「Google Meetでオンライン会議に参加したのに、イヤホンから音が全然聞こえない…」
こんな経験をしたことはありませんか?会議が始まってから音が出ないことに気づくと、本当に焦りますよね。相手の話が聞こえないまま会議が進んでしまうと、重要な内容を聞き逃してしまいます。
実は、Google Meetでイヤホンやヘッドホンの音が出ない問題は、かなり多くの人が経験しているトラブルなんです。原因は接続ミスから設定の問題まで様々ですが、ほとんどの場合は自分で解決できます。
この記事では、イヤホンから音が聞こえない原因を一つずつ丁寧に解説して、確実に直す方法をお伝えします。パソコンでもスマホでも使える対処法を紹介するので、あなたの環境に合わせて試してみてください。
それでは、Google Meetの音声トラブルをしっかり解決していきましょう!
Google Meetの音声トラブルでよくある症状

まず、どんな症状があるのか整理してみましょう。あなたの状況に当てはまるものはありますか?
パターン1:イヤホンだけ聞こえない、スピーカーは聞こえる
パソコンの内蔵スピーカーからは音が出るのに、イヤホンを挿すと音が出なくなるケースです。これは出力先(音を出すデバイス)の設定が正しくないことが多いです。
パターン2:会議の途中から急に聞こえなくなった
最初は普通に聞こえていたのに、途中で突然音が消えてしまうパターン。Bluetooth接続の場合に特に起こりやすい症状です。
パターン3:そもそも最初から何も聞こえない
会議に入った瞬間から一切音が出ない状態。設定の問題や接続ミスが原因の可能性が高いです。
パターン4:音は聞こえるけど、すごく小さい
音は出ているんだけど、ボリュームを最大にしても聞き取れないくらい小さいケース。複数の音量設定が関わっていることがあります。
パターン5:ワイヤレスイヤホンが認識されない
Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンやAirPodsが、Google Meetで使えないパターン。接続はできているのに音が出ないことがあります。
自分の症状がどれに当てはまるか確認したら、次は原因を見ていきましょう。
イヤホンから音が出ない主な原因8つ
Google Meetでイヤホンの音が出ない理由は、実は意外とたくさんあります。ここでは、特に多い原因を8つ紹介します。
原因1:イヤホンが正しく接続されていない
一番基本的な原因ですが、実はこれが最も多いケースです。
有線イヤホンの場合:
- イヤホンジャックが奥まで刺さっていない(半挿し状態)
- マイク端子とヘッドホン端子を間違えている
- 延長ケーブルの接続が緩んでいる
パソコン、特にデスクトップPCの場合、前面と背面にイヤホンジャックがあって、どちらを使うべきか迷うことがあります。基本的には背面(パソコン本体側)に接続するのが確実です。
ワイヤレスイヤホンの場合:
- Bluetoothがオフになっている
- ペアリング(接続設定)ができていない
- イヤホンの充電が切れている
- 別のデバイス(スマホなど)と接続されたまま
原因2:Google Meet内の音声出力先が間違っている
Google Meetには、どのデバイスから音を出すかを選ぶ設定があります。
例えば、イヤホンを接続しているのに、Meet側では「パソコン内蔵スピーカー」が選択されていると、イヤホンからは音が出ません。これは意外と見落としがちなポイントです。
原因3:パソコン・スマホの音量がゼロまたはミュート
「音が出ない!」と思ったら、実は単に音量がゼロだったというケース。これも驚くほど多いです。
確認すべき音量設定:
- パソコン本体の音量
- Google Meet内の音量
- ブラウザ(Chrome)の音量(実はブラウザにも個別の音量設定があります)
- イヤホン本体の音量(ワイヤレスイヤホンの場合)
音量設定は複数の階層があるので、すべてチェックする必要があります。
原因4:ブラウザがマイク・スピーカーの使用を許可していない
Google Meetをブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)で使う場合、ブラウザ側でマイクとスピーカーの使用を許可する必要があります。
初めてGoogle Meetを使う時に「マイクとカメラへのアクセスを許可しますか?」というメッセージが出ますが、これを間違って「ブロック」にしてしまうと、音が出なくなります。
