバー)にドラッグ
- Dockにショートカットが追加される
方法3:ブックマークバーを活用
- Safariで目的のページを開く
- 「ブックマーク」メニューから「ブックマークを追加」
- 保存先を「お気に入り」に設定
- ブックマークバーに表示される
Macの場合は、これらの方法を使って素早くアクセスできます。
ChromeやEdgeでは使えないの?
残念ながら、iPhoneやiPadでは、Safari以外のブラウザでこの機能が使えません。
なぜSafari限定なのか
これはAppleの方針によるものです。iOSでは、ホーム画面へのアイコン追加はSafariだけに許可されています。
回避方法:ショートカットアプリを使う
どうしてもChrome経由で使いたい場合は、iOSの「ショートカット」アプリを使う方法があります。
手順
- 「ショートカット」アプリを開く
- 「+」をタップして新規ショートカットを作成
- 「アクションを追加」→「Web」→「URLを開く」
- 開きたいURLを入力
- 「ブラウザを指定」を追加して「Chrome」を選択
- ショートカット名を設定
- 右上の「…」→「ホーム画面に追加」
この方法なら、Chromeでページを開くショートカットが作れます。
Android(Chrome)の場合
Androidでは、ChromeやFirefoxでも「ホーム画面に追加」機能が使えます。iOSとは仕様が異なるんですね。
よくある質問(FAQ)
Q1. 追加したアイコンをタップしても開かない場合は?
A. 以下を確認してください。
- インターネットに接続されているか(Wi-Fiまたはモバイルデータ)
- Safariが正常に動作するか
- 元のWebサイトが閉鎖されていないか
ホーム画面のショートカットは、毎回インターネットから読み込むため、オフラインでは使えません。
Q2. アイコンの画像を変更できますか?
A. 基本的には変更できません。Webサイトが設定しているアイコンが自動的に使われます。
ただし、「ショートカット」アプリを使えば、カスタムアイコンを設定することも可能です。手順は少し複雑ですが、自分好みのデザインにできます。
Q3. 追加したショートカットはブックマークと同じですか?
A. 似ていますが、別の機能です。
ブックマーク:
- Safariアプリ内で管理
- 他のデバイスとiCloud経由で同期できる
ホーム画面に追加:
- ホーム画面に直接配置
- 他のデバイスとは同期されない
どちらも便利なので、用途に応じて使い分けましょう。
Q4. PWA(プログレッシブ ウェブ アプリ)って何ですか?
A. PWAは、Webサイトをまるでアプリのように使える技術です。
iOS 16.4以降では、一部のPWA対応サイトで以下の機能が使えます:
- 通知機能
- オフライン対応
- より高速な動作
TwitterやInstagramなどのWeb版をホーム画面に追加すると、アプリに近い体験ができることがあります。
Q5. ホーム画面に追加すると通信量は増えますか?
A. ショートカットを追加しただけでは通信量は増えません。
タップしてページを開いたときに、通常どおりデータ通信が発生します。
Q6. 仕事とプライベートで分けて管理する方法は?
A. フォルダ機能を活用するのがおすすめです。
例:
- 「仕事」フォルダ:業務用ツール、社内ポータル
- 「ニュース」フォルダ:各種ニュースサイト
- 「SNS」フォルダ:Twitter、Instagram、FacebookのWeb版
フォルダ名をわかりやすくすると、管理しやすくなります。
まとめ:ホーム画面追加で作業効率アップ!
Safariの「ホーム画面に追加」機能は、知っているだけで毎日のスマホ・タブレット利用が格段に便利になります。
覚えておきたいポイント:
- 手順は簡単:Safari→共有ボタン→「ホーム画面に追加」
- Safari専用機能:iPhoneやiPadでは、Safari以外のブラウザでは使えない
- 削除も簡単:アイコンを長押し→「ブックマークを削除」
- フォルダで整理:たくさん追加したらフォルダにまとめる
- 名前は追加時に変更:後から変更できないので注意
特に以下のような方におすすめです:
- 毎日決まったWebサイトをチェックする
- 仕事でWebツールをよく使う
- ブックマークから探すのが面倒
- ホーム画面をカスタマイズしたい
この機能を活用して、快適なデジタルライフを送りましょう!

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