Trelloの自動化(Butler)を日本語で徹底解説!使い方と便利な設定例

プログラミング・IT

Trelloで繰り返し同じ作業をしていませんか?

「カードを移動したら自動的に期限を設定したい」「完了したカードのメンバーを自動で外したい」「毎週決まった曜日にカードを作成したい」…。そんな面倒な作業、実は自動化できるんです。

この記事では、Trelloの強力な自動化機能「Butler(バトラー)」について、日本語で分かりやすく解説します。設定方法から便利な活用例まで、初心者の方でもすぐに使えるように説明していますよ。

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  1. Trello Butlerとは?
    1. Butlerの基本
    2. コーディング不要
    3. すべてのユーザーが使える
  2. Butlerの5つの自動化タイプ
    1. 1. ルール(Rules)
    2. 2. カードボタン(Card Buttons)
    3. 3. ボードボタン(Board Buttons)
    4. 4. カレンダーコマンド(Scheduled)
    5. 5. 期限コマンド(Due Date)
  3. Butlerの始め方
    1. ステップ1:Butlerを開く
    2. ステップ2:自動化の種類を選ぶ
    3. ステップ3:最初の自動化を作成
  4. 便利な自動化の例10選
    1. 例1:新しいカードに自動で期限を設定
    2. 例2:期限が近いカードを目立たせる
    3. 例3:完了カードの自動アーカイブ
    4. 例4:作業開始ボタン
    5. 例5:期限順に並べ替えボタン
    6. 例6:毎週のミーティングカードを自動作成
    7. 例7:チェックリストが完了したら次のステップへ
    8. 例8:特定のラベルが付いたら担当者を自動アサイン
    9. 例9:期限切れカードを目立たせる
    10. 例10:月末に完了カードを一括アーカイブ
  5. 詳細な設定方法
    1. ルールの作成手順
    2. カードボタンの作成手順
    3. ボードボタンの作成手順
    4. カレンダーコマンドの作成手順
    5. 期限コマンドの作成手順
  6. 外部サービスとの連携
    1. Slack連携
    2. Jira連携
    3. メール送信
  7. 自動化の管理と編集
    1. 既存の自動化を編集
    2. 自動化を無効化
    3. 自動化を削除
    4. 自動化をコピー
  8. トラブルシューティング
    1. 自動化が動かない
    2. 設定画面が英語
    3. 自動化の提案が表示されない
    4. コマンド実行回数を確認したい
  9. よくある質問(Q&A)
    1. 無料プランでどこまで使える?
    2. 日本語で設定できる?
    3. 自動化は他のメンバーも使える?
    4. 複雑な条件を設定できる?
    5. 自動化を他のボードにコピーできる?
    6. Power-Upとしてカウントされる?
    7. 自動化の実行履歴は見られる?
    8. セキュリティは大丈夫?
  10. まとめ

Trello Butlerとは?

Butlerの基本

Butler(バトラー)は、Trelloに組み込まれた自動化ツールです。

Butlerでできること

  • 繰り返し作業の自動化
  • ボタンひとつで複数の操作を実行
  • 決まった時間に自動でタスク作成
  • 期限に応じた自動アクション

「執事(Butler)」という名前の通り、あなたの代わりに面倒な作業をこなしてくれる優秀なアシスタントです。

コーディング不要

Butlerの最大の魅力は、プログラミング知識が一切不要なこと。

シンプルな操作

  • 普通の日本語(英語)の文章のように設定
  • ドロップダウンメニューから選ぶだけ
  • 「もし〜したら、〜する」という直感的なルール

マウスで選択していくだけで、複雑な自動化を簡単に作れます。

すべてのユーザーが使える

Butlerは無料プランでも利用できます。

プラン別の利用制限

  • 無料プラン:月250コマンド実行
  • Standard:月1,000コマンド実行
  • Premium:月25,000コマンド実行
  • Enterprise:月無制限

コマンド実行とは、自動化が動作した回数です。個人利用や小規模チームなら、無料プランで十分使えますよ。

Butlerの5つの自動化タイプ

1. ルール(Rules)

ルールは、何かが起きたときに自動的にアクションを実行する仕組みです。

仕組み

  • トリガー(きっかけ):「〜したとき」
  • アクション(実行内容):「〜する」

  • カードが「完了」リストに移動したとき→期限を完了にする
  • カードにメンバーが追加されたとき→5日後の期限を設定する
  • ラベルが追加されたとき→特定のメンバーをアサインする

2. カードボタン(Card Buttons)