原因5:Windows・Macのシステム設定で音声デバイスが無効になっている
パソコン側で、イヤホンが音声デバイスとして認識されていなかったり、無効化されていたりすることがあります。
特にWindows 10/11では、プライバシー設定でアプリごとにマイクの使用を制限できるようになっているため、意図せずGoogle Meetがブロックされていることがあります。
原因6:他のアプリが音声デバイスを占有している
Zoom、Skype、Discord、LINEなどの他の通話アプリを同時に起動していると、音声デバイスの取り合いが起こることがあります。
一つのマイクやスピーカーを複数のアプリが同時に使おうとすると、どちらかが優先されて、もう一方は使えなくなってしまうんです。
原因7:オーディオドライバーの問題
オーディオドライバー(音を制御するソフトウェア)が古かったり、壊れていたりすると、イヤホンが正常に動作しません。
特にWindowsの大型アップデート後に、ドライバーとの相性問題で音が出なくなることがあります。
原因8:ブラウザのキャッシュやCookieが影響している
ブラウザに溜まった一時データ(キャッシュやCookie)が、Google Meetの動作に悪影響を与えることがあります。
長期間ブラウザをクリーンアップしていないと、こういった問題が起こりやすくなります。
【Windows編】すぐに試せる基本的な対処法
それでは、実際に問題を解決していきましょう。まずはWindowsパソコンでの対処法から説明します。
対処法1:イヤホンの接続を確認する
当たり前に思えるかもしれませんが、まずはここから確実にチェックしましょう。
有線イヤホンの確認:
- イヤホンプラグを一度抜く
- ジャックの中にホコリが溜まっていないか確認
- もう一度しっかりと奥まで差し込む(「カチッ」という感触があるまで)
- 差し込む端子を間違えていないか確認
パソコンには複数の音声端子があることが多いです。間違いやすいのがこの組み合わせ:
- ヘッドホン(緑色):音を聞くための端子
- マイク(ピンク色):音を入力するための端子
イヤホンは緑色の端子に差し込みましょう。
ワイヤレスイヤホンの確認:
- イヤホンの電源が入っているか確認
- イヤホンの充電残量をチェック
- パソコンのBluetoothがオンになっているか確認
- 設定→デバイス→Bluetoothで、イヤホンが「接続済み」になっているか確認
対処法2:Windowsの音量とミュートを確認
手順:
- 画面右下(タスクバー)のスピーカーアイコンを確認
- 「×」マークが付いていたら、それはミュート状態です
- スピーカーアイコンをクリックして音量スライダーを確認
- 音量を50%以上に上げてみる
また、個別のアプリケーションごとに音量を調整できる機能もあります。
アプリごとの音量を確認:
- スピーカーアイコンを右クリック
- 「音量ミキサーを開く」を選択
- Chrome(またはEdge、Firefox)の音量が下がっていないか確認
対処法3:Windows側の音声出力デバイスを変更
パソコンが「どこから音を出すか」を間違えている可能性があります。
手順:
- 画面右下のスピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンドの設定を開く」を選択
- 「出力デバイスを選択してください」のプルダウンメニューを確認
- 使いたいイヤホンの名前を選択する
例:
- 有線イヤホン:「Realtek High Definition Audio」など
- AirPods:「AirPods Pro」
- その他のBluetoothイヤホン:イヤホンの商品名
選択したら、「デバイスのテスト」ボタンでテスト音が聞こえるか確認しましょう。
対処法4:Google Meet内の音声出力を変更
Windows側の設定が正しくても、Google Meet側で違うデバイスが選ばれていたら音は出ません。
会議参加前の設定:
- Google Meetの会議参加画面で、画面下部の「その他のオプション」(縦3点のアイコン)をクリック
- 「設定」を選択
- 「音声」タブを開く
- 「スピーカー」のプルダウンメニューから、使いたいイヤホンを選択
- 「スピーカーをテスト」ボタンで音が聞こえるか確認
会議参加中の変更:
- 画面下部の「その他のオプション」(縦3点)をクリック
- 「設定」→「音声」
- スピーカーを正しいデバイスに変更
対処法5:ブラウザのマイク・スピーカー権限を確認
Chromeの場合の確認方法を説明します。
手順:
- Google Meetを開いた状態で、アドレスバー左側の鍵マーク(または情報アイコン)をクリック
- 「サイトの設定」を選択
- 「マイク」と「スピーカー」が「許可」になっているか確認
- 「ブロック」になっていたら「許可」に変更
また、Chromeの全体設定も確認しましょう。
- Chromeの右上の「︙」(縦3点)をクリック
- 「設定」を選択
- 左側メニューの「プライバシーとセキュリティ」をクリック
- 「サイトの設定」→「マイク」と「スピーカー」
- Google Meetのサイトがブロックリストに入っていないか確認
対処法6:Chromeやパソコンを再起動する
一時的な不具合は、再起動で解決することが多いです。
ブラウザの再起動:
- Chromeを完全に閉じる(右上の「×」ボタン)
- タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)でChromeのプロセスが残っていないか確認
- 残っていたら右クリック→「タスクの終了」
- Chromeを開き直す
パソコンの再起動:
- 作業中のデータを保存
- スタートメニュー→電源→再起動
再起動後、もう一度Google Meetに接続してみてください。
【Mac編】すぐに試せる基本的な対処法

次は、Macを使っている場合の対処法です。
対処法1:Macの音量とミュートを確認
手順:
- 画面右上のスピーカーアイコンをクリック
- 音量スライダーが下がっていないか確認
- 「消音」にチェックが入っていないか確認
Macの場合、キーボードのF10〜F12キー(または音量調整キー)でも音量を変更できます。
対処法2:Mac側の音声出力デバイスを変更
手順:
- 画面左上のAppleメニューをクリック
- 「システム設定」(または「システム環境設定」)を選択
- 「サウンド」をクリック
- 「出力」タブを開く
- 使いたいイヤホンを選択
正しく接続されていれば、イヤホンの名前がリストに表示されるはずです。
対処法3:Bluetooth接続を確認(ワイヤレスイヤホンの場合)
手順:
- 画面右上のBluetoothアイコンをクリック(またはシステム設定→Bluetooth)
- Bluetoothが「入」になっているか確認
- イヤホンが「接続済み」になっているか確認
- 接続されていない場合は、イヤホンの名前をクリックして「接続」
うまく接続できない場合は:
- イヤホンを「削除」(または「登録解除」)
- イヤホンをペアリングモードにする(イヤホンの説明書を参照)
- もう一度接続し直す
対処法4:Google Meet内の音声設定(Mac版Chrome)
基本的な手順はWindows版と同じです。
- Google Meetの設定を開く
- 「音声」タブでスピーカーを正しいデバイスに設定
- 「スピーカーをテスト」で確認
対処法5:Safariではなく、Chromeを使う
MacでSafariを使っている場合、Google Meetとの相性が良くないことがあります。
Chromeブラウザをインストールして、そちらから試してみると解決することが多いです。
【スマホ・タブレット編】すぐに試せる対処法
スマートフォンやタブレットでGoogle Meetを使っている場合の対処法です。
【iPhone・iPad】対処法
対処法1:iPhoneの音量を確認
- 本体横の音量ボタンで音量を上げる
- サイレントスイッチ(本体横のオレンジ色のスイッチ)がオフになっているか確認
- コントロールセンターを開いて音量を確認
意外と「着信音量」と「メディア音量」が別々に設定されていて、片方が下がっていることがあります。
対処法2:Bluetooth接続を確認
- 設定アプリを開く
- 「Bluetooth」をタップ
- Bluetoothが「オン」で、イヤホンが「接続済み」になっているか確認
対処法3:Google Meetアプリの権限を確認
- 設定アプリを開く
- 下にスクロールして「Meet」を探してタップ
- 「マイク」がオンになっているか確認
マイクがオフになっていると、音声全般に問題が起こることがあります。
