毎日届く迷惑メールにうんざりしていませんか?
「また変な広告メールが来た…」「怪しいリンクが貼られたメールが届いた…」こんな経験、きっとあなたもしたことがあるはずです。
実は、iPhoneには迷惑メールを自動でブロックする便利な機能がいくつも備わっています。この記事では、それらの設定方法をわかりやすく解説していきます。
設定さえしてしまえば、煩わしい迷惑メールから解放される快適なメール生活が待っていますよ。
そもそも迷惑メールってどんな種類があるの?

まず、迷惑メールにはいくつかの種類があることを知っておきましょう。
広告宣伝メール
商品やサービスの宣伝を目的として、大量に送られてくるメールです。興味のない広告が毎日届くと、本当にイライラしますよね。
フィッシングメール
銀行や大手企業を装って、偽のサイトに誘導しようとするメールです。このタイプは特に危険で、個人情報やクレジットカード情報を盗まれる可能性があります。
ウイルスメール
添付ファイルを開いたり、リンクをクリックしたりすると、ウイルスに感染する危険性があるメールのことです。
こうした迷惑メールから身を守るためにも、しっかりと設定を行うことが大切なんです。
iPhoneで使える3つの迷惑メール対策
iPhoneには、主に3つの迷惑メール対策方法があります。それぞれ特徴が異なるので、自分に合った方法を選んでみてください。
【方法1】迷惑メールフィルター機能を使う
iCloudメール(@icloud.comのアドレス)を使っている人は、この機能が特に便利です。
迷惑メールだと判断されたメールを、自動的に「迷惑メール」フォルダに振り分けてくれます。過去に迷惑メールを送ってきた差出人からのメールは、今後も自動的に迷惑メールとしてマークされるんです。
設定手順はこちら:
- メールアプリを開く
- 迷惑メールに振り分けたいメールを選択
- 画面下部のフォルダアイコンをタップ
- 「迷惑メール」を選択
これだけで、同じ送信者からのメールが今後自動的に迷惑メールフォルダに入るようになります。
ただし、迷惑メールフォルダに入ったメールは30日後に自動削除されるので、定期的にチェックして大事なメールが間違って振り分けられていないか確認しましょう。
【方法2】特定の差出人を受信拒否する
「この人からのメールは絶対に見たくない!」という場合は、受信拒否設定が効果的です。
受信拒否に設定すると、その差出人からのメールは自動的にゴミ箱に移動されます。つまり、通知も来ないし、受信箱にも表示されないということですね。
メールアプリから設定する方法:
- 受信拒否したいメールを開く
- 送信者の名前またはメールアドレスをタップ
- 「この連絡先を受信拒否」をタップ
- 確認画面で「連絡先を受信拒否」を選択
設定アプリから設定する方法:
- 「設定」アプリを開く
- 「メール」をタップ
- 「ブロック済みの連絡先」を選択
- 「新規追加」をタップ
- 受信拒否したい連絡先やメールアドレスを入力
この設定は、iPhoneのメールアプリでログインしているすべてのメールアドレスに適用されます。
【方法3】広告メールの配信を停止する
必要のないメールマガジンや広告メールは、配信停止の手続きをするのが一番です。
多くのメールには、本文の最後に「配信停止」や「Unsubscribe」というリンクがあります。そこから簡単に配信を止められるんです。
ただし、怪しいメールの場合は、このリンクをクリックすると逆に危険なこともあります。信頼できる企業からのメールかどうか、よく確認してから手続きしてくださいね。
携帯キャリアごとの迷惑メール設定
大手携帯キャリアでは、独自の迷惑メール対策サービスを提供しています。キャリアメールを使っている人は、こちらの設定もチェックしてみましょう。
NTTドコモ・ahamo
ドコモでは「迷惑メールおまかせブロック」というサービスがあります。月額220円の有料サービスですが、難しい設定不要で効果的な迷惑メール対策ができます。
設定は、dメニューまたはMy docomoから行えます。
au
auの迷惑メールフィルター設定は、auメール設定画面から無料で利用できます。
@au.comや@ezweb.ne.jpのアドレスを使っている人は、My auからアクセスして設定しましょう。
ソフトバンク
ソフトバンクの迷惑メールフィルターも、MySoftBankから無料で設定可能です。
強度を「強」「中」「弱」から選べるので、自分の使い方に合わせて調整できます。
楽天モバイル
楽天モバイルの「楽メール」アプリでは、迷惑メールフィルター設定が利用できます。
楽メールアプリの設定画面から、フィルター機能をオンにしましょう。
プライバシー保護機能も活用しよう
iPhoneには、迷惑メール対策だけでなく、プライバシーを守る機能も搭載されています。
メールプライバシー保護
この機能をオンにすると、送信者があなたのメール開封状況を追跡することを防げます。
設定方法:
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」をタップ
- 「メール」を選択
- 「プライバシー保護」をタップ
- 「メールアクティビティを保護」をオンにする
これで、迷惑メールの送信者があなたのメールアドレスが有効かどうかを確認できなくなります。
画像の自動読み込みをオフにする
迷惑メールには、画像読み込みを利用してメールが開封されたかを確認する仕組みが使われていることがあります。
プライバシー保護機能をオンにすれば、この追跡も防げるので、ぜひ設定しておきましょう。
間違って設定してしまった時の解除方法
「あれ、大事なメールまで迷惑メールに振り分けられちゃった!」ということもあるかもしれません。そんな時も安心してください。設定は簡単に解除できます。
迷惑メールフィルターの解除方法
- メールアプリで「迷惑メール」フォルダを開く
- 解除したいメールを選択
- 画面下部の「編集」をタップ
- 解除したいメールの左側にある円形のアイコンをタップ
- 「マーク」を選択
- 「迷惑メールではない」をタップ
これで、今後そのアドレスからのメールは通常の受信箱に届くようになります。
受信拒否の解除方法
メールアプリから解除:
- 受信拒否を解除したいメールを開く
- 送信者の名前またはメールアドレスをタップ
- 「この連絡先の受信拒否を解除」をタップ
設定アプリから解除:
- 「設定」アプリを開く
- 「メール」をタップ
- 「ブロック済みの連絡先」を選択
- 解除したい連絡先を左にスワイプ
- 「ブロック解除」をタップ
どちらの方法でも簡単に解除できるので、間違えてしまっても焦らなくて大丈夫です。
迷惑メールを受け取らないための予防策