カードの裏面に表示されるボタンです。クリック1回で複数の操作を実行できます。

特徴

  • カードごとに個別に動作
  • すべてのカードで使える
  • チーム全員が利用可能

  • 「作業開始」ボタン:カードを「進行中」に移動して、自分を追加して、2週間後の期限を設定
  • 「完了」ボタン:カードを「完了」リストに移動して、期限を完了にして、メンバーを全員削除

3. ボードボタン(Board Buttons)

ボードの右上に表示されるボタンです。ボード全体に対する操作ができます。

特徴

  • ボード全体に影響
  • 一括操作に便利
  • リストの整理に最適

  • 「期限順に並べ替え」ボタン:すべてのカードを期限順に並べ替える
  • 「古いカードをアーカイブ」ボタン:30日以上前の完了カードをアーカイブ
  • 「優先度で並べ替え」ボタン:ラベルの色で優先度順に並べ替え

4. カレンダーコマンド(Scheduled)

決まった日時に自動的にアクションを実行します。

設定できる頻度

  • 毎日(午前9時など)
  • 毎週(月曜日の朝など)
  • 毎月(1日、15日など)
  • 毎年(誕生日など)

  • 毎週月曜日の朝9時:「今週のタスク」カードを作成
  • 毎日午後5時:期限切れのカードにコメントを追加
  • 毎月1日:先月の完了カードをアーカイブ

5. 期限コマンド(Due Date)

カードの期限に応じて、自動的にアクションを実行します。

タイミング

  • 期限の〇日前
  • 期限が過ぎたとき
  • 期限が完了したとき

  • 期限の2日前:カードを「進行中」リストに移動
  • 期限が過ぎたとき:赤いラベルを追加して、リストの一番上に移動
  • 期限が完了したとき:カードを「完了」リストに移動

Butlerの始め方

ステップ1:Butlerを開く

Butlerは、すべてのTrelloボードに最初から組み込まれています。

開き方

  1. Trelloボードを開く
  2. ボード上部のメニューバーにある「自動化」(または「Automation」)ボタンをクリック
  3. Butlerのメニューが表示されます

ステップ2:自動化の種類を選ぶ

Butlerメニューには、5つのタブがあります。

タブの種類

  • ルール:自動的に実行されるルール
  • カードボタン:カードに追加するボタン
  • ボードボタン:ボード全体に対するボタン
  • カレンダー:スケジュールに基づく自動化
  • 期限:期限に基づく自動化

ステップ3:最初の自動化を作成

まずは簡単なルールを作ってみましょう。

例:完了したカードのメンバーを削除

  1. 「ルール」タブを開く
  2. 「ルールを作成」をクリック
  3. トリガーを設定:「カードが次のリストに移動されたとき」→「完了」を選択
  4. アクションを追加:「カードからメンバーを削除」→「すべてのメンバー」
  5. 「保存」をクリック

これで、カードが「完了」リストに移動すると、自動的にメンバーが削除されるようになります。

便利な自動化の例10選

例1:新しいカードに自動で期限を設定

シーン
カードを作成するたびに期限を設定するのが面倒。

設定

  • トリガー:「カードがリストに追加されたとき」→「ToDoリスト」
  • アクション:「期限を設定」→「7日後」

効果
ToDoリストにカードを追加すると、自動的に1週間後の期限が設定されます。

例2:期限が近いカードを目立たせる

シーン
期限が迫っているカードを見落としてしまう。

設定

  • トリガー:「期限の2日前」
  • アクション:「ラベルを追加」→「赤ラベル(緊急)」
  • アクション:「カードをリストの一番上に移動」

効果
期限の2日前になると、自動的に赤いラベルが付いて、リストの一番上に移動します。

例3:完了カードの自動アーカイブ

シーン
完了リストがいっぱいになってボードが見づらい。

設定

  • トリガー:「カードが次のリストに移動されたとき」→「完了」
  • アクション:「期限を完了にする」
  • アクション:「カードをアーカイブ」

効果
カードを「完了」リストに移動すると、自動的にアーカイブされます。

例4:作業開始ボタン

シーン
タスクを始めるときに、自分を追加して期限を設定するのが面倒。

設定(カードボタン)

  • ボタン名:「作業開始」
  • アクション:「カードを移動」→「進行中リスト」
  • アクション:「自分をカードに追加」
  • アクション:「期限を設定」→「14日後」

効果
「作業開始」ボタンをクリックするだけで、3つの操作が一度に実行されます。

例5:期限順に並べ替えボタン

シーン
カードがバラバラで、優先順位が分かりにくい。

設定(ボードボタン)

