「いつも使ってる別アカウントに急にログインできなくなった…」
Instagramで複数のアカウントを使い分けている人なら、一度は経験したことがあるかもしれません。仕事用とプライベート用、趣味用など、複数のアカウントを切り替えて使っていたのに、突然「ログインできません」と表示されて焦ってしまいますよね。
でも安心してください。ほとんどの場合、適切な対処をすれば解決できます。
この記事では、別アカウントにログインできない原因と、それぞれの状況に合わせた具体的な解決方法をわかりやすく解説していきますね。
よくある7つの原因をチェック

まずは、なぜログインできないのか、原因を特定することから始めましょう。多くの場合、以下の7つのどれかに当てはまります。
1. パスワードやユーザーネームの入力ミス
一番多い原因がこれです。複数のアカウントを持っていると、「あれ、このアカウントのパスワードどれだっけ?」となりがち。
特に注意したいのは、以下のポイントです。
大文字と小文字の区別
パスワードは「A」と「a」を区別します。Capsキーを押したままになっていないか確認しましょう。
全角と半角の間違い
数字の「1」を全角で入力していませんか?パスワードは必ず半角で入力する必要があります。
@マークの有無
ユーザーネームを入力する時、普段は「@ユーザー名」と表示されますが、ログイン画面では「@」は不要です。
余分なスペース
コピー&ペーストした時に、前後に余計なスペースが入っていないかチェックしてください。
2. アプリやスマホのバージョンが古い
Instagramアプリやスマホのシステム(iOS/Android)が古いバージョンのままだと、ログインエラーが起きやすくなります。
新しい機能が追加されたり、セキュリティが強化されたりすると、古いバージョンでは対応できなくなることがあるんです。
3. 複数の端末で同時にログインしようとした
スマホとタブレット、パソコンなど、複数の端末から同じ時間帯に同じアカウントへログインしようとすると、Instagramのシステムが「不正アクセスかも?」と判断してブロックすることがあります。
特に企業アカウントで、複数のスタッフが同時に管理しようとする場合に起こりやすいトラブルです。
4. インターネット接続が不安定
Wi-Fiの電波が弱かったり、モバイルデータ通信が途切れ途切れだったりすると、ログイン画面が正しく読み込まれません。
電車やバスなど移動中、または人混みの中では特に接続が不安定になりがちです。
5. アカウントが乗っ取られた
これは深刻なケースです。誰かが不正にアクセスして、パスワードを変更してしまった可能性があります。
以下のような兆候があったら要注意です。
- 見覚えのない投稿が増えている
- フォロワーやフォロー数が勝手に変わっている
- 知らないメールアドレスや電話番号に変更されている
- Instagramから「パスワードを変更しました」というメールが届いた
6. アカウントが凍結・停止された
Instagramのガイドライン違反や、スパム行為だと疑われた場合、アカウントが一時的に凍結されることがあります。
この場合、正しいパスワードを入力してもログインできなくなってしまいます。
7. Instagramのサーバー障害
Instagram側でシステムトラブルが発生していることもあります。この場合は、こちら側では何もできないので、復旧を待つしかありません。
すぐに試せる基本的な解決方法
原因がわかったら、次は対処法です。まずは誰でもできる基本的な方法から試してみましょう。
パスワードを忘れた場合の対処法
パスワードがわからない、または間違っている場合は、リセットしましょう。
手順1:ログイン画面で「パスワードを忘れた場合」をタップ
iPhoneなら「パスワードを忘れた場合」、Androidなら「ログインに関するヘルプ」を選びます。
手順2:登録情報を入力
ユーザーネーム、メールアドレス、電話番号のいずれかを入力して「次へ」をタップ。
手順3:ログインリンクを受け取る
メールまたはSMSでログインリンクが届きます。通常は数分以内に届きますが、10分程度かかることもあります。
手順4:新しいパスワードを設定
届いたリンクをタップして、新しいパスワードを設定しましょう。今度は忘れないようにメモしておくことをおすすめします。
アプリとOSをアップデートする
バージョンが古い場合は、更新しましょう。
iPhoneの場合
- App Storeを開く
- 右上のアイコンをタップ
