「SafariでYouTubeを開いたら画面が真っ暗…」
「再生ボタンを押しても動画が始まらない」
「読み込み中のままずっとグルグル回ってる」
こんなトラブルに悩んでいませんか?
SafariでYouTubeが見れなくなる原因はさまざまですが、ほとんどの場合は設定の変更やキャッシュの削除で解決できます。
この記事では、Mac・iPhone・iPadのSafariでYouTubeが再生できないときの原因と対処法を、ひとつずつ解説していきます。
まず確認したいこと

対処法を試す前に、以下の2点をチェックしてみてください。
YouTube側の障害ではないか確認する
YouTubeのサーバーに問題がある場合、どんな対処をしても解決しません。
以下のサイトでYouTubeの稼働状況を確認できます。
「障害が報告されています」と表示されていたら、復旧を待ちましょう。
他のブラウザやアプリで再生できるか試す
ChromeやYouTubeアプリでは問題なく再生できる場合、原因はSafari側にあります。
逆に、どのブラウザでも再生できない場合は、インターネット接続やデバイス自体に問題がある可能性が高いです。
【共通】SafariでYouTubeが見れない主な原因
SafariでYouTubeが再生できない原因は、おもに以下の7つです。
| 原因 | 概要 |
|---|---|
| 広告ブロッカー | YouTubeの広告だけでなく、動画再生まで妨げてしまう |
| キャッシュ・Cookieの蓄積 | 古いデータが動作の妨げになる |
| JavaScriptの無効化 | YouTube動画の再生にはJavaScriptが必須 |
| 拡張機能の干渉 | 不具合を起こす拡張機能がインストールされている |
| プライベートリレー | iCloud+の機能が通信を妨げることがある |
| クロスサイトトラッキング防止 | 埋め込み動画が再生できなくなる場合がある |
| ソフトウェアが古い | Safari・OS・YouTubeの互換性の問題 |
それでは、デバイス別に具体的な対処法を見ていきましょう。
【Mac】SafariでYouTubeが見れないときの対処法
対処法1:広告ブロッカー(コンテンツブロッカー)をオフにする
広告ブロッカーは便利ですが、YouTubeと相性が悪いケースが多いです。
一時的にオフにする方法
- SafariでYouTubeを開く
- アドレスバーの右端にあるアイコンをクリック
- 「Webサイトの設定…」を選択
- 「コンテンツブロッカーを有効にする」のチェックを外す
これでページが再読み込みされ、動画が再生できるようになることがあります。
対処法2:キャッシュとCookieを削除する
古いキャッシュやCookieが原因で、YouTubeが正常に動作しなくなることがあります。
削除手順
- Safariを開く
- メニューバーから 「Safari」→「設定」 を選択
- 「プライバシー」タブ をクリック
- 「Webサイトデータを管理…」をクリック
- 検索ボックスに「youtube」と入力
- YouTubeのデータを選択して 「削除」 をクリック
すべてのサイトデータを削除したい場合は、「すべてを削除」を選んでも構いません。
削除後、Safariを再起動してYouTubeにアクセスしてみてください。
対処法3:JavaScriptを有効にする
YouTubeの動画プレーヤーはJavaScriptで動いています。
無効になっていると、動画が一切再生されません。
確認・有効化の手順
- Safariを開く
- 「Safari」→「設定」→「セキュリティ」 を選択
- 「JavaScriptを有効にする」にチェックが入っているか確認
チェックが外れていたら、入れて設定を閉じます。
対処法4:拡張機能を無効化する
特定の拡張機能がYouTubeの動作を妨げている場合があります。
確認・無効化の手順
- 「Safari」→「設定」→「機能拡張」 を開く
- インストールされている拡張機能の一覧が表示される
- すべての拡張機能のチェックを外して無効化
- Safariを再起動してYouTubeを確認
これで解決したら、拡張機能をひとつずつ有効にして、原因を特定しましょう。
対処法5:Safariを強制終了して再起動する
一時的な不具合なら、Safariを強制終了するだけで直ることもあります。
強制終了の手順
- 画面左上の Appleメニュー をクリック
- 「強制終了」 を選択
- アプリ一覧から Safari を選び、「強制終了」をクリック
- 数秒待ってからSafariを再度開く
対処法6:macOSとSafariをアップデートする
古いバージョンのSafariはYouTubeの新機能に対応していない可能性があります。
アップデート手順
- Appleメニューから 「システム設定」 を開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」 を選択
- アップデートがあれば 「今すぐアップデート」 をクリック
SafariはmacOSと一緒にアップデートされるため、OSを最新にしておくことが大切です。
対処法7:プライベートウィンドウで試す
プライベートウィンドウでは、拡張機能やキャッシュの影響を受けません。
開き方
- Safariを開く
- 「ファイル」→「新規プライベートウィンドウ」 を選択(またはShift + Command + N)
- YouTubeにアクセス
これで再生できれば、キャッシュか拡張機能が原因だとわかります。
【iPhone・iPad】SafariでYouTubeが見れないときの対処法