  • ボタン名:「期限順に並べ替え」
  • アクション:「リストを並べ替え」→「ToDoリスト」→「期限の昇順」

効果
ボタンをクリックすると、ToDoリストのカードが期限の早い順に並びます。

例6:毎週のミーティングカードを自動作成

シーン
毎週月曜日にミーティングのカードを作るのを忘れる。

設定(カレンダーコマンド)

  • 頻度:「毎週月曜日 午前9時」
  • アクション:「カードを作成」
  • カード名:「週次ミーティング」
  • リスト:「今週の予定」
  • 期限:「今日」

効果
毎週月曜日の朝9時に、自動的にミーティングのカードが作成されます。

例7:チェックリストが完了したら次のステップへ

シーン
チェックリストを完了したら、次の段階に進めたい。

設定

  • トリガー:「チェックリストが完了したとき」→「準備作業」
  • アクション:「カードを移動」→「実行中リスト」
  • アクション:「新しいチェックリストを追加」→「実行作業」

効果
「準備作業」チェックリストが完了すると、自動的にカードが次のリストに移動して、新しいチェックリストが追加されます。

例8:特定のラベルが付いたら担当者を自動アサイン

シーン
デザインタスクは必ずデザイナーに割り当てたい。

設定

  • トリガー:「ラベルが追加されたとき」→「デザイン(緑ラベル)」
  • アクション:「メンバーを追加」→「@デザイナーの名前」
  • アクション:「コメントを投稿」→「@デザイナーの名前 よろしくお願いします!」

効果
「デザイン」ラベルを付けると、自動的にデザイナーがアサインされて、通知コメントが投稿されます。

例9:期限切れカードを目立たせる

シーン
期限が過ぎたカードが放置されている。

設定(期限コマンド)

  • トリガー:「期限が過ぎたとき」
  • アクション:「ラベルを追加」→「赤ラベル(遅延)」
  • アクション:「カードをリストの一番上に移動」
  • アクション:「コメントを投稿」→「@カードメンバー 期限が過ぎています」

効果
期限が過ぎると、赤いラベルが付いて一番上に移動し、担当者にコメントが送られます。

例10:月末に完了カードを一括アーカイブ

シーン
月が変わるタイミングで、完了カードをまとめて片付けたい。

設定(カレンダーコマンド)

  • 頻度:「毎月最終日 午後11時」
  • アクション:「リスト内のカードをアーカイブ」→「完了リスト」

効果
毎月末に、完了リストのカードが自動的にアーカイブされます。

詳細な設定方法

ルールの作成手順

ステップ1:トリガーを設定

  1. 「ルール」タブ→「ルールを作成」
  2. トリガーの種類を選択

主なトリガー

  • カードがリストに移動されたとき
  • カードが作成されたとき
  • ラベルが追加/削除されたとき
  • メンバーが追加/削除されたとき
  • チェックリストが完了したとき
  • 添付ファイルが追加されたとき
  • カスタムフィールドが設定されたとき

ステップ2:アクションを追加
トリガーの後に実行したいアクションを選びます。

主なアクション

  • カードを移動
  • メンバーを追加/削除
  • 期限を設定/完了にする
  • ラベルを追加/削除
  • チェックリストを追加
  • コメントを投稿
  • カードをアーカイブ
  • カードをコピー

ステップ3:複数のアクションを追加
1つのトリガーに対して、複数のアクションを設定できます。


トリガー:「カードが『レビュー待ち』に移動されたとき」

  • アクション1:「レビュアーを追加」
  • アクション2:「期限を2日後に設定」
  • アクション3:「チェックリスト『レビュー項目』を追加」

ステップ4:保存
右上の「保存」ボタンをクリックして完了です。

カードボタンの作成手順

ステップ1:ボタンの基本設定

  1. 「カードボタン」タブ→「ボタンを作成」
  2. ボタン名を入力(例:「レビュー依頼」)
  3. アイコンを選択(任意)

ステップ2:アクションを追加
ボタンを押したときに実行したいアクションを選びます。

例:「レビュー依頼」ボタン

  • アクション1:「カードを移動」→「レビュー中リスト」
  • アクション2:「メンバーを追加」→「@レビュアー名」
  • アクション3:「コメントを投稿」→「@レビュアー レビューお願いします」

