パソコンやスマホのブラウザでInstagramを開こうとしたら、「エラーが発生しました。問題が発生したため、ページを読み込めませんでした」というメッセージが表示されて困っていませんか?
実は、このエラーはかなり多くの人が経験しているトラブルなんです。
でも安心してください。原因はいくつかありますが、ほとんどのケースで適切な対処法を試せば解決できます。
この記事では、Instagramのブラウザ版で「ページを読み込めませんでした」エラーが表示される原因と、確実な解決方法を分かりやすく説明していきます。
このエラーが表示される主な原因

まず、なぜこのエラーが表示されるのか、主な原因を理解しておきましょう。
原因①:ブラウザのキャッシュとクッキーの問題
キャッシュやクッキーというのは、ウェブサイトの情報を一時的に保存しておくデータのことです。
これが古くなったり、溜まりすぎたりすると、Instagramのページが正常に読み込めなくなることがあります。
特に長期間ブラウザのデータを削除していない場合、この原因が最も多いんです。
原因②:インターネット接続の不具合
Wi-Fiやモバイルデータの接続が不安定だと、ページの読み込みがうまくいきません。
一見ネットに繋がっているように見えても、実際には速度が極端に遅かったり、一部のサービスに接続できない状態になっていることもあります。
原因③:ブラウザのバージョンが古い
使っているブラウザ(ChromeやSafari、Edgeなど)が古いバージョンのままだと、Instagramの新しい機能に対応できず、エラーが表示されることがあります。
特にInstagramは頻繁にアップデートされるため、ブラウザも最新版に保つことが大切です。
原因④:Instagram側のサーバー障害
あなたの環境には問題がなくても、Instagram側のサーバーに一時的な障害が発生していることもあります。
この場合は、Instagramの運営側が対応するまで待つしかありません。
原因⑤:ブラウザの拡張機能やプラグインの干渉
広告ブロッカーや画像ダウンローダーなど、ブラウザに追加している拡張機能が原因で、Instagramが正常に動作しないケースがあります。
特にセキュリティ関連の拡張機能は、Instagramの一部機能をブロックしてしまうことがあるんです。
原因⑥:JavaScriptが無効になっている
JavaScriptというのは、ウェブページを動的に動かすための技術です。
これが無効になっていると、Instagramのような複雑なウェブサイトは正常に表示されません。
原因⑦:アカウントの制限や凍結
規約違反などの理由で、あなたのInstagramアカウントが制限されたり、一時的に凍結されたりしている可能性もあります。
この場合、ブラウザ版でアクセスしようとするとエラーメッセージが表示されることがあります。
原因⑧:VPNやプロキシの使用
VPNやプロキシを使用している場合、それが原因でInstagramにアクセスできないことがあります。
セキュリティ上の理由から、Instagramが一部のVPN接続をブロックしているケースもあるんです。
【基本】まず試してほしい確認事項
本格的な対処法の前に、まずは以下の基本的な確認から始めてください。
確認①:インターネット接続を確認
他のウェブサイトが正常に開けるか試してみましょう。
もし他のサイトも開けない、または非常に遅い場合は、インターネット接続自体に問題があります。
試してほしいこと:
- Wi-Fiを一度オフにして、再度オンにする
- モバイルデータとWi-Fiを切り替えてみる
- ルーターを再起動する(電源を切って1分待ってから再度入れる)
確認②:Instagramのサーバー状況を確認
Instagram自体に障害が発生していないか確認しましょう。
確認方法:
- Twitterで「Instagram 障害」や「Instagram エラー」と検索
- Downdetectorなどの障害情報サイトをチェック
- 他のSNSでInstagramの不具合報告がないか確認
もしInstagram側の障害なら、復旧を待つしかありません。通常は数時間以内に解決することが多いです。
確認③:ページを更新してみる
一時的なエラーの場合、単純にページを更新するだけで解決することもあります。
更新方法:
- キーボードの「F5」キーを押す(Windowsの場合)
- キーボードの「Command + R」を押す(Macの場合)
- ブラウザの更新ボタンをクリック
- エラーメッセージ内の「ページを再読み込み」ボタンをクリック
効果的な解決方法
それでは、具体的な解決方法を順番に試していきましょう。
【方法1】ブラウザのキャッシュとクッキーをクリア
最も効果的な対処法がこれです。多くのケースでこの方法で解決します。
Google Chromeの場合
手順:
- キーボードで「Ctrl + Shift + Delete」を同時に押す(Macは「Command + Shift + Delete」)
- 「期間」を「全期間」に設定
- 「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
- ブラウザを再起動してInstagramにアクセス