- 「利用可能なアップデート」にInstagramがあれば「アップデート」をタップ
Androidの場合
- Google Playストアを開く
- メニューから「マイアプリ&ゲーム」を選択
- Instagramの「更新」ボタンをタップ
スマホのシステムアップデートも忘れずに確認してください。iPhoneは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」、Androidは「設定」→「システム」→「システムアップデート」から確認できます。
アプリのキャッシュをクリアする
キャッシュとは、アプリが一時的に保存しているデータのことです。これが溜まりすぎると、動作がおかしくなることがあります。
Androidの場合
- 設定を開く
- 「アプリ」→「Instagram」を選択
- 「ストレージ」→「キャッシュを削除」をタップ
iPhoneの場合
iPhoneには直接キャッシュを削除する機能がないので、アプリを一度削除して再インストールする方法が有効です。
安定したネット環境で試す
移動中や人混みではなく、Wi-Fiがしっかり繋がっている場所でログインを試してみましょう。
Wi-Fiが不安定な場合は、一度Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信だけで試してみるのも手です。
複数アカウント特有の問題と解決法
別アカウントにログインできない場合、複数アカウント機能特有の問題も考えられます。
アカウント数の上限に注意
実は、Instagramアプリで同時にログインできるアカウントは最大5つまでです。
6つ目のアカウントを追加しようとすると、自動的に最初のアカウントがログアウトされてしまいます。
もし5つ以上のアカウントを使いたい場合は、一つのアカウントをいったんログアウトしてから、新しいアカウントにログインしましょう。
別の端末で同時ログインを避ける
スマホでログインしている状態で、タブレットやパソコンから同じアカウントにログインしようとすると、エラーになることがあります。
企業アカウントなど、複数人で管理する場合は、時間をずらしてログインするようにしましょう。
ブラウザ版を使ってみる
アプリでログインできない場合、SafariやChromeなどのブラウザから「instagram.com」にアクセスしてログインを試してみてください。
ブラウザ版なら成功することもあります。成功したら、アプリ側の問題だとわかります。
乗っ取られた可能性がある場合の対処法
もしアカウントが乗っ取られた可能性がある場合は、すぐに対応が必要です。
まだログインできる場合
すぐにパスワードを変更しましょう
- プロフィール画面の右上メニュー(三本線)をタップ
- 「設定」→「セキュリティ」→「パスワード」の順に進む
- 現在のパスワードと新しいパスワードを入力
二段階認証を有効にする
パスワード変更と合わせて、二段階認証も設定しておくと安心です。
- 「設定」→「セキュリティ」→「二段階認証」をタップ
- SMSまたは認証アプリを選択
- 画面の指示に従って設定を完了
ログインできない場合
Instagram公式に報告
ログイン画面で「パスワードを忘れた場合」をタップし、「さらにサポートが必要な場合」を選択。画面の指示に従って、本人確認の手続きを進めましょう。
顔写真付きの身分証明書の提出を求められることもあります。本人確認ができれば、多くの場合アカウントを取り戻せます。
アカウント凍結・停止への対処
ガイドライン違反で凍結された場合の対応方法です。
凍結された理由を確認
Instagramのコミュニティガイドラインを確認し、何が問題だったのか考えてみましょう。
- 攻撃的な内容の投稿をしていなかったか
- 短時間に大量のフォローやいいねをしていなかったか
- スパムと判断されるような行動をしていなかったか
異議申し立てをする
誤って凍結された場合は、Instagramのヘルプセンターから異議申し立てができます。
設定の「ヘルプ」→「サポートリクエスト」から、状況を詳しく説明して送信しましょう。
ただし、回復までには数日から数週間かかることもあります。
トラブルを予防する5つの方法

ログインできなくなる前に、日頃から予防しておくことが大切です。
1. パスワード管理アプリを活用
複数のアカウントを持っている場合、パスワード管理アプリ(1Password、LastPassなど)を使うと便利です。
すべてのパスワードを安全に保存できるので、忘れる心配がありません。