対処法4:Google Meetアプリを最新版に更新
- App Storeを開く
- 右上のアカウントアイコンをタップ
- 下にスクロールして「Google Meet」があれば「アップデート」をタップ
対処法5:iPhoneを再起動
- 音量を上げるボタンを押してすぐに離す
- 音量を下げるボタンを押してすぐに離す
- サイドボタンを、Appleロゴが表示されるまで長押し
【Android】対処法
対処法1:Androidの音量を確認
- 本体横の音量ボタンで音量を上げる
- 画面に表示される音量スライダーで「メディアの音量」を確認
- ベルアイコンに斜線が入っていたら、タップしてミュート解除
対処法2:Bluetooth接続を確認
- 設定アプリを開く
- 「接続済みのデバイス」(または「Bluetooth」)をタップ
- Bluetoothがオンで、イヤホンが接続されているか確認
対処法3:Google Meetアプリの権限を確認
- 設定アプリを開く
- 「アプリ」→「すべてのアプリを表示」
- 「Meet」を探してタップ
- 「権限」→「マイク」
- 「アプリの使用中のみ許可」を選択
対処法4:Google Meetアプリを最新版に更新
- Google Playストアを開く
- 右上のアカウントアイコンをタップ
- 「アプリとデバイスの管理」→「アップデート利用可能」
- Google Meetがあれば「更新」をタップ
もう少し高度な対処法
基本的な方法で解決しなかった場合は、次の方法を試してみましょう。
対処法:Bluetoothデバイスを一度削除して再接続
Bluetooth接続に何か問題がある場合、一度完全にリセットすることで直ることがあります。
Windowsの場合:
- 設定→デバイス→Bluetoothとその他のデバイス
- 問題のイヤホンをクリック
- 「デバイスの削除」をクリック
- イヤホンをペアリングモードにする
- 「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」から再接続
Macの場合:
- システム設定→Bluetooth
- イヤホンの右側の「×」または「i」アイコンをクリック
- 「削除」または「このデバイスの登録を解除」
- イヤホンをペアリングモードにして再接続
対処法:ブラウザのキャッシュとCookieを削除
Chromeに溜まった一時データをクリアします。
手順:
- Chromeを開く
- 右上の「︙」→「設定」
- 「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」
- 期間を「全期間」に設定
- 「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
削除後、Chromeを再起動してGoogle Meetに接続し直してください。
対処法:別のブラウザを試す
Chromeで問題が起きている場合、別のブラウザで試してみましょう。
- Microsoft Edge
- Firefox
- Opera
別のブラウザで正常に動作すれば、Chrome側の問題だと分かります。
対処法:オーディオドライバーを更新・再インストール(Windows)
ドライバーの更新手順:
- スタートボタンを右クリック
- 「デバイスマネージャー」を選択
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開
- オーディオデバイス(Realtek、Intel、IDTなど)を右クリック
- 「ドライバーの更新」を選択
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
ドライバーの再インストール手順:
- 同じくデバイスマネージャーを開く
- オーディオデバイスを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 「このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除します」にチェック
- 「アンインストール」をクリック
- パソコンを再起動
再起動後、Windowsが自動的にドライバーを再インストールします。
対処法:USB接続のイヤホンに切り替える
3.5mmジャックの接続に問題がある場合、USB接続のヘッドセットに切り替えると確実です。
