「電話がかかってきたのに、すぐに留守番電話に切り替わってしまう…」
iPhoneを使っていて、こんな経験はありませんか?大切な電話を逃してしまったり、相手から「留守電になってたよ」と言われたり。特に仕事の電話だと、すぐに出られないと困りますよね。
実は、iPhoneがすぐに留守番電話になってしまうのには、いくつかの明確な原因があります。そして、適切な設定を行えば、ほとんどのケースで解決できるんです。
この記事では、iPhoneがすぐ留守番電話になる原因を詳しく解説し、原因別の対処法をステップバイステップでご紹介します。さらに、キャリア別(ドコモ・au・ソフトバンク)の呼び出し時間延長方法も完全網羅!
もう大切な電話を逃さない、確実に着信を受け取れるiPhoneにしましょう!
iPhoneが留守番電話になる仕組みを理解しよう
まずは、基本的な仕組みを押さえておきましょう。
留守番電話サービスの基本
iPhoneで留守番電話になるのは、携帯電話会社(キャリア)の留守番電話サービスが動作しているからです。
仕組みはこうなっています:
- 電話がかかってくる
- 一定時間(通常15〜20秒)呼び出し音が鳴る
- 応答がなければ、キャリアの留守番電話センターに転送される
- 発信者が留守番電話にメッセージを残せる
つまり、iPhone本体が勝手に留守番電話にしているわけではなく、キャリア側のシステムが関わっているんです。
iOS 18の新機能「ライブ留守番電話」
iOS 18から、新しい「ライブ留守番電話」機能が追加されました。
これは、キャリアの留守番電話サービスとは別に、iPhone本体で留守番電話を受け取る機能です。
ライブ留守番電話の特徴:
- 着信があると、約18秒後に自動的にライブ留守番電話に切り替わる
- 発信者がメッセージを残している最中に、リアルタイムで文字起こしが表示される
- 途中で電話に出ることもできる
- キャリアの追加オプション契約は不要
この機能はデフォルトでオンになっているため、iOS 18にアップデート後、急に留守番電話になりやすくなったと感じる人が増えています。
すぐに留守番電話になる主な原因一覧
iPhoneがすぐ留守電になる原因は複数あります。まずは全体像を把握しましょう。
原因チェックリスト
iOS 18特有の原因:
- ☑ ライブ留守番電話機能が有効になっている
iPhone本体の設定:
- ☑ 集中モード(おやすみモード)がオンになっている
- ☑ 不明な発信者を消音がオンになっている
- ☑ 特定の相手を着信拒否している
- ☑ 通話転送が設定されている
- ☑ 機内モードがオンになっている
キャリア側の設定:
- ☑ 留守番電話の呼び出し時間が短い(または0秒)
- ☑ キャリア設定が古いまま
環境・その他:
- ☑ 電波が弱い・圏外にいる
- ☑ SIMカードの接触不良
- ☑ iOSのバージョンが古い
どれに当てはまるかを確認しながら、次の章で対処法を見ていきましょう。
【iOS 18ユーザー必見】ライブ留守番電話をオフにする方法
iOS 18にアップデートした人は、まずこの設定を確認してください。
ライブ留守番電話の設定確認と変更
所要時間:約30秒
ステップ1:設定アプリを開く
ホーム画面から「設定」アプリ(歯車のアイコン)をタップします。
ステップ2:「電話」を選択
設定画面を下にスクロールして、「電話」をタップしてください。
ステップ3:「ライブ留守番電話」を確認
「ライブ留守番電話」という項目を探します。
ステップ4:オフに切り替える
「ライブ留守番電話」のスイッチをオフ(グレー)にします。
設定完了!
これで、iOS 18のライブ留守番電話機能が無効になります。従来通り、キャリアの留守番電話サービスのみが動作するようになります。
ライブ留守番電話の呼び出し時間について
ライブ留守番電話を使い続ける場合、以下の点を理解しておきましょう。
デフォルトの動作:
- 約18秒の呼び出し音が鳴る(発信側では6コール程度)
- その後、ライブ留守番電話に自動切り替え
注意点:
着信音「反射」(デフォルト)を設定している場合、着信音が3〜4回鳴ると留守番電話に切り替わるため、実際よりも早く感じることがあります。
呼び出し時間を延ばしたい場合は、ライブ留守番電話をオフにして、キャリアの留守番電話設定で呼び出し時間を調整しましょう。
集中モード(おやすみモード)を確認・解除する
最も多い原因の一つが、集中モードの設定です。
集中モードとは?
