WordPressのwp-adminを隠す方法|ログインURLを変更してセキュリティ強化【完全ガイド】

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「WordPressサイトのセキュリティが心配」
「不正ログインされたらどうしよう」
「wp-adminやwp-login.phpを隠したいけど、どうすればいい?」

そんな不安を抱えていませんか?

実は、WordPressのログインURL(wp-adminやwp-login.php)は、デフォルトのままだと誰でも簡単にアクセスできてしまいます。これは大きなセキュリティリスクです。

この記事では、WordPressのログインURLを変更して、不正アクセスから守る方法を詳しく説明します。

この記事で分かること:

  • なぜログインURLを変更すべきか
  • デフォルトログインURLのリスク
  • プラグインで簡単に変更する方法(3つ紹介)
  • プラグインなしで変更する方法
  • 変更後の注意点と追加のセキュリティ対策

それでは、順番に見ていきましょう!


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  1. なぜWordPressのログインURLを変更すべきか
    1. WordPressのデフォルトログインURL
    2. 不正ログインのリスク
    3. ログインURL変更の効果
  2. 【おすすめ】プラグインでログインURLを変更する方法
    1. おすすめプラグイン3選
  3. 方法1:WPS Hide Login(最もおすすめ)
    1. WPS Hide Loginの特徴
    2. WPS Hide Loginの設定手順
  4. 方法2:SiteGuard WP Plugin(日本製・多機能)
    1. SiteGuard WP Pluginの特徴
    2. SiteGuard WP Pluginの設定手順
  5. 方法3:Login Rebuilder(上級者向け)
    1. Login Rebuilderの特徴
    2. Login Rebuilderの設定手順(基本編)
  6. プラグインなしでログインURLを変更する方法
    1. 注意:上級者向け
    2. 方法1:.htaccessを編集する
    3. 方法2:functions.phpとカスタムログインファイルを作成
  7. 変更後の重要な注意点
    1. 注意点1:新しいURLを忘れない
    2. 注意点2:他の管理者に共有
    3. 注意点3:プラグインの削除に注意
    4. 注意点4:キャッシュプラグインとの競合
    5. 注意点5:サーバー移転時の注意
  8. その他のWordPressセキュリティ対策
    1. 併せて実施すべきセキュリティ対策
  9. トラブルシューティング
    1. 問題1:新しいURLでログインできない
    2. 問題2:ログインURLを完全に忘れた
    3. 問題3:ログインはできるが、管理画面が表示されない
    4. 問題4:404エラーが表示される
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. ログインURLを変更すると、SEOに影響はある?
    2. Q2. 複数のサイトで同じログインURLを使っても大丈夫?
    3. Q3. ログインURLを変更したら、ログイン履歴は残る?
    4. Q4. プラグインとプラグインなし、どちらがセキュアい?
    5. Q5. レンタルサーバーでも使える?
    6. Q6. ログインURLを変更すると、アクセス解析に影響はある?
    7. Q7. ログインURLの変更だけで100%安全?
  11. まとめ:WordPressのログインURLを変更してセキュリティ強化
    1. この記事の重要ポイント
    2. 最後に

なぜWordPressのログインURLを変更すべきか

WordPressのデフォルトログインURL

WordPressをインストールすると、ログイン画面のURLは必ず以下のいずれかになります。

https://あなたのドメイン/wp-admin
https://あなたのドメイン/wp-login.php

つまり、誰でも簡単にあなたのログイン画面にアクセスできてしまいます。

例えば:

  • あなたのサイトが example.com の場合
  • example.com/wp-admin または example.com/wp-login.php にアクセスすれば、ログイン画面が表示される

不正ログインのリスク

ログイン画面のURLが公開されていると、以下のような攻撃を受けやすくなります。

リスク1:ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)

攻撃者が、様々なユーザー名とパスワードの組み合わせを自動的に試してログインを試みる攻撃です。

こんな風に攻撃されます:

  1. ログインURLにアクセス
  2. よくあるユーザー名(admin、user、管理者など)を入力
  3. よくあるパスワードを自動で何千通りも試す
  4. いずれかが当たればログイン成功

リスク2:不正ログインによる被害

もし不正ログインされてしまうと:

  1. サイトの改ざん
  • コンテンツが書き換えられる
  • 悪意のあるコードが埋め込まれる
  1. データの削除
  • 記事、画像、設定がすべて削除される
  • バックアップがないと復旧不可能
  1. マルウェアの配布
  • あなたのサイトからウイルスを配布
  • 訪問者のPCを感染させる
  1. スパムメールの踏み台
  • あなたのサーバーからスパムメールを大量送信
  • あなたが加害者になる
  1. SEOスパム
  • 隠しリンクを大量に埋め込まれる
  • Googleからペナルティを受ける

ログインURL変更の効果

ログインURLを変更すると:

  • 攻撃者がログイン画面にたどり着けない
  • ブルートフォースアタックを防げる
  • サーバーの負荷が減る(無駄なログイン試行が減る)
  • 不正ログインのリスクが大幅に減少

ただし、完璧ではありません。

高度なスキルを持つ攻撃者は、サイトを分析してログインページを見つけることもあります。そのため、パスワード強化やその他のセキュリティ対策も併用することが重要です。


【おすすめ】プラグインでログインURLを変更する方法

初心者の方には、プラグインを使った方法が最もおすすめです。

おすすめプラグイン3選

  1. WPS Hide Login(最もシンプル・初心者向け)
  2. SiteGuard WP Plugin(日本製・多機能)
  3. Login Rebuilder(上級者向け・権限別URL設定可能)

それぞれの特徴と設定方法を詳しく説明します。


方法1:WPS Hide Login(最もおすすめ)

WPS Hide Loginの特徴

メリット:

  • 設定が非常に簡単
  • 軽量で動作が速い
  • インストール数が多く信頼性が高い
  • 日本語対応

デメリット:

  • ログインURL変更機能のみ(他のセキュリティ機能はない)

こんな人におすすめ:

  • WordPressの初心者
  • とにかく簡単にログインURLを変更したい人
  • シンプルなプラグインが好きな人

WPS Hide Loginの設定手順

ステップ1:プラグインをインストール

  1. WordPress管理画面にログイン
  2. 左メニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリック
  3. 検索ボックスに「WPS Hide Login」と入力
  4. 表示されたプラグインの「今すぐインストール」をクリック
  5. 「有効化」をクリック

ステップ2:ログインURLを設定

  1. 左メニューから「設定」→「WPS Hide Login」をクリック
  2. 設定画面が開く
  3. 「Login url」の欄に、新しいログインURLにしたい文字列を入力

例:

my-secure-login
company-admin
login2024

注意:

  • 推測されやすい単語は避ける(login、admin、wp-adminなど)
  • 他人に推測されにくい文字列にする
  • 記号や数字を組み合わせると良い
  1. 「Redirection url」(オプション)にリダイレクト先のURLを入力

デフォルトのログインURL(wp-adminやwp-login.php)にアクセスした人をどこに飛ばすか設定できます。

おすすめの設定:

  • 404ページ(存在しないページ)
  • サイトのトップページ
  1. 「変更を保存」をクリック

ステップ3:新しいURLを確認

  1. 設定が完了すると、新しいログインURLが表示される

例:https://あなたのドメイン/my-secure-login

  1. 必ずブックマークに保存する

新しいURLを忘れると、ログインできなくなります!

  1. 一度ログアウトして、新しいURLでログインできるか確認

ステップ4:古いURLが使えないか確認

  1. ブラウザで https://あなたのドメイン/wp-admin にアクセス
  2. 404エラーまたは設定したリダイレクト先に飛ばされればOK
  3. ログイン画面が表示されたら設定失敗(もう一度確認)

方法2:SiteGuard WP Plugin(日本製・多機能)

SiteGuard WP Pluginの特徴

メリット:

  • 日本製で完全日本語対応
  • ログインURL変更だけでなく、多くのセキュリティ機能がある
  • 画像認証(CAPTCHA)機能
  • ログイン履歴の記録
  • 無料で使える

デメリット:

  • 機能が多いため、設定項目も多い
  • WPS Hide Loginより少し重い

こんな人におすすめ:

  • 日本語のサポートが欲しい人
  • ログインURL変更以外のセキュリティ対策もしたい人
  • 画像認証を追加したい人

SiteGuard WP Pluginの設定手順

ステップ1:プラグインをインストール

  1. WordPress管理画面にログイン
  2. 左メニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリック
  3. 検索ボックスに「SiteGuard WP Plugin」と入力
  4. 表示されたプラグインの「今すぐインストール」をクリック
  5. 「有効化」をクリック

重要:
プラグインを有効化すると、自動的にログインURLが変更されます

変更後のURLが記載されたメールが管理者アドレスに届くので、必ず確認してください。

ステップ2:ログインURLを確認・変更

  1. 左メニューから「SiteGuard」をクリック
  2. 「ログインページ変更」をクリック
  3. 現在のログインURLが表示される

初期設定では login_12345(5桁の乱数)のような形式です。

  1. 「変更後のログインページ名」を自分の好きな文字列に変更できます

例:

secure-entrance
my-dashboard
admin-portal-2024
  1. 「管理者ページからログインページへリダイレクトしない」をONにする

これが重要!

OFFのままだと、/wp-admin/にアクセスするとログインページにリダイレクトされ、URLを隠した意味がなくなります。

  1. 「変更を保存」をクリック

ステップ3:新しいURLをブックマーク

  1. 新しいログインURL:https://あなたのドメイン/変更したURL
  2. 必ずブックマークに保存
  3. 管理者宛のメールにもURLが記載されています

ステップ4:その他のセキュリティ機能を設定(任意)

SiteGuard WP Pluginには他にも便利な機能があります:

1. 画像認証(CAPTCHA)

  • ログイン時に画像の文字を入力させる
  • ボット(自動プログラム)による攻撃を防ぐ

2. ログイン詳細エラーメッセージの無効化

  • ログイン失敗時に「ユーザー名が間違っています」などの詳細を表示しない
  • 攻撃者にヒントを与えない

3. ログインロック

  • 一定回数ログインに失敗すると、そのIPアドレスを一時的にロック

4. ログインアラート

  • ログインがあると管理者にメールで通知

これらの機能も併せて有効にすると、さらにセキュリティが向上します。


方法3:Login Rebuilder(上級者向け)

Login Rebuilderの特徴

メリット:

  • 権限ごとに異なるログインURLを設定できる
  • 著者IDを隠せる
  • ログ保存機能
  • 細かいカスタマイズが可能

デメリット:

  • 設定項目が多く、初心者には難しい
  • 他のプラグインと競合する可能性

こんな人におすすめ:

  • 複数のユーザーでサイトを運営している
  • 権限別にログインURLを分けたい
  • より高度なセキュリティ対策をしたい

Login Rebuilderの設定手順(基本編)

ステップ1:プラグインをインストール

  1. WordPress管理画面にログイン
  2. 左メニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリック
  3. 検索ボックスに「Login Rebuilder」と入力
  4. 表示されたプラグインの「今すぐインストール」をクリック
  5. 「有効化」をクリック

ステップ2:基本設定

  1. 左メニューから「設定」→「ログインページ」をクリック
  2. 設定画面が開く

ステップ3:ログインURLを設定

「無効な要求時の応答」

デフォルトのログインURLにアクセスされた時の動作を設定します。

おすすめ:「サイトトップへリダイレクト」

「ログインファイル」

新しいログインURLを設定します。

デフォルトは your-login.php ですが、推測されにくいものに変更してください。

例:

my-secure-access.php
admin-entrance-2024.php
company-portal.php

注意:

  • 必ず .php で終わる
  • 英数字とハイフンのみ使用

ステップ4:変更を保存

  1. 「変更を保存」をクリック
  2. 新しいログインURL:https://あなたのドメイン/設定したファイル名.php
  3. 必ずブックマークに保存

ステップ5:権限別ログインURLの設定(任意)

Login Rebuilderの強力な機能です。

  1. 設定画面で「ステータス」を確認
  2. 各権限(管理者、編集者、投稿者など)ごとに異なるログインURLを設定できます

例:

  • 管理者:admin-login-secret.php
  • 編集者:editor-access.php
  • 投稿者:author-login.php

これにより、権限の低いユーザーが管理者のログインURLにアクセスできなくなります。


プラグインなしでログインURLを変更する方法

注意:上級者向け

プラグインなしの方法は、以下のような方がおすすめです:

  • WordPressの構造を理解している
  • PHPやサーバー設定の知識がある
  • FTPやファイルマネージャーの操作に慣れている

初心者の方は、プラグインを使う方法を強く推奨します。

失敗すると、サイトが表示されなくなったり、管理画面にログインできなくなる可能性があります。

方法1:.htaccessを編集する

必要なもの:

  • FTPソフト(FileZillaなど)またはサーバーのファイルマネージャー
  • .htaccessファイルの編集権限

手順:

ステップ1:バックアップを取る

必ず.htaccessファイルのバックアップを取ってください。

ステップ2:.htaccessを編集

  1. FTPソフトまたはサーバーのファイルマネージャーでサーバーに接続
  2. WordPressがインストールされているディレクトリに移動

通常は public_html ディレクトリ

  1. .htaccess ファイルを探す
  2. .htaccessファイルをダウンロード(バックアップ)
  3. .htaccessファイルを開いて編集
  4. ファイルの先頭(# BEGIN WordPressの前)に以下のコードを追加
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On

# 新しいログインURLの設定
RewriteRule ^新しいログインURL/?$ /wp-login.php?あなたの秘密キー [QSA,L]

# wp-adminへのアクセスを制限
RewriteCond %{SCRIPT_FILENAME} !^(.*)admin-ajax\.php
RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^(.*)あなたのドメイン/wp-admin
RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^(.*)あなたのドメイン/wp-login\.php
RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^(.*)あなたのドメイン/新しいログインURL
RewriteCond %{QUERY_STRING} !^あなたの秘密キー
RewriteCond %{QUERY_STRING} !^action=logout
RewriteCond %{QUERY_STRING} !^action=rp
RewriteCond %{QUERY_STRING} !^action=register
RewriteCond %{QUERY_STRING} !^action=postpass
RewriteCond %{HTTP_COOKIE} !^.*wordpress_logged_in_.*$
RewriteRule ^.*wp-admin/?|^.*wp-login\.php https://あなたのドメイン/? [R=302,L]
</IfModule>

設定項目:

  • 新しいログインURL:あなたが設定したいログインURL(例:my-login)
  • あなたの秘密キー:推測されにくいランダムな文字列(例:jK9mP3xQ7zR)
  • あなたのドメイン:実際のドメイン(例:example.com)
  1. 編集したファイルをサーバーにアップロード
  2. 新しいログインURLでアクセスできるか確認

新しいログインURL:

https://あなたのドメイン/新しいログインURL

ステップ3:動作確認

  1. 新しいURLでログインできるか確認
  2. 古いURL(wp-admin、wp-login.php)でログインできないか確認
  3. 問題があれば、バックアップした.htaccessファイルに戻す

方法2:functions.phpとカスタムログインファイルを作成

さらに高度な方法です。

詳細な手順は省略しますが、大まかな流れは:

  1. 新しいログイン用のPHPファイルを作成
  2. functions.phpにカスタムコードを追加
  3. wp-login.phpへのアクセスを制限

この方法は、PHPの知識が必要です。

初心者の方は、プラグインを使うことを強くおすすめします。


変更後の重要な注意点

注意点1:新しいURLを忘れない

絶対にブックマークしてください!

新しいログインURLを忘れると、自分もログインできなくなります。

おすすめの保存方法:

  1. ブラウザのブックマークに保存
  2. パスワード管理ツール(LastPass、1Passwordなど)に保存
  3. 紙にメモして安全な場所に保管
  4. メールで自分に送信

注意点2:他の管理者に共有

複数人でサイトを管理している場合は、新しいログインURLを必ず共有してください。

セキュアな共有方法:

  • 暗号化されたメッセージアプリで送る
  • 対面で伝える
  • パスワード管理ツールで共有

避けるべき方法:

  • メールで平文で送る
  • SNSのDMで送る
  • 公開された場所に書く

注意点3:プラグインの削除に注意

WPS Hide LoginやSiteGuard WP Pluginを削除すると、ログインURLが元に戻ります。

プラグインを削除する前に:

  1. 新しいログインURLを確認
  2. 必要ならデフォルトのURLに戻す設定をする
  3. または、別のプラグインに切り替える

注意点4:キャッシュプラグインとの競合

キャッシュプラグイン(WP Super Cache、W3 Total Cacheなど)を使っている場合、ログインURLが正しく動作しないことがあります。

対処法:

  1. キャッシュをクリア
  2. ログインページをキャッシュ対象から除外

注意点5:サーバー移転時の注意

サーバーを移転する場合:

  1. プラグインの設定を確認
  2. .htaccessファイルも移行
  3. 新しいサーバーで動作確認

その他のWordPressセキュリティ対策

ログインURLの変更だけでは、完璧なセキュリティ対策にはなりません。

併せて実施すべきセキュリティ対策

1. 強力なパスワードを使う

弱いパスワードの例(絶対ダメ):

  • password
  • 123456
  • admin
  • 自分の名前や誕生日

強力なパスワードの条件:

  • 12文字以上
  • 大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる
  • 辞書にある単語を使わない

例:

G8#mK2$pL9@xR5!w

2. ユーザー名を”admin”から変更

デフォルトのユーザー名「admin」は攻撃されやすいです。

変更方法:

  1. 新しい管理者アカウントを作成
  2. 新しいアカウントでログイン
  3. 古い「admin」アカウントを削除

3. 二段階認証を導入

パスワード+スマホの認証コードでログイン。

おすすめプラグイン:

  • Google Authenticator
  • Two Factor Authentication

4. ログイン試行回数を制限

おすすめプラグイン:

  • Limit Login Attempts Reloaded

一定回数ログインに失敗すると、そのIPアドレスを一時的にブロックします。

5. WordPressとプラグインを常に最新に

古いバージョンには脆弱性があります。

定期的に更新:

  • WordPress本体
  • すべてのプラグイン
  • テーマ

6. SSL化(HTTPS)

通信を暗号化してデータの盗聴を防ぎます。

7. 定期的なバックアップ

万が一の時に備えて、定期的にバックアップを取りましょう。

おすすめプラグイン:

  • UpdraftPlus
  • BackWPup

8. ファイルのパーミッション設定

適切なパーミッションでファイルを保護します。

推奨設定:

  • ディレクトリ:755
  • ファイル:644
  • wp-config.php:600

トラブルシューティング

問題1:新しいURLでログインできない

原因:

  • URLの入力ミス
  • プラグインの設定ミス
  • .htaccessの記述ミス
  • サーバーのmod_rewriteが無効

対処法:

  1. URLが正しいか確認(大文字・小文字、スペルミス)
  2. プラグインを一度無効化して再度有効化
  3. .htaccessファイルをバックアップに戻す
  4. サーバーのmod_rewriteが有効か確認(レンタルサーバー会社に問い合わせ)

問題2:ログインURLを完全に忘れた

対処法:

方法1:プラグインを無効化

FTPまたはファイルマネージャーで、プラグインを無効化します。

  1. FTPでサーバーに接続
  2. /wp-content/plugins/ に移動
  3. ログインURL変更プラグインのフォルダ名を変更(例:wps-hide-loginwps-hide-login-old
  4. デフォルトのログインURL(wp-admin)でログイン
  5. プラグインの設定を確認または削除

方法2:データベースから設定を削除

phpMyAdminで該当プラグインの設定を削除します。

上級者向けの方法です。

問題3:ログインはできるが、管理画面が表示されない

原因:

  • キャッシュプラグインとの競合
  • .htaccessの設定ミス

対処法:

  1. キャッシュをクリア
  2. .htaccessの該当コードを一時的にコメントアウト
  3. プラグインを一つずつ無効化して原因を特定

問題4:404エラーが表示される

原因:

  • パーマリンク設定の問題
  • .htaccessの問題

対処法:

  1. WordPress管理画面から「設定」→「パーマリンク設定」を開く
  2. 「変更を保存」をクリック(設定を変更しなくても再保存)
  3. これで.htaccessが再生成される

よくある質問(FAQ)

Q1. ログインURLを変更すると、SEOに影響はある?

A. いいえ、影響ありません。

ログインURLは管理画面用のURLなので、検索エンジンには関係ありません。

Q2. 複数のサイトで同じログインURLを使っても大丈夫?

