Safariを開くたびに表示される「よく閲覧するサイト」。最近見たサイトのアイコンがズラッと並んで、ちょっと恥ずかしい思いをしたことはありませんか？
家族にスマホを貸したとき、職場でMacの画面を見せたとき…。自分のブラウジング履歴が丸見えになるのは、やっぱり気まずいですよね。
この記事では、Safariの「よく閲覧するサイト」を非表示にする方法をiPhone・iPad・Mac別に解説します。特定のサイトだけ削除したい場合の手順も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「よく閲覧するサイト」とは？
「よく閲覧するサイト」は、Safariのスタートページ（新規タブを開いたときの画面）に表示される機能です。英語版では「Frequently Visited」と表示されることもあります。
この機能は、あなたが頻繁にアクセスするWebサイトを自動で記録し、アイコン付きで一覧表示してくれるもの。ワンタップでお気に入りのサイトに飛べるので、使い方によっては便利な機能といえます。
ただ、以下のような理由から非表示にしたいと考える人も少なくありません。
⚠ よく閲覧するサイトが気になる理由
- 家族や同僚にブラウジング履歴を見られたくない
- お気に入り（ブックマーク）と内容が重複して邪魔
- 画面がごちゃごちゃして見づらい
- プライバシーが気になる
- サプライズ計画がバレてしまう可能性がある
特にプライバシー面を考えると、この機能はオフにしておいたほうが安心です。設定は数タップで完了するので、今すぐ試してみましょう。
【iPhone/iPad】よく閲覧するサイトを非表示にする方法
📱 iPhone / iPad
iPhoneとiPadでは、スタートページの編集機能から簡単に非表示にできます。2つの方法があるので、やりやすい方を選んでください。
方法1：スタートページから設定する（おすすめ）
Safariのスタートページから直接設定を変更する方法です。最も手軽で分かりやすいやり方になります。
Step 1：Safariで新規タブを開く
Safariを起動し、画面下部のタブアイコン（四角が重なったマーク）をタップします。次に「＋」ボタンをタップして、新しいタブ（スタートページ）を開きます。
Step 2：「編集」をタップ
スタートページを下にスクロールすると、画面下部に「編集」ボタンがあります。これをタップしてください。
Step 3：「よく閲覧するサイト」をオフにする
「スタートページをカスタマイズ」という画面が表示されます。ここで「よく閲覧するサイト」の右側にあるスイッチをタップして、オフ（グレー）にしましょう。
Step 4：画面を閉じて完了
編集画面の外側をタップするか、画面を下にスワイプして閉じます。スタートページに戻ると、「よく閲覧するサイト」が消えているはずです。
方法2：設定アプリから設定する
iPhoneの設定アプリからも同じ設定ができます。こちらの方法でも問題ありません。
Step 1：設定アプリを開く
ホーム画面から「設定」アプリを起動します。
Step 2：「Safari」を選択
設定画面を下にスクロールし、「Safari」をタップします。
Step 3：「よく閲覧するサイト」をオフにする
「一般」セクションにある「よく閲覧するサイト」のスイッチをタップしてオフにします。
これでSafariを開いても、「よく閲覧するサイト」は表示されなくなります。
✓ ポイント
この設定はiCloud経由で同期されます。「すべてのデバイスでスタートページを使用」がオンになっていれば、同じApple IDでサインインしている他のiPhone・iPad・Macにも設定が反映されますよ。
【Mac】よく閲覧するサイトを非表示にする方法
💻 Mac
MacのSafariでも、簡単な操作で「よく閲覧するサイト」を非表示にできます。
方法1：右クリックで非表示にする（最も簡単）
Step 1：Safariで新規タブを開く
Safariを起動し、command + Tキーを押すか、メニューバーの「ファイル」→「新規タブ」をクリックして、スタートページを表示します。
Step 2：スタートページで右クリック
スタートページの何もない部分（空白エリア）で右クリックします。トラックパッドの場合は、2本指でタップしてください。
Step 3：「よく閲覧するサイトを表示」のチェックを外す
表示されたメニューから「よく閲覧するサイトを表示」をクリックしてチェックを外します。瞬時に非表示になるのが確認できるでしょう。
方法2：オプションアイコンから設定する
Step 1：スタートページを表示
Safariで新規タブを開き、スタートページを表示します。
Step 2：オプションアイコンをクリック
スタートページの右下にあるオプションアイコン（スライダーのようなマーク）をクリックします。
Step 3：「よく閲覧するサイト」のチェックを外す
表示されたカスタマイズメニューから「よく閲覧するサイト」のチェックを外してください。