ステップ3:保存
保存すると、すべてのカードの裏面にボタンが表示されます。

ボードボタンの作成手順

ステップ1:ボタンの基本設定

  1. 「ボードボタン」タブ→「ボタンを作成」
  2. ボタン名を入力
  3. アイコンを選択

ステップ2:アクションを追加
ボード全体に対するアクションを選びます。

よく使うアクション

  • リストを並べ替え(期限順、ラベル順など)
  • 特定条件のカードを移動
  • 特定条件のカードをアーカイブ
  • カードのラベルを一括変更

例:「今週の優先順位」ボタン

  • アクション:「『今週』リストを並べ替え」→「期限の昇順」

カレンダーコマンドの作成手順

ステップ1:頻度を設定

  1. 「カレンダー」タブ→「コマンドを作成」
  2. 頻度を選択

頻度の種類

  • 毎日:毎日午前9時、午後3時など
  • 毎週:毎週月曜日、毎週金曜日など
  • 毎月:毎月1日、毎月15日など
  • 毎年:毎年1月1日、毎年7月4日など

ステップ2:時間を設定
何時に実行するかを選びます。

注意
タイムゾーンの設定を確認しましょう。デフォルトではUTC(協定世界時)になっている場合があります。

タイムゾーン設定

  1. Butlerメニュー右上の歯車アイコン
  2. 「Settings」
  3. 「Timezone」→「Asia/Tokyo」を選択

ステップ3:アクションを追加
実行したいアクションを選びます。

  • カードを作成
  • カードを移動
  • カードをアーカイブ
  • リストを並べ替え

期限コマンドの作成手順

ステップ1:タイミングを設定

  1. 「期限」タブ→「コマンドを作成」
  2. タイミングを選択

タイミングの種類

  • 期限の〇日前
  • 期限の〇時間前
  • 期限になったとき
  • 期限が過ぎたとき
  • 期限が完了したとき

ステップ2:対象を絞る(任意)
特定のリストやラベルのカードだけに適用することもできます。

  • 「進行中」リストのカードのみ
  • 「重要」ラベルが付いたカードのみ

ステップ3:アクションを追加
実行したいアクションを選びます。

注意点
期限コマンドは遡及的(retroactive)ではありません。コマンドを作成した後に設定された期限にのみ適用されます。

外部サービスとの連携

Slack連携

Butlerを使って、Trelloの更新をSlackに通知できます。

設定例

  • トリガー:「カードが『完了』リストに移動されたとき」
  • アクション:「Slackにメッセージを投稿」→「#general チャンネル」
  • メッセージ:「タスク『{カード名}』が完了しました!🎉」

設定方法

  1. ButlerメニューでSlack連携を有効化
  2. Slackアカウントを認証
  3. 投稿先チャンネルを選択

Jira連携

開発チームで使う場合、Jiraとの連携が便利です。

設定例

  • トリガー:「カードが『開発準備完了』リストに移動されたとき」
  • アクション:「Jiraチケットを作成」
  • または「既存のJiraチケットにコメントを追加」

メール送信

Trelloから自動的にメールを送信できます。

設定例

  • トリガー:「カードが『フィードバック待ち』リストに移動されたとき」
  • アクション:「メールを送信」
  • 宛先:クライアントのメールアドレス
  • 件名:「フィードバックをお願いします」
  • 本文:カードの内容と添付ファイルへのリンク

自動化の管理と編集

既存の自動化を編集

手順

  1. Butlerメニューを開く
  2. 該当するタブ(ルール、カードボタンなど)を選択
  3. 編集したい自動化をクリック
  4. 内容を変更
  5. 「保存」をクリック

自動化を無効化

削除せずに一時的に停止できます。

手順

  1. 自動化の一覧で、スイッチをオフにする

オフにしても設定は残るので、いつでも再度有効化できます。

自動化を削除

手順

  1. 自動化の一覧で、該当するものを選択
  2. 「削除」ボタンをクリック
  3. 確認画面で「削除」を選択

自動化をコピー

似たような自動化を作る場合、既存のものをコピーすると便利です。

手順

  1. コピーしたい自動化を選択
  2. 「複製」ボタンをクリック
  3. 必要な部分を編集
  4. 保存

トラブルシューティング

自動化が動かない

確認ポイント1:リスト名やラベル名が正確か
Butlerは、リスト名やラベル名を正確に認識する必要があります。大文字・小文字、スペースなども完全に一致している必要があります。

