Androidスマホを使っていると、画面の上に留守電マーク(ボイスメールアイコン)が表示されることがありますよね。
「留守電を聞いたのにマークが消えない…」
「どうやって削除すればいいの?」
「通知がずっと残っていて気になる!」
こんな悩みを抱えている方は多いんです。
実は、Androidの留守電には「キャリアの留守番電話サービス」と「端末の伝言メモ機能」という2つの種類があって、それぞれ消し方が違います。この違いを知らないと、いくら操作してもマークが消えないことがあるんですね。
この記事では、留守電の基本的な消し方から、マークが消えない時の対処法まで、わかりやすく解説していきます。あなたのスマホの留守電問題をスッキリ解決しましょう!
Androidの留守電には2種類ある!まずは違いを理解しよう

留守電の消し方を知る前に、まず「留守番電話サービス」と「伝言メモ」の違いを理解することが大切です。
キャリアの留守番電話サービスとは?
キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)が提供している留守番電話サービスは、携帯電話会社のサーバーにメッセージが保存されます。
特徴:
- 電源がオフの時や圏外でも録音できる
- 他のスマホからでもメッセージを聞ける
- 月額料金がかかることが多い(有料サービス)
- メッセージの保存期間が長い(通常72時間程度)
端末の伝言メモ機能とは?
伝言メモは、スマホ本体に録音される機能です。
特徴:
- スマホの電源が入っている時だけ録音できる
- 圏外では使えない
- 無料で使える(端末標準機能)
- スマホ本体のストレージに保存される
この2つを混同していると、「留守電を消したつもりなのに通知が残る」という状況が起きてしまいます。では、それぞれの消し方を見ていきましょう。
【基本】キャリアの留守番電話サービスで留守電を消す方法
最も確実で簡単な方法は、専用の電話番号にダイヤルして留守電を削除することです。
ステップ1:留守番電話センターに電話をかける
電話アプリを開いて、以下の番号のいずれかにダイヤルします:
- 1417(多くのキャリアで共通)
- 1416(一部のキャリア)
キャリアによって番号が異なる場合がありますので、どちらかを試してみてください。
ステップ2:音声ガイダンスに従って操作する
電話がつながると自動音声が流れます。基本的な操作は次の通りです:
- メッセージを聞く
- メッセージ再生後、音声ガイダンスが流れる
- 削除する場合は「7」をプッシュ
- メッセージが削除される
ステップ3:すべてのメッセージを削除する
複数のメッセージがある場合は、この操作を繰り返します。すべてのメッセージを削除すると、画面上部の留守電マークも自然に消えます。
ポイント:
メッセージをすべて削除して「新しいメッセージはありません」というガイダンスを聞くまで操作することで、確実にマークが消えますよ。
【機種別】スマホ本体の伝言メモを消す方法
伝言メモ機能を使っている場合は、スマホの電話アプリから直接削除できます。
基本的な削除手順
- 電話アプリを開く
- 通話履歴タブをタップ
- カセットテープのようなマーク、または「伝言メモ」と表示されている項目を探す
- その項目をタップする
- メッセージを再生または削除メニューを選択
- 削除ボタン(ゴミ箱アイコン)をタップ
- 確認画面で「削除」をタップ
複数の伝言メモを一括削除する方法
機種によっては、複数の伝言メモをまとめて削除できます:
- 電話アプリの通話履歴を開く
- 最初の伝言メモを長押しする
- 削除したい他の伝言メモを続けてタップして選択
- ゴミ箱アイコンをタップ
- 確認画面で削除を実行
注意:
削除した伝言メモは復元できないので、大切なメッセージは削除前に確認しましょう。
ビジュアルボイスメールアプリで留守電を削除する
一部のキャリアや機種では、「ビジュアルボイスメール」という専用アプリが使えます。このアプリを使うと、視覚的にメッセージを管理できて便利です。
ビジュアルボイスメールとは?