「集中モード」は、通知や着信を制限して集中したい時に使う機能です。
以前は「おやすみモード」と呼ばれていました。iOS 15以降、複数のモードを選べる「集中モード」に進化しています。
集中モードの種類:
- おやすみモード
- 仕事
- 睡眠
- パーソナル
- カスタム(自分で作成)
これらのモードがオンになっていると、着信音が鳴らずに自動的に留守番電話に転送されます。
集中モードがオンか確認する方法
方法1:ステータスバーを見る
画面上部(ロック画面やホーム画面)に、三日月マークや集中モードのアイコンが表示されていたら、集中モードがオンです。
方法2:コントロールセンターで確認
- 画面右上から下にスワイプ(iPhone X以降)
- 集中モードのアイコン(三日月マークなど)が光っていたらオン
集中モードをオフにする手順
方法1:コントロールセンターから(簡単)
- コントロールセンターを開く
- 集中モード(三日月マークなど)をタップ
- 「オフにする」または現在のモードをタップしてオフ
方法2:設定アプリから
- 「設定」→「集中モード」
- 現在オンになっているモード(紫色で表示)をタップ
- 一番上のスイッチをオフにする
自動的にオンにならないようにする
「オフにしたのに、また勝手にオンになる!」という場合は、自動設定を確認しましょう。
自動設定のチェック方法:
- 「設定」→「集中モード」
- 問題のモード(おやすみモードなど)をタップ
- 「スケジュール」または「自動化」を確認
- 不要なスケジュール設定を削除
デバイス間での共有を確認:
- 「設定」→「集中モード」
- 一番下の「デバイス間で共有」を確認
- オンになっていると、iPadやMacで集中モードを有効にした時、iPhoneにも反映される
必要に応じてオフにしましょう。
不明な発信者を消音をオフにする
知らない番号からの着信を自動的にブロックする機能があります。
不明な発信者を消音とは?
この機能をオンにすると、連絡先に登録されていない番号からの着信が自動的に留守番電話に転送されます。
着信音は鳴らず、不在着信の履歴のみが残ります。
対象となる電話:
- 連絡先に登録されていない番号
- 最近発信した番号ではない
- Siri検索候補に表示されない番号
対象外(着信する):
- 連絡先に登録されている番号
- 最近発信した番号
- メールやメッセージで番号を共有した相手
設定を確認・変更する方法
ステップ1:設定アプリを開く
ステップ2:「電話」を選択
設定画面を下にスクロールして、「電話」をタップします。
ステップ3:「不明な発信者を消音」を確認
「不明な発信者を消音」という項目を探します。
ステップ4:オフに切り替える
スイッチをオフ(グレー)にします。
これで、知らない番号からも着信音が鳴るようになります。
この機能を使いたい場合の注意点
迷惑電話対策として便利な機能ですが、以下の点に注意してください。
デメリット:
- 宅配業者からの不在連絡
- 病院やクリニックからの予約確認
- 取引先企業からの初回連絡
- 公共機関からの重要な連絡
こういった重要な電話も、留守番電話に転送されてしまう可能性があります。
対策:
重要な電話が予想される期間は、一時的にこの機能をオフにすることをおすすめします。
着信拒否設定を確認する
特定の人からの電話だけ留守番電話になる場合、着信拒否の可能性があります。
着信拒否の動作
iPhoneで着信拒否を設定すると、その番号からの着信は自動的に留守番電話に転送されます。
発信者側:
- 普通に呼び出し音が鳴る
- 留守番電話につながる(メッセージを残せる)
着信者側(あなた):
- 着信音は一切鳴らない
- 不在着信の履歴が残らない
- 留守番電話も通常とは別の場所に保存される
着信拒否リストを確認する方法
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「着信拒否した連絡先」をタップ
ここに表示されている番号が、現在着信拒否されている相手です。
着信拒否を解除する方法
方法1:設定アプリから
- 「設定」→「電話」→「着信拒否した連絡先」
- 解除したい番号を左にスワイプ
- 「着信拒否設定を解除」をタップ
方法2:電話アプリから
- 「電話」アプリを開く
- 「連絡先」または「履歴」から相手を選択
- 画面下部の「この発信者のブロックを解除」をタップ
誤って拒否してしまった場合
知らないうちに着信拒否に設定してしまうことがあります。
よくあるケース:
- 連絡先を編集中に誤操作
- 迷惑電話と間違えてブロック
- 家族や友人のいたずら
定期的に着信拒否リストを確認することをおすすめします。
キャリア別:留守番電話の呼び出し時間を延長する方法
キャリア側の設定で、呼び出し時間を長くできます。
なぜ呼び出し時間の設定が重要?