A. 可能ですが、おすすめしません。

一つのサイトのログインURLがバレると、他のサイトも危険にさらされます。

サイトごとに異なるログインURLを設定することをおすすめします。

Q3. ログインURLを変更したら、ログイン履歴は残る?

A. はい、残ります。

ログインURLを変更しても、ログイン履歴やログイン試行のログは通常通り記録されます。

Q4. プラグインとプラグインなし、どちらがセキュアい?

A. 正しく設定されていれば、セキュリティレベルは同等です。

ただし、プラグインの方が:

  • 設定ミスのリスクが低い
  • メンテナンスが楽
  • 初心者でも安全

プラグインなしの方法は、上級者向けです。

Q5. レンタルサーバーでも使える?

A. はい、ほとんどのレンタルサーバーで使えます。

対応レンタルサーバー(例):

  • エックスサーバー
  • ロリポップ
  • さくらインターネット
  • ConoHa WING
  • mixhost

ただし、一部の格安サーバーでは.htaccessやmod_rewriteが使えない場合があります。

Q6. ログインURLを変更すると、アクセス解析に影響はある?

A. いいえ、影響ありません。

Google AnalyticsやSearch Consoleなど、アクセス解析ツールには影響しません。

Q7. ログインURLの変更だけで100%安全?

A. いいえ、100%安全ではありません。

ログインURLの変更は、セキュリティ対策の一つに過ぎません。

併せて実施すべき対策:

  • 強力なパスワード
  • 二段階認証
  • ログイン試行回数制限
  • WordPressの定期更新
  • バックアップ

これらを組み合わせることで、より安全なサイトになります。


まとめ:WordPressのログインURLを変更してセキュリティ強化

WordPressのログインURL(wp-admin、wp-login.php)を変更する方法について、詳しく説明してきました。

この記事の重要ポイント

なぜログインURLを変更すべきか:

  • デフォルトのログインURLは誰でも知っている
  • ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)のリスクがある
  • 不正ログインされるとサイトが乗っ取られる
  • ログインURL変更で攻撃を大幅に減らせる

おすすめの変更方法(プラグイン):

  1. WPS Hide Login(最もおすすめ・初心者向け)
  • 設定が簡単
  • 軽量で動作が速い
  • ログインURL変更機能のみ
  1. SiteGuard WP Plugin(日本製・多機能)
  • 完全日本語対応
  • 画像認証やログイン履歴など多機能
  • セキュリティ全般を強化したい人向け
  1. Login Rebuilder(上級者向け)
  • 権限別にログインURLを設定可能
  • 細かいカスタマイズができる

プラグインなしの方法:

  • .htaccessを編集
  • functions.phpとカスタムファイルを作成
  • 上級者向け(失敗すると危険)

変更後の注意点:

  1. 新しいURLを必ずブックマーク
  2. 他の管理者に共有
  3. プラグイン削除時は元に戻る
  4. キャッシュプラグインとの競合に注意

その他のセキュリティ対策も併用:

  • 強力なパスワード
  • ユーザー名を”admin”から変更
  • 二段階認証
  • ログイン試行回数制限
  • WordPressとプラグインの定期更新
  • SSL化(HTTPS)
  • 定期的なバックアップ

最後に

WordPressのログインURLを変更することは、セキュリティ対策の重要な第一歩です。

設定自体は、プラグインを使えば5分程度で完了します。

今すぐ実行すべきアクション:

  1. WPS Hide LoginまたはSiteGuard WP Pluginをインストール
  2. ログインURLを変更
  3. 新しいURLをブックマークに保存
  4. 動作確認(古いURLでログインできないか確認)
  5. 強力なパスワードに変更
  6. 二段階認証を導入

これらの対策を実施することで、あなたのWordPressサイトは格段に安全になります。

セキュリティは後回しにしがちですが、被害を受けてからでは遅いです。

特に、記事やデータが増えてからセキュリティ事故に遭うと、復旧が非常に困難です。

今日から、ログインURLの変更とその他のセキュリティ対策を実施して、安心してサイト運営を続けましょう!

この記事が、あなたのWordPressサイトのセキュリティ向上に役立てば幸いです。

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