従来の音声ガイダンス方式とは違い、アプリの画面上でメッセージの一覧を見ながら操作できるサービスです。まるでメールアプリのような感覚で留守電を管理できます。
アプリでの削除方法
個別削除の場合:
- ビジュアルボイスメールアプリを開く
- 削除したいメッセージを左にスワイプする
- 表示される「削除」ボタンをタップ
または
- メッセージをタップして開く
- 画面右上の「︙」(メニューアイコン)をタップ
- 「削除」を選択
複数一括削除の場合:
- アプリ右上の「︙」メニューをタップ
- 「編集」または「選択」を選ぶ
- 削除したいメッセージにチェックを入れる
- 「すべて選択」で全メッセージを選択することも可能
- 画面下部の「削除」ボタンをタップ
重要な注意点:
ビジュアルボイスメールは、キャリアや契約プランによって利用できない場合があります。また、有料オプションとなっているケースもあるので注意してください。
留守電マークが消えない!よくある原因と対処法
「留守電を全部消したのに、なぜかマークが消えない…」というトラブルは意外と多いんです。ここでは、その原因と解決方法をご紹介します。
原因1:未再生のメッセージが残っている
症状:
自分では全部聞いたつもりでも、実はまだ未再生のメッセージが残っているケースです。
対処法:
もう一度「1417」または「1416」にダイヤルして、本当にすべてのメッセージを削除したか確認しましょう。新しいメッセージと保存済みメッセージの両方をチェックしてください。
原因2:伝言メモとキャリア留守電を混同している
症状:
キャリアの留守電は消したけど、伝言メモが残っている(またはその逆)。
対処法:
- キャリアの留守番電話センター(1417/1416)を確認
- スマホ本体の電話アプリで通話履歴をチェック
- 両方を確認して、どちらにもメッセージがないことを確認する
原因3:キャッシュが残っている
症状:
メッセージを全部消したのに、システム上のキャッシュ(一時データ)が残っていて、マークが表示され続けている。
対処法:
- 「1417」または「1416」にダイヤルする
- 「新しいメッセージはありません」というガイダンスを最後まで聞く
- これでキャッシュがクリアされ、マークが消えるはず
それでも消えない場合は、次の方法を試してみてください。
原因4:スマホ本体の一時的な不具合
症状:
システムが正しく更新されていない、または一時的なバグが発生している。
対処法:
方法1:スマホを再起動する
電源を完全にオフにしてから、もう一度入れ直します。これでシステムがリフレッシュされます。
方法2:通知を手動で削除する
- 画面上部から通知パネルを下にスワイプ
- 留守電の通知を長押し
- 「通知をオフにする」または「削除」をタップ
注意:
この方法は表示を一時的に消すだけなので、根本的な解決にはなりません。
方法3:電話アプリのキャッシュをクリアする
- 設定アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
- 「電話」アプリを探してタップ
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
原因5:ビジュアルボイスメールアプリの更新が必要
症状:
ビジュアルボイスメールアプリを使っている場合、アプリが最新の状態になっていない。
対処法:
- ビジュアルボイスメールアプリを開く
- 右上の「︙」メニューをタップ
- 「更新」または「リフレッシュ」を選択
- これでサーバーと同期され、正しい状態が反映されます
キャリア別:留守番電話サービスの基本情報
各キャリアによって、留守番電話サービスの仕様や料金が異なります。参考情報として主要キャリアの情報をまとめました。
ドコモの留守番電話サービス
- アクセス番号: 1417
- 月額料金: 330円(税込)
- 保存期間: 最大72時間
- 保存件数: 最大20件
auの留守番電話サービス
- アクセス番号: 1417
- 月額料金: 330円(税込)※プランにより異なる
- 保存期間: 最大72時間(一週間保存も選択可能)
- 保存件数: 最大99件
ソフトバンクの留守番電話サービス
- アクセス番号: 1416または1417
- 月額料金: 330円(税込)※プランにより無料の場合あり
- 保存期間: 最大72時間
- 保存件数: 最大30件