デフォルトの呼び出し時間は、キャリアによって異なりますが、通常15〜20秒程度です。
これは約5〜6コール分の長さです。スマホをバッグから取り出している間に留守番電話になってしまうことも…。
呼び出し時間を延ばすことで、余裕を持って電話に出られるようになります。
ドコモの呼び出し時間設定
設定可能な時間:0秒〜120秒
変更方法:
- 電話アプリを開く
- キーパッドで1419に発信
- 音声ガイダンスが流れる
- 設定したい秒数をキーパッドで入力(例:30秒なら「30」)
- 最後に#(シャープ)を押す
- 「設定しました」のアナウンスで完了
確認方法:
- 1419に発信すると、現在の設定秒数が案内されます
おすすめ設定:
- 通常は30秒
- 荷物の受け取りなど、電話が多い時期は40〜60秒
auの呼び出し時間設定
設定可能な時間:5秒〜55秒
変更方法:
- 電話アプリを開く
- キーパッドで1418に発信
- 音声ガイダンスに従う
- 設定したい秒数を選択
- 5秒:「1」を押す
- 10秒:「2」を押す
- 15秒:「3」を押す
- 20秒:「4」を押す
- 25秒:「5」を押す
- 30秒:「6」を押す
- 55秒:「7」を押す
- 最後に#(シャープ)を押す
おすすめ設定:
- 30秒(「6」を選択)が標準的
ソフトバンクの呼び出し時間設定
設定可能な時間:0秒〜120秒
変更方法:
- 電話アプリを開く
- キーパッドで1418に発信
- 音声ガイダンスが流れる
- 設定したい秒数をキーパッドで入力(例:30秒なら「30」)
- 最後に#(シャープ)を押す
- 「設定を承りました」のアナウンスで完了
即時転送を解除する場合:
- 1420に発信
- 呼び出し音が鳴るようになります
楽天モバイルの呼び出し時間設定
変更方法:
楽天モバイルの留守番電話サービス「Rakuten Link」アプリから設定します。
- 「Rakuten Link」アプリを開く
- 右上のメニュー(三本線)をタップ
- 「設定」→「留守番電話」
- 呼び出し時間を選択
または、電話番号でも設定可能:
- 1419に発信して、ガイダンスに従う
その他の格安SIM
格安SIMの場合、留守番電話サービスの仕組みが異なることがあります。
確認方法:
- 公式サイトで「留守番電話 呼び出し時間」を検索
- カスタマーサポートに問い合わせ
一部の格安SIMでは、呼び出し時間の変更ができない場合もあります。
通話転送設定を確認・解除する
意外と見落としがちなのが、通話転送の設定です。
通話転送とは?