USB接続なら:
- 接続が安定している
- 端子を間違える心配がない
- ドライバーが自動的にインストールされることが多い
ただし、パソコンにUSBポートの空きが必要です。
それでも解決しない場合のチェックポイント
ここまでの方法を試してもダメな場合、次のポイントを確認してみてください。
チェック1:イヤホン自体が壊れていないか
確認方法:
- 別のアプリ(YouTubeや音楽プレーヤー)で音が出るか試す
- 別のパソコンやスマホに接続して音が出るか確認
- 可能なら、別のイヤホンでGoogle Meetを試す
他のアプリでも音が出ない場合は、イヤホンの故障の可能性があります。
チェック2:相手側がミュートになっていないか
自分の設定は完璧でも、話している相手がミュートになっていたら音は聞こえません。
確認方法:
- 相手の画面で、マイクアイコンに斜線が入っていないか見る
- 他の参加者の声は聞こえるか確認
- チャット機能で「ミュートになっていませんか?」と聞く
チェック3:ネット回線が不安定でないか
回線速度が遅いと、音声が途切れたり聞こえなくなったりします。
確認方法:
- 他のウェブサイトは普通に開けるか
- 動画(YouTubeなど)はスムーズに再生できるか
- 可能なら有線LAN接続に切り替える
- Wi-Fiの場合、ルーターの近くに移動してみる
チェック4:Google Meet以外のアプリを閉じる
他の通話アプリが起動していると、音声デバイスが競合します。
閉じるべきアプリ:
- Zoom
- Microsoft Teams
- Skype
- Discord
- LINE通話
- Slack
これらを完全に終了させてから、Google Meetに接続し直してください。
チェック5:Googleのサービス障害を確認
稀にですが、Google Meet側で障害が起きていることもあります。
確認方法:
- 「Google Workspace ステータスダッシュボード」で検索
- Google Meetのサービス状況を確認
- 障害が発生していたら、復旧を待つしかありません
チェック6:会社や学校のネットワーク制限
職場や学校のネットワークでは、セキュリティのためにGoogle Meetの一部機能が制限されていることがあります。
対処法:
- IT管理者に相談する
- 個人のスマホのテザリング(インターネット共有)を使ってみる
- 別のネットワーク(自宅など)で試す
ワイヤレスイヤホン特有の問題と対処法

Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンには、有線イヤホンにはない特有の問題があります。
問題1:接続が不安定で音が途切れる
原因:
- パソコンとイヤホンの距離が遠い
- 間に障害物がある
- 他のBluetooth機器と干渉している
- 電波の多い環境(電子レンジの近くなど)
対処法:
- パソコンの近くに移動する
- 間に物を置かない
- 使っていない他のBluetooth機器をオフにする
- 電子レンジなどの家電から離れる
問題2:音声の遅延(リップシンクのズレ)
Bluetoothイヤホンは、有線と比べて音の伝達に若干の遅れが発生します。
対処法:
- 低遅延対応のイヤホンに買い替える(aptX LL、aptX Adaptive対応など)
- 会議中は有線イヤホンを使う
- ある程度の遅延は仕様として受け入れる
問題3:片耳だけ聞こえない
対処法:
- 両方のイヤホンがケースから取り出されているか確認
- イヤホンを一度ケースに戻して、再度取り出す
- 左右のイヤホンが正しくペアリングされているか確認(説明書参照)
- イヤホンをリセットする(説明書参照)
問題4:AirPodsが認識されない
対処法(Mac):
- AirPodsをケースに入れて蓋を閉じる
- 15秒待つ
- 蓋を開けてパソコンの近くに置く
- 自動的に接続される
対処法(Windows):
- Bluetooth設定からAirPodsを削除
- AirPodsをケースに入れる
- 背面のボタンを長押し(LEDが白く点滅するまで)
- Windowsの設定→デバイス→Bluetoothで「デバイスの追加」
- AirPodsを選択して接続
よくある質問(Q&A)
Q1:イヤホンを挿すと、会議の音が聞こえなくなります。抜くと聞こえます。なぜですか?