楽天モバイルの留守番電話サービス
- アクセス番号: 1417
- 月額料金: 無料
- 保存期間: 最大72時間
- 保存件数: 制限あり
ポイント:
契約プランや時期によって仕様が変わることがあるので、詳細は各キャリアの公式サイトで確認することをおすすめします。
留守電を今後使わない場合:留守番電話サービスの解除方法

「留守電サービスは使わないから、そもそも設定を解除したい」という方もいますよね。
キャリアの留守番電話サービスを停止する
各キャリアのマイページ(オンラインアカウント)から設定を変更できます:
一般的な手順:
- キャリアのマイページにログイン
- ドコモ:My docomo
- au:My au
- ソフトバンク:My SoftBank
- 「サービス」または「オプション」メニューを開く
- 「留守番電話サービス」を探す
- 「停止」または「解除」を選択
- 確認画面で実行
注意点:
一部のプランでは留守番電話サービスが基本料金に含まれている場合があり、完全に解除できないこともあります。その場合は、転送設定をオフにすることで実質的に機能を停止できます。
伝言メモ機能をオフにする
スマホ本体の伝言メモ機能も不要な場合は、以下の手順でオフにできます:
- 電話アプリを開く
- 右上の「︙」メニューをタップ
- 「設定」または「通話設定」を選択
- 「伝言メモ」の項目を探す
- スイッチをオフにする
これで、今後は伝言メモが録音されなくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1:削除した留守電は復元できますか?
A: 基本的に、削除した留守電は復元できません。
ただし、一部のビジュアルボイスメールアプリには「ゴミ箱」機能があり、削除後一定期間(通常30日程度)は復元できる場合があります。アプリ内の「削除済みメッセージ」や「ゴミ箱」フォルダを確認してみてください。
Q2:留守電がいっぱいになるとどうなりますか?
A: 新しい留守電を録音できなくなります。
留守電ボックスが満杯になると、発信者側には「留守番電話サービスがいっぱいです」というメッセージが流れ、新しいメッセージを残せなくなります。定期的に不要なメッセージを削除することが大切です。
Q3:留守電の保存期間はどれくらいですか?
A: 多くのキャリアでは72時間(3日間)です。
この期間を過ぎると、自動的にメッセージが削除されます。大切なメッセージは、期限内に聞いてメモを取るか、スマホの録音機能などで別途保存することをおすすめします。
Q4:電話番号を変えても留守電は引き継がれますか?
A: 引き継がれません。
電話番号が変わると、以前の留守電メッセージにはアクセスできなくなります。番号変更前に重要なメッセージは別途保存しておきましょう。
Q5:Wi-Fi環境でも留守電は確認できますか?
A: キャリアの留守番電話サービスの場合、モバイル通信が必要です。
従来の留守番電話サービス(1417などにダイヤルする方式)は、携帯電話回線を使用するため、Wi-Fiのみの環境では利用できません。ただし、ビジュアルボイスメールアプリの一部は、Wi-Fi環境でもメッセージの確認や削除ができる場合があります。
まとめ:留守電をスッキリ管理して快適なスマホライフを
Androidの留守電の消し方について、詳しく解説してきました。最後にポイントをおさらいしましょう。
留守電を消す基本の3ステップ:
- キャリアの留守番電話センターにダイヤル(1417または1416)
- 音声ガイダンスに従ってメッセージを削除(削除は「7」キー)
- スマホ本体の伝言メモも確認(電話アプリの通話履歴から削除)
マークが消えない時のチェックリスト:
- □ キャリアの留守電を全部消したか確認
- □ 伝言メモも確認して削除
- □ 1417/1416にダイヤルして「メッセージなし」のガイダンスを聞く
- □ スマホを再起動する
- □ 電話アプリのキャッシュをクリア
- □ ビジュアルボイスメールアプリを更新
留守電の仕組みを理解すれば、トラブルにも落ち着いて対処できます。この記事で紹介した方法を試して、それでも解決しない場合は、契約しているキャリアのサポートに問い合わせてみてくださいね。
快適なスマホライフを送りましょう!

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