着信を別の番号に自動的に転送する機能です。
設定されていると起こること:
- 着信が指定した番号に転送される
- 転送先が留守番電話番号になっていると、すぐに留守番電話につながる
- 転送先が設定されていないと、エラーになることも
設定を確認する方法
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「通話転送」をタップ
- スイッチがオン(緑色)になっていないか確認
オンになっている場合、転送先の番号も表示されます。
通話転送をオフにする方法
手順:
- 「設定」→「電話」→「通話転送」
- 「通話転送」のスイッチをオフ(グレー)にする
これで、すべての着信が自分のiPhoneに直接かかるようになります。
デュアルSIMの場合の注意
iPhone XS以降では、2つの電話番号(デュアルSIM)を使えます。
確認が必要な点:
- 主回線と副回線、それぞれで通話転送設定を確認
- どちらか一方がオンになっている可能性
両方の回線で設定を確認しましょう。
電波状況と通信設定を確認する
環境的な要因で留守番電話になることもあります。
電波が弱い・圏外の場合
症状:
- 着信があっても、iPhoneに届かない
- 自動的にキャリアの留守番電話に転送される
対処法:
- ステータスバーの電波マークを確認
- 2本以下の場合は、電波が弱い状態
- 移動して電波の良い場所へ
- Wi-Fi通話を利用する(対応キャリアのみ)
Wi-Fi通話の設定:
- 「設定」→「電話」→「Wi-Fi通話」
- 「Wi-Fi通話」をオンにする
これで、Wi-Fi経由で電話を受けられるようになります(対応キャリア:ドコモ・au・ソフトバンク)。
機内モードを確認
症状:
- 機内モードがオンだと、すべての通信が遮断される
- 着信は留守番電話に直接転送される
確認方法:
- コントロールセンターを開く
- 飛行機マークがオレンジ色になっていたら、機内モードがオン
- タップしてグレーに変更
または、設定アプリから:
- 「設定」を開く
- 一番上の「機内モード」がオンになっていないか確認
ネットワーク設定をリセットする(最終手段)
どうしても改善しない場合、ネットワーク設定をリセットできます。
注意:
- Wi-Fiのパスワードが消える
- Bluetooth設定が消える
- VPN設定が消える
手順:
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」をタップ
- 「ネットワーク設定をリセット」を選択
- パスコードを入力
- 確認画面で「ネットワーク設定をリセット」をタップ
リセット後、iPhoneが再起動します。Wi-Fiパスワードは再設定が必要です。
キャリア設定とiOSを最新版にアップデート
古い設定やソフトウェアが原因のこともあります。
キャリア設定のアップデート
キャリア設定は、携帯電話会社のネットワークに接続するための設定です。
更新方法:
- 「設定」→「一般」→「情報」
- しばらく待つ
- アップデートがある場合、ポップアップが表示される
- 「アップデート」をタップ
何も表示されなければ、既に最新版です。
iOSのアップデート
iOS自体が古いと、様々な不具合が起こることがあります。
確認・更新方法:
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- 更新がある場合は「ダウンロードしてインストール」
- Wi-Fi接続とバッテリー残量50%以上が必要
自動アップデートをオンにする:
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- 「自動アップデート」をタップ
- 「iOSアップデートをインストール」をオンにする
これで、重要なアップデートを見逃さなくなります。
SIMカードの問題を確認する
物理的な問題が原因のこともあります。
SIMカードの接触不良
SIMカードがうまく接触していないと、着信が正常に届きません。
症状:
- 時々着信が来ない
- 電波マークが不安定
- 「SIMカードが挿入されていません」と表示されることがある
対処法:
- iPhoneの電源を切る
- SIMトレイを開ける(付属のピンまたはペーパークリップを使う)
- SIMカードを取り出す
- 乾いた布で軽く拭く
- SIMカードを正しい向きで戻す
- SIMトレイをしっかり差し込む
- iPhoneの電源を入れる
注意:
- 金属部分(接点)を傷つけないように優しく扱う
- 水気は厳禁
eSIMの場合
iPhone XS以降では、物理SIMカードがない「eSIM」も利用できます。
eSIMの場合、物理的な問題はありませんが、設定が原因のこともあります。
確認方法:
- 「設定」→「モバイル通信」
- 使用している回線が正常に表示されているか確認