Microsoft Edgeの場合
手順:
- キーボードで「Ctrl + Shift + Delete」を同時に押す
- 「時間の範囲」を「すべての期間」に設定
- 「Cookieおよびその他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「今すぐクリア」をクリック
- ブラウザを再起動してInstagramにアクセス
Safariの場合
手順:
- メニューバーの「Safari」→「環境設定」をクリック
- 「プライバシー」タブを選択
- 「Webサイトデータを管理」をクリック
- 「すべてを削除」をクリック
- Safariを再起動してInstagramにアクセス
【方法2】ブラウザを最新版にアップデート
古いブラウザを使っていると、Instagramの新しい機能に対応できません。
Chromeのアップデート方法
手順:
- 右上のメニュー(三点アイコン)をクリック
- 「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選択
- 自動的にアップデートが確認され、必要に応じてインストールされる
- 「再起動」ボタンをクリック
Edgeのアップデート方法
手順:
- 右上のメニュー(三点アイコン)をクリック
- 「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」を選択
- 自動的にアップデートが確認される
- アップデートがあればインストールして再起動
Safariのアップデート方法
Safariは macOS と一緒にアップデートされます。
手順:
- 画面左上の Apple メニューをクリック
- 「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選択
- アップデートがあれば「今すぐアップデート」をクリック
【方法3】JavaScriptを有効化する
JavaScriptが無効になっているとInstagramは動きません。
Chromeでの設定
手順:
- アドレスバーに「chrome://settings/content/javascript」と入力してEnter
- 「サイトがJavaScriptを使用できるようにする」を選択
- ブラウザを再起動
Edgeでの設定
手順:
- アドレスバーに「edge://settings/content/javascript」と入力してEnter
- 「許可」のトグルをオンにする
- ブラウザを再起動
Safariでの設定
手順:
- 「Safari」→「環境設定」をクリック
- 「セキュリティ」タブを選択
- 「JavaScriptを有効にする」にチェックを入れる
- ブラウザを再起動
【方法4】ブラウザの拡張機能を無効化する

拡張機能が原因でエラーが出ている可能性があります。
Chrome/Edgeでの手順
手順:
- 右上のメニュー→「拡張機能」→「拡張機能を管理」をクリック
- すべての拡張機能を一時的にオフにする
- Instagramにアクセスして確認
- 問題が解決したら、拡張機能を一つずつオンにして原因を特定
Safariでの手順
手順:
- 「Safari」→「環境設定」をクリック
- 「機能拡張」タブを選択
- すべての機能拡張のチェックを外す
- Instagramにアクセスして確認
【方法5】別のブラウザで試す
今使っているブラウザ固有の問題かもしれません。
試してほしいブラウザ
- Google Chromeを使っている → Microsoft EdgeやFirefoxを試す
- Safariを使っている → Chromeを試す
- Edgeを使っている → Chromeを試す
別のブラウザで正常に動作する場合、元のブラウザに問題があることが分かります。
【方法6】シークレット(プライベート)モードを使う
シークレットモードでは、拡張機能やキャッシュの影響を受けないため、問題を切り分けられます。
Chrome/Edgeでの開き方
手順:
- キーボードで「Ctrl + Shift + N」を押す(Macは「Command + Shift + N」)
- または、メニューから「新しいシークレット ウィンドウ」を選択
Safariでの開き方
手順:
- メニューバーから「ファイル」→「新規プライベートウインドウ」を選択
- または「Command + Shift + N」を押す
シークレットモードで正常に動作する場合、通常モードのキャッシュや拡張機能が原因です。
【方法7】VPNを無効化する
VPNを使用している場合、一時的に無効化してみましょう。
手順:
- 使用中のVPNアプリを開く
- 接続を切断
- Instagramにアクセス
- 正常に動作するか確認
VPNが原因の場合、別のVPNサーバーに接続するか、VPNなしでの利用を検討してください。
【方法8】DNSキャッシュをクリアする
DNSキャッシュの問題でアクセスできないこともあります。
Windowsの場合
手順:
- スタートメニューで「cmd」と検索
- 「コマンドプロンプト」を右クリック→「管理者として実行」
- 「ipconfig /flushdns」と入力してEnter