特定のサイトだけを削除する方法
「よく閲覧するサイト」の機能自体は残しておきたいけど、特定のサイトだけ消したい…というケースもありますよね。その場合は、個別に削除することができます。
iPhone/iPadの場合
- Safariのスタートページを開く
- 「よく閲覧するサイト」に表示されている削除したいサイトを長押し
- メニューが表示されたら「削除」をタップ
Macの場合
- Safariのスタートページを開く
- 削除したいサイトのアイコンを右クリック
- 表示されたメニューから「削除」を選択
または、アイコンをクリックしたまま、Safariのウィンドウ外にドラッグして離す方法でも削除できます。
⚠ 注意点
個別に削除しても、そのサイトを再び頻繁に訪問すると、また「よく閲覧するサイト」に表示されることがあります。完全に表示させたくない場合は、機能自体をオフにするか、後述するプライベートブラウズを活用してください。
履歴を削除して完全にリセットする方法
「よく閲覧するサイト」に表示されるデータは、Safariの閲覧履歴に基づいています。履歴を削除すれば、表示されていたサイトも一掃されます。
iPhone/iPadの場合
- Safariを開く
- 画面下部のブックマークアイコン（本のマーク）をタップ
- 履歴（時計のマーク）を選択
- 画面下部の「消去」をタップ
- 「すべて」を選択して履歴を削除
Macの場合
- Safariを開く
- メニューバーの「履歴」をクリック
- 「履歴を消去…」を選択
- 消去する期間を選んで「履歴を消去」をクリック
⚠ 履歴削除の注意点
履歴を消去すると、「よく閲覧するサイト」だけでなく、Cookieやサイトデータなども一緒に削除される場合があります。ログイン情報が消えてしまうこともあるので、重要なサイトのパスワードは事前に確認しておきましょう。
🔒 プライベートブラウズを活用しよう
そもそも履歴を残したくないサイトを見るときは、プライベートブラウズ機能を使うのがおすすめ。この機能を使えば、閲覧履歴・検索履歴・Cookie・自動入力情報などがSafariに保存されなくなります。
iPhone/iPadの場合： タブ画面で下部のタブバーを長押し→「プライベート」を選択
Macの場合： 「ファイル」→「新規プライベートウインドウ」、または command + shift + N
プライベートブラウズ中は、アドレスバーが暗い色（黒やダークグレー）に変わるので、一目で判別できます。
設定が同期される仕組みについて
📱💻 iCloud同期について
Safariのスタートページ設定は、iCloudを通じて複数のAppleデバイス間で同期されます。
「すべてのデバイスでスタートページを使用」がオンになっている場合、iPhoneで「よく閲覧するサイト」をオフにすると、同じApple IDでサインインしているiPadやMacでも自動的にオフになります。
逆に、デバイスごとに設定を変えたい場合は、この同期オプションをオフにしておきましょう。
よくある質問（FAQ）
Q. 非表示にしたサイトはどこに消えるの？
A. 「よく閲覧するサイト」から非表示にしても、サイト自体やブックマークが削除されるわけではありません。通常どおりURLを入力したり検索したりすれば、問題なくアクセスできます。
Q. 削除しても何度も同じサイトが表示されるのはなぜ？
A. 個別に削除しても、そのサイトを頻繁に訪問していると再び表示されます。完全に表示させたくない場合は、「よく閲覧するサイト」機能自体をオフにしてください。
Q. 設定を元に戻すにはどうすればいい？
A. 同じ手順で「よく閲覧するサイト」のスイッチをオンに戻せば、再び表示されるようになります。ただし、履歴を削除していた場合は、閲覧履歴が蓄積されるまで何も表示されません。
Q. 「お気に入り」と「よく閲覧するサイト」の違いは？
A. 「お気に入り（ブックマーク）」は自分で手動で登録したサイトです。一方「よく閲覧するサイト」はSafariが閲覧履歴をもとに自動で表示するサイトになります。両者は別の機能なので、それぞれ個別に設定できます。
Q. 会社や学校のiPhoneでも設定できる？
A. 基本的には同じ手順で設定できますが、組織のモバイルデバイス管理（MDM）によって一部の設定が制限されている場合があります。設定が変更できない場合は、管理者に確認してみてください。
まとめ
Safariの「よく閲覧するサイト」を非表示にする方法を、iPhone・iPad・Mac別に解説しました。
設定はどれも1分程度で完了します。プライバシーが気になる方、スタートページをスッキリさせたい方は、ぜひ今日から設定を変更してみてください。
また、見られたくないサイトを閲覧するときは、プライベートブラウズを使う習慣をつけておくと安心です。履歴が残らないので、後から慌てて削除する必要もなくなりますよ。
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