- 問題がある場合は、キャリアに問い合わせ
iPhoneを再起動する
意外とこれだけで解決することも多いです。
再起動の効果
iPhoneを再起動すると、以下のような一時的な不具合がリセットされます。
- メモリのクリア
- アプリの動作リセット
- システムの軽微なバグの解消
- ネットワーク接続の再確立
機種別の再起動方法
iPhone X以降(ホームボタンなし):
- 音量ボタン(上または下)とサイドボタンを同時に長押し
- スライダーが表示されたら、右にスライドして電源オフ
- 30秒ほど待つ
- サイドボタンを長押しして電源オン
iPhone SE(第2世代・第3世代)、iPhone 8、iPhone 7:
- サイドボタンを長押し
- スライダーが表示されたら、右にスライドして電源オフ
- 30秒ほど待つ
- サイドボタンを長押しして電源オン
iPhone SE(第1世代)、iPhone 6s以前:
- 上部ボタンを長押し
- スライダーが表示されたら、右にスライドして電源オフ
- 30秒ほど待つ
- 上部ボタンを長押しして電源オン
強制再起動(フリーズした場合)
通常の再起動ができない場合の方法です。
iPhone 8以降:
- 音量上ボタンを押してすぐ離す
- 音量下ボタンを押してすぐ離す
- サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押し
iPhone 7:
- 音量下ボタンとサイドボタンを同時に長押し
- Appleロゴが表示されるまで押し続ける
iPhone 6s以前:
- ホームボタンと上部ボタン(またはサイドボタン)を同時に長押し
- Appleロゴが表示されるまで押し続ける
それでも解決しない場合の対処法
ここまでの方法を試しても改善しない場合の最終手段です。
キャリアのカスタマーサポートに連絡
ネットワーク側の問題の可能性があります。
連絡前に用意する情報:
- 契約している電話番号
- iPhoneの機種名
- iOSのバージョン
- 問題が起き始めた時期
- 試した対処法
各キャリアのサポート窓口:
ドコモ:
- 電話:0120-800-000(無料)
- 営業時間:午前9時〜午後8時
- または、ドコモショップで相談
au:
- 電話:0077-7-111(無料)
- 営業時間:午前9時〜午後8時
- または、auショップで相談
ソフトバンク:
- 電話:0800-919-0157(無料)
- 営業時間:午前9時〜午後8時
- または、ソフトバンクショップで相談
楽天モバイル:
- my 楽天モバイルアプリから問い合わせ
- チャットサポート:午前9時〜午後11時
Appleサポートに問い合わせ
ハードウェアの故障の可能性もあります。
連絡方法:
- Appleサポートアプリをダウンロード
- または、https://support.apple.com/ にアクセス
- 「iPhone」→「修理とサポート」を選択
- 電話・チャット・予約から選択
Genius Barの予約:
- 直接Apple Storeで診断してもらえる
- 予約は公式サイトまたはApple Storeアプリから
全設定をリセット(最終手段)
どうしても直らない場合、すべての設定を初期化できます。
注意:
- 写真・アプリ・データは消えない
- すべての設定(Wi-Fi、Bluetooth、画面の明るさなど)が初期状態に戻る
- パスワードやアカウント情報は残る
手順:
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」をタップ
- 「すべての設定をリセット」を選択
- パスコードを入力
- 確認画面で「設定をリセット」をタップ
リセット後、Wi-Fiパスワードなどを再設定する必要があります。
留守番電話を上手に活用する方法
留守番電話になってしまった場合の対応も知っておきましょう。
Visual Voicemail(ビジュアルボイスメール)
iPhoneには、留守番電話を視覚的に管理できる機能があります。
特徴:
- 留守番電話の一覧が表示される
- 聞きたいメッセージだけ選んで再生できる
- 文字起こし機能(対応キャリアのみ)
使い方:
- 電話アプリを開く
- 画面下部の「留守番電話」をタップ
- メッセージの一覧が表示される
- 聞きたいメッセージをタップして再生
対応キャリア:
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
留守番電話の文字起こし機能
一部のキャリアでは、留守番電話の内容を自動で文字に変換してくれます。
メリット:
- 音声を聞かなくても内容が分かる
- 静かな場所で確認できる
- 大事な情報を読み返せる
利用方法:
- 電話アプリの「留守番電話」タブ
- メッセージをタップすると、文字起こしが表示される
- 「再生」をタップすると音声でも確認できる
留守番電話の保存期間
留守番電話メッセージは、一定期間で自動削除されます。
キャリア別の保存期間:
- ドコモ:72時間(3日間)
- au:72時間(3日間)
- ソフトバンク:72時間(3日間)
- 楽天モバイル:Rakuten Linkアプリ内に保存(無期限)
大切なメッセージは、保存するか録音しておくことをおすすめします。
よくある質問(Q&A)
留守番電話に関する疑問にお答えします。
Q1:着信音が1回だけ鳴って留守番電話になります
A:以下の原因が考えられます。
最も多い原因:
- キャリアの留守番電話呼び出し時間が「0秒」または「1秒」に設定されている
- 集中モードがオンになっている
- 相手があなたを着信拒否している可能性(かけ直した場合)
対処法:
- キャリアの呼び出し時間設定を確認・延長
- 集中モードをオフに
- 相手に確認する
Q2:特定の人からの電話だけすぐ留守番電話になります
A:以下を確認してください。
確認ポイント:
- その人を誤って着信拒否していないか
- 「設定」→「電話」→「着信拒否した連絡先」で確認
- 連絡先に登録されていない場合
- 「不明な発信者を消音」がオンになっていないか確認
- 相手の電話環境
- 相手の電波状況が悪い可能性も
Q3:iOS 18にしてから急に留守番電話になりやすくなりました
A:ライブ留守番電話機能が原因です。
対処法:
- 「設定」→「電話」→「ライブ留守番電話」
- オフに切り替える
これで、従来通りの動作に戻ります。
Q4:呼び出し時間を延ばしても変わりません
A:複数の設定が影響している可能性があります。
確認すべき項目:
- 集中モードがオフか
- 通話転送がオフか
- キャリア設定が正しく反映されているか(再起動してみる)
- ライブ留守番電話がオフか(iOS 18の場合)
すべて確認しても改善しない場合は、キャリアのサポートに連絡しましょう。
Q5:留守番電話サービスを完全に停止できますか?
A:はい、キャリアごとに方法があります。
ドコモ:
- 電話で「1420」に発信
au:
- 電話で「1420」に発信
ソフトバンク:
- My SoftBankから設定変更
- または「1406」に発信
注意:
留守番電話を停止すると、圏外時や電源オフ時に着信があった場合、発信者に「電波の届かない場所にいるか、電源が入っていません」というアナウンスが流れます。
Q6:留守番電話になったかどうか確認できますか?
A:はい、複数の方法で確認できます。
確認方法:
- 電話アプリの「留守番電話」タブを開く
- 新しいメッセージがあればバッジ(赤い丸)が表示される
- メッセージがない場合でも、不在着信は「履歴」に残る
ただし、着信拒否設定している番号からの場合は、履歴にも残りません。
Q7:海外にいる時も留守番電話になりますか?
A:設定によって異なります。
国際ローミング使用時:
- 通常通り着信できる
- ただし、通話料が高額になる可能性
機内モードまたはWi-Fiのみの場合:
- 着信は留守番電話に転送される
- Wi-Fi通話設定がオンなら、Wi-Fi経由で受けられる
海外での通話料金は事前に確認しておきましょう。
まとめ:確実に電話を受け取れるiPhoneにしよう
iPhoneがすぐ留守番電話になる原因と対処法を詳しく解説しました。
この記事のポイント:
主な原因:
- iOS 18のライブ留守番電話機能
- 集中モード(おやすみモード)
- 不明な発信者を消音
- キャリアの呼び出し時間設定
- 着信拒否設定
- 通話転送設定
- 電波環境・機内モード
- SIMカードの問題
すぐに試すべき対処法:
- 集中モードをオフにする
- ライブ留守番電話をオフにする(iOS 18)
- キャリアの呼び出し時間を30秒に延長
- iPhoneを再起動する
- 不明な発信者を消音をオフにする
キャリア別の呼び出し時間変更:
- ドコモ:1419に発信→秒数入力→#
- au:1418に発信→番号選択→#
- ソフトバンク:1418に発信→秒数入力→#
トラブル時の最終手段:
- ネットワーク設定をリセット
- キャリアのサポートに連絡
- Appleサポートに問い合わせ
- 全設定をリセット
おすすめの設定:
- ライブ留守番電話:オフ(従来の留守番電話を使う)
- 呼び出し時間:30秒
- 集中モード:必要な時だけオン(自動設定は慎重に)
- 不明な発信者を消音:重要な電話が予想される時はオフ
大切な電話を確実に受け取るために、定期的に設定を見直しましょう。
特に、iOSのアップデート後や、「最近よく留守番電話になるな」と感じた時は、この記事の内容をチェックしてみてください。
あなたのiPhoneが、もう大切な電話を逃さない、頼れるパートナーになりますように!

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