2. パスワードは複雑にする
簡単に推測されないよう、以下のルールでパスワードを作りましょう。
- 8文字以上にする
- 大文字、小文字、数字、記号を混ぜる
- 誕生日や名前など、推測されやすいものは避ける
- 他のサービスと同じパスワードは使わない
3. 二段階認証を設定する
これは必ず設定しておきましょう。パスワードが漏れても、スマホに送られる認証コードがないとログインできなくなるので、乗っ取りのリスクが大幅に減ります。
4. メールアドレス・電話番号を最新に保つ
登録しているメールアドレスや電話番号が古いままだと、パスワードリセットの通知を受け取れません。
連絡先が変わったら、すぐにInstagramの設定も更新しましょう。
5. 定期的にセキュリティチェック
Instagramには「セキュリティチェックアップ」という機能があります。
設定から定期的にチェックして、不正なログインがないか、設定に問題がないか確認する習慣をつけましょう。
サーバー障害かどうか確認する方法
自分だけの問題なのか、Instagram全体の問題なのか判断する方法です。
他のユーザーの状況をチェック
TwitterやRedditで「Instagram ログインできない」「Instagram down」などで検索してみましょう。
同じタイミングで大勢の人が同じ問題を報告していたら、サーバー障害の可能性が高いです。
ダウンディテクターを使う
「Down Detector」というサイトでは、様々なサービスの障害情報をリアルタイムで確認できます。
「Instagram」で検索すれば、現在障害が発生しているかどうかすぐにわかります。
公式の障害情報を確認
Instagramの公式Twitterアカウント(@instagram)や、Metaのステータスページで公式な障害情報を確認しましょう。
サーバー障害の場合は、復旧を待つしかありません。通常は数時間以内に解決することがほとんどです。
それでも解決しない時は
ここまでの方法を試してもログインできない場合は、以下を試してみてください。
アプリを再インストール
アプリ自体に問題がある可能性があります。一度アプリを削除して、再度インストールしてみましょう。
データは削除されないので安心してください。
別の端末で試す
友人のスマホやタブレット、パソコンなど、別の端末からログインを試してみましょう。
別の端末でログインできたら、元の端末に何か問題があるとわかります。
Instagramサポートに問い合わせ
最終手段として、Instagramの公式サポートに問い合わせましょう。
アプリの「設定」→「ヘルプ」→「サポートリクエスト」から、具体的な状況を説明して送信してください。
返信までに時間がかかることもありますが、詳しい状況を伝えることで解決につながることがあります。
よくある質問
Q. 複数アカウントは何個まで作れる?
Instagramでは理論上は無制限にアカウントを作成できますが、一つのアプリで同時にログインできるのは5つまでです。
Q. パスワードを変えたら他の端末からも自動的にログアウトされる?
はい、パスワードを変更すると、すべての端末から自動的にログアウトされます。新しいパスワードで再度ログインする必要があります。
Q. 二段階認証を設定したスマホを機種変更したらどうなる?
二段階認証の設定は新しいスマホでも引き継げますが、バックアップコードを事前に保存しておくことをおすすめします。
Q. アカウントが完全に削除されてしまうことはある?
重大なガイドライン違反を繰り返すと、アカウントが完全に削除されることがあります。この場合、復旧は非常に困難です。
まとめ
Instagramで別アカウントにログインできない問題は、ほとんどの場合、パスワード入力ミスやアプリのバージョン、ネット接続などの基本的な原因で起こります。
まずは慌てず、この記事で紹介した対処法を一つずつ試してみてください。
対処の基本ステップ
- パスワード・ユーザーネームの入力を再確認
- アプリとOSを最新版にアップデート
- キャッシュをクリアまたはアプリを再インストール
- 安定したネット環境で試す
- それでもダメなら公式サポートへ
そして、今後同じトラブルに遭わないよう、パスワード管理と二段階認証の設定を忘れずに行いましょう。
複数アカウントを使いこなして、Instagramライフを楽しんでくださいね!


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