設定だけでなく、日頃から気をつけることで迷惑メールを減らすことができます。
怪しいメールは開かない
知らない送信者からのメールは、できるだけ開かないようにしましょう。
メールを開いてしまうと、送信者に「このメールアドレスは有効だ」という情報を与えてしまい、さらに迷惑メールが増える可能性があります。
メールアドレスを簡単に教えない
信頼できないサイトやサービスには、メールアドレスを登録しないことが大切です。
どうしても必要な場合は、フリーメールアドレスを使うなど、メインのアドレスとは分けて管理するのがおすすめです。
怪しいリンクはクリックしない
迷惑メールに記載されているリンクは、絶対にクリックしないでください。
フィッシングサイトやウイルスに感染する危険性があります。本物かどうか判断できない場合は、公式サイトから直接アクセスするようにしましょう。
まとめ:快適なメール生活を手に入れよう
iPhoneの迷惑メール設定について、いろいろな方法をご紹介してきました。
設定自体は決して難しくありません。今日からでもすぐに実践できる内容ばかりです。
この記事のポイントをおさらいすると:
- 迷惑メールフィルター機能で自動振り分け
- 特定の差出人は受信拒否設定でブロック
- 携帯キャリアの迷惑メール対策も活用
- プライバシー保護機能で追跡を防ぐ
- 日頃から予防を心がける
これらの設定をしっかり行えば、迷惑メールに悩まされることはぐっと減るはずです。
大事なメールだけをチェックできる、快適なメール生活を始めましょう!

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