Xperiaを使っていて、画面の左下に「セーフモード」という表示が出ていませんか?
突然セーフモードになってしまうと、普段使っているアプリが起動しなくなって困りますよね。でも安心してください。セーフモードの解除は、実はとても簡単なんです。
この記事では、Xperiaのセーフモードを解除する具体的な手順を、初心者の方にも分かりやすく解説します。「操作した覚えがないのにセーフモードになってしまった」という方や、「何度再起動してもセーフモードが解除されない」という方も、ぜひ最後までお読みください。
1. セーフモードとは何か

セーフモードの基本
セーフモードとは、Androidスマホを購入時に近い状態で起動させる診断機能のことです。
Xperiaがセーフモードで起動すると、以下のような状態になります。
- 最初からインストールされていたアプリだけが使える
- 自分で後からインストールしたアプリは起動しない
- 画面左下に「セーフモード」という文字が表示される
セーフモードの役割
「なぜそんな機能があるの?」と思うかもしれませんね。
セーフモードは、スマホに不具合が起きた時に原因を見つけるための機能なんです。
例えば、こんな症状が出た時に使います。
- スマホの動きが急に遅くなった
- 画面がフリーズして動かなくなる
- 勝手に再起動を繰り返す
- アプリがすぐに落ちてしまう
セーフモードで起動して問題が起きなければ、「後からインストールしたアプリのどれかが原因」だと分かるわけです。
セーフモードでも大丈夫なこと
セーフモードになっても、以下の心配はいりません。
- インストールしたアプリが削除されることはない
- 写真や動画などのデータは消えない
- 通常モードに戻せば元通りに使える
ただし、ホーム画面のウィジェット設定が解除される可能性があるので、セーフモード起動前にスクリーンショットを撮っておくと安心です。
2. Xperiaのセーフモード解除方法(基本編)
それでは、セーフモードを解除する具体的な方法を見ていきましょう。
方法1:再起動で解除する(最も簡単)
セーフモードの解除は、スマホを再起動するだけで完了します。
手順:
- 電源ボタンを長押しする(1秒以上)
- 画面にメニューが表示される
- 「再起動」をタップする
- 再起動が完了すると、通常モードに戻る
もし「再起動」のメニューが表示されない場合は、次の方法を試してください。
方法2:電源を切ってから再起動
一部の機種では「再起動」ボタンがない場合があります。その時は以下の手順で進めましょう。
手順:
- 電源ボタンを長押しする
- 「電源を切る」をタップする
- 画面が真っ暗になるまで待つ
- もう一度電源ボタンを長押しして起動する
- Xperiaのロゴが表示され、通常モードで起動する
解除できたか確認する方法
再起動後、画面左下の「セーフモード」という表示が消えていれば成功です。
もし、まだ表示されている場合は、次の章で紹介する対処法を試してみてください。
3. 解除できない時の対処法
「再起動しても、また勝手にセーフモードになってしまう」という場合は、以下の対処法を順番に試してください。
対処法1:音量ボタンの確認
セーフモードが解除できない最も多い原因は、音量ボタンが押されたままになっていることです。
確認ポイント:
- 音量(小)ボタンが押し込まれたままになっていないか
- ボタンの隙間にホコリやゴミが詰まっていないか
- ボタンを何度か押してみて、正常に反応するか
音量ボタンが常に押された状態になっていると、起動時にセーフモードに入ってしまうんです。
対処法2:スマホケースを外す
意外かもしれませんが、スマホケースが原因の場合もあります。
ケースが音量ボタンや電源ボタンを圧迫していると、セーフモードが解除できなくなることがあるんです。
一度ケースを外して、再起動してみてください。
対処法3:正しい再起動手順を確認
再起動する時に「電源を切る」を長押ししていませんか?
実は、「電源を切る」を長押しすると、一部の機種では再びセーフモードで起動してしまうことがあります。
正しい手順:
- 「再起動」や「電源を切る」はタップするだけ
- 長押しはしない
この点に注意して、もう一度試してみましょう。
対処法4:ソフトウェア更新を確認
古いバージョンのAndroidを使っていると、セーフモードに関する不具合が起きることがあります。
更新確認手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「ソフトウェア更新」をタップ
- 「システム」の項目を確認
最新バージョンがある場合は、更新してから再起動してみてください。
対処法5:原因アプリの削除
最近インストールしたアプリが原因で、セーフモードになっている可能性もあります。
セーフモード中でもアプリの削除はできるので、以下の手順で試してみましょう。
アプリ削除手順:
- セーフモード中に「設定」を開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
- 最近インストールしたアプリを選択
- 「アンインストール」をタップ
- 削除後、スマホを再起動
特に、最近インストールしたアプリから順番に削除していくと、原因を特定しやすいですよ。
最終手段:工場出荷時リセット
上記の方法を全て試してもセーフモードが解除できない場合は、工場出荷時リセットを検討する必要があります。
ただし、この方法を実行するとすべてのデータが削除されてしまうので、必ずバックアップを取ってから行ってください。
重要な注意点:
- 写真や動画は必ずバックアップ
- LINEなどのアプリデータも引き継ぎ設定が必要
- Googleアカウントでバックアップできるデータは事前に同期
どうしても解決しない場合は、ソニーのサポートセンターや修理店に相談することをおすすめします。
4. セーフモードが勝手に起動する原因
「操作した覚えがないのに、セーフモードになってしまった」という経験はありませんか?
実は、セーフモードは意図せず起動してしまうことがあるんです。その主な原因を見ていきましょう。
原因1:ボタンの誤操作
Xperiaをポケットやカバンに入れている時に、音量ボタンが押されたまま電源が入ると、セーフモードで起動してしまいます。
特に以下のような状況で起こりやすいです。
- スマホケースがボタンを圧迫している
- ポケットの中で物に押されている
- 充電中に何かがボタンに当たっている
原因2:アプリの不具合
最近インストールしたアプリに問題がある場合、Androidシステムが自動的にセーフモードで起動することがあります。
これはスマホを守るための自動保護機能なんです。
以下のような症状がある時は、アプリが原因の可能性が高いです。
- 特定のアプリを使った後に再起動される
- アプリが頻繁にクラッシュする
- メモリ使用量が異常に多い
原因3:システムの不安定
以下の状態になると、システムが不安定になってセーフモードで起動することがあります。
- アプリを入れすぎてメモリ不足
- ストレージ容量がほぼ満杯
- 長期間再起動していない
定期的に不要なアプリを削除したり、キャッシュをクリアしたりすることで予防できますよ。
5. セーフモード解除後の注意点