対処法1:コンテンツブロッカーをオフにする
280blockerなどの広告ブロックアプリを使っていると、YouTube動画が再生できなくなることがあります。
一時的にオフにする方法
- SafariでYouTubeを開く
- アドレスバーの左端にある 「ぁあ」 をタップ
- 「コンテンツブロッカーをオフにする」 をタップ
これで動画が再生できるか試してみてください。
特定サイトで常にオフにする方法(280blockerの場合)
- 280blockerアプリを開く
- 「広告を許可するサイト」の設定を探す
- youtube.com を追加
対処法2:履歴とWebサイトデータを削除する
iPhoneやiPadでも、キャッシュの削除は有効な対処法です。
削除手順
- 「設定」アプリ を開く
- 下にスクロールして 「アプリ」→「Safari」 をタップ
- 「履歴とWebサイトデータを消去」 をタップ
- 確認画面で 「履歴とデータを消去」 をタップ
削除後、Safariを開き直してYouTubeにアクセスします。
対処法3:iCloudプライベートリレーをオフにする
iCloud+に加入している場合、プライベートリレー機能がYouTubeの通信を妨げることがあります。
オフにする手順
- 「設定」 を開く
- 一番上の 自分の名前 をタップ
- 「iCloud」 をタップ
- 「プライベートリレー」 をタップ
- スイッチを オフ にする
これで改善されるか確認してください。
対処法4:クロスサイトトラッキング防止をオフにする
Webページに埋め込まれたYouTube動画(埋め込み動画)が再生できない場合、この設定が原因の可能性があります。
オフにする手順
- 「設定」→「アプリ」→「Safari」 を開く
- 「サイト越えトラッキングを防ぐ」 をオフにする
注意
この設定をオフにすると、プライバシー保護が弱まります。
YouTube視聴後は、必要に応じてオンに戻すことをおすすめします。
対処法5:JavaScriptを有効にする
iPhoneやiPadでも、JavaScriptが無効だとYouTubeは動きません。
確認手順
- 「設定」→「アプリ」→「Safari」 を開く
- 下にスクロールして 「詳細」 をタップ
- 「JavaScript」 がオンになっているか確認
対処法6:YouTubeにログインする
Safari上で埋め込み動画が再生できない場合、YouTubeにログインすると解決することがあります。
- Safariで youtube.com を開く
- 右上のアイコンからログインする
- 埋め込み動画のあるページに戻って再生を試す
対処法7:iOSをアップデートする
古いiOS・iPadOSでは、YouTubeとの互換性に問題が出ることがあります。
アップデート手順
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」 を開く
- アップデートがあれば 「ダウンロードしてインストール」 をタップ
それでも解決しない場合
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合は、以下も検討してみてください。
別のブラウザを使う
Google ChromeやMicrosoft Edgeなど、Safari以外のブラウザでYouTubeを視聴する方法もあります。
特にChromeはYouTubeと同じGoogle製のため、互換性が高く安定しています。
YouTubeアプリを使う
iPhone・iPadなら、YouTubeアプリを使うのが最も確実です。
App Storeから無料でダウンロードできます。
デバイスを再起動する
Mac、iPhone、iPadを再起動するだけで、不具合が解消されることもあります。
簡単な方法ですが、意外と効果があるのでお試しください。
よくある質問(FAQ)
Q. 動画は再生されるけど音が出ない
Safariの「自動再生」設定で、音声付きメディアがブロックされている可能性があります。
Macの場合
- 「Safari」→「設定」→「Webサイト」を開く
- 左メニューから「自動再生」を選択
- YouTube.comの設定を「すべてのメディアを自動再生」に変更
Q. 埋め込み動画だけ再生できない
youtube.com以外のサイトに埋め込まれた動画が再生できない場合は、「サイト越えトラッキングを防ぐ」をオフにして、YouTubeにログインしてみてください。
Q. Safari以外では問題なく見れる
Safari固有の問題です。キャッシュ削除、拡張機能の無効化、Safariの再起動を順番に試してください。
Q. 特定の動画だけ見れない
動画自体に地域制限や年齢制限がかかっている可能性があります。
YouTubeにログインした状態で再度試してみてください。
まとめ
SafariでYouTubeが見れない・再生できないときの対処法をまとめます。
Macの場合
- 広告ブロッカーをオフにする
- キャッシュ・Cookieを削除する
- JavaScriptを有効にする
- 拡張機能を無効化する
- Safariを強制終了して再起動
- macOSをアップデート
- プライベートウィンドウで試す
iPhone・iPadの場合
- コンテンツブロッカーをオフにする
- 履歴とWebサイトデータを削除
- iCloudプライベートリレーをオフ
- クロスサイトトラッキング防止をオフ
- JavaScriptを有効にする
- YouTubeにログイン
- iOSをアップデート
多くの場合、広告ブロッカーのオフかキャッシュの削除で解決します。
それでもダメなら、ChromeやYouTubeアプリを使う選択肢も検討してみてください。

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