A:Google Meet内の音声出力設定が、イヤホンではなく内蔵スピーカーのままになっている可能性が高いです。
対処法:
- Google Meetの設定を開く
- 「音声」タブの「スピーカー」を、イヤホンの名前に変更
- 変更後、イヤホンを挿した状態で音が聞こえるか確認
Q2:会議の途中で急に音が消えました。最初は聞こえていました。
A:いくつかの原因が考えられます。
可能性1:Bluetooth接続が切れた
ワイヤレスイヤホンの場合、一度接続を確認してください。
可能性2:他のアプリが音声デバイスを占有した
バックグラウンドで別のアプリが起動していないか確認してください。
可能性3:パソコンが自動的に音声デバイスを切り替えた
Windowsは、新しいデバイスを接続すると自動的にそちらに切り替わることがあります。音声出力設定を再確認してください。
対処法:
- Google Meetを一度退出して入り直す
- ブラウザを再起動する
- イヤホンを抜き差しする
Q3:音は聞こえるけど、ものすごく小さいです。ボリュームを最大にしても聞き取れません。
A:複数の音量設定がすべて適切でないと、十分な音量になりません。
確認すべき音量設定:
- イヤホン本体の音量(ワイヤレスイヤホンの場合)
- Windows・Macの音量
- ブラウザ(Chrome)の音量
- Google Meet内の音量
特に見落としがちなのが、Chromeの個別音量設定です。
Windowsの場合:
- スピーカーアイコンを右クリック→「音量ミキサーを開く」
- Chromeの音量を確認
また、「Google Meet 音量 小さい Chrome」で検索すると、Chrome全体の音量設定に問題がある場合があります。
Q4:パソコンの内蔵スピーカーでは聞こえるのに、イヤホンだと聞こえません
A:音声出力先の設定が間違っています。
パソコン側とGoogle Meet側の両方で、イヤホンが選択されているか確認してください(前述の「対処法3」と「対処法4」参照)。
また、イヤホンジャックが汚れていたり、端子が劣化していたりする可能性もあります。別のイヤホンでも試してみましょう。
Q5:スマホアプリでは問題ないのに、パソコンのブラウザだと音が出ません
A:パソコンとスマホでは設定が別々です。
パソコン側で:
- ブラウザの権限設定を確認
- Google Meet内の音声デバイス設定を確認
- オーディオドライバーが正常か確認
スマホアプリで問題なく使えるということは、Google Meetのサービス自体には問題がないので、パソコン側の設定や環境を重点的にチェックしましょう。
Q6:「マイクが動作していません」というエラーが出ます。音声出力の問題ではないですか?
A:このエラーはマイク(音声入力)の問題ですが、イヤホンの音声出力にも影響することがあります。
特にヘッドセット(マイク付きイヤホン)の場合、マイクとスピーカーが一体になっているため、片方に問題があるともう片方も動作しないことがあります。
対処法:
- ブラウザのマイク権限を確認
- Google Meet内でマイクの設定を確認
- イヤホンを抜き差しして再認識させる
まとめ:トラブルを防ぐための予防策
最後に、今後同じ問題が起きないようにするための予防策をまとめます。
予防策1:会議前に必ず音声テストをする
Google Meetには、会議に参加する前に音声をテストする機能があります。
手順:
- 会議参加画面で「設定」を開く
- 「音声」タブの「スピーカーをテスト」をクリック
- テスト音が聞こえるか確認
これを習慣にすれば、会議が始まってから慌てることがなくなります。
予防策2:複数の音声デバイスを接続しない
パソコンに複数のイヤホンやスピーカーを同時に接続していると、どれが使われるか分からなくなります。
使わないデバイスは外しておくか、Bluetooth接続をオフにしておきましょう。
予防策3:定期的にブラウザとパソコンを再起動する
長期間起動しっぱなしだと、様々な不具合が溜まっていきます。
少なくとも週に1回は、パソコンを再起動する習慣をつけましょう。
予防策4:ドライバーやブラウザを最新に保つ
古いバージョンは不具合が多いです。
- Windowsアップデートを定期的に実行
- Chromeを最新バージョンに更新
- オーディオドライバーを最新に保つ
予防策5:予備のイヤホンを用意しておく
いざという時のために、予備のイヤホンを持っておくと安心です。
できれば:
- 有線イヤホン(接続が確実)
- USB接続ヘッドセット(設定不要で使いやすい)
の両方を用意しておくと、どんな状況でも対応できます。
おわりに
Google Meetでイヤホンから音が聞こえない問題は、原因が複数ある場合もありますが、この記事で紹介した方法を順番に試していけば、ほとんどの場合は解決できるはずです。
多くのトラブルは、実は単純な接続ミスや設定の見落としが原因です。「イヤホンがしっかり挿さっていなかった」「音量がゼロだった」「Google Meet内の設定が違っていた」といった基本的なチェックで解決することが多いんです。
もし基本的な対処法でダメでも、この記事の高度な対処法や予防策を参考にしてみてください。特に、会議前の音声テストを習慣にすることで、トラブルを未然に防げます。
オンライン会議は今や仕事や学校に欠かせないツールです。音声トラブルで大事な会議に支障が出ないよう、この記事を参考にしっかり対策しておきましょう。
あなたのGoogle Meetが快適に使えるようになることを願っています!

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