セーフモードを解除した後、いくつか確認すべきことがあります。
注意点1:機内モードを確認
セーフモードを解除すると、機内モードが自動的にオンになっていることがあります。
機内モードがオンのままだと、以下のことができません。
- 電話の発着信
- モバイルデータ通信
- Wi-Fi接続
- Bluetooth接続
解除手順:
- 画面上部から下にスワイプ
- クイック設定パネルを開く
- 「機内モード」アイコンをタップしてオフにする
または、設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「機内モード」でオフにできます。
注意点2:ウィジェットの再設定
セーフモードを起動すると、ホーム画面に配置していたウィジェットが消えてしまうことがあります。
事前にスクリーンショットを撮っていない場合は、記憶を頼りに再設定する必要があります。
ウィジェットの追加方法:
- ホーム画面の空いている場所を長押し
- 「ウィジェット」をタップ
- 追加したいウィジェットを選択
- ホーム画面の好きな位置に配置
注意点3:不具合が再発する場合
セーフモードを解除して通常モードに戻った後も、同じ不具合が起きる場合は、問題のアプリを特定して削除する必要があります。
最近インストールしたアプリから順番にアンインストールして、症状が改善するか確認してみましょう。
まとめ
Xperiaのセーフモードは、スマホの不具合原因を見つけるための便利な診断機能です。
セーフモードの解除は、基本的にスマホを再起動するだけで完了します。もし解除できない場合は、音量ボタンの確認やスマホケースを外すなどの対処法を試してみてください。
この記事のポイント:
- セーフモードは購入時の状態でスマホを起動する診断モード
- 解除方法は「電源ボタン長押し→再起動」が基本
- 音量ボタンの誤作動が解除できない原因になることが多い
- 解除後は機内モードとウィジェット設定を確認
- どうしても解除できない場合はサポートセンターに相談
セーフモードは故障ではないので、落ち着いて対処すれば必ず解決できます。この記事を参考に、ぜひ試してみてください。

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