- 「DNS リゾルバー キャッシュは正常にフラッシュされました」と表示されればOK
- ブラウザを再起動
Macの場合
手順:
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
- 「sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder」と入力してEnter
- パスワードを入力(画面には表示されません)
- ブラウザを再起動
【方法9】スマホの場合:アプリからブラウザ版を開く
スマホのブラウザで直接開けない場合、アプリ経由でブラウザ版にアクセスする方法があります。
手順:
- Instagramアプリを開く
- プロフィールに移動
- メニュー(三本線)→「設定とプライバシー」をタップ
- 「ヘルプ」→「ヘルプセンター」をタップ
- 右上のメニューから「デスクトップサイトをリクエスト」を選択
これで、アプリ内ブラウザでウェブ版のInstagramが開きます。
【方法10】アカウント凍結の確認
どうしても解決しない場合、アカウントが制限されている可能性があります。
確認方法
手順:
- 別のデバイスやブラウザでログインを試す
- Instagramアプリでログインを試す
- ログインできた場合、通知やメールを確認
- 「アカウントが制限されています」などのメッセージがないか確認
もしアカウントが制限されている場合は、Instagram公式の指示に従って異議申し立てを行う必要があります。
トラブル別の対処法
ケース①:「リダイレクトしています」のまま進まない
対処法:
- シークレットモードで開く
- ブラウザのリダイレクト設定を確認
- 別のブラウザを使う
ケース②:ログインはできるがページが真っ白
対処法:
- JavaScriptが有効か確認
- 広告ブロッカーを無効化
- ブラウザのハードウェアアクセラレーションを無効化
ケース③:プロフィールページだけ開けない
対処法:
- キャッシュをクリア
- 別のブラウザで試す
- Instagram側の一時的な不具合の可能性があるため、時間をおいて再度試す
ケース④:スマホでブラウザ版を開くとアプリに飛んでしまう
対処法:
- URLを長押しして「新しいタブで開く」を選択
- ブラウザの設定でInstagramアプリへのリダイレクトを無効化(Androidの場合)
今後のための予防策
予防策①:定期的にキャッシュをクリア
月に1回程度、ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアする習慣をつけましょう。
これだけで多くのトラブルを未然に防げます。
予防策②:ブラウザを常に最新版に保つ
ブラウザの自動アップデート機能をオンにしておくことをおすすめします。
セキュリティ面でも重要です。
予防策③:必要な拡張機能だけを使う
たくさんの拡張機能を入れるとトラブルの原因になります。
本当に必要なものだけに絞りましょう。
予防策④:複数のブラウザを用意しておく
メインのブラウザで問題が起きた時のために、サブのブラウザも準備しておくと安心です。
よくある質問(Q&A)
Q1:アプリは動くのにブラウザ版だけ開けないのはなぜ?
A:アプリとブラウザ版は別々の技術で動いています。ブラウザ固有の問題(キャッシュ、拡張機能、バージョンなど)が原因の可能性が高いです。
Q2:エラーメッセージに英語で「Something went wrong」と表示されます
A:これは「エラーが発生しました」という意味で、日本語版の「ページを読み込めませんでした」と同じエラーです。対処法も同じです。
Q3:どのブラウザが一番Instagramに適していますか?
A:Google ChromeとMicrosoft Edgeが比較的安定しています。ただし、定期的にアップデートすれば、どのブラウザでも問題なく使えるはずです。
Q4:何をやっても解決しない場合はどうすれば?
A:Instagram公式のヘルプセンターから問い合わせるか、数日待ってから再度試してみてください。アカウント側の問題の可能性もあります。
まとめ
Instagramのブラウザ版で「ページを読み込めませんでした」エラーが表示される原因は様々ですが、ほとんどのケースで以下の方法で解決できます。
最も効果的な解決方法トップ5:
- ブラウザのキャッシュとクッキーをクリア
- ブラウザを最新版にアップデート
- JavaScriptが有効か確認
- シークレットモードで試す
- 別のブラウザを使う
まずは基本的な対処法(キャッシュクリア、ブラウザ更新、再起動)から試して、それでもダメなら順番に他の方法を試していきましょう。
また、Instagram側のサーバー障害の場合は、ユーザー側でできることは限られています。
Twitterなどで障害情報を確認し、復旧を待つことも大切です。
定期的なブラウザのメンテナンス(キャッシュクリア、アップデート)を習慣にすることで、今後同じようなトラブルを防ぐことができますよ。
あなたのInstagramが無事に開けるようになることを願っています!

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