確認ポイント2:コマンド実行回数の上限
無料プランは月250回までです。上限に達していないか確認しましょう。

確認方法
Butlerメニュー右上の使用状況を確認

確認ポイント3:タイムゾーン設定
カレンダーコマンドが予定通りに実行されない場合、タイムゾーン設定を確認しましょう。

確認ポイント4:ボードの権限
公開ボードでは一部の自動化が動作しない場合があります。

設定画面が英語

現在、Butlerの設定画面は英語のみです。

対処法

  • Google翻訳などの翻訳ツールを使う
  • この記事の例を参考にする
  • 英語が分からなくても、ドロップダウンメニューから選ぶだけなので、比較的簡単です

自動化の提案が表示されない

Butlerは、繰り返し行う操作を検出して自動化を提案してくれます。

提案が出ない理由

  • ボードが新しく、アクティビティが少ない
  • 繰り返しパターンがまだ検出されていない

対処法
しばらくボードを使い続けると、提案が表示されるようになります。

コマンド実行回数を確認したい

確認方法

  1. Butlerメニューを開く
  2. 右上の使用状況アイコンをクリック
  3. 今月の実行回数と残り回数が表示されます

よくある質問(Q&A)

無料プランでどこまで使える?

無料プランでは、月250コマンド実行まで利用できます。

250回の目安

  • 毎日10個のカードを移動して自動化が動く→1ヶ月で約300回
  • 毎週のカード作成自動化→1ヶ月で約4回
  • ボタンを1日5回押す→1ヶ月で約150回

個人利用や小規模チームなら、無料プランで十分です。

日本語で設定できる?

Butlerの設定画面は現在、英語のみです。

ただし、カード名、リスト名、コメントなどは日本語が使えます。

自動化は他のメンバーも使える?

はい、使えます。

ボードに設定した自動化は、そのボードの全メンバーが利用できます。特にカードボタンとボードボタンは、誰でも使えるので便利です。

複雑な条件を設定できる?

Butlerには「Advanced」モードがあり、より複雑な条件を設定できます。

Advanced機能の例

  • 「〇〇かつ△△のとき」(AND条件)
  • 「〇〇または△△のとき」(OR条件)
  • カスタムフィールドの値による条件分岐

自動化を他のボードにコピーできる?

現在、自動化を直接コピーする機能はありません。

代替方法

  1. 元のボードで自動化の設定内容をメモ
  2. 新しいボードで同じ設定を作り直す

Power-Upとしてカウントされる?

いいえ、カウントされません。

Butlerは組み込み機能なので、Power-Upの枠を使いません。無料プランでも、他のPower-Upと併用できます。

自動化の実行履歴は見られる?

Butlerメニューの「Activity」タブで、最近実行された自動化のログを確認できます。

確認できる情報

  • いつ実行されたか
  • どの自動化が動いたか
  • どのカードに対して実行されたか

セキュリティは大丈夫?

Butlerは、Trelloの公式機能なので安全です。

Atlassian社が提供する、信頼性の高いツールです。

まとめ

TrelloのButler自動化機能についてまとめます。

Butlerとは

  • Trello組み込みの自動化ツール
  • コーディング不要
  • 無料プランでも使える(月250コマンド)
  • 日本語カード・リスト名に対応

5つの自動化タイプ

  1. ルール:条件が満たされたときに自動実行
  2. カードボタン:カード単位の操作をワンクリック
  3. ボードボタン:ボード全体の操作をワンクリック
  4. カレンダーコマンド:決まった日時に自動実行
  5. 期限コマンド:期限に応じて自動実行

始め方

  1. ボード上部の「自動化」ボタンをクリック
  2. 作りたい自動化のタブを選択
  3. トリガーとアクションを設定
  4. 保存

便利な活用例

  • 新しいカードに自動で期限を設定
  • 完了カードを自動アーカイブ
  • 期限が近いカードを目立たせる
  • 毎週のミーティングカードを自動作成
  • チェックリスト完了で次のステップへ移動
  • 期限順に自動並べ替えボタン

外部連携

  • Slack:チャンネルに通知
  • Jira:チケット作成・更新
  • メール:自動送信

トラブルシューティング

  • リスト名・ラベル名は完全一致が必要
  • タイムゾーン設定を確認(Asia/Tokyo)
  • コマンド実行回数の上限に注意
  • 設定画面は英語のみ

プラン別制限

  • 無料:月250コマンド
  • Standard:月1,000コマンド
  • Premium:月25,000コマンド
  • Enterprise:無制限

Butlerを使えば、毎日の繰り返し作業から解放されて、本当に重要な仕事に集中できます。最初は簡単なルールから始めて、徐々に複雑な自動化にチャレンジしてみましょう。

あなたのTrello作業が、もっと効